122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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[背に負った少女を庇っているのかケルベロスの動きは 鈍い様にも見えた。 ならば少女ごと切裂こうかと風刃を振うが致命傷には 至らぬのが彼らが只人では無い証]
だから?
[こちらの心を乱そうと言うのか、少女が揶揄する>>79 だが私の心は微塵も揺らぐ事は無い]
お前達も必死なのだろう? ならば私もなりふりを構うわけにはいくまい?
[私なりに対等を示した証でもある、そう告げた私の瞳に 光の乱舞>>80が映る。 急所に当たる矢だけ払うが、 幾本かは鎧の無い腕や肩を貫いて真紅の霧を散らす]
視えずともやるな。
(101) 2014/05/24(Sat) 22時半頃
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──── 血鎖鞭を手した天使よ…降りたて…
[呟くような呪と共に、霧に散った私の赤い血が 散った数だけ、それこそ星の数程の血球となる。 点にしか見えぬそこから、ヒュンと音を立てて 真紅の糸が2人へと放たれた。 光と闇の加護を受けた真紅の糸は巻きつけば肉を断ち、 突き刺さればその場へ縫い付ける楔となり、 少女をケルベロスを絡め取りあるいは断ち切ろうと襲いかかる]
(102) 2014/05/24(Sat) 22時半頃
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[球状に展開する矢が、霧に深紅を交えさす]
ナイス、ホリー!
[彼女と騎士との因縁は知らず ただ、少しでも少女の目を補うよう、かわし続ける……が]
(103) 2014/05/24(Sat) 23時頃
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――――ぐ、がっ……!!!
[>>102深紅の糸をかわしきれずに 右脚を縫い止められ、足掻く]
ごめ、ホリー……すぐ……
…………獄風《タルタロス・ウィンド》!!!
[巻き付いた糸を断ち切るよう、強引に脚を進めると共に 場を纏う霧を払い、騎士ごと吹き飛ばすよう、風を起こす
風は冥府の深層、極寒の温度を以て 霧と騎士を共に結晶と変えようと、吹き荒れる]
(104) 2014/05/24(Sat) 23時頃
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……っ、ホリー!トレイル!
[二人を遠ざけたと思えば、そちらの方面から降り注ぐ光の矢。>>33 足をそちらの方へと向けかけ―――]
……っ!?
[本から光が溢れ――――――消えた。]
(105) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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…………此処、は……
[目を開ければ、其処は見覚えのない場所。 見覚えはないのに、何処か懐かしい場所。
そう、此処は、ハジマリの湖。]
(106) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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――――――…… C、お前は、 無事か……?
直ちに現状報告を、 そして、少しでも修復に力を回せ。
[完全殲滅《ジェノサイド》モードは簡単に解けない。
そして、残念な事に 男は人形の冷却する為の術を持っていない。
男に出来るのは、如何にも、断罪する事のみだ。]
(107) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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[ぱしゃり、と水面をたゆたせながら、足を踏み入れる。
この湖に縁のあるものならば、その存在に気付くだろうか。]
(108) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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[真紅の糸が冥犬を捕えたのを感じたが、 刹那吹き荒れる極寒の風>>104に光の矢が貫いた傷口が凍る]
わざわざ止血をしてくれるとは礼を言わねばな。 だが、忘れてくれるな? 我が名…騎風神の名をな!!
黒《ノワール》お姉さま、力を貸して。
[襲い来る極寒の風に闇の力で生み出した風をぶつければ、 凍り付き、鋭い刃と化した結晶の竜巻が霧の中心に生まれた。 竜巻は霧の中にいる者を、私も含めて全て巻き込み渦となる。 氷の刃が皮膚を裂くがそれも気にせず、剣を召喚する]
(109) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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嵐に稲妻は付き物だろう…。
我が名、雷帝《ライトニング》の名に於いて、降り注げ!!
[構えた剣は天帝の怒りを体現せし雷の剣。 氷の刃と稲光が竜巻の中で吹き荒れた]
(110) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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[縫いとめられ、足が止まったからだろうか。 右腕に、何かが巻きつく感触――拙いとは、思ったが]
――……、ッ!!
[ぶつりと、肘から先が飛ぶ――私もこれで重傷かな、と。 以前に、ベネットにかけた言葉(>>1:131)を思い返して、凄絶に笑い。
飛んだ腕を空中でぱしりと掴み、血の迸る切断面同士を押し付ける。 幸い、切断面はひどく鋭利のようで――これなら、まだなんとか]
魔法式展開≪ファンクション・オープン≫――暫定結合≪ファーストエイド≫!
[骨と血管さえ繋げれば、腕の体裁は整うし失血死もしない。 ひとまずはそれでいい。神経や腱は、とりあえず生き残ってから考えよう]
(111) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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『SystemRed』
『Damage:80%』
『Alert』
『Alert』
『Alert...』
[完全殲滅モードによる不可とダメージとで システムが警告を発し続ける。 口腔部から排熱を繰り返すが、それでも追いつかず 適温に保たれていた人工皮膚が熱を持つ]
(112) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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…………私は、平気。
[熱が集まるせいで頬は紅潮しているが、 彼女にもそれを制御する術は無い。 荒い呼吸《排熱》を繰り返しながら彼女はJを見上げ、 >>107 報告命令に頷いて]
……システムは、イエロー。 損傷は約50%…… MODE:完全殲滅《ジェノサイド》自動停止まで残り50minutes.
[そう、告げた]
(113) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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…………何か、流れ込んでくる……
[一歩一歩、湖の中心へと足を運ぶたびに、識る。 書に刻まれていく。 すべてが。]
あぁ、そういう事………… っていうか、俺の先代酷くない?いくら同じ時代にいなかったからって、全部俺に丸投げして……
(114) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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えっ……うわっ、しまっ……!!
[氷を纏う糸を力任せに引きちぎったまでは、良いものの より大きな刃となる霧に、相手の得手を思い知る …………が、時既に遅く]
……わ、ぅっ……!!
ここで倒れたら、ご主人が……!!! ――――……ぁおぉぉぉぉおん!!!!!
[氷舞う雷陣の中 吼える獣のを、焔の壁が囲み 氷を融かし、雷を纏いながら、そのうちの1枚が騎士へと迫る 高く、速く。要塞の壁の如き、質量を持って]
(115) 2014/05/24(Sat) 23時半頃
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災厄の因子≪カラミティ・エンブリオ≫も、宿命の少女《ヒロイック・エターナル》も、そもそもは災厄でもなんでもなかったんだ。
表だけでは世界は造られないように、秩序や、正しいものだけでも成り立たない。 それらをただ見守る存在だったんだ。
それを、表に出した誰かがいたから、こんなに拗れたんだ。
(116) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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[湖の中心。 其処に、ゆっくりと魂泉の晶《ゲムマ・セノーテ》を置く。]
このブレスレットと、これと、この本。 全部が俺を此処に連れてきたのかな。
俺が誰なのか、今まで俺の中にいた誰かが誰なのか、今漸くわかったよ。
(117) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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………そうか、致命傷ではなかったか。
[>>113男は、彼女の報告をそのまま受け入れる。 彼女は人形であり、命令に従う事しか出来ない故に 今まで“嘘”を付いた事など一度も無かったからだ。]
これ以上の破損により“SystemRed”に到達次第 お前は、戦闘からの離脱を命じる。
いいな。
[男はそう告げて、見上げる人形から顔を逸らす。 ……そうしなけれないけないような気がした。
だがそれは、同時に彼女の異変を見逃す事にもなった]
(118) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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原初因子《カラミティ・オリジン》
それが、俺なんだね。
[なんだそれ、とは未だに冷静な自分が突っ込むけれど。
ともあれ、だ。 安置した魂泉の晶《ゲムマ・セノーテ》から、力を感じる。
同時に、ソレが教えてくれる。 今までの戦いを。]
うーん……今の俺じゃ、まだ一人だけ、ってところかなぁ……
(119) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/05/25(Sun) 00時頃
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……!
[荒れ狂う風に混じる氷晶が、服を裂き肌を裂き、血を噴き出させる。 致命傷には至らずとも、浴び続ければ、消耗は激しかろうか。
もっとも、長期戦への影響を気にする必要はないだろう。 そう思わせる雷鳴が、豪風のなかでも耳に届く――]
――……させ、ない!!
[焔の壁で襲い来る氷が途切れた隙に――左手を、突き出す。
――数多の魔方陣が展開し、光線がただ一点に集中する]
新星極光≪レイザー・イグニッション≫!!
[集中した光は、極大の熱量と圧力を生み――核融合反応を発生させる]
(120) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/05/25(Sun) 00時頃
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――――……イエス、マスター。
[>>118 主の命令に彼女は小さく頷く。 内部でなり続けるシステムアラートを無視して。
それと同時に、微かな驚きも覚えていた。 今までに離脱命令など受けたことが無いからだ。
一体何故、と彼女は考えるが 処理速度の落ちた思考プログラムでは その答えに辿り着けそうもなかった]
(121) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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っ……!
惨ノ首……ううん。 ボクが、貴女方に、悪い事をしたんだとしても。
[惨ノ首を通じて思い出すのは、闇巫女の言葉 書を奪い、新世界を創る、計画]
貴女方の計画に、本を……ご主人を、これ以上巻き込ませはしない!
原初因子《カラミティ・オリジン》を、本来の役割以外に使うつもりなら……
[核融合の光の中 焔の壁は、霧を巻き込み 獣の頭上に、巨大な火球を造り上げる]
(122) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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……ボクの罪も貴女方の恨みも。 全部燃やして、道を造る!
[防壁の焔全てを、焔の星に変えて]
――――……冥王ノ咆哮《プルート・ロア》!!!
[光に続いて、打ち出した]
(123) 2014/05/25(Sun) 00時頃
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……こんな湖のド真ん中で、生き返ってもらう魂の選別してるって、我ながらすごく趣味悪いな……
[浮かんでは消える光の珠。 それらを眺めながら、苦笑する。]
でも、協力してもらわないと困るんだよね…… 俺は、この世界が大事だからね。
もう、こんな事を引き起こさない為に。 その為の力を、俺たちに貸してほしいんだ。
(124) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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[冥犬が吼え焔を生む>>115 呪われし少女が叫び光を生む>>120
国1つ容易く滅ぼすだろう両者の力を感じ取れば傷を 癒す間も回避する間も無い事は明白だった。
だが私は逃げる事はしない]
(125) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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天照らす光を私は十字に贄と奉げよう!
(126) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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地に葬むられし安らぎに闇の褥を奉げよう!!
(127) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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創られし生命の輝きに災禍の慈悲を奉げよう!
(128) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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造られし虚構の罪に慈母の涙を奉げよう!
(129) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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紡げ!! 天・地・創・造《グランド・クルス》!!!!!!
[私と黒《ノワール》お姉さまの力を練り上げて生み出したランスは 色こそ漆黒と白銀のマーブルの色だったが。 始まりのセカイとなってしまった、 全てのセカイを繋いでしまった糸すら絡めて巻き取った セカイ創造の力そのものでもあった。
その槍を迫る焔の壁と光の粉砕では無く、その向こうにいる ターゲットに向かって投擲する]
(130) 2014/05/25(Sun) 00時半頃
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