105 CLUB【_Ground】
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―寮・虎の部屋―
入るぞ。
[少し間をおいたのは、通信に向けた怒気を掻き消すため。 しかし扉を開けるその手が、少しの怒りを残したままだ。 どんな瞳をしているかは、目隠しの下。 判断することはできず、見えた指先の惨状に。]
――――お前、なにしてんだ。
[消そうとした怒りが滲む。 つかつかと歩みより、赤い筋を描く指先をひっつかむ。 迷うことなく口に運び、鉄錆を舐め上げた。 暫くの間!何も喋らない。]
(@36) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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いや、
[>>47首を傾げる様子に、ふる、と首を振って。 片方だけの手袋をじっと見る。 温度のないそれの持ち主は、いまどこにいるのか]
……なんかに紛れてたんですかね。
[後で研究員に渡しておこう。 ぎゅっと黒いパーカーのポケットに白いそれを突っ込んで、それから]
……チアキー。
[甘えた声で、ハグを仕掛けておいた]
(49) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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[ふつりと切れた通信に、男は考える。 乾いた砂の音、長い沈黙、先にきられたことご決定打。 部下が何を考えているかなど、明確に知ることは出来ない。 ただぼんやりとした輪郭が、店のランタンの明かりのように浮かび上がった。
気付かない。 気付かないで。
そんな防波堤。]
(@37) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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[ヤニク>>48にへにゃりと笑いかけて、シーシャ>>49の言葉にはただふーんと返した。 知らない匂い、誰のものだろうとは思うけれど、思考はすぐに掻き消される。]
……キュ、
[シーシャからのハグにも慣れた。 冷たい体温に少しだけ身を震わせるけれど、大きな尻尾で蛇の背を撫でる。 うん、とだけ呟いて、少し抱きしめる力を強めた。]
(50) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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[じゃれ合う姿を眺めて、肘を付く。 流石に買い取った後もここに通うわけにはいかないし、これが最後になるのかもと思えば、無理には引き離せなくて。
二人とふたりがいなくなった店。 ミナーとはわりと話をしていたから、やはり少し物足りないか。]
シメオン、君も決めたのかね?
[手持ち無沙汰に話しかける。]
(51) 2013/12/21(Sat) 20時半頃
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[モニターを眺めていると不意に声がかけられる>>51 問を聞くとこく、と頷く。]
ああ、決めたさ。ちあきにね。残してしまった子には悪いけどもともと決めてあった。この子しかいないってね。
君も、傷を癒してくれる子が?
[疑問に答え、問を返した]
(52) 2013/12/21(Sat) 21時頃
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[>>@36怒気を孕む音に、耳は小さく動いたが、昂ぶった感情では冷静に汲み取ることができず、目隠しの下から怒りと苛立ちの視線を向けるのみ。]
なにって。 爪、といでたんだぞ。
[怒りの滲むような声に返すのは、不機嫌露な声。 すぐそばに転がる爪研ぎ板は、見るも無惨な状態で、あちらこちらに赤が散っていただろう。]
……ッ、
[手を掴まれると、一瞬身を強張らせた。 指も爪もボロボロなのは、自分でもよく分かっている。から、叱られる覚悟はあった、が]
……フー……!?
[ひたりと、指先に感じたのは、温かな湿り気。 一度だけ、軽く手を引くような抵抗の仕草を見せたが、それきり、腕の力は抜けて。 声のない部屋に、微かな水音だけが聞こえる。]
(53) 2013/12/21(Sat) 21時頃
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[チアキから離れて、不安と怯えに震える心を抑えようというように、辞書を抱く。 ぐるぐるとめぐる思考が抑えられない。
独りで考えても仕方がないことを、また考えるのだ。
そのときが来れば、意思がどうであれ、必然的になってしまうことなのに。
また辞書をかじった]
(54) 2013/12/21(Sat) 21時頃
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[VIPルームでシメオンに挨拶をした後、いつものように調理室へ向かう。 チアキとシーシャにとっては最後の食事。 調理室のドアに手をかけた時]
――…、
[通信機から漏れ聞こえる硬い声>>@25]
……知ってる。
[とん、と扉に額をつけて目を閉じる。 じっと堪えるように黙り込む]
(@38) 2013/12/21(Sat) 21時頃
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[シーシャの声に微笑みを浮かべ、もう一度強くぎゅっと抱きしめた後、身体を離す。]
えへへ、ヤニクー。 シーシャが可愛いんだよー!
[近くにいるであろうヤニクに駆け寄って、悪戯っぽい笑みを浮かべながら飛びついた。]
(55) 2013/12/21(Sat) 21時頃
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[秘密基地第二弾に籠り、端末に夢中になっていたから 突然の襲撃>>55に対応出来ず潰れた声を出す]
ぐぎゅ…くぅん…苦しいの。
[もこっと毛布から顔を出すと、悪戯好きのチアキの 鼻にかぷりと歯型が付かない様に噛みついた]
(56) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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そうか。 あの子は確かに、君と良い友人になれるとおもうよ。 友人以上の存在にも。
[家族の温もりも、友達との友情も知らない独りぼっちの彼には、きっと同じ目線の高さで居られる子が向いていると思う。 喧嘩したり、仲直りしたり、そうやって人の温もりを知れるといい。]
ああ、私も蛇の彼を。 話してみて、なんというかしっくりと来たからね。
気を紛らせるだけでなく、きっと退屈しない。
(57) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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[>>55もう一度抱きしめられてもおとなしくしていたが]
ちょ、ちあ、!?
[ヤニクに駆け寄るチアキの発言に、さっと顔が赤くなる。 引き止めるように手を伸ばして追いかけようとしたが、足が上がらずこけた]
う、うう……。 ばーかばーかばーか!!
[べしべし床を叩いておく]
(58) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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…………、…………、…………。
[更に長い、長い沈黙のあと。
苦しみながら焦がれるような声を聞いて ティーはやっと、音声送信ボタンに触れた。]
(@39) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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えへへ、ごめんね? キュ!
[鼻をかぷりとされて、尻尾がぶわっと広がる。 もそもそと鼻先を動かして、ヤニクの上から隣に移動した。]
ヤニク、あのね。 寒いから、くっついてて、い?
[この一週間、可能な限りヤニクにくっついているシマリスである。 もちろん、世話だったりいろいろあるから、そこまで長い時間を共にはできないが、食事やお風呂、画用紙にお絵かきする間、ちょこちょことついてまわっているのだ。]
(59) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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シーシャは可愛いよ? チアキも可愛いの。
[チアキのシーシャが可愛いと言う情報に 当たり前、そう言うチアキも可愛いと大きく頷いて]
照れてるシーシャ可愛いよね。
[転んで床を叩いているシーシャ>>58に指差しておいた]
(60) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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ばかじゃないもーん! ちゃんと字もお勉強してるもーん。 ほら!
[隅に置いた画用紙を引っ張りだすと、紙に「しーしゃ」と書く。 綺麗に整った字である。]
シーシャ、大丈夫? 怪我してない?
[真っ赤になるシーシャに耳をぴこぴこさせるけれど、自身も端末の声を聞くと、ほんのり頬を染めた。]
(61) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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―寮・広間―
おーい、お前ら。飯だぞー。
[皿を乗せたワゴンを運んで、いつもと寸分違わぬ言葉。 何匹かがじゃれあう広間に、配膳口から食事を渡す]
(@40) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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キュ…えへへ、ヤニクも可愛いよ。 それにかっこいいんだ!
[きらきらとした目でヤニク>>60に答える。 照れてしまったのか、うりうりと頭を摺り寄せた。]
シーシャかわいー!
[差されたシーシャを見て、ゆうらりと尻尾を揺らしながら頷く。]
(62) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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[時間の並みを感じてきたらしい彼の声が妙にしっくりくる>>57 何でこの少ない時でわかってしまうのか、と舌を巻く気分。]
蛇の彼か。退屈しないだろうね。可愛がってあげてよ。 今度機会があれば会わせてあげたいね。
[じゃれる彼らを見て複雑な気分にはなるが一人では可愛そうだろう ]
(63) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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寒いよね。あったまろ。
[擦り寄って来るチアキ>>59に、 シーシャがやってくれたように毛布の隙間を空けて迎える。 この一週間チアキと一緒に遊ぶ事が多かった。 勉強熱心なチアキに文字も教えて貰って ちょっとだけ書く事も出来る様になった。 チアキが残してくれたものは大きい]
かっこいい? ほんと? ありがとう。
[褒められて>>62、少し調子に乗って胸を張る。 だが直後に摺り寄せられた頭の刺激に身悶えた]
シーシャも一緒に入る?
[3人で毛布であったまろう? 声を掛けるのと食事が来るのは>>@40同じ位だったか]
(64) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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あ、ちが、まちがえ、
[通信機を握って、ふるふるとする。 ふるふると。
違う。間違えた。 ものすごく間違えた。いや、意図的には合ってるのかもしれないけども。
赤かった顔がますます赤くなる。 >>61チアキの声にも反応せず、>>@40配膳の音も耳に入らず]
(65) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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俺のこと、好きですかって!訊きたかったんです!!!
[通信機に向かって叫んだ。
とても墓穴を掘った]
(66) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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!!!!!??
[シーシャの大声>>66にじゃれ合っていた動きを止めて シーシャを穴が開くほど見つめてしまった]
(67) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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[>>64ヤニクの声に顔を上げて、ずっしゃあと毛布に滑り込む。 顔を覆って、動かなくなった]
テッドにもヤニクにも訊きましたもん……。 恥ずかしくない、恥ずかしくない……。
[ぶつぶつとなにか唱えながら、カメラから隠れるように身を縮めた。
不安にさせるあいつが悪い。うん]
(68) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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どうしよう、チアキ? シーシャが物凄く可愛いよ?
[毛布に潜り込んで動かなくなったシーシャ>>68を まじまじと見つめながら、真顔で呟いた]
(69) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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[聞こえてきた言葉に、生身の左目と硝子の右目を瞬いて。
数拍置いて噴き出した。]
く、くく……
本当に君は面白い奴だ。
(70) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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無論だ。私は君に惚れている。 私が、好いてもいない相手を連れて帰るような男だと思うかね?
[放送ボタン押して、きっぱり言い切った。 彼が恥をかくならば、自分も恥ずかしくなどない!]
(71) 2013/12/21(Sat) 22時頃
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!
[シーシャ>>66の大声にびくっと身体を跳ねさせて、ヤニク>>67へさらにくっつく。 けれど内容を把握すると、ふわふわ笑みが浮かんだ。]
ヤニク、こういう時はしー、だよ。
[ヤニク>>69が声を出す様子に、口元へ人差し指を当てて、しーっと囁く。 サミュ>>@40の声が聞こえれば、毛布の中から脱出した。]
ほら、ヤニクもシーシャも、一緒にご飯食べよ?
[最後のとは口にせず、けれど一緒と告げた声はそれを願う響きに包まれていた。]
(72) 2013/12/21(Sat) 22時頃
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チアキは、放送から聞こえるお爺さんの声>>71に尻尾がぶわわっと広がった。
2013/12/21(Sat) 22時頃
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えへへ……。
[放送で響いた声は、きっとシーシャのご主人様だろう。 それなら大丈夫。シーシャは幸せだ。 蛇の姿を眩しそうに見つめる。]
サミュー、今日のご飯はなぁに?
[照れ屋なシーシャ、彼が震えないようにとできるだけ意識を逸らして、配膳口へ声をかけた。]
(73) 2013/12/21(Sat) 22時頃
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