146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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[それは一人のニンゲンに、銀のブレスレッドを売った時の事。 相も変わらず値切られることに辟易としながら商売を済ませる ニンゲンの後姿を見送り、
『 ――――ちちっ』
陽のあたらぬ窓辺に、青い鳥が一羽
( ……ああ、 )
陽のあたる路に、ガスマスクと迷彩柄の服の少女が一人]
『こんにちは! また来ちゃいましたあ。』
……いらっしゃい
[常連の彼女の元気のいい挨拶が耳に届く。>>125 作り上げていた星型を、ひと段落つくまで弄り、]
(129) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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『――今、大丈夫ですか?』
大丈夫だ
[それから作業台に置いて、おずおずといった風の彼女の ガスマスク越しで見えない顔を見つめた]
来ると思っていた。……あれが鳴くから
[囀る窓辺の青い小鳥は、この心根の暖かい少女が好きらしい。 窓辺をそっと指差して、彼女の様子を見る 装備品は兎と猫耳だっただろうか。]
今日は変わった格好をしている
[淡々と、それでも穏やかに、彼女の様子について言及すれば 何か話は聞けただろうか。 そっと引き出しをひとつ開けた。*]
(130) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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― 回想/酒場 ―
[歌が終わり近くの席に腰掛ける女性>>102ににこり、と牙を見せて笑む。自らには到底真似できない歌声を持つ彼女は云わば憧れの存在で、そんな人とお近づきになれるのは嬉しくて仕方が無いのだ。]
ふへへ、お礼を言うのはわたしの方ですよぅ。 おねえさんの歌はお外であった厭な事を忘れられるんですもん。
[直ぐに運ばれてきたとまとじゅーすのグラスを手に、「きっと他にもおねえさんの歌声目当てに通っている方がいるはずですよ!と熱く力説して。」] ――あ、でも、 おねえさんのファン代表の座は譲りませんけどねぇー!
[付け足すようにそう口にすると早速ジュースで喉を潤し、「やっぱりこの味ですーぅ!」と高い声を上げてうんうん、と独りでに頷いた。]
(131) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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無事なら良かった! 人様にお怪我させちゃったらマミーにこっ酷く怒られる所でしたよぅ。 ええ。ええ。きっと召されるどころの騒ぎじゃあなかったです。
[へらり、と笑いながらも視線は目の横の傷が言えるその瞬間を捉えていて。ああ、なるほど、なんて勝手に納得したり。吸血鬼の治癒力の高さに似ているのかしら、と考えてみたりして。 突然の「吸血鬼ですか?」の問いには目を丸くさせ]
あいえぇ、なんでっ!? なんでわかるんですか!? 読みました?わたしの心読んじゃいました?
[驚きの声を。この人はエスパーなのか、と難しい顔を浮かべると徐に相手>>128との距離を詰めて。拒否されないようであれば出来る限り自らの顔を相手の顔まで寄せて首を捻る。元々夜行性の種族だからか、はたまた太陽の光が苦手だからか、朝や昼間にはあまりよく物が見えないのだ。]
(132) 2015/01/10(Sat) 14時半頃
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んんん?んんん? あの、あのっ、もしかして何処かでお会いしていましたっけ?
[暫くじぃっと相手を見つめてぼんやりとではあるが顔の特徴やガスマスクを認識したようで。何となく見覚えがあるというような口ぶりで問うてみたが相手の反応はどうだっただろうか。少しでも相手が覚えているようであれば記憶力の無い脳をフル回転させて思い出そうと務めるだろうし、相手が覚えていないようであれば勘違いだった、と考えるだろう。]
(133) 2015/01/10(Sat) 14時半頃
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-街・中央(噴水付近)-
[案の定、少女からは念をおされてしまった。>>123 半狐の言葉を聞けば(>>113)それは当然だと…は思う。 人間は驕りと自惚れの塊だと、その手が作り出すものなんて高が知れていると、そう思っているのだから。 …そうして、少女が去っていった後聞こえたその言葉には敢えて何も言わないでおこうと。
『───眩しゅう、なあ』
それが一体どういう心境からかを探るでも察するでもなく、喉の奥で反芻させて。 何処かつっかえでもあるかの様に飲み込めない言葉を持て余す。 解消する事は簡単ではないようで感じだした痛みを否定するかの如く此処を立ち去ろうとした。]
(134) 2015/01/10(Sat) 15時頃
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[そこで意外にも半狐が待つよう言った言葉で(>>118)足は未だ何処にも向かっておらず。 半狐が荷物から取り出したそれは銀の首飾り。 嗚呼、亜人が作ったと言えばそれの腕に関わりなくにじられるのは何処でも同じようで。]
…では、いただいておきます。
[彼の自虐にも近しいそれを聞いて記憶した所でこの感情は増すとも減る筈はなく。 故に直ぐさま忘却の彼方へと放り投げる様は作業にも等しい。 半分人間であり続ける事と、今迄の半分以上が全くの人間であったのと、一体何方が苦しいのかなどと答えのない思いを抱きつつ。 貰ったそれを手で翫びながら、行くと言った(>>119)彼を見送った。 そうしてその姿が十分と遠ざかったくらいか、誰に言うでもなく吐く言葉は先程の半狐とよく似た調子。]
嗚呼、どうしたって変わらない事をずるずると引きずって…鬱陶しい限りですよ。
(135) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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[それから適当に足の赴く儘に行こうかと。 余り行くことのない西の通りへふらりと。 帰るまでに野菜を買わなければならないという事はすっかり記憶の外。]
(136) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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["いらっしゃい">>129、と。 出迎えてもらえたことにほっとしつつ、わたしは店主さんの作業をながめました。
おおきな手で作られる、きらきらした装飾品が、わたしはだいすきです。 ひとつ、ひとつ。丹念につくられるそれは、きっとかけがえのないもの。 わたしが造りだす、どこか歪なものとは正反対]
――小鳥さん。
[彼の指差す>>130窓辺に視線を向ければ、あおいことりさんがいっぴき。 どうやら歓迎してくれているらしいことりさんに手を振って、はたと思い出しました]
(137) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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……そうなんです!これ、お友達がくれたんです。 今のわたしは、にゃんちゃんなんですよ。
["にゃおん"、なんて言ってみせて、招き猫のように手をくいくいと動かします。 居心地わるそうなうさぎさんに気づけば、それもすぐに止めましたけれど]
えへへ。今日はお友達がふたりも増えました。 ちゃあんとお名前も聞けたんです!
[おだやかな店主さんの前では、なんだか甘えたくなってしまいまして。 いつも以上にだらしなくほほをゆるめ、そんな報告を。 こんなやりとりも、もうすっかり通例になっていますから。 きっと、いやがられはしないと思うのですが。
そうして、ふと彼がひきだしを開くのをみれば。 興味ぶかげに覗きこむことは、許されたでしょうか]
(138) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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いえ、俺は別にそういう能力は無いんで
[魔法使いなら出来るかもしれませんが。なんてこっそり思ったが、魔法使いが本当に居るかもわからない 見た目は普通の人間と聞くから、きっと自分よりはまともなんだろう。なんて思ったりして]
いえ、会ってませんよ 初めまして、吸血鬼さん
[誰ですか?と言わんばかりの失礼さで 近付かれた事には多少退いたものの、見られる事に慣れていたのでその生気の無い目でただ相手を見つめ返す どうやら顔からして目が見えていないらしい。どういった条件かは知らないが、自分が会った吸血鬼とは違う様子で]
同じ種族を見たことがあるだけです 日光が嫌いで、身体能力の高い
[カッコ良い種族を。なんて思って それは口には出さなかったが。彼女が満足して自分から離れればその場から立って。ぶつかったお詫びにどこかで何か食事でも奢ろうかと考える**]
(139) 2015/01/10(Sat) 16時頃
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--回想・悪魔とは正反対の蜥蜴--
そーだな。 天国で横暴に振舞って、神様とやらを後悔させてやる。
[>>120真面目な問いに返したそんな大言壮語は、明日は我が身であろうが大したことはない、とでも言うように。]
…どーも。
[本当に皿まで洗ってくれるとは思っていなかったから、ついていた頬杖を浮かしてわずかに狼狽した。彼がそうしてくれるなら止めようとはせず。なんてことはない事のようにそれが済まされれば一言くらいは断りを入れる。
彼が見せる反応には、たまに肩透かしを喰う。人を困らせたい側の悪魔としては複雑である。もちろん相手に非はないのだが。
客に後片付けまでさせるとは、同席していたエルフはとんでもない店だと思っただろうか。]
(140) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[高い料金にも文句言わずきっちり払っていくのだから、本当に律儀で真っ直ぐなやつだ。確固たる自分がある故に、そう振舞えるのだろう。そんな感心はおくびにも出すつもりはないが。]
帰り道で挙動不審すんなよ、トカゲ屋。
[最後に余計な一言を口にして、>>121身を屈めて扉をくぐるクリストフォロスの背に微かに手を添えて送り出せば、ゆっくりと扉を閉めた。
ふたたびキッチンの椅子にもどれば、ヴェスパタインと話の続きでもしただろうか**]
(141) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[猫の鳴き真似をする少女の姿は、とても微笑ましい。 そうか、とその招く小さな掌を見る。視線を転じれば、 金盞花の装飾のついた猫耳が彼女の頭に乗っている。>>138 顔は無表情の儘だが、声は至極穏やかに。]
いいものを貰ったな [どこか異国情緒漂うそれを褒めつつ]
友達、か。よかったな。どんなやつだ……。
[ 友達百人、とは誰の言葉だったか。 少女の弾む声に相槌をうつ。 マスク越しにもその顔が浮べている表情がわかる。 こうして友達のことだったり、彼女の日常だったり、 様々な報告を聴くのも何度目か、 それを彼は地味に楽しみにしていた。
ニンゲンと亜人の溝は深い。 時折彼女がニンゲンに虐げられていないか 気になったりもするのだが。]
(142) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[ 引き出しをあければ興味深げに ガスマスクが引き出しを覗き込むのが見えた。 彼女にとっては未知の世界だろうか。
彼は止めずに、研磨剤やペンチや……仕事の為の様々な道具が整然と並んでいる中から、ひとつ、小さな箱を出した。更に箱を開ければ、そこにはネックレスが鎮座している。 それを彼女に見せる。今朝方仕上げた作品だ。
銀の小鳥が一羽、蔦を絡ませた銀縁の傍にとまっている。 中央には水色の石が光っていた。 それを黒い爪で示し、]
カルセドニーだ。 水晶……石英、というのだが それが大量に集まって、ひとつの石になっている
転じて、この石はヒトの絆を示すともいう。
……今朝方ふと、思いついてな お前にやろうと思った
[そっけなく言う。 それでも、喜んでもらえればいいと思った**]
(143) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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くだらない
[街を見て、日常を見て化物はそう呟く
歩く人間が 亜人が。全てに無関心で]
どうして
[疑問を呟く
答える声は無い
わかってる]
…痛いよ
[肉体だけでは無く
精神が崩れそうだ]
(*13) 2015/01/10(Sat) 18時頃
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助けて
[助けは来ない
永遠に]
(*14) 2015/01/10(Sat) 18時頃
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わんちゃ、……えっと、狐さんと狼さんです。 このお耳は狐さんがくれたんですよ。 狼さんも、これでお仲間ですねって。
[彼のおだやかな声音>>142を聞いていると、なんだかおとうさんのことを思い出します。 こんな風に必死になって報告をしてしまうのも、そのせいでしょうか]
今度、店主さんの分のお耳も作ってもらいますね。 何が良いかしら……そう、きっと熊さんならぴったりだわ!
["そうしたら、店主さんもお仲間ですね"なんて。 そうやって笑えば、彼はどうしたでしょう。 喜んではもらえたでしょうか。
もしわたしが、彼が自分を心配していることを知ったのなら。 きっと、大丈夫だと胸を張ってみせたのでしょうけれど。 口に出してもらわないことには、わかりませんから]
(144) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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[開かれたひきだし>>143の中身は、どうやら彼の仕事道具のよう。 わたしは何を作るにも、もっぱら魔法にたよってしまうもので。 普通なら珍しくないだろう工具なども、目新しくみえてしまいます。
ひきだしの中から出された小箱には、不思議そうに首をかしげ。 その中からネックレスが出てきたのなら、その美しさに息を飲みます]
……かるせ、どにー?
[難しいことはわかりませんが、ふんふんうなずいてみせ。 絆を示すという水色の石をちょんとつつきます。 そうして、続く彼の言葉には大仰におどろいて]
(145) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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く、くれるんですか? え、でも……ええと……、
あ!お金!おいくらですか!?
[もらえるのも、自分の為に作ってくれたというのもとっても嬉しいことです。 でもここはお店ですから、ただでもらうわけにはいかないだろう、と。 ポケットからお財布をだして彼の方へと突きだします。
そうしたら、"ことりさん"の値段を聞くことは、できたでしょうか]
(146) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/10(Sat) 21時頃
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─東/路地の一角『snowlia』─
[ 柔和な色を浮かべた燈が灯る ちいさな ちいさな店
細い路地の先にある店は、 知られるんを拒むように佇む
雪の結晶を模した看板を、表に出して
羽織を椅子にかけりゃあ、 荷をほどき 並べてゆく]
期待したら、あかんのや
(“あの子”のこと 忘れたんか)
(147) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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[ ふ と過った光景は 先程の手を繋ぐような、感覚
手にした白い山茶花の細工を眺め 風呂敷の中 小刀を掴めば
─── たん、と 小机に串刺した
胸元を 握り、不意に乱れる息は “拒絶”への拒否反応
全部壊してしまいたい 明るい華など、似合いもせんもの どうせ どうせ、無駄や言うんに]
(148) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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-回想、酒場-
…私自身が、忘れるために歌ってるから…かもしれないわね。 亜人達にとって、嫌なことが多すぎたわ。だから、私も、みんなも忘れれるように歌ってるの。せめて、この酒場では…
[本当に、10年と少しで色々とあった。暮らしは劇的に変わって、未だに落ち着かず。…せめて、これ以上、何も変わらないように…祈り、歌うしかなかった。]
そんなに楽しんでもらえてるなら、ずっと歌ってた甲斐があるわ… みんながこの場所を求めてくれる限り、きっとここで歌ってるから… だから、応援よろしくね?ファン代表さん。
[力説までされて、>>131とても嬉しくなる。必要とされることがあって。それが人を幸せにすることで。…それ以外に何を望むのか。この笑顔が見れるなら、私の世界がこの酒場で閉ざされていることなど、瑣末事だ]
(149) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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あかんなあ ひとに触れたら ───期待してしまうやん
(いつか 受け入れられるんやのうかて)
[ ははは と乾いた笑いは仮面の上で躍る 誰も見てない 誰も知らない
薄氷に浮かぶは 深い深い 悲哀 そ と 古い小箱から取り出すは白い人型]
(──呑み込む“影”がほんまに あるんなら)
[ 昏い感情が、問うてみよか と蠢いて まだ、まだや まだ早い もし この街にも来たんなら
ふかあい、闇のようなもんを 探してみよか]
(*15) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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そうか。犬だな。
[狐さんと狼さんがどちらも見たことのある奴だとは知らず、 一生懸命報告をしてくれるのを、言葉少なに聴いている。 ……そういえば、彼女の両親のことは、 あまり聞いたことが無かった気もする>>144]
その狐にか …………おれは、蜥蜴だが。熊になるのか。
[お仲間ですね、と、彼女が無邪気に笑うのが聴こえたから、 そういうものなのかと首を傾げ、ゆるく尻尾をあげる。 一昔の自分ならどう返しただろう。 ケモノと同じにするなと、怒っただろうか。]
(150) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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悪魔に爆笑されそうだ
[それでも今は、彼女の言葉を受け入れることもできる。
時間の流れがそうさせるのか、 種族に拘らぬ彼女の気質が此方にも影響しているのか。 それとも親のような気分で彼女を視ているからなのか
わからない儘、手をのばせば、 娘に対する父親のように その小さな頭を優しく撫でることは叶っただろうか*]
(151) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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そう。誰かと仲良くなる、手助けになってくれるそうだ
[カルセドニーについての説明を加えて>>145]
贈り物だから、値段はない。
[と、言えども、お財布>>146を突き出されてしまっただろうか。 彼は少し頬をかいて、少女の掌から財布をとり、硬貨一枚。 それだけ取り出して、丁寧に彼女の掌に返し、 ネックレスを差し出す。
そのついでに、腕にかかえていた兎の白い頭をひとつ撫でる。 ふるふると震えながら黒爪にヒト懐こく鼻先を寄せ、 どこか冷たい息を吐く兎が、本物なのか偽物なのか、 彼には判っていない]
(152) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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これで御代は頂いた。 あとはいつもの、……世間話でいい。
[いつも利用して貰っている御礼でもあるのだからと言えば 多少、強引でも納得してもらうことはできるだろうか。
笑顔でいい、という言葉があまりにもくさすぎたから 世間話でいい、とごまかした。]
(153) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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ああ。ああ。それは良かったですぅ。 貴方がエスパーならぁ、私の頭の中が丸見えちゃんですもんねぇ、 それは流石に恥ずかしかったので!いやんって感じなので! ……とても安心、しましたぁ。えへへ。
[先程の謝罪で振り回した髪の毛の先をさくさくと手櫛で直してから口元を緩め。長い爪で頬を掻いて見せる。]
ありゃ、初めましてさんでしたかぁ。 うひぃ……、顔見知りだったらものっそい失礼でしたぁ……、 ……あっぶねぇ、ですぅ。
[眉を下げてそう呟きながらも尚、相手の顔>>139をもう少しの間見つめておく。もともと記憶力は他の吸血鬼に比べてよくはない上に、忌わしいお日様のせいで視界に靄が掛かっている状況で。初対面の相手の顔を記憶しようとすると中々に難しいのである。]
んーう。何だか「吸血鬼さん」って呼ばれるのは慣れないですねぇ、 ……出来れば「ヨーランダ」という名前があるのでそう呼んでもらうかぁー、 もっと可愛らしい渾名で呼んでもらえるとぉ、とってもハッピーなのですが!
(154) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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[「如何でしょう?」と問いながら首を傾げる。相手の反応がどうであれ、「一度会った亜人はみんな友達」なんて思想から何度でも名前呼びを希望しようと考えながら]
わあ!本当ですか! 最近、他の吸血鬼さんを見掛けないもので!
――生き残った人が居たんですかねぇ。だとしたら、嬉しい限りです。
[「他の吸血鬼と見た」という話にはこれ以上も無いくらいに食い付き、そわそわとした様子で傘の柄をくるくると回してみたり、ぴょんぴょんとその場で飛んでみたりして。それから少しだけ考え事。彼がその吸血鬼に会ったのはいつの話だろう、と。戦争中に散り散りになり、それから生存しているかどうかも分からない一族のことを思い出し――小さな声で呟く。その声が彼に届いたかは定かではないが、結局僅かな希望を消したくはなくて浮かんだ疑問を投げ掛けるようなこともせずに。そっと過去の記憶を頭の隅へと投げ捨てた。 じりり、肌が焼け付くような感覚がして一歩後ろへ。立ち上がったであろう相手はどうしていただろうか、と視線を向け]
……少し、お外に出すぎてしまったようですぅ。
[「もし良ければ何処か室内へと行きませんかぁ?」と問うてみた。]
(155) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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