246 とある結社の手記:9
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あの人、占い師じゃなかったの? 楽しそうに、喰われたって。
はあ。ふうん?
旦那さんを食べられてるのに、 他の人が食べられて、あんなに喜べるものなんだ。
だったら、いいことしたわね。
(*10) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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─ このあたりの時間軸>>60>>63>>66 ─
ねえ、何の話してたのよ。
[ベッキーはちょうど部屋に帰った後だったろうか。イヴォンに固い口調で話しかけるた。なくても、察せるけど。
それを言うのが精いっぱいだったのだ。 察せてしまうから、返事を待たずにマリオの部屋へと向かう。
部屋を覗き込むと赤と、シーツと、]
…え?
[理解ができていない顔だ、口元が震える。喉から空気だか声だか解らないものがもれるような気持ちで。むせかえるような血のにおいと、伴わない現実感。この空間は何なんだろうと思う。
サイモンは見ていなかった。見ていなかったから……う、ともれる声に、口元を覆った。]
(75) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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やっぱりみんなの部屋が近いから、 すぐににおいに気付かれちゃうのね。
別にいいんだけど。
(*11) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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[頭の中を、いろいろなことが駆け巡る。 マリオ、キャサリン、人狼、人間、
衝動的に、ばっ!とシーツをめくった。 無残な姿だ。無残な、]
……
[言葉が、出ない。なんで、と口元が動いた。 頭の奥が煮えくり返りそうで顔を顰める。へたりとその場に座り込んだ。泣くという、現実に直結した行為が、できていない。]
(76) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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血の匂いがする…。 やっぱりまるまるは食べれなかったものね。
ごめんね。
(*12) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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[マリオの肉はロイエ曰く(>>2:*88)]
やわらか甘美だったか?
……まあ、普段おれたちが食ってる量を考えたらな。 無理だよ、人間一人ってのは、子供だろうと。
(*13) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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余計なお世話ですよ!!(>>71) 男には一生…わかりません!
[女はそうルパートの仲裁に言い放つ。 あまりに残酷過ぎた問いかけの本人が現れて、さすがに女も気まずい思いを感じたのかもしれない。]
(77) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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…私が味の評価苦手なの知ってるくせに。 でも柔らかかったのは確かね。食べやすかったわ。
こんな時でもなかったら、保存したのにね…。
(*14) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/07/29(Sun) 23時頃
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─朝・二階自室─
[眠れないと思った夜でも。それでも。 いずれにしたって、陽が昇る。]
ン…… んん ん。
[寝台の上で転がる。閉じていた目が開いた。 窓から光が差し込んでいる。朝だった。]
………
生きてる ………… ?
[ぼんやりした頭で、それだけ確認した。今朝は結社にたたき起こされるでもなく、寝過ごした。 狙われる。というのに否やはなかったし、少し手を握って開いてを繰り返す。]
(78) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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ユージンは、はあ。と息を吐いた。
2018/07/29(Sun) 23時頃
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[誰かに止められても、それは行った。今、誰が部屋にいるのか、頭は把握していない。
投げ出された小さな手。 小さな手が見える。
指先で触れると、いつもみたいに柔らかくも、温かくもなかった。 言葉はまだ出てこないまま。
結社員がマリオを連れて行くとき、玄関先までただついていった。]
キャ、…
[キャサリンに。何を言うというんだ。伝えるというんだ。そこで言葉は止まって、ただ首を振るだけだった。
見送ると、暫くその場に佇んでいたから。結社員がまたやってきたのがみえる。そうして、ワンダが連れていかれるのが 見えた(>>25)。]
(79) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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─二階、廊下─
[ごし。と顔を一度手で擦る。そうして頭を起こしてから、寝台から立ち上がった。
廊下に出て、そうしてマリオの部屋の前。 人だかりができているのを見て、]
……え
[>>28 廊下。甲高い声が、誰が襲われたかを告げていた。 それに、正直。すぐに事態を飲み込めない。]
(80) 2018/07/29(Sun) 23時頃
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[>>34 ルパートが部屋に入っていったのは、 そのくらいの時間だったか、]
…………
[>>60 立ち尽くしている間にベッキーが、平手で甲高い笑い声を止める間にも、すぐにはその場で動けなかった。
打ちたくなる気持ちは、正直、わかってしまった。]
(81) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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ユージンは、額を抑えて下を向く。
2018/07/29(Sun) 23時半頃
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[甘い、と告げる声>>73は、そこだけ日常になったような少しおかしな感覚でしたが、頭上から降りかかれば、抱えてしまった頭を持ち上げるくらいの力はありました。 ゆるゆるとモンドさんの手元を見て、眉を八の字に寄せます。]
……甘い、ですよね。 無理しないでください。
[自分から押し付けたくせ、そんなふうに言いました。 誰かに飲んでほしかったのは事実なのですが、無理してもらうのは嬉しくないのです。 他にも、ありがとうやすみませんも含めて言いたいことがあった気がするのですが、うまく口をついて出てきたのは、それだけでした。]
(82) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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そうだなあ。 子羊でもなんでも、子供はうまそうでイメージがいい。 食べやすかったんなら、いい値段がついたのかね。
(*15) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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[票が集計されている間、ずっと見ていた。 ずっと、結社員を見ていた。
開かれる箱、数えられていく紙、 あの紙は、暴力的なまでの凶器だ。
─── マリオをああしたのも、きっと、似たようなものなのかもしれないと、頭のどこかで思う。]
[ああ、と思った。]
[ロイエのように追いすがる資格を、自分は持っていない。きっと、気力もなかった。 ワンダはこれからどうなるんだろう。 彼女が連れていかれる時、行かれるまで。じっと、じっと彼女を見ていた。]
(83) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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う〜ん、 値段の評価はロイエのほうが得意そう。 でも、大人よりは珍しいし、 いい値段がついたんじゃないかしら。 子供ありますよ、っていったら、 食いつくお客さんはおおそうよねえ。
贅沢に贅沢を重ねちゃった気分。
(*16) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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ワンダも予定通りにつれてってもらえたし。 よしよし。さて。
なんでマリオが死んだかって。そりゃ。 ルパートさんがいったとおり、かもね。(>>*9)
でも守護者だっけ。いるのかしら。 ルパートさんはモンドだと思ってるんだっけ。
だとしたら、…どんな気持ちなのかしら。 子供を守るようなタイプじゃなくってよかったけど。
(*17) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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いいじゃあねえか。 こんな時くらい贅沢をしねえでどうする。
ははは、そういえば遠慮したみてえに 上品に食ってあったな。 (>>*4)
(*18) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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― ロビー ―
[かなり、遅れてロビーにやってくる。 それはもちろん、慣れない一人での身支度に時間を費やしたからだ。 それだけ時間を掛けてなお、帽子の下にとれなかった寝癖を隠していたりする]
(84) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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― ロビー ―
[女はラルフのメモ(>>61)を読み一笑にふそうとして、失敗する。そのメモをくしゃくしゃに丸めて、ソファの背後に放り捨てた。]
死にたがりの人狼など私は信じません。 そんな不甲斐ないバケモノに夫は殺されません!
あざといわね!
[女が最後に発した一言は冗談のつもりではあったが、果たして、発した本人にとっても、どこまでが冗談と言えただろうか。]
(85) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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[投票で選ばれたのは誰なのか、一目でわかった。 その瞳はその姿を捉えていたから。 誰も居ないはずのその場所に、もう居ないはずの彼女の姿を。 自分が、自分達がそうなるように選んでしまった*彼女の姿を*]
(86) 2018/07/29(Sun) 23時半頃
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イヴォンさま。
[あたしは、意を決して問いかけました。 今は少しばかり落ち着いた様子>>85だったので、いい機会にも感じます。]
イヴォンさま、教えてください。 イヴォンさまの見立てでは、占い師はあなたさまとピスティオとノアさんで3人でしたよね。
では、イヴォンさまは本日、どなたを占ったのです?
[もちろん、ノアさんにもピスティオにも、聞くつもりです。 でも一番に、この人に聞いておきたいと、思いました。]
(87) 2018/07/30(Mon) 00時頃
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[>>85自分のメモをくしゃくしゃに丸めて投げ捨てる様を見て、あ、と言いたげに小さく口を開けた。そして紙屑が飛んでいったソファ裏側に拾いに行こうとする。]
……。
[――彼女はこの騒動以前に夫を人狼に殺害されていて。その仇と奮起し、結社をも利用すると言って。 言い放つ言葉から分かるのは、夫への信頼と人狼への強い恨みだった。
…紙屑を拾って屑箱に入れていると、パティの問いかける声がした(>>87)。朝、真っ先にマリオを発見した時からは、落ち着いた様子の声色だった。朝から目まぐるしくて聞く間が無かったが、自分も気になっていた事。やり取りをじっと見守る事にした。*]
(88) 2018/07/30(Mon) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 00時頃
ノアは、パティからイヴォンへの問いかけ>>87に気付くと、二人にじっと視線を向けた。
2018/07/30(Mon) 00時頃
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─ 夜 ─
あれ?スージーの勝ちか。 へえ…おめでとうっス! やっぱり人狼にも、年齢ってあるものなんスかねえ。
[夜半。人狼らの競争に聞こえた声>>*0に、ピスティオは暢気にそんな台詞を返している。それは可愛がってた弟分の死を知らせる言葉だったけど。でも、声はそれに乱れる風を見せなかった。
寂しいとは思う。ちょっと悲しいなとも思う。可哀そうにも思う。けれど自分は悪くない。自分のせいじゃない。仕方ない、仕方なかった。
………「狂人」と。結社に称される青年の精神構造の特殊さは、もしかしたらこの過剰なほどの自己弁護と自己肯定にあるのかも知れなかった。自分のせいじゃない、仕方ない。だって生きるために必要なんだから、と。 結局のところ、どこまでも自己本位である精神は、弟分の死に己の責任を問うことを放棄している。]
(*19) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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マリオはきっと…、 「人間だってバレたから襲われた」っスね。
…ふぁ…、
明日は忙しいなあ。 俺っち、色々びっくりすることばっかりだし…… 寝よ。おやすみっス。
[欠伸交じりにそんな見通しを呟いて。 その後はけたたましく起こされるまで、それはもうぐっすり寝たのだ。*]
(*20) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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ほほほ…(>>87) 良い質問ね!…と言いたいところだけどパティ。 私にも知りたいことはあるわ。
あなたは、それを意に介さないのね?
[ほほほ、と女は更に笑いながら、リンダとユージンに向けて、手にした扇子を指し示した。]
どうしてかしら。 もう…知っているのかしら?
[そう含み笑いをしながら、自らへの問いを回避した。*]
(89) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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[仲裁に対するイヴォンの返答はいつもどおりの苛烈さを含むものだったけれど、長い付き合いのせいか彼女も流石に気まずがっているというところを少しは察した。(>>77)
遺体の片づけにやってきた結社員が、マリオの遺体を運び出す。最初の犠牲者である子供を悲痛な表情で見送った。 残った血だまりを片づけるために掃除用具の準備をしていた時である。
宿屋の扉が開く聞き慣れた音がして、結社員が入ってきた。 投票用紙を昨日いれた箱をひらいて集計している。……]
(90) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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[人間が得た牙は、今日の襲撃先を定めたようだった。]
(*21) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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成金 イヴォンは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 00時半頃
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[最初の処刑者は、魚屋のワンダに決まった。 彼女は結社員に連れられ――ロイエが追い縋った。 それでも結社員はきまった処刑を完遂するため、彼女を宿屋の外へ出した。 扉がしまる。勝手に結社員に準備された鍵が外側からかかった。
ワンダの横顔を見て、昨日少し話したことを思う。 いまは亡き勇気ある少年は、彼女に投票すると宣言した。
誰かに何か失わせることになった。(>>2:517)
彼女の甘ったれな娘息子はどうするんだろう。 勇気ある少年は、ワンダおばさんを宣言通りに"こらしめてしまう"結果になったが――御伽噺では、勇気ある少年が死ぬなんて結末は迎えなかった。]
――………
[叱るもんか。そう言ってマリオの頭に手を置いていたワンダ。二人いっぺんにいなくなり、彼らの客室二つが空き室になった。]
(91) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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― マリオの部屋(マリオの遺体搬出後掃除中) ―
[マリオの部屋の掃除は、慣れたラルフのほうが手際がよかったので手伝い側に回ることになった。(>>43)(>>61) 成人男性一人分の血液に比べれば、マリオの体は小さくて、掃除に手間がかからなかった。 体積は少なくとも、サイモンに比べれば我が宿を第二の家にしてくれていたマリオのほうが思い出はずっと多いから、清掃中も思い出がよみがえってしまう。それゆえ、時間が経つのが早かったせいもあるのだろう。]
こんな時まで 手間のかからん子供じゃなくていいのにな……
[惜しむように、きれいになってしまった部屋で、ラルフに対してぼやいた。**]
(92) 2018/07/30(Mon) 00時半頃
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