人狼議事


278 冷たい校舎村8

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【人】 大太刀源流 タツミ

――回想:THE カフェ――


 ……? ???? ………。

[辰美幸俊はその時初めて多少の「恐怖」を覚えた。
うずたかく積まれている。クリームのバベルの塔が。

限度ってもんがあるだろうよ、と思いながら]


 やってやろうじゃんかよ……


[辰美は謎の闘志に燃え、腕をまくってクリームに挑んだ。
その後試合には勝ったが、多少辰美の胃は荒れたとか。
あと筋トレの量が増えたとか。]

(921) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[――……なんか視線を感じるんですけど。

ちらっと見た先にカップルがいたのかどうかは、
天の神のみぞ知る。

お前らもクリーム食えよ。]

(922) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[向こうの世界で聞いたことを尋ねてみれば
微笑みながらも、葉野が小さな声で答えてくれた。
お別れ、けんか別れ。

おそらくは、彼女の嘘が関係しているのかと予想はつくが
間違えちゃっただけ、と言われれば
それより深く掘り下げることはしない。>>915]


 そうか。……ちゃんとお別れできたんなら、
 良い、ことはねえけど。
 ……そうだな。

 

(923) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

 俺は、きっとそいつとお前の事よくわかってねえけど

 よく頑張ったな。って、言わせて。


[えらいよ、と、辰美は言う。
どういうものにしても、
人との別れは痛みが伴うものだから。

それに、逃げる癖がついていた彼女が
何かと向き合った事を
辰美は共犯者として、ほんの少し誇らしく思う。

……だから、それにそぐわないとしても労いたかった。]

(924) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[それから、目を丸くして、
葉野に言われた事を飲み込むと>>916]


 ……そーか。そーだったら、いいけど。


[辰美はどこか嬉しそうに笑った。

限度を超えた嘘は良くないものだし
嘘で傷つくものがあることを知っている。
けれども]

(925) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

 付き合ってるくらいの可愛い嘘なら
 いつだってまた付き合うさ。

 ……見捨てねえって言ったことだし。


[君が胸を張って「好き」といえる誰かを見つけるまで、
見捨てずに見守っているつもりだから、
どうか、いつかその胸のわだかまりが
雪解けを迎えますように。

葉野の頭を、あの日と同じようにぽんぽんと撫でて
辰美幸俊は穏やかに微笑んでいた。*]

(926) さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

さねきち 2020/06/28(Sun) 18時頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――パフェの話――


 ……世の中のスイーツってのは
 巨大化するのが流行りなのか?


[って、委員長からの招集に一応来た辰美は言う。>>932

30倍を葉野と食べにいったことについては
主に福住や氷室が漏らしていなければ
誰もしらないはずだ。……漏らしてねえよな!?

それはさておき、愛宮主導で、女子たちで、
あるいは甘いものが得意な男子で、
パフェを食べてくれるなら、
辰美はあの日とは違い多少控えめにつまむだけである。

和菓子なら頑張ったんですけどね。
お供はもちろん麦茶です。]

(939) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 七星がんばれ。あと半分くらい


[無理にきまってんでしょ、って笑い声が飛んできた。
辰美も小さく肩を竦めてわずかに笑った。]

(940) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[が、
奢りです、といった当人が
控えめにジュースを飲んでいたので、

辰美はパフェの山からイチゴとかワッフルとか、
そんなに口に残らないものをより分けると
まっさらなスプーンに一部を乗せて
ほれ、と差し出した。]


 礼一郎〜〜
 ちゃんと食わねえと化けてでんぞ〜
 はい口開けろ〜〜


[断られることは織り込み済みなので
すかさず礼一郎の前に先ほどより分けた皿を置いて
食え食え、と押し付けておいた。

虐待はよくないですね。俺もそう思います。*]

(941) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

――パフェの話――


 …………
 男子が変形ロボに盛り上がるのと
 似たようなもんじゃね。


[パフェとロボが同一かは分からないが
まあ似たようなもんだろで片づけた。>>942

堅苦しくない食事の場は好きだ。
礼儀作法に口うるさい人間もいない。

なので、辰美はのんびりと、
30倍クリームの事に触れられない程度にそこそこ
パフェを崩しては食べていたのだけれど]

(947) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[は? と言われて
辰美は楽しそうに目を細めた。>>943

甘いのが苦手なのも、そう胃に入らないのも知っていて
「やめろ」と言いたげなのも伝わっています。
あえて通信は拾いませんでした。

まあ、みんな楽しそうだし、
お前も引いてないでほどほどに食べておけよ。

そう言いたげにスプーンを差し出して、
乗ったパフェが礼一郎の喉を通っていくまで
スプーンの端はもっていた。]

(948) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 よくできました。偉い偉い。


[女子?今パフェに悪戦苦闘してるよ。残念なことにな。
辰美はスプーンから指先を放して、]
 
 
 つか、甘いもの苦手なのに奢んの、
 がんばりすぎだろ。
 かっこいーぞ。


[ほかの雑談に紛れるほどの声小さな声でつぶやくと
口元を押さえておかしそうにけらけら笑った。

言いたかったことはそれだけのようで、
もそもそもそもそパフェに手をつける委員長を一瞥すると
おとなしくパフェの山を崩しに行った。]

(949) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


 え〜。一体全体ナンノコトデスカネー


[福住から飛んだ激励には、
棒読みと無表情でそう答えて、>>945
ショートケーキにアイスを次々打倒する様子を一瞥する。
まさしくフードファイターである。]


 風情も情緒もねぇじゃん。もはや。
 ここまでくると暴力じゃん。


[ウケる。と真顔で言いながら、
階層を為している果物とスポンジケーキの一面を
がっつり皿に取り、食べ始めるのだった*]

(950) さねきち 2020/06/28(Sun) 19時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

――  ――
 
[――――……落下する感覚で目を覚ました。]

(1094) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[光化学スモッグ警報が出そうなくらい、晴れているのにどこか霞んだ空を落ちていた。
乾いた地面に降り立つと、遊具の林の間で、滑り台の影に隠れるように、1人の子供が泣いていた。]


 ……おい


[なんで泣いてんの。声をかける。手を伸ばす。――ぐしゃぐしゃになった顔がこちらを見る。


…………俺だ。
ガキの頃の俺だった。わかってもぎょっとするもんだな。
今よりずいぶん小さい手が、迷ったように俺の手をとって、明るい場所に出てくる。
そのまんま乾いて少しひび割れたベンチに腰かけて、誰もいない公園を見てる。]

(1095) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 ……なぁにそんなに泣いてんだよ。

『おにいが、……おいてって……』
 
 あーもう……


[要領を得ない泣きごとばかりを小さい俺が繰り返している。こんなんだったっけな。困り切って、何か気を紛らわせるようなものがないか探した。
スマホ。……駄目だろ。もう少しいいもの。

ようやく一つ、ポケットの中に固いものを見つけて取り出す。]

(1096) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 これでもやるから舐めてろ。
 

『……あめ……』


[小さい手のひらに握らせたのは、檸檬キャンディー一つ。
パチパチと包装が破られる音。丸い頬が飴一つを食む。直後、「う」とうめき声が聞こえた。]


『…………すっぱい…………』


 忘れんだろ。泣きたかったこと。


[砂埃の薄く舞う公園をぼんやり見ている。泣き止んだガキの俺は不服そうに飴玉を転がして、唇を引き結んでガリゴリと飴を噛んでいた。]

(1097) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ


『おいしくない』

 そのうちおいしくなる

『……おいしくない!』

 ……はいはい。よくまあそんなにわめいたり泣いたりできんな

[にらみつけてくるガキの俺と目が合う。よくもまあそんなに泣けるもんだ。そういう感想が思わず口をついていて、――ガキの俺は、それを聞いてきょとんと目を丸くしていた。]


『なんで?』

 ……なんでっつか

『なきたいときはなくよ。
 わらいたいときはわらうよ。へんなの』

(1098) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[ガキの俺はベンチから降りて、空を仰ぐ。
仰いで、くるりと振り向いて、俺の目を見て

――まくしたてた。]

(1099) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

『おにいちゃんがいじわるしてくるからかなしい。
 おとうさんがおにいちゃんのことばっかりいうのやだ。
 もんげんをまもらなかったら、おこるおかあさんがこわい。

 たまにみえるこわいものも、やだよ。
 あたまがおかしくなったみたい。

 だからおれ、ずっとずっとずっとないてる。
 ないておこられてる。それは、やだ。
 よわいおれは、やだ。』

『……でも、なくのだけがまんするの、むずかしいよ。
 うれしいこともぜんぶ、がまんしちゃう』

[ガキの俺の口調が、ほんの少し変わっていくのを、
俺は何も言えずに見ている。
静かに風が吹いている。]

(1100) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

『七星にいたずらしたらたのしいし。
 ワカバヤシにおこられたらちょっとはずかしーけどうれしかったよ。

 れーといっしょにいるのすごくうれしいし
 ひむろとふくずみがしあわせそうでもうれしい。

 わだつみとはなしたらあたたかくてほっとするし
 はののうそはきらいだけど、わらってくれたらしあわせ。

 きたなかとはやてといっしょにいるとげんきになるし
 まこともそこにいたら、すっごくうれしい。

 はやみがおなじほんをよんでたらうれしいし
 えのみやのごはんをたべたらほっとしたの』
  
『……ぜんぶダメ? ぜんぶ、がまんしなきゃダメだった?』

(1101) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 『おれ、きらいなものにも、すきなものにも、
  うそつきたくなかったよ。
  ……だいじなもの、おっことしちゃいそうで、こわかったよ』

(1102) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[ガキの俺がまっすぐ、俺の目を見ている。
ね、と言って微笑んでいる。

…………いや。これは、本当に子供の頃の俺か?

困り果てながら黙ってその目を見つめ返す。視界がどうにも滲んで困る。]


 『…………なんでそんなにないてるの』


  ………うるせえよ


[光化学スモッグ警報でも出そうな、晴れた空。
どこにも雲が見当たらないのに雨ばかりが落ちて
俯いた俺を、子供の俺がのぞき込んでいる。]

(1103) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

『おれがなにおとしてきたかなんて、わかってるでしょ

 ……うそつくの、そろそろね。そろそろ、やめときなよ。



 あ。――れーくんだ。
 じゃあね、おじさん。』


 おいこら、誰がおじさ…………


[顔をあげる。
突き抜けるような青空の中、そこには誰もいなくて、
――――――――――……直後、視界が暗転した。]

(1104) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

―― 未来の話 ――

[スマホが鳴る音で目を覚ました。
……メールが一件届いている。
どうでもいい日常の話だった。

メールボックスの中には、
友人を映画館に誘うメールや、
或いは、家族が引っ越す友人を気に掛けるメールが散らばっている。]

(1105) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[夢を見た気がした。
ひどく懐かしい夢だったのに、内容が思い出せなくて
辰美は頬に落ちていた涙を不思議そうに拭った。

誰に首を絞められることもない、
少しだけ遠い町に借りた部屋の中。
大学もバイトも休みだった辰美は、
スマホを手に取ってベッドから身を起こした。

窓を開ければ、
降りしきっていた雪は穏やかな陽光に溶けて、
暖かい風が吹き込んだ。

その風に巻き込まれて桜の花がひとつ、ふたつ。
部屋の中に紛れ込んで、飲みかけの薬だったり
読みかけの『ゴーストライター』に落ちる。]

(1106) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[暖かな日差しを浴びながら、
半分覚醒した頭で、辰美幸俊はスマホを触っている。

クラスメイトを家に招いたあの日、
『撮らせて』と全員に頼んで撮った写真を取り出しては
思い出に浸るようにそれを眺めた。

気まぐれのように過去へとアルバムを遡る。
日常の景色。故郷の景色。
そういったものが過って、

――ふと、その指を止めた。]

(1107) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 ……あれ。

 

(1108) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[……ほんの一瞬、
あの校舎の黒板に記されていた
”みんな”の文字が映った気がして>>5:18

辰美はそれを懸命に探そうとしたのだけれど
結局、その写真はどこにも見つからなかった。

真実を嘘に。嘘を真実に。
あの不思議な出来事が本当にあったかなんて
今や、あの時間を共有したクラスメイトの胸の中にしかない。]

(1109) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


[辰美は息を吐いてベランダから外を見る。
飛行機雲のかかる夜ではなくて、
色鮮やかに桜が照り映える昼だった。
もう一度スマホに指を滑らせ、あの日の共犯者にメールを打った。]

(1110) さねきち 2020/06/29(Mon) 00時半頃

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