255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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現状では、どうにも。 像の状態を見れば外的要因なのか 中から崩れたかの違いは解る。 ただ、確かめるにも公園に行かなきゃなんねぇ
[現在はバリケードが張られており、 立ち入り禁止状態で自警団が見張っているだろう。 指名手配を掛けるくらい大事にするからには]
一時的な拘留と事情聴取になるだろうが 一時的ってのは数日は掛かるって事だ。 [製作者としての検証や見解を述べたところで その間身柄を拘束されるのは間違いない。 まさか、あの冗談が本当になるなんて>>0:575 どれだけ不運が続いているのやら。]
(146) 2018/12/09(Sun) 04時頃
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[自警団に連れて行かれる事を嫌がるのは 身内としては当然だろうけれど。 妹と残された時間を過ごしたいという願望と このまま逃亡を続ければ 一体、どうなるかを天秤に掛ける。] 俺だって行きたくねえし、 出来るならお前の傍に居てやりたい。
だが、拒み続けたら――
[いや、現時点でも既にその可能性はあるが]
(147) 2018/12/09(Sun) 04時頃
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お前が召集に掛かりやすくなる。 反キングス思想の人間は 当人や身内が召集に掛かりやすいって噂はあるんだ。
[アポロは誰かのように研究を重ねたり 統計を取ったりはしていないものの あそこの住民はどうだとか出版物が云々、 事実、一家全員が召集に掛かるケースもある。 ―――ノッカの家のように。]
それは……困る。
お前が、宮廷行きになって くたくたになるまで働かされるのも 母さ、……化物の孕腹にされるのも。
俺ぁ、いやだ。
[妹が義母の血筋により、 迫られている現実を知らず。]
(148) 2018/12/09(Sun) 04時頃
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……?
[だから、自警団に出頭するのが最善かもしれない。 そう考えていると方法があると妹は告げる。 曰く、義母の家筋を頼れると。 富豪の出自だとは聞いていたものの]
お前、知ってたのか……?
[その話題は一切出さないという話だった。 複雑そうな表情を浮かべ、黙り込む。]
(149) 2018/12/09(Sun) 04時頃
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……内容にもよる。 俺を匿うことでお前に関わるなら どんな好条件でも頼れない。
[フローラの置かれている状況を知らないが アポロはのうのうと妹の倍を生きてはいない。
区内で指名手配をかけられた政治犯を 俗縁のよしみといっても 喜んで一時預かりを引き受けるなんて 正直なところ、思えないからだ。
まして、家柄や確執を重んじる名士なら 尚の事普通は嫌がるものだろう。 何のリスクもなく見返りだけ与える――― その様なうまい話はあると思えない。 アポロが義母の実子ではないだけ、余計に。]
(150) 2018/12/09(Sun) 04時半頃
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[壁に凭れさせる介助には肖るも>>95 流石に足二つ無いからといっても 妹とアポロでは体格や体重に差がある。
階段を降りる介助は流石に男でなければ 不可能だろうから、 店主が起き出してから背負って貰う以外 今のところ、考えつかない。]
……大丈夫だ、いいから。 [ハンカチを巻いてくれる事には素直に応じるも>>94 薬が必要だと口にする妹に首を横に振る。 花屋の常備薬で事足りるなら兎も角、 そうでないのなら、足が付く可能性も高く。]
(151) 2018/12/09(Sun) 04時半頃
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フローラ。 行かないでいい! [下手な事をするとフローラまで手配が掛かる。 重要参考人として。 薬屋に行くと言い出す妹を制そうとするも 言葉以外で引き止めることも出来ない。
階段を一人で下るのは困難を窮めて、 結局、呼び止める声よりも 妹の心配や責任感が勝ったか 妹は――行ってしまった。
それに緊張や寝ていない事、 無理な階段上りをした事で 普段使わない筋肉が悲鳴をあげているのか 倦怠感と眠気に襲われ、意識が遠ざかる。]
(152) 2018/12/09(Sun) 04時半頃
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[うつらうつらとしていると、携帯が鳴る。 着信が今後も続きそうだが電源は落とせない。 パピヨンからの連絡があるかも知れないのだから。
―――もう、ないのに。]
……、っん
[届いたメールに気をやれば、妹からで。]
…あれば、いいのにな…
[返信を打つには爪が痛い。 ただ、黙って読むのみに留め。]
(153) 2018/12/09(Sun) 04時半頃
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[そういえば――、 花屋の店主の弟はどうしているのだろう。 昨日の夕食にも姿を現さなかったようだが。
そう思っていた時。
背後でドアが開く物音を聞いた気がした]**
(154) 2018/12/09(Sun) 04時半頃
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―街中―
[朝早くに目覚めたからと、散歩に出たのが間違いだった。 テレビの占いでも最下位だったのに、ラッキーカラーを身に付けなかったせいかもしれない。]
っ!
[花壇へと撒いた水が引っ掛かり、服が濡れた。 当てがわれたタオルと貸してくれた服で肌が爛れた。
良くない話ばかりか耳に飛び込んでくる。]
……ただの事故、なのかしら。
(155) 2018/12/09(Sun) 09時半頃
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[誰が、何を、購入したのか。
誰に、何を、売却したのか。
ロイエへの問い合わせは―――ない。]*
(156) 2018/12/09(Sun) 09時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/09(Sun) 09時半頃
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[描かなきゃいけないもの。 その言葉にはっとする。彼が思い浮かべていたのは きっとパピヨンや、イアンだろう。だが、私は違った。 大学に置かれたままの絵、それが過った。
あの絵は、もう完成していた。けど 私にはどうしても、未完成に見えてしまった。 兄の手を握る手が震えるのはきっと]
(157) 2018/12/09(Sun) 12時頃
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………それなら。 …兄さん、ごめんなさい、私 段々訳がわからなくなってきている。
[植えたはずの種が 勝手に芽を出した。誰かが花を咲かせた。そんな気分だ。 首を振るのは、兄の出した証拠がないという言葉に そんな、というよう。本当にどうして。 分らないと手は震えており]
(158) 2018/12/09(Sun) 12時頃
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それなら、私がいけば 私だって像の現状みれば少しぐらい。
…先生にたのんでも。
[いくつもの可能性。 けど、自警団がそれをしないわけがなく。 問題は、キングスの銅像が壊れたことにあるのだと。 内心わかっていた。キングスを、模したものが いけないんだと支配されてる現状に 唇を途中でかみ。]
(159) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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そんな、数日って 兄さんが船にのせられちゃう
[船に乗せられたらアウトだ。 さぁぁと血の気がひく。そして、彼の言葉に。 身体の奥が、悲鳴をあげた。いきたくないと言ってくれた。 その事実が嬉しいのに、どうしようもなく
私を刺して、息を吐かせた]
(160) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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わたし が――――
[私が、召集にかかりやすくなる。 だ、なんて兄さんが、心配している事も、 今までの行動から分かってもいいはずなのに。 なんでだろう、自分に自信がなかったせいか、分からず。
一瞬きょとんとした。でも、ああでも]
(161) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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[何度目だろう、首を振るのは]
………わたしだっていやだ 決まったことだって、いやだよ。
[どうしようもない。なんて むりだ、倖せになりたい。誰と、家族と。 兄と、その倖せになりたいという想いすらも、
簡単に奪われるこのちっぽけな街が、『嫌い』だと はっきりと思ってしまった]
(162) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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[けど、それでも、力に頼るしかない]
うん。3年前 …私に、オズワルドって人があいにきた。 兄さんの意識がないときに
たぶん、狙っていたんだとおもう
[複雑そうな表情の兄に。 こくんっと頷いた。今思えば、私に投石をしたのは あの人だった。きっとあの人はこうしたかった。 ――過ったのは母の貌]
(163) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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私のことはいいの。 それに、たぶん、兄さんのほうがきっと
………ごめんなさい
[私の携帯におちた。 お困りですか、という文章。私だってわかる。 善意からじゃないことを。私が頼ったものの恐ろしさを。 あのひとたちは、母に復讐したかったのでは 兄にはいえない。何処までも曖昧に。
けれど、私はいいんだって。]
(164) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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[兄を置いていく事に不安はあった だが、このまま何もせずにいたくなかった。 正常な判断なんて、もう何もできない自覚はあった。 兄が制止するのを嬉しいだなんて思うのに。
けどこのままじゃ駄目だって。 何もせずぐずぐず泣いているような女は]
(165) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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[花屋を訪れる男は
―――>>154昔、誰かに恋をした。 花屋の主人と妻の間をくぐりぬける 彼らもまた、二人を引き裂いた原因のひとつだ。
昔、叶わぬ恋に泣いた。恋いした人を
奪われてそれからずっと願っていた。呪っていた
復讐の機会を*]
(166) 2018/12/09(Sun) 12時半頃
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[壁に靠れながら――考える。 制止を振り切って出かけた妹が不意に零した話を。
自身が意識不明の間に義母方の親戚が 訪れていたなんて知らなかった。>>163
ただ、何を狙っているかという事は 今一要領を得なかった。
自警団の英雄は副あの時現場指揮を取り その功績で副団長に昇格するミナモトだが 前妻の息子であるアポロが何かを狙われる理由は 正直なところ、何も思い当たらない。 強いて言えば命になるのだろうけれど…… 義母がヌヴィル家に嫁いだ為、 良家の資産相続権は存在しないと言って良い。 フローラは序列が低い権利もあるかもしれないが それでも良家の家名を継ぐ者らが 全員死ぬか召集に掛かる以外に有り得ない。]
(167) 2018/12/09(Sun) 13時頃
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[だから、フローラ自身が狙われた、 と受け取るも、それなら何故今なのだとも思う。
アトリエを持つようになってからは 実家に帰らない事が多かった為に アポロの留守を狙う事は難しくなく フローラを脅かす機会など幾らでもあったろうに その前提がそもそも狂っており 義母が何かしらを零す相手だと>>0:151 ――― 思いつく事が出来ない。]
(168) 2018/12/09(Sun) 13時頃
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[もう一度考えてみる。
それでも相続権の絡む話にアポロの出る幕はなく キングスの酸を浴びて 健常な身体機能の一部を失われたとて。 不幸なことだ、で終わる話だった。
実子でもなければ良家の恥として “親戚”に忌まれることもなく 家督も財産も彼方が遥か上なのだから 唯一価値があるとする命を奪う―― 始末する理由にはならない。
聞いた話だけでは親戚であるのか 従者であるのかすら理解及ばなかった事もある。
そして、やはり手配者を匿う理由が見つけられず。 妹は嫌がっていたが>>162掴みどころの無い話には 乗るべきではないというのがアポロの見解で。]
(169) 2018/12/09(Sun) 13時頃
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[だって、金持ちほど損得に敏感だ。 少し貧乏なくらいが分け合う心をもっている。
だからアポロは金持ちの女が嫁いでくるのは 反発を覚え、警戒心を働かせた。
そして、事実そうだった。>>166 何かしらの利益を求めて人は動く。 単にそれが――
家の名誉や家督と無関係であった、という話。]
(170) 2018/12/09(Sun) 13時頃
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[杜撰、と言われればその通りだろう。 今まで一度もなかったのだから。 その指摘は仕方ない。>>130 ここに来ての油断は男としても手痛い。 ――期待を裏切っている、その意識は深い。
だが、犯人の線は薄いと聞こえれば、安堵はする。>>131
火事と、それに彫像の事件。>>128 パン屋の事件もまだ解決してはいないだろう。 召集を前に慌ただしいのは何も召集対象者のみではない。]
……その点は理解している。
お疲れ様でした。 お気をつけてお帰りください。
[話が終わったのなら、店の入り口まで見送り、扉を閉める。 そのまま扉に背中を持たれさせ、ため息をついた。*]
(171) 2018/12/09(Sun) 13時半頃
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……なっ、
[花屋の店主の弟――にしては年齢が合わない。 まして、服装も家人にそぐわなかった。 そうと思えば侵入者だと思うのが道理。
この男が妹を襲い、 これまで悪質行為をしていたのだろうか そう考えるも、 アポロはこの人物に“会ったことがない”。 清掃業者に変装していた人物と直面はしていないが 少なくとも配達業者に紛していた男とも 生徒らに混じり声を掛けてきた男とも別人だと解る。 年齢、声、雰囲気、どれも一致しない。]
(172) 2018/12/09(Sun) 13時半頃
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なんだあんた……?
見ず知らずの相手に介護される謂れはない。 [フローラが寄越したならメールにそうと添えるだろう。 嫌がらせをして来た男とは別人としても 不審者には変わりなく、背負おうと促す腕を拒む。 この状況で警戒しないほうがおかしい。 それにしたって此方は両足が無い。 まして体力も底を尽きかけてろくな抵抗は出来ないが そうして手酷い“搬送”となろうとも 拒絶の姿勢を変えはしない。]
(173) 2018/12/09(Sun) 13時半頃
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……お嬢様?
[囁かれた事情の説明に首を捻る。 父親にお世話になったお嬢様――となると]
クロリスさんの事か?
[義母を母親と呼べない理由は二つある。 彼女が自身と年齢が5つくらいしか 変わらなかったこと。 そして、心から母親とは認められなかったからだ。]
(174) 2018/12/09(Sun) 13時半頃
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[しかし、次の一声で全ての点が一本に繋がる。 疑心に強ばっていた顔は、 確信に変わり敵意に満ちる。
この男が告げているのは礼ではない。 ――― 少なくとも感謝の意を籠めた礼では。 業者に扮して不法侵入や大掛かりな盗難をするのも 一個人の手筈で出来るものなのかと勘繰っていたが
――――この男が手を回していたのではないか。
義母方の関係者であれば財力もある。 人を雇うのも困りはしないだろう。
そして。]
(175) 2018/12/09(Sun) 13時半頃
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