184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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君は、簡単に家族を殺せるようだが、 私には、私を待つ家族が、 大切な家族がいるものだから、ね?
[ぱちんと、ウインク。 お茶目な君の唇から溢れる音は、 ……まるで脅し。 このまま首を絞めつけ続けるようならば、 容赦なくその引き金が引かれるか。*]
(127) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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[ 少女の体は宙ぶらりん。
担がれる様はまるで麦の穂束のよう。 けれどこぼれ落ちるのは実ではなく真っ赤な血潮。三段飛ばしで駆け下りていく男の背中でくぐもったうめき声を漏らすのみ。]
ゼーゼー……ゴポッ……ごめんなざ――ガポッ
[ もはや少女の命は、灯火よりも儚い。視界も真っ暗でグラグラ揺れる。血の気が失せた頬には、男の火照る熱が痛いくらい。やがて男の『ベッド…?』という声が聞こえれば、少女の背中は柔らかい場所へと放られた。]
ゼヒ……ゼヒ……ガポッ
[ 仰向けになれば少しは気道の確保もしやすいというもの。少なくとも宙吊りよりもだいぶマシ。]
(128) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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は……ぅ……ん"……?
[そして男の口から出たのは一つの問かけ。>*16 少女は虚ろな瞳を、自分にのしかかってくる男へと向けた。長い前髪をよけて、覗きこむその顔に]
ごめんな……ざ、い。ゴポッ……嘘で、…ず、…… ごめんなさいガポッ…ゆるじて……ぐだざ、い
[ 必死に指でポッカリと空いた穴を抑えるけれど、少女の手は濡れに濡れて。空いている手では、命乞いをするように男の服を、ぎゅぅと握りしめた。]
(129) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[相手の言葉には吐き気がする。 確かに人形の様だ、と形容される事もある。若く美しい自分ならば当然の事。
だが、自分はただ黙って座っているだけの人形ではないのだ。 自分の意思で立ち、自分の意思で全てを決めることが出来る強き者なのだ。 兄の病があったからこそ不遇を強いられてはいるが、見てみろ、兄を蝕む病はそれ以上深刻にはならず、己の身にも降り掛からぬではないか。
それは、娘が特効薬を手にする強い意思があったからだと娘は自賛する。 特効薬があると知りながらそれを隠し処方しない医者には用は無い。 非人道的?ならば、死刑囚の人肉でも喰わせれば良いのに、それを特効薬とせず人道の一言で火浦を切り捨てる臆病な愚か者には用は無いのだ。
ならば、自分自身でそれを得るのみ。
この目の前の男とは、人を人として見ていない点は似ていたかもしれない。 だが、それは似て非なるもの。 娘は美しさは求めない。 血を保つ事、強き者が強き者であり続ける事を望むばかり]
(130) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[しかし娘の刃は相手の掌を貫いたものの、心の臓は僅かに食い込んだのみだろう。 その唇から吐き出される言葉に嫌悪を露わにし、キツく眉を顰めては両手で相手の掌を貫くナイフを押し返そうと試みる。 だが、小娘の力だ。相手は手負いとは言え大の男。 両手では押さえ込むのが精一杯で、その手もワナワナと震えていた]
────穢らわしい、無礼者! 私は火浦の子女、兄の天刑病さえ癒えれば子を成し家を保つ役目が御座います! 天刑病さえ、癒えれば……っ!!
[そう、あれさえ無ければ全ては心地よいままであったのに。 あの病が無ければ。火浦の家が断絶される事も無い、あの病が己を修羅の道へと落としたのだ。 ────否。 当然、本来与えられるべきなのだ。火浦の家の為に特効薬を差し出すべきなのだ。 可哀想で臆病な者たちの代わりに、してあげているだけ]
(*20) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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色欲の男にも、誰が穢されるものですか! 家を守るための身体に何という…………っ?!
[ぼたり、ぼたり。両手で何とか押し返されまいと均衡を保とうとしていた力のバランス。 しかし、相手の口から落ちてくる赤や、貫く手から溢れる赤が己の両手を汚しぬらりと滑った。 踵の高いブーツでは、急に崩れた力のバランスに体がフラつきそのまま横倒しに資料の上へと倒れこむ。 小さく呻いてはとっさに懐に手を伸ばし小刀を構えようとするが、懐に手を入れながら相手を肩越しに振り返った時に彼はどうしていたか]
(131) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[嗚呼、腹が、瞳が、肩が、掌が、痛い。
美しい人形が、今こうして己に刃を向けている?────何故?
肉が刃を食む感覚がする。 文字通り男が力を込め押し返せば押し返すほど、彼女がこちらに刃を押せば押すほど>>130、そのナイフは掌に沈み込んでいく。 彼女の手の震えになど気付きはしなかったが、肉が完全に刃を飲み込めば……きっと、きっとその柄を掴むことができただろう。]
すぐにきっと、貴方も気にいるはず、だ…ッ!本来の、美しい、完成された、人形に……ゲホッ…!
[力を入れ過ぎたからか、血で噎せて赤を吐く。きっと彼女の両手にも、その片鱗がかかったことだろう。 右目を押さえていた手は、とうにそこを離れていて。彼女の肩を掴もうと赤いその掌が伸ばされていたか。
────その時、体が横に倒れた。
おそらく横倒しになる彼女釣られ、自身も半ばその体に凭れるかたちで、共に資料の山に倒れこんだだろう。……だからなのか、地に着いた拍子に脇腹に刺さるナイフがさらに深く、肉を抉る。]
(132) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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───ッ、ぐ……ぅ…!!
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(*21) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[低く呻き、額は汗ですっかり濡れていた。 彼女がこちらを見たならば、はぁ、はぁ、と浅い呼吸を繰り返しながらも、その身を起こそうとする姿が目に入っただろう。 咄嗟に、痛む脇腹に手を当て 呻く。
襲い来る激痛に、堪らず眉が寄せられる。
嗚呼、先程の男といい、この女といい、どうしてこうも人を傷つけることを厭わないのだろうか? 私はただ、元の形に正そうとしているだけだというのに。]
……ぁ、…ッ……グ、……は、ぁ……神、よ……何故、この……このような……残酷なものを、……お造りに……ッ、…
[ポツリと呟きながらも、身を起こそうとしてはグシャリと地に伏せる。…ああ、先程刺された掌のせいで、片手ではうまく体のバランスを保つことができない。
赤く染まる傷ついた右目と、あまり焦点の合わぬ沈んだ灰色の左目で彼女>>131をただ、見つめていた。]
(133) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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私は火浦家の娘! 人形などとは笑止!!
[緋色が降りかかる、汚い、穢らわしい、しかしあれは薬になるのかも知れぬ。 手や頬に散る相手の赤はそのままに、着物に散るそれは深く染み赤色から鈍い茶黒へと変化していく。 しかし均衡が崩れ此方が倒れれば、相手もまた此方に凭れる様にして────。
重い、汚い、汚い、嫌────]
無礼な────っ!
[より相手にナイフが刺さり血がこぼれていく。 自分が凶刃を振るい抵抗され、その為に均衡を崩した結果と知りながらも自分に凭れかかるように触れられたのは酷く心外であった。 男が触れてくれるな。 火浦の子女に気安く触れるな。 ────其れは、その心を保つための心の鎧であったかもしれぬが]
(134) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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────ええ、神や仏とやらは余程残酷ですわよね。 祖先の罪ならばその祖先に与えれば良いでしょう? その子孫である私たちに被せずとも良いではありませんか。
[相手の言葉を拾いながら、淡々とした声で言葉を返す。 立ち上がろうにも出来ぬ相手を見ては、その心に少し猶予が生まれたか、顔に掛かった髪を耳元に掛けていた。 そして懐から小刀を取り出しそれを鞘から引き抜きながら、相手に近づき────立ち上がれぬよう、ブーツの踵でその体の中心を踏み付けようとする]
………御機嫌よう、ニック様。 貴方も余程危険な方でしたのね。 異人の殿方は皆、そうなのでしょうか?
(135) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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[そして小さくつぶやき、ニコリと場違いに笑みを見せる。 そして膝を曲げしゃがみ込みながら、小刀を振り下ろした。 狙うのは首の後ろ、頚椎を目掛けて。 どんなに血を浴びようと、どんなに相手が弱っていようと、トドメを刺さなければ────薬にはしにくいのだから。 育ちの良さそうなこの男ならば、先の不気味な首無し男よりは余程口にしやすそうである。 そのまま叶うならば、首のあたりを執拗に幾度も狙う。 血を浴びようと、手も顔も着物も汚れようと。
────自分にとって害となる前に消す。そして、薬になってもらう為には仕方がない]
(*22) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 01時頃
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ー資料部屋>>123>>124>>125>>126>>127ジェフー
[そう、質問される事自体は面倒ではない それが面倒だったら今頃姉も”消えて”いたかもしれないのだ とりあえず少々気に触る事があるとすれば、なんとなく飽きているように見える金髪男の顔 そちらから聞いておいてそれはないだろ……と言うのも面倒だしそのつもりはないけど、自分で聞いたのに飽きるのかと]
………大切、か それ、俺に対する当て付け?
[大切な家族、そう言う男の言葉に共感出来ない 何故なら家族を大切だと思った事がないから 姉は一応大事な存在だけど、金髪男の言う”大切”とは意味が違うはず だから共感が出来ないのだ]
(136) 2016/02/27(Sat) 01時頃
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[そんなやり取りをしていた時に生まれた金髪男の隙 それを逃さないようにと仕掛けた奇襲は成功してその首に腕を引っ掛ける事が出来た そのまま早く黙らせようとギリギリと絞め上げる ……腰に何かが突き付けられるまではそのつもりだった
体勢の都合上で上手く確認出来ないけど、”引き金”なんて言葉を聞けば何かの正体を察するには充分な訳で]
(素直に離したとして、そのまま俺の事見逃したりするのか?)
[どう考えても俺が脅されているという状況である 銃には詳しくないけど、首を絞めて意識を失わせるよりも鉛玉が俺の腰へと発射されるのが早い事ぐらいは流石に分かる だから大人しく腕を離すのがいいのかもしれない、しかし離しても黙らせたようとした俺を見逃してくれる保証などない ……18年生きてきて初めて少し悩んだ 悩んだけど、それもほんの数秒の事]
(137) 2016/02/27(Sat) 01時頃
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………やりなよ、死にたくないなら あんたに家族が居ようが俺には関係ない
[それだけ告げては首の周りに隙間を作ろうとしているのもお構いなしにまたギリギリと絞め始める 出した結論は脅しに乗らないという選択
撃たれてしまうのだとしても、脅しに従うのは嫌だし ”黙らせよう”と行動を始めた頭と肉体をすんなりと収められる程俺は出来た人間じゃないんだ]
(*23) 2016/02/27(Sat) 01時頃
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["ヒウラ"など極東の小さな島国の人間>>134など、畜生にも劣る。そのような人間の家がどうなろうと、知ったことか。
口に出すことは叶わずとも、本心は変わらず。
ただ彼女が美しいというだけで、それだけで充分価値が増すというのに。その価値を見出したというのに、何故こうも抵抗されなくてはならない?]
…その、口で……神を、語ってくれるな……
[彼女の唇から漏れる言葉の意味は理解できなくとも、東洋の民から我らの父を愚弄する言葉を聞くのは────何とも、不愉快。
立ち上がろうと、何度も体を起こすが その力もとうに体には残っておらず。ただ、せっかく起こしかけた体を上から押さえつけられれば低く呻いただろう。]
(138) 2016/02/27(Sat) 01時半頃
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────ッ、が…!……は、ッ!
[見せられた笑みなど視界には入らぬ。 ただ、深くめり込む脇腹のナイフに悶えながら────振り下ろされた小刀に、ビクリと体が大きく震えた。
嗚呼、
嗚呼。
今何が起きている?
────────────私は?
体が熱を持ち、それから振り下ろすたびにビクリ、ビクリと痙攣を起こす。最早この男には、抵抗する術は残っていなかった。 ただ動かぬ体を震わせては、引きつけを起こし。宛ら壊れた玩具のように赤い体液を撒き散らしたことだろう。
────恐らく、その痙攣は その体から魂が抜けたのちもしばらく続いたに違いない。]*
(*24) 2016/02/27(Sat) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 01時半頃
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[ 虚ろな瞳が己を映す(>>129 ヨーランダ)。 未だ生きていることに心底ホッとした。
そして謝罪とともに否定が返されれば。]
……ああ、そうだよな。嘘だよなァ
[ にたりにたり、取り敢えずは嗤うのだ。
──もしも同じ言葉が送られようものなら、 頬が腫れあがるまで引っ叩いていたところだ。
嗚呼、それにしても。 自ら手を傷口に添え風前の灯火を守る姿は なんて愛らしいのだろう。
ペン(>>99)はそこに刺さったままか? それとも途中で抜け落ちていただろうか。 あれば忌々しげにギリリと睨んだだろう。]
(139) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 彼女の手が縋るようにシャツを掴んでくれば 眉間を寄せながらパシリと振り払った。 触れることを許した覚えはないとばかりに。]
…テメェは俺様の玩具なんだよ
[ 淡々と抑揚のない声で告げる。 だから、相手の反応などお構いなしだ。 言い分など聞き入れる気も無い。
どう見ても長くは持たなさそうな身体。 料理の仕方を悩む時間も惜しい。
嗚呼、こんな身なりでも女は女か。 薄汚れた上に溢れる赤にも染まり もう何色だかわからない布に手を伸ばした。]
(140) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 無言で足首まである一枚布を一気に 首元まで捲り上げその肌を露わにした。 ──女の身体だ。無意識に舌舐めずりを。
然程明るくもなく頭に血がのぼる今では 全身にある痛ましい傷跡などは認識の外。
下着は流石につけさせられていただろうか、 なければ露出狂かよなどと罵っただろうが あれば粗雑に剥ぎ取り片足首に引っ掛け。]
……ふ、はは……ッ そうそう、俺様はおこりんぼうなんだよ
[ けらけらと唐突に思い出し(>>68)笑い。 記憶力は到底相手ほど優れてはいないが。 苛立たされたことならば忘れないだろう、 怒りをぶつけ発散してしまう前までは。]
(141) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 自身の衣服もまた相手の赤で染まっていた。 膝裏を押し上げ股を大きく広げさせながら、 下衣を引き下ろして半身を取り出す。 相手が暴れるようなら強く抑えつけただろう。
触れずとも半ばほど反応していた。 相手の身体にか。状況に対する生存本能か。 或いはその両方か。 二〜三度扱き硬度を増しながらペラペラと。]
俺様は選ばれた存在だ 然も、何人もの命を救ってきた英雄なんだ たまのミスくらい許されるべきだ 罪深いのは俺様じゃねぇ、周りの存在だ 怒らせる奴らがぜーんぶ悪いんだ …………お前もそう思うよなァ?
[ 狂った瞳で詰め寄り同意を求める。 無論、反対意見などこの男は求めておらず。 そうして舌を回している間にも、先端を相手の慣らしていない入り口に当てがい。]
(142) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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…──ああ、そうだよな
[ 返事があってもなくても。 あったなら紡がれるその中途にも、 ズプリと一気に貫いてしまう訳だが。]
(143) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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── β ──
(……ねぇ、僕を呼んだかい?)
[そう、あの日はとっても空が綺麗だった。 だから僕は言ったんだ。 "今夜一緒に星を見よう"って。
不安だったんだ。 笑顔の似合う君だから。 "いつか僕から離れてしまうんじゃないか"って。 そして思ったんだ。 何をとっても僕にとって1番の君だから。 "食べちゃいたいほど愛してる"って。
だからそう、 "殺したいほど愛してる"(>>12 リツ)とは、 全く違う感情。 君を殺めるのは単なる過程でしかなくて、 理由はもっと先にある。]
(144) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[空には輝く星々が僕らを照らしていた。 宝箱のよう、 綺麗で美しいかがやきが沢山詰まっていた。
そして地にはそれよりもっと美しい宝箱。 きっと君が好きであろうお菓子の詰め込まれた宝箱。 赤い苺ソースがふんだんに使われて、 苺色に染まったギモーブは頬がとろけるほど美味しかった。 それからグミを噛んで味わった。 いつか君のくれた海外製のグミみたいに硬くて、でも今まで食べたどれとも違うんだ。 最後に目に入ったのは美味しそうなキャンディー。 夢中で舐めて、 残ったところはきちんと持ち帰らないと。]
(145) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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(いなくならないで。 僕の前から消えないで。 君が生きていた証が欲しい。 君をいつまでも僕の傍に。)
[気づいた時にはお役御免。 僕は眠らされてしまった。
けれどα≪君≫が愛せば、β≪僕≫も愛す。
僕らしか知らない彼女達の味。 彼女達は僕の身体の血となり肉となってきっと生きる。 ずっと共にあれる。 もう誰にも邪魔などされない。 誰のものにもならない。 僕だけの、僕らだけの、大切な人。]
(146) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ オや、あそこに見えるのは 何処かで見たケダモノらしイ シ肉を喰らって三日月
どうやら僕がケダモノらしイ]**
(*25) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[着物も、肌も、頬も全て赤く染まっていく。 髪を振り乱しながら表情もさほど変えずに刃を幾度も振り下ろす血塗れの姿は、それこそ修羅の如くであっただろう。 相手の首から、刃で穿った箇所から血汐が大量に飛び散っていく。 それを静かな漆黒の瞳はまっすぐに捉えていた。 こんな殺し方は今までした事がない。 だが、自分の身を護る為なら。 火浦の家の為に薬を得る為なら。
それは、致し方ないことなのだ。
幾度も貫いた先、赤ばかりではなく白も覗いた。最も硬いそれらが見えた頃、娘は漸くその手を止めていた。 少しばかりその呼吸を荒くしながら、心の臓をドッドッドッと早く打たせながらもその顔色は変わらず────
否、血汐で染め上げられたその下側で、ほんのりと桃色に染まっていた]
(*26) 2016/02/27(Sat) 03時頃
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はっ、はぁっ、────ん………。
[随分と自分も汚れてしまった。 相手の衣服もそうであるが、それにしても酷い。 身綺麗にする方法は無いかと逡巡した末、娘は顔だけでもと振袖の汚れていない部分で血糊を拭う。 完全に綺麗とは言えぬが、滴るものも無くなり顔と首もとだけはだいぶマシになった。 軽く下唇を食めば、微かに鉄の味がする。 男の体はその間も尚痙攣していたようだが、それも漸く収まったのを見ては男の体から降り、ごろりとその体を返して仰向けにさせてからその傍らに膝を着いた]
(147) 2016/02/27(Sat) 03時頃
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[先程の首無し男とは違う。 確かに自分が仕留めた獲物を見下ろしながら、先ずはその顔を見つめた。 この男こそ、あんな狂った思想を持たねば綺麗な顔立ちをしているのにと、傲慢な娘は哀れに思う。己もまた、その狂った思考と然程変わらぬ自覚は無し。 そしてその顔を見つめ、先ずは傷が付いていない方の目玉へと指先を伸ばし]
(148) 2016/02/27(Sat) 03時頃
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[ズブリ、と指先をその眼球を傷つけぬようにえぐり出そうと、下瞼から掬うように沈み込ませた。 目玉ならば、魚のそれを口にしたことがある。何とも言えぬ食感であったが、生で喰わねばならぬならまだマシかもしれない。 指先の感覚に流石に眉を顰めたが、ある程度指先を沈み込ませては、その眼球をえぐり出そうと試みる。 しかし、筋が僅かにブチリと千切れた感覚はあれど、指の力で無理にすれば眼球を潰してしまいそうだ。 では、と指先を一度抜いて小刀を構え直す。 その切っ先を眼孔の淵に当て、グリグリ、ガリガリと眼球を傷つけぬように────少なくとも潰してしまわぬようちと注意を払いながら、その周りを覆う筋をブチブチと切り取っては今度こそ丁寧に抉り出し]
(*27) 2016/02/27(Sat) 03時頃
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