82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[久々に振るう真剣は幾分重く、腕の鈍りを感じさせた。 だが、鍛えられた鋼は、狼の柔らかな腹を割いた。 甲高い悲鳴と共に血飛沫が舞い、その身は地面に落ちた。]
………………ふぅ……。
[頬に僅かな紅を浴びながら、小さく息を吐く。]
どうやら、面倒なことになっているようですね……。
[村のあちこちから感じる気配に目を細める。 主の言葉>>112には、微かに笑顔を浮かべた。]
この程度でしたら、貴方の手を患わせるまでもありません。
(114) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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長い冬眠から目覚めたか? 春はとっくに来てるぞ。
[ひゅんひゅん、風邪を切る大刀の音が心地良い。 大きさは約2メートルほど。
動きは見た目同様に素早くは無さそうだが、 あの爪にモロにやられると、まともな怪我では済まなそうだ。 のそりとした動作に、鼓足干劲(やる気出せ)と言いたくなる
刀化してチアキに相手をさせるのも修行にはなるが。 少し不安を抱えつつ、腰を落として構えた。**]
(115) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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お見事、さすが!
[ジェームスの一撃は正確に敵を屠っていた。>>114 彼の一撃で倒せる相手ならば、任せてしまう方がいいだろう。
周囲には他の敵がいないことを確かめ、絶命している狼を見下ろす。]
単独行動する種類じゃ、ないだろし。 これは他にもいるねー。気をつけて進もうか。
[そういいながら、もう数歩歩いてジェームスの頬に指を。 飛んでいた血をこすって落とした。]
(116) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[音声による意思疎通は必要無い。
普段から狩場では息さえ殺して動くから。 刃としてのドリベルを欲する刹那が来れば、 きっと彼は察してくれる。
そんな絶対の信頼を寄せるのも、 唯一のパートナーであるドリベルだけ。 世界でたったひとり。]
(117) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[状況を伝え去っていく攻芸を見送り、 一瞬、空を仰ぎ見た。
静かに張り詰めた曙の空気は透明で。
獣の息遣いや気配は感じ取りやすい。 拓けた村の中でなら、尚更。
遠吠えの聲ももちろん直ぐ様聞きつけて。 肺を患った師の身を案じて、道を駆ける。 実戦の速度で。]
(118) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[途中で見つけた獣は二頭。
道の片側の茂みを揺らし、 行く手を阻むよう飛び出してきた狼。 そう脅威を感じる大きさでは無いが、 二対の瞳に揺るぎない敵意と殺意が見て取れた。]
(ドリー。おいで。)
[右手をそっと差し伸ばし。 ドリベルを求める。
視線は、狼たちから逸らさぬままで。]
(119) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[主に褒められれば>>116、嬉しそうに表情を綻ばせた。 が、続く言葉に、それもすぐに引き締まる。]
そう、ですね……。 大丈夫でしょうか。 あまり、無理はなさらず。
[主の身を案じながらも。 頬の血に指が伸びれば、僅かに目を細めた。]
(120) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[狩りとは違い、 障害物のない道では 狩る側として身を隠すこちらの優位はない。
戦うための短剣も持参はしていたが、 自身で戦うよりもラーマとして 変化した方が役に立つ。]
…………。
[求められる手を取って、深く息を吸う。 姿が揺らげばサミュエルの手には一振りの刃。]
(121) 2013/05/15(Wed) 16時半頃
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[50cmに満たない細い刀身はゆるくうねりを持ち、 扱いに慣れなければ切りつけるのも難しいが。 この手の主は十全に使ってくれることを知っている。
集中を深くし、己を武器として認識し直す。 同化するように。気配を薄く、鋭く。
鍔に似た部分に埋められた、 普段は隠れている目と同じ翠の石は、 サミュエルが刃を振るえば武器としての高揚に煌く。]
(122) 2013/05/15(Wed) 16時半頃
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[しっくりと手に馴染む重み。
目視で確認などしなくても この空のように白々輝く刀身の美しさは 頭の中にありありと目に浮かぶ。
愛しい刃。愛しいラーマ。]
(123) 2013/05/15(Wed) 16時半頃
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[唸りを上げて牙を剥く狼の一頭に狙いを定め。 構えも無くゆらりと踏み込む一歩目の後は 空気を揺蕩うよう、 無駄の一切を排除した動きで。
威嚇の声にも怯まず、 飛び掛ってくる狼の首へ、刃を。
5(0..100)x1 〜10 :一撃必殺。 〜30 :命中。狼HP-50/100 〜60 :命中。狼HP-30/100 〜80 :掠って。狼HP-10/100 〜95 :攻撃不成功。空振り。 〜100:もう一頭に噛まれる。とても痛い。]
(124) 2013/05/15(Wed) 16時半頃
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[今はもう慣れたが、 自分の体がものを裂くというのは、 不思議な感覚がするものだ。
肉と血管を断つ力に歪みはなく、 感覚から一撃で屠れたと理解する。 澱みない一連の動きは、普段と変わらない。
片割れが倒れたことを理解したか。 残されたもう一匹が地面に爪をたてて低く唸る。] 『……次へ。』
[とどめや確認は必要ないと伝えて、 次へ備える。]
(125) 2013/05/15(Wed) 17時半頃
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[刃を再び、振りかざし…――
ドリベルの意思は掌から流れ込む。 独特の曲線を描く刃をどう活かせば良いのか、 彼の得た手応えや感覚、予測、判断。 時には感情も少し。
深く繋がり共鳴出来るドリベルとなら 自らの身体能力を超えて動ける。 それは他では得がたい悦びだ。 ドリベルとしか味わえない幸福だ。
今も、狼を前にして、彼の思う最善を、 この身を使って再現出来る。容易く。
だから。(ドリー。好きに動いてごらん。)
――…ドリベルに身を委ねる。]
(126) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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─朝─ [>>#0獣の遠吠えで目を覚ますのはまだライマーだからか トルドヴィンも揺り起こして、手のひらに文字を書く。]
「まもの けはい ちかい」
[ボードに書くのも手間だしこれぐらいなら通じるだろう。]
やってみるか。
[外に出れるよう着替えると彼に武器になるように促した。 これなら会話しなくとも意識は繋がるし なによりただ待機しているなど、自分が許せない。]
(127) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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「ここはむらのなか」 「ひとりではない」
トルドヴィンが居れば私は負けない。
[トルドヴィンが渋ろうとも手首をきつく握って 留守番している気などまるでないことを伝える。
積極的に出歩かず、家畜を守るだけでも違うだろうと。
こうしている間にも獣が騒ぐ声は聞こえる。]
(128) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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―礼拝堂での攻防― [礼拝堂内に踏み込めば、 こちらに向かってくる獣が見えた>>94
攻芸が、力任せに打ちつけ 獣は吹き飛ばされたが、戟が砕けてしまった。 それに一瞬、気を取られたが、この好機を 逃すわけには行かない。]
(129) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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はぁぁっ!!
[吹き飛ばされてきたのを 刃で受け止めるように、横一閃。
獣の腹から赤い血が噴き出し、血の雨を降らせた。 身体を赤く染めながら、息を大きく吐く。
まだ動き出しそうだった獣の喉を 攻芸が、踏み潰すのが見えて>>96、なぜかふるりと肩が震えた。
そのまま、もう一匹を追って出ていく攻芸。]
……っ、……
[共に行こうと思ったけれど、 急に足がすくんで、走り去る攻芸を見送った。]
(130) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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[狼型の魔物なんて、良くいる。 だから、こんなことで足がすくんでどうするんだ。
だけど、脳裏に過ってしまう。 喰い殺さんと追いかけてくるあの声。 噛みついてくる痛み、獲物を見るあの目。]
くっそ……
[叱咤するように、足を叩いた。 だけど、まだ……動けない。
外から複数の咆哮が聞こえる。 2匹のほかに、さらに現れたのだろう。
いかなければ、と奮い立たせて、薙刀を構えると ようやく走り出した。どちらに行ったかは、分からなかったが 村長の家の方に1匹いるのが見えて、
とにかく、一匹ずつでも倒さねばと駆けだした。]
(131) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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(行こう……次へ。)
[どさりと落ちた狼を振り返る事は無く。 裂けた喉から流れだす血は止めどなく。 地面を黒く染めているだろう。
ドリベルの意思に寄り添い。
脚を止めずにもう一頭へ 再び振りかざした刃を向けて。
鋭い爪で地面を掻き前傾姿勢を取る狼。 今にも飛び掛ってきそうだ。]
(132) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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―村長の家前― [村の中を駆けると、各方面にあの魔物たちは 襲ってきているようで、どこにいる等と考えるのも面倒だった。
村長家の窓を、今にも割りそうな1匹を狙って、全力疾走。 足音に気付いた獣もこちらに向かってくる。]
こいっ!!
[怖くない。 もう、あの日のような無力な存在じゃない。 喰われるだけの、存在なんかじゃない。
胸の内で言い聞かせるように、自分を奮い立たせて叫んだ。 こちらに噛みつかれる前に、まず下方向から斬り上げ5 くるりと回して、続いて柄で叩きつけ6
偶数:ミス 奇数:命中]
(133) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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[斬り上げが命中して、獣の右目を奪う。それで警戒されたか。 飛び退かれて、2撃目はかわされてしまった。]
っ、……!!
[その隙をつかれて、飛び掛かられる。5
偶数:寸での所で柄で防ぎ、弾き返した。 奇数:柄で防いだけれど、そのまま押し倒された。]
(134) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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[自由に動いていいという命に、 玉の色がゆらりと揺らぐ。
委ねられる信頼にラーマとして歓喜し、 同時に責任も負いながら。 目の前の狼へ意識を定めた。
思うことはすべて体現してくれる。 疎通の狭間にノイズはなく、 思うままに剣として動く。
飛び掛る獣の鋭い爪を、1。]
1.弾いて反撃し、2(1.命中2.回避) 2.受け止めて拮抗。 3.受け止めそこねて一撃を1(1.回避2.受ける)]
(135) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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うわっ!! ……っ、……くっ、
[柄で喉に噛みつかれるのは防げたが、 余りの重さに、そのまま後ろへ倒れ込み、押し倒されてしまった。
肩に爪が食い込み、血が滲む。 だらだらと落ちれ来る唾液に、眉を寄せる。 右目の仇か、喰い殺さんと獣は瞳を爛々と輝けていて
腕が振るえるのは、獣の力が強いせいか。 それとも―――…
蘇ってくる記憶を振り払う様に、押しのければ、 『切り込みが浅い。』という攻芸の声が浮かんで]
(136) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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ハァァァァァ!!!
[踏み込み、獣の心臓狙って、一突き。6
12:突き刺さり、絶命 34:突き刺さったが、最期の力で飛び掛かってきて右肩負傷。 56:突き刺さったが〜顔、左側面を爪で引き裂かれる。]
(137) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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[手応えは感じた。 だが……獣が絶命する前に、爪を振るい、]
っ、―――!!!
[顔の左側を抉って行った。 鋭い痛みが走り、声に出せない悲鳴を上げ。 だけど、始末をつけるのを忘れてはいけないと、 力を振り絞って、引き抜きさらに、止めの一撃を]
(138) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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[絶命したのを確認すれば、左側を手で押さえて、 そのままふらふらと、膝をつく。 からんと薙刀が乾いた音を立てて、近くを転がった。
ぼたぼたと落ちるのは、汗ではない。 赤い染みが、大地を汚す。
左目を開けることができなかった。]
っ、……はっ、く…… [両手で左目を抑えながら、痛みに呻く。 まだ、村の中に魔物の気配がすると言うのに……]
(139) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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[爪を弾いて首を狙うが、 くるりと宙を舞われて回避される。]
『…もう一度。』
[意識として言葉に乗せるのはそれだけ。 十分に伝わると確信して。
もう一度地面を蹴る獣に相対して、2
1.迫る爪を流して腕を切り落とした。 2.前へと詰め、一撃を2((1.与えた。2.再び回避) 3.横へと飛びずさられ、一撃を喰らう。]**
(140) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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熊猫,打起精神来(気合入れろ、熊野郎)
[挑発と共にパンダが此方へ向かって来たので、 両足を開いて態勢を低くした状態で、上からの一撃を 大铡刀の刃面を滑らせ、受ける。
ギリギリと立派な爪で押してこようとするのを、 両腕をつっぱらせて見上げながら。]
熊は見世物小屋で寝てれば良いものを。
[目の周りの模様を見て、良く一度膝を血に付き。 地についていない方の足を横に振るい、足払い。
2 奇数:足払い成功。パンダは大きくバランスを崩す。 偶数:足払いは成功したが、此方に爪が伸びる。]
(141) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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[繋がる意思のままに剣を振るう。 それは自己の意思ひとつでの挙動よりも ずっとずっと自由だと感じる。
重なりあってひとつになっていると 震える心で実感出来る。 呼吸も鼓動も心も魂も。すべて。
眼前に迫った獣の爪を弾き、 反撃の一手で、狼の追撃を回避した。二度。
一旦、後ろへ飛び退いた狼は更に低く唸り、 じりじりとこちらを睨んで機会を伺っている。**]
(142) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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[よろける熊の腕が勢い良く伸びて来る。 肩を爪が貫通するが、表情を変える事なく腕を引く。 腕ごと腰を横に奮って勢いをつけてから]
笹では無くて残念だったな。
[大きな刃を開いたパンダの口へ押し出す。 めき、と腔内をぶち抜く手応えを感じると、距離を取る。 引き抜いた刃には、紫色の体液がこびりつく。]
刃錆になる、じゃまだ。
[ひゅんひゅんと真横から前方にかけて大铡刀を回す。 紫色の体液は、刃の回る勢いを受けて周囲に飛び散った。 演舞をするように、二度三度ステップを踏む。]
(143) 2013/05/15(Wed) 19時頃
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