278 冷たい校舎村8
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生きてるだけで、偉い、と思いたい。
(1246) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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-- 早未千夏 --
[ 時計を睨みつけるようにして、スマホを見詰めていた。 近寄らないようにと家族が気遣いをしてくるのも、 すこしだけ煩わしかった。 いつも通りに邪魔してくる愛猫には、 しょうがないなあって顎の下を撫でる。 ]
……32、548
[ 並んだ数字の羅列に自分に宛がわれた番号を探す。 スクロールして、スクロールして。 積み重ねた努力が結果を産むのだと信じつつも、 でも駄目だったら。と考えてしまう。 ]
(1247) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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あ、……った!
[ やったじゃん!ちか。 おめでとう千夏。第一志望だね。 受かると信じてたよ。 にゃああ。
と家族からのお祝いに、 気持ちは弾けて千夏は笑った。 積み重ねたものは実を結ぶ。 ]
(1248) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 国立大学に入学するにあたって、 家から毎日通える距離ではないから、 一人暮らしをすることになる。
母は当たり前のように千夏を心配する。 受かったのは嬉しいよ。 でも千夏は一人で生活できるのか……。 食事だって一人で作って毎日食べられる? 注射のことを聞かなかったら忘れてしまわない? ]
(1249) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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私は第一志望にせっかく受かったから通いたい。 お母さんがついてくるわけもいかないし、 一人で頑張ってみる。
心配なら、食事も、血糖値も写真撮って送るから。
[ ね、と千夏は母に提案する。 じと見詰めてくる母は、考えた末に頷いた。 ]
(1250) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 食事を作るといっても、 あまり今まで手伝ってこなかったから、困った。 どうしよう。と千夏は悩む。
解決法は案外すぐに現れる。 医師に大学合格のことを伝え、 今後は月一の受診が難しいことを伝えれば、 一人暮らしのために栄養指導を受けてみては、と。 ]
(1251) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 目から鱗が落ちた。 ]
(1252) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 食べなければ食べない程いいと思っていたし、 甘いものは低血糖にならなければ、 絶対に欲しくとも口にしなかった。 ]
(1253) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 一日に必要なエネルギーはこれだけ。 毎日はよくないけど甘いものも食べていい。 と言われて。 びっくりして泣きそうだった。
もともと小食なのもあってか、 今までとっていたエネルギーは、 栄養士に提示されたそれに満たない。 ]
(1254) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 千夏はいつだって正解を選べない。 ]
(1255) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 知りたくもない世界を学んだつもりで、 しっかりと学べていなかった。
……自分で都合のいいように、 教えてもらったことを塗り替えただけかも。 ]
(1256) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 今までの事はなんだったのかなあ、と思う。 病気になったのは、千夏のせいじゃないけど、 そのあとの3年間苦しかったのは千夏のせいだった。 ]
(1257) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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[ 今まで、やつあたりで。 しんじゃえ、って思っていてごめんなさい。
みんなには生きていてほしいです。* ]
(1258) aki_nano 2020/06/29(Mon) 21時半頃
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―― ある夜に ――
[――いいよ。って、 「笑」の文字を打つ前に送り出した。>>-1078]
(1259) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[薄い月が昇る前、
人と人が会うには遅い時間に届いたメールを一瞥して、 俺は「ごめん」と一言、最近できた友人に 今日の集まりを欠席する旨を伝えた。
しょうがねえな、後で金は払えよ、と メッセージを送ってくれる友に もう一度「助かる」とだけ伝えて軽く着替えた。
桜も散華しかけた春の事。 高校の頃に買いに行ったコートはそろそろ着るにも暑くて 次第に落ちてくる日を見上げながら、 最寄り駅まで歩いていく。]
(1260) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[実を言うとそろそろ音をあげそうだったから いつ来る、ともわからない急な連絡は嬉しかった。
……嬉しかったけれど少し心配でもあった。
平気じゃないけど大丈夫。 いつかのその言葉は、信じても大丈夫かって不安になった。]
(1261) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[駅前の公園。 自販機でレモンティーを二個買って、 流れていく人と、流れていく電車を眺めている。
罪も罰も何もかもをかかえて、 そ知らぬふりで生きていく人々を見ている。
……そうしながら、少し、考えていた。]
(1262) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[妹に暴力をふるっても平気なこと 『なんで平気なの』と校舎であいつは言ったけど、>>3:553 そう生きてしまったから、でしかないんだろうな、とか。
散々考えてはみたけれど、 やってしまったことをなかったことにするのは難しい、とか。 平気じゃないけど大丈夫。 そう言ったあの時のあいつは、 多分正しいと思うんだよな、とか。]
(1263) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[……まともそうな人間に混ざって生きてくのって、 どんな感じ。とか。]
(1264) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[あいつについての考えても仕方のない事を考えて、 ちゃんとまともな人間ぶった俺は、 公園のベンチに座っている。]
(1265) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[メールに書きかけた文字の羅列を 送ることなく一気に消去した。 ……ぜってぇ嫌な顔するだろうな、って想像がついたから。
でも、できるなら何か肩代わりしてやりたかった。 ずっと苦しそうなのに俺はどこまでも当事者じゃない。 それが苦しい。 ――苦しい、って思えるくらいには好きだった。
マフラーをかけてくれるのだって、 遊びに付き合ってくれるのだって、
他人には愛想いいくせに友達の扱いが ちょっと雑なところだって、
過去の行いがどれだけクソだと言い切れようが 俺は、あいつが好きだった。]
(1266) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[......被害者ぶるつもりはねえんだよな。 てか、できねえし。
そういう生き方を認めて、見守っている時点で 俺も同罪みたいなもんで あいつの妹にまとめて呪い殺されたっておかしくない。 そういう行いを許せない奴に責められるのが正しい。
それが嫌なわけじゃなくて、 ただ、あいつが苦しそうなのが辛いだけ。 なんで?ってずっと思ってる。 友だちじゃなかったら、なんて思考の選択肢は俺には無い。]
[……本当に、人の頭をぱかりと開けたら、 中身が矯正できたりしねえかなって思うんだけど。]
(1267) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[…………あー。]
[いっそ落ちきっちまえば楽だったかも。
……もしくは友達を全部失って たった一人になってしまえれば、 なんで平気なの?って思うあいつも多少納得がいったかも。
少なくともあいつの過去を知ってる俺がいなくなれば 多少、気が楽なのかなと思わなくもねえけど。]
(1268) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[でも許さねえよ。俺。 あいつが道を踏み外すのは許せないし 独りにするのも許せないし、 いなくなるなんて、できるわけないし。
……じゃ、これは意味のない考え事だったな。]
(1269) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[月を見上げて、静かに懺悔する。]
(1270) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[礼一郎。 あの校舎でお前にかけた呪いに気付いたら、怒っていいよ。 責めてほしけりゃそう言えばいいし、 慰めてほしけりゃ頼っていいよ。 横暴でいいじゃん。好きなタイミングで。
苦しい道を生きろ、ってエゴを貫いたのは俺の方だし 呪いを吐いて正しい道に縛ってんのも俺の方だった。
気付いて苦笑いが出る。すげえ偽善者のエゴイストじゃん。 …………笑えねえなあ。]
(1271) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[聞きなれた騒音が響いて、 見慣れた電車がホームに入ってくるのが見える。
人ごみがまた駅からあふれてきて、 もう夜も近い時刻。月もぽっかりと浮く頃合いに、 きっとそいつは、駅の中から現れるんだろう。 「息ができない」みたいな顔して。>>1225
だから俺はただ笑って出迎えてやるつもり。
あいつにとって知らないはずの街で、 昔みたいに笑って。]
(1272) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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おかえり。れー。 ……んだよ、寂しくなった? だいじょーぶか?
(1273) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[どこが「おかえり」だよ、って言われんのを待ってる。
あいつの息がしやすいように、 ちゃんとヤなことひっくるめて全部、思い出せるように。 ここにいるから、深呼吸していいよ。]
(1274) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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[まっとうに生きてる阿東礼一郎が好きです。 お前が苦しいのは嫌なのに、 苦しい方向へ押し進めようとする俺です。
……ともだちとしては 割と最悪なやつに分類される自覚があんだけど お前の事が好きだから仕方ねえよな。
善人の顔をしてお前の罪の片棒くらい担ぐから これからも末永くよろしくな、ともだち。]
(1275) さねきち 2020/06/29(Mon) 22時頃
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