人狼議事


278 冷たい校舎村8

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【人】 大太刀源流 タツミ

 

 ……、


[わかんねえ、と言い返しかけて、
辰美は自分がした事を思い出して言いよどんだ。

狡い――というのは
頼っていい、といった人の前で
交換条件のように悩みを差し出すこともそうだが、
たぶん、それ以上に、辰美は、]

(571) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

  ………っ、んだよ、このっ……
 

[――それ以上を考える前に>>551
手首をつかんだ手を見て腕に力を込めた。
サッカー部の礼一郎に
脚力ならともかく腕力で負けるつもりはなかった。

…………あと、辰美が離したくなかった。]

(572) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[言葉が雪のように降り積もるとして、
今日で何日分の雪が降っただろう。
語らなかった何年分の穴を埋めるだろう。

ただ確かなことは、こんな寒い雪の降る校舎でも
襟首をつかんだ手、……それから握られた手首が、
熱くて堪らない。

目だって頭だって腹だって背だって、
何もかもに熱がこもっていて冷静じゃいられない。
そんな中、辰美は礼一郎の言葉を聞いていて
>>552>>553>>554]

(573) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

 ……わるく、ねえよ。期待すんのは。
 都合のいい事とか
 そんな甘やかしてるつもりねえけど。

 …………

 
[咀嚼する。
何回か零れる涙を左腕で拭いながら、
阿東礼一郎から零れる言葉を咀嚼している。]

(574) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[……ああ、こいつ、
育った時のルールと世の中とのギャップに
苦しんでいるのかも、だとか。

ずっと頼られたかった。
けれど瑕疵があった。後ろめたかった。
だから胸を張れなかった、というけれど
そういう思いをさせているのは誰だ?

…………だとか。

色々考えてしまった辰美は先ほどから心臓が痛い。
痛いのだけれど]

(575) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 
 
 ……でも、ため込んでたらやべーだろ、それ。
 だってお前今苦しそうだし。……
 いつか…………それこそ、
 取り返しのつかねえことしそうで、怖い。

 ……だから、……キレといてなんだけど
 言ってくれてよかったし、
 暴走する前にもっと言えって、……思った。

 
[押し付けるように言う、
辰美はちっとも良い子ではなかった。]

(576) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[胸を張って頼れよって言いたかった、と礼一郎が言う。

折れてしまって戻ってこなかった人を知っている。
だから、怖くて縋れなかった。
……そういうのは言い訳にすぎないだろうか。

交換条件のように差し出せば
少しは客観的に語れただろう、なんていうのは
きっと辰美にとってだけ都合のいい理屈だった。
――礼一郎を傷つけると知らず。]


 違ぇ、お前が頼りないとかじゃない、違う。
 違ぇけど、ただ、俺が怖くて。
 ……、……っ、
 
 

(577) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[……吐き出される言葉に言い返す段になって
やっと礼一郎の襟首から辰美の指が離れる。

ずり落ちるようにして落下して、
手首を握っていた礼一郎の手から逃れると
その手首を軽く握った。
半面、辰美の顔からは少し血の気が失せている。

………………限界だった。
ずっと縋りつかないようにしてきたのに。]


 …………兄貴が。
 怪我して剣道人生終わったし、
 受験落ちて今は浪人してんだけど。
 

[辰美は努めて穏やかに話そうとする。
静かな声音を心がけようとして喉がひきつった。]

(578) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 
 まあ、道場の跡継ぎどうするって話になって
 俺しかいないだろ。親父も母さんも手のひら返した。
 兄貴じゃいけなかったとこ受かれってうるせえんだよな。


[舌がもつれる。]

 
 あいつら無視してるけど
 兄貴、狂ってんだよ。多分頭の病気。
 変な幻覚見てるおかしなやつだったけど
 最近は「ころしてくれ」ってうるせえ。

 マジでうるせえから一回首絞めて、
 …………ころしそうになって。


[礼一郎の顔が見られない。
それどころか息苦しくて眩暈がしてくる。]

(579) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

 俺と兄貴滅茶苦茶顔似てんだよな。
 あと、頭の病気って、血筋で。
 最近ちょっと俺も変なもん見えて、その、
 

[辰美はごまかすように笑おうとした。
笑おうとして悲鳴のような耳障りな呼吸の音がする。]


 …………。………………。

 

[視界が揺れる。
そのまま、耐えきれずに手を離し
沈んでいくようにしゃがみこんだ。
揺れる視界を抑え込むように頭を抱える。]

(580) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


[ しにたい。って、泡のように掠れた声が出た。
クラスメイトとの約束も何もかも忘れてはいないけれど]
 

(581) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 …………笑えよ。気が狂いそう。


**

(582) 2020/06/19(Fri) 06時半頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 06時半頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――現在/購買――


[追いついてくればいいと思ってた。

背も、手も。

けれどもそんなことはありえなかったから
今辰美は、強引に阿東礼一郎の襟首を掴んでいる。]

(602) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 知ってるよ。>>585
 そっから先行くなって言ってんだよ。

 思うだけなら自由だから
 お前が平気って思う事だって自由だから
 ……でもそっから先はダメ
 

[だって辰美は傲慢と言われようが
礼一郎を引き留めていたかった。

礼一郎がひょいとその先に行くかも。
なんてきっと普通の人なら考えもしないが
辰美は兄を殺しかけているので少し、怖い。]

(603) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[なんで。の所在を考えても誰も責任は取らなくて
結局自分のせいになるんだから、世の中って不公平だ。]

(604) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[そうして礼一郎を引き留めていた腕が落ちる。
……泣いてる、と辰美は礼一郎に思うけれど
それに言及する余裕は、やっぱりなかった。

いつもだったら茶化すくらいするのに
今の辰美は情けないばかりだ。>>587]

(605) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[吐き出す、という行為が初めてだ。
昔は感情の整理がつかなくて
たどたどしい言葉を叫びながら泣くだけだった。

だからやっぱり話しはじめてから
降り積もる恐怖に耐えかねてしゃがむまでの間
辰美はずっと恐ろしかった。
伝わるのかとか。
お前気が狂ってるよ、って言われるかも。とか。

色々考えて、ちょっとだけ、
さっきの礼一郎の気持ちが分かったような気もする。
……少しだけだ。]

(606) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[何を考えてたかって?
……見ないふりして生きてたよ。
少しずつ迫るリミットから逃れたくて
目の前しか見ていなかった。]

(607) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 っ、……、ぐ……んん、
 なん、だよ


[静かに聞いてくれていた礼一郎の手が伸びる。
外界から自分を守るように頭を抱えた腕を引きはがされて、
それでも嫌だと顔をあげずにいれば髪を掴まれた。

……何年ぶりだ、と辰美は思う。
思いながら涙の膜に礼一郎を映した。
ぼやけて、流れて、
――目の前の阿東礼一郎は怒った顔をしていた。]

(608) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[笑えねえ、と礼一郎は言う。
そうだよ、笑えねえんだよ。

辰美が兄に言えなかった言葉が
礼一郎の唇から出てくるので、

兄貴にそれ言ってやれてたら何か違ったかな。とか
何で許してくれるんだろ。とか
そんなことばかり、頭の中で震えている。]


[ほんの少しだけ手の力が緩む。]


 …………俺は。


[言葉を止める。]

(609) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[静かに与えられる言葉を、
まっすぐ礼一郎を見て聞いていた。>>600

見させられていた、という方が近しいのだけれど
途中から辰美は視線をそらすことを忘れた。]

(610) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[うん、俺もな、
お前がおかしな道にいくのはやだよ。
だから言った以上覚悟しとけよ。

……そういう負けん気の強い言葉は、
今は出られそうになかった。>>599

笑えねえ。礼一郎はそういったくせに
最後にちゃんと少しだけ笑ってくれたから
やっと辰美は「大丈夫」だと思える。>>601

理不尽な理由で生まれてきたんだから、
理不尽な理由で生きるくらいがちょうどいい。]


[……礼一郎のかすかな微笑みが滲む。]

(611) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 ……俺、も、お前のこと、
 大事だよ

 しにてえとか、おもいたく、ねー……よ

 でも、でも、……でも!


[衝動が口をついた。
あふれだせば涙は止まらなかった。
みっともない、と思うのに、
ただそこにいてほしくて礼一郎の肩を掴んだ。
そこから先はずっと泣いていたから、
ただしく礼一郎の顔が見れていたかは分からない。]

(612) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 こえぇよ、
 あいつのいる家にかえんのも、
 継ぐのも、やだよ、こええよ
 狂いたくねえよ
 鏡見るたびあいつ思い出して嫌だよ
 
 俺の知ってるやつが
 知らねえうちにおかしくなってんのも無理
 お前も含まれてんだよ分かってるか
 
 分かってて「見てる」って言ってくれてんのかよ

 ……俺は、

 

(613) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[無様だな。と辰美は自分に思う。
まとまらない言葉を投げつけて、まるでガキだ。
消え入りそうな声でつぶやく。]

 
 ……わか、っ、てるよ
 お前の言ったこと、わかってるよ。

 お前が俺に生きろって言うんだから、
 いきてるよ。しなねえ、よ。
 だからお前もちゃんとしてろよ


[ただ、もう少しだけ泣かせてほしい。

そう明言することはなかったが、
辰美はそう言い切って、肩を震わせ、泣いた。]

(614) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[そういえば、こんなに泣いたのは何年ぶりだっけ。
………………ああ、俺は本当にいつも、]

(615) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ




 …………
 内緒にしといて、まじで


[そうして涙も涸れる頃に、
からからに乾いて、少しガラガラになった声で
辰美は居心地が悪そうにそういった。

羞恥心って最後にやってくるんですってね。
色々と自分の無様な姿を自覚してしまったので
辰美は真っ赤になりそうな顔を強引にハンカチで拭った。]

(616) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 …………聞いてくれてありがとよ、礼一郎。


[泣いても喚いても何も変わりはしないけれど
確かに、泣いたことで恐れは軽くなっていて
だから辰美は、立ち上がって
まずそれを礼一郎に伝えようとして

辰美幸俊はそれに気づかなかったが――
本当に久しぶりに、口角をあげて微笑んだ。]**

(617) 2020/06/19(Fri) 14時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 14時頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――現在/購買――


[小さい頃のように蹲っていても
やっぱり体格の差は出る。>>641

随分遠い昔、自分より大きく見えた礼一郎が
……もうその肩とか腕だって細く見える。

大人になる刻限は近くて、
取りこぼしていくものはたくさんあって、
取り返す時間は、そんなになくて

嫌になるな。
もっとちゃんと作ってくれよ、神様。]

(699) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[ひとりひとつ生まれた時に渡される箱。
ひとりひとつの小さな世界。

ひとひとりの、頭蓋の中身。

不良品取り換えてくれないかな。
あと礼一郎の苦しいのも取ってやれねえかな。

辰美はそう思うけれど、
設計者はあっさり解決>>643
お好みではないらしいので
あいにくもらえるのは泣きすぎの頭痛だけだった。]

(700) 2020/06/19(Fri) 20時頃

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