15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[認めるセシル>>123と。 認めないヨーランダ>>124]
ねえ、ヨーランダ。
死んでないのなら。 壊れてないのなら。
なぜ、彼女は、ここにいないの?
[悲しげなセシルを見やり。 それからヨーランダへと視線を移して。
歌うように、たずねた]
(125) 2010/07/22(Thu) 20時頃
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……いいえ。…わかるんです。
もう妹はこの世のものではない。 死んでしまった。
[ヨーランダの言葉に、否定を返す]
………もっと早く認めてあげるべきでした。 早く認めて、父と母の元に送り出すべきだった。
もっと安らかな世界で…。 …リタを眠らせてあげるべきだった。
[一度、息を吐いて]
……この世界にはもう、 リタが大好きだった、太陽が照らす花畑は…。
どこにも無いから…。
(126) 2010/07/22(Thu) 20時頃
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[ヨナが目を覚ましたなら、布を水に浸して手を拭う。 自分でやれ、と言ってもまともにやらない気がしたので。
目を覚ましたセシルはさっきとは別人みたいだった。 実際まるで、別人が心(そこ)にいるみたいに話す。
交わされる言葉を止める事はしない。 ……自分が言葉を選んでも多分、現実を叩き付ける。]
…………
確かめるか?
[泣き腫らした目を見て問う。]
……ちゃんと向き合う、つもりがあるんなら
[ラルフの、遺体の場所に連れて行く。と、暗に示した**]
(127) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 20時半頃
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─回廊─
[ぺた、ぺた。 歩く足音は、そんな響き。 歩くごとに後に残るのは、あかと、しろ]
[おちてゆくのが何か、認識している自分と] [尚もそこから目をそらす自分]
[認めたら、思い出したら、維持できなくなる] [消してしまう。消えてしまう] [残したいから、消えたのに] [意味がなくなってしまう]
[そんな思いは、ただ、明るく笑う少女を捜す、という現実へと逃避する。 人の気配がある部屋の前では一度立ち止まりもするけれど。 そこに、少女の声がない事と知ると、すぐにまた歩き出して]
(128) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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……んん。 ここ、誰か、いる?
[やがてたどり着くのは、声の聞こえない、けれど、誰かいる気配の部屋。 ドアをノックしてみるが、返事はあるか。 返事があろうとなかろうと、そう、とドアを開けて──]
……ポーチュラカ? 寝てる?
[傍目には、眠っているようにも見える姿を視界に入れて。 小さな声で、呟いた**]
(129) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 20時半頃
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ああ、でも。あの子すぐ迷うから。 私が手を引いてあげないといけないんでした。
[だから手を離さないと約束したのにね、と穏やかに笑い。 そして立ち上がる。少しふらついたが、問題ないようだ]
………では、私はこれで。 フィルさん、申し訳ないですが、ヨーランダさんを頼みます。
…私では恐らくヨーランダさんを傷つけてしまうでしょうし…。 また、さっきみたいなことになるかもしれないので。
[足元に落ちていたヴァイオリンと弓を拾い上げた。
軽く一礼して、部屋を出ていこうと*]
(130) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 20時半頃
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―ヨーランダの塒― [セシル>>126の言葉を聞き。 フィリップ>>127がヨーランダの世話をして居るのを見る。
フィリップの言葉に、ヨーランダはどう返しただろう]
――壊れてもなお、生きているのなら。 この世界はとうに、死者の国、だわ。
[歌うように言葉を紡ぐ。 彼女が現実を認識しても、しなくても。
もう気にしない、というようにゆらり立ち上がり]
あたしは、行くわね。
[フィリップに布をありがとうと告げて。 セシルはどうするのかと一瞬視線を向けるけど。
引き止められないのなら、そのまま廊下へと]
(131) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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コリーンは、セシルとほぼ同時に、部屋を出る。
2010/07/22(Thu) 20時半頃
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―城内― [ふわり。
白に近い銀を揺らして歩く]
[Lalala]
[Lulala]
[歌を歌いながら。
どこにいくとも定めずに]
(132) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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>>127
違うわ。 本当に生きている。
セシル……
行ってしまうの? あの子をおいて……。
[フィルがやってきて、手を洗ってくれる。 だけど、意識はそっちに向いたまま……。]
(133) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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[コリーンの言葉には、ただ、眸を揺らして
>>127 でも、フィルの言葉には、そっちを向いて、 また涙を流した。]
――……確かめる?
(134) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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[ラルフの死を認めるということ。
それは、シィラがそれを為したことを認めるということ。
それは、シィラに反映させてしまった自らの醜い想いを、認めるということ。]
――………
[それを認めたとき、
ヨナという機械はどうなるのか。]
(135) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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大丈夫
あなたは生きている。
ちゃんとセシルに教えてあげる。
(*14) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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あなたが、セシルだけを想って、ここまでやってきたこと。
あなたが、セシルが悲しむからと、身体が滅んでも、死なずに、ここに意識を留めたこと。
あなたが、ここに囚われているのは……。
(*15) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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[語るガストンの姿を紺が捉える、瞬いて]
―――…そう、
あなたは… 綺麗ね
[彼の口から語られる言葉はマーゴにはそう聞こえた。 マーゴの生きる為に生きているという言葉と 同じ意味で、異なる意味。 眩しげに描かれる瞳の弧の形は笑みにはならない。]
今の世界で…
自分に…価値を見出すのは…難しいこと…
[ガストンの頭からこちらを見つめてくる瞳。 熊の毛皮へと視線を上げて、物言わぬ彼と見詰め合う。]
(136) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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そう、セシルのせいだよね。
なのに、せっかく生きているあなたをセシルは
殺そうとしている?
(*16) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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こ ろ さ な い で
(*17) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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[そして、部屋を出るセシルに、 背中を向けたまま、
告げた。]
(137) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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こ ろ さ な い で
(138) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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―――…死にたくない、 死にたくないわ… その為に…生きている…
けれど、最初は違ったの… …あったはずなの…生きる、目的…
少しずつ…忘れていったわ… 故郷も…訪れた場所のことも…
出会った人たちのことも
生きる目的も忘れて…泣く事も忘れ、 きっと最後は……笑うことも、忘れてしまう
[消えていく、人としての感情。]
(139) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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―――…全て忘れてしまった時… 人は ひと と呼べるのかしら…
[まるで機械のように生きる作業だけを繰り返す。 それは人と呼べるのか、見えない境界線に胸元を押さえ。]
(140) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』『信じてくれなくちゃ』『生きられない の 』『だめ』『お願い、否定しないで』『わたしは生きてるって信じて』『信じて』
(141) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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ヨーランダは、小さな声でぶつぶつぶつぶつぶつぶつ
2010/07/22(Thu) 21時頃
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[部屋を出る直前、聞こえた言葉>>133に、ゆっくり首を振って]
――置いてはいきませんよ。 これから――…。
[ころさないで]
――え?
[ヨーランダの顔を、見た]
(142) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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―城内―
赤い花、白い花。
枯れるのはどれ。
残るのはどれ。
はらはらひらひら。 二つに一つ。
どちらがのこる。
[歌を歌いながら。 古びた廊下を、歩く。
さまよううち―― ふと、話し声>>139が聞こえた気がして。
立ち止まる]
(143) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 21時頃
セシルは、顔を見ようとしたが、ヨーランダはこちらを向いていない。
2010/07/22(Thu) 21時頃
コリーンは、マーゴの声が聞こえた部屋を探すように、周囲を見た。
2010/07/22(Thu) 21時頃
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[―――泣かないで、 そう願っているのに。 ―――生きて、 そう祈っているのに。 裡に抱えていた想いは、 謝罪の言葉は―――…もう、零れない。 紡げば喉が渇くと、命が削れてしまうと知ってしまったから。
その想いも、願いも――…いつかは忘れてしまうのか。]
…その子を背負って生きるのは…
―――……重たくない……?
[何かを考えるように少し動きを止めたガストンの 心中まではわからない。ただ、彼の背負う熊は ただ旅をするにはあまりに重そうだったから。 ガストンを見上げて熊を見つめながら、緩く首を傾げた。]
(144) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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─ポーチュラカの部屋─
[小声で呟いた後、そう、と部屋の中へ入ってみる。 アリーシャは目覚めているのか、いないのか。 眸を閉じた様子からは伺えない]
……ええ、と。 二人とも、寝てるの、かな?
[ゆるり、と首を傾げながら呟いて]
んん……邪魔、かなぁ。
(145) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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[どうしようかな、と思っていると、ネコミミトカゲがこちらへと近づいてくる。 ゆっくりとした歩みは、何かに従うようにも見えて]
……あれ、なに。どしたの?
[その場に膝をついて、頭を撫でてやる。 声は届かない、けれど。 何かが触れたような心地はして。 その場に感じるのは、微かな、違和感]
……なん、だろ。 何か……いる?
(146) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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ああ……、
[ヨーランダが呟くのを、聴く。 それは彼女の声ではない。 妹の声だ]
………リタ、…ごめんなさい、リタ。 リタは生きたい……生きたいんですね?
[部屋からは出た。 だけど、そこから数歩も歩かないうちに、壁に寄りかかって座り込む]
[下腹部が、痛い]
(147) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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でも、あなたがそこにいたら
私はあなたと手を繋げない。
そうでしょう?リタ。
[内臓で暴れまわる何かを宥めるように、心の中で語りかける]
(*18) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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>>130>>131 [部屋を出る二人に、一つは首肯して、一つは否定した。]
どう致しまして、かな
…………――生きてるよ
ここに居る人達は 生きてる
(148) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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>>141 [譫言のように、機械みたいに繰り返す言葉を聞いて。
ぽふ、と緩く手を握った。
>>1:253言葉を思い出す。]
ヨナ
……――お前は、ど…言う風に、生きたいんだ?
[尋ねるのはそんな事。
何が望みで。 本当はどうなりたいのか。]
これから、先
[この、最後の町で。]
(149) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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