268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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で、実はまだ労働終わってないんですよね…
また、店の裏で、0時に会いましょう。 今日は、ねこしか来ないなんて無しですよ。
[笑って彼にだけ聞こえるように小声で囁くと、シーシャの置いた紙幣を手に取りつつ、店の奥へと片付けへ向かった。]*
(56) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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― 5週目・店の裏手 ―
シーシャさん。
[彼が来ないとは思っていなかった。 彼の姿が見えると、壁から身体を離して手を振る。]
行きましょう。
[そして、すぐに彼の手を取ろうとして少しだけ考えた。 シーシャの顔を見ると、微笑んで言った。]
(57) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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シーシャさん、1週間、お疲れ様でした。 今日は一晩中、僕と一緒に居て貰えますか?
[ペルセウス・マーケットも、ここまでくれば大分夜中でも賑わっていることだろう。 中心部の劇も、深夜までやっていたりするだろうか。 それに、流星群も2週間前に比べたら大分数が増えているに違いない。 あのぶち猫にお礼の魚肉ソーセージをあげるのも悪くない。]
正直僕も金はないですけど! 奢って貰った分は奢り返します。 それに、貴方と一緒なら、きっと何処に行っても、何をしても楽しいです。 本気ですよ。
[隣に居る彼に、微笑んだ。]**
(58) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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大丈夫、 運命の星なら その時だけはちゃんと空、見るから。
[運命と決めたなら強気になる。 それにもしかしたら、こうしてサイラスを見ている方向で、視界に映り込んでくるのかもしれない。先週のそれ、みたいに]
全部、くれるんだろ? 横顔もいいな、 ………かわいい
[赤く見えるのは夕暮れのせいだけじゃないだろう? その変化も愛おしい。目を離したくない。 初めて、スマホか何か持っておくべきだったか、なんてよぎったけど。多分今手元にあっても、写真やらなんやら収めようとする余裕すらないだろう]
(59) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[港を発つと、暫く陸を眺めている船員がいた。 酒に酔うと、誰かが恋しいと涙ながらに歌う奴らも。 俺はいつもそいつらを横目に、酒の肴にしたりして笑っていたっけ。 わかってるつもりではいた。 けれどそれは、寂しいだろう、っていう想像でしかない。 今も想像だ。 本当の心の空洞は、海に出てから知るんだろう]
あぁ、 ……いってくる
[もういい年だから。 自分に、今まで知らなかった感情が生まれるだろうことを、ほんの少し楽しみにもしているんだ。さすがに言えやしないし、海上で俺は、後悔するのかもしれないけれど]
(60) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[瞬きもしたくないほどに見つめていたから、 泣きそうだ、とすぐにわかった。 金髪を撫でる手はそのままに、手慰みに持っていた望遠鏡を置いて、気づけば更に遠くに消えた夕暮れ残る頬に触れた]
サイラス、
[海に似ている雫。でも、海よりずっと好きだ。 そっと触れたしょっぱさに、心の奥で今更のようにことり、と落ちる音を聞いた気がした]
(61) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[触りたいのなら、もっと触っていい] [パーカーの上から、下へ移る指の動きに] [そっと息を呑む]
[気を悪くしないで欲しい>>19] [なんて前置きに] [今更何をと小首を傾げた]
知恵熱? …たぶん。
[思考を辿るような言葉] [何考えてるのか全然わからない人だったのに] [急に胸の内を晒されて] [心がざわざわする] [待って] [ちょっと、待って] [それって、まさか]
[――しかし]
(62) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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――――では?
[まさかの疑問形>>-118] [頭の中だけでズッコけたが] [茶化しているわけではなくて]
[つまり?] [俺のことが、好きかもしれないけど] [確証がなくて知恵熱出す勢いでぐるぐるしてる] [……ってことだよな]
[わかった] [えっと――]
[口にする言葉を考えかけたら] [ドキッとさせられるかもしれないのにと] [悩み顔>>21]
[ちょっと、これ……、は] [ああ、ダメだ]
(63) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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[Tシャツの上から触れる彼の手] [その上から、己の手をそっと重ねて]
俺を、ドキっとさせて…その後は?
[苦悩の表情を、見つめる]
そんなことしなくたって、 俺、今すげードキドキしてるし。
[重ねた手で彼の手を優しく掴んで] [己の胸の上へ]
……わかる? 驚いて心臓が飛び出そうになってる。
[本当に、驚いた]
俺のことでそんなに悩んでたなんて。 なんか、嬉しいな。
(64) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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ザーゴさんとさ、 初めて会った時は顔よくわからなかったし 二度目に会った時も変なことになったから 本当に好きな顔だったか疑ってたんだよね。
でも、ホテルに絵を届けた時に やっぱり好きな顔だなって思ったし 刺されて気が遠くなった時も 顔が見たいって、思った。
だから、俺は… ザーゴさんがこの街にいる間だけでも 会えたらいいって、そう思ってた。
[結局は去ってしまう人なのだし] [生きる世界が違いすぎるし] [己がどう足掻いたところで] [引き止めることなんて出来ないって]
(65) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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俺は……そうだな。 もっともっと知りたいって思ってるよ。 ザーゴさんのこと。
[それはそれで] [色々違いが見えてしまいそうだけど] [それでも、知らないよりはずっといい]
なんでだろう。 やっぱ、こうして傍にいたいからなんだろうな。
だからさ 助手の話は前向きに考えさせてもらえたら 嬉しいって思ってるんだ。
見習いじゃなくて、一人前になれるように これからでも色々教えて欲しいな。
[胸に当てていた手をまた握ると] [顔を寄せ、指先に口づけた*]
(66) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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[あ、この男最低だ。 どうしてかそう思った>>59
でも運命の星の時だけは、と言われて もう赦していると判っている。
誰かの一言一言にこれ程感情全てを揺さぶられる僕なんて 想像も付かなかった。 そんな事が出来る人がいるなんて、想像も付かなかった。
運命に出会うまで。 出会っても、判らなかった。
かわいいと言われたら殴ってやろうかと 右手をグーの形にしたけれど、そのまま 強く握りしめるしか出来ないまま]
(67) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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僕も……あなたの横顔、見たい。
[あなただけはずるい。 言っては見たものの、横を向いている彼は 僕じゃない何かを見ていると言う事だ。 それは……嫌だ]
(68) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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グスタフさん、ずるい。
[どうしよう。 ずるい、しか出てこない。
海の碧でも空の蒼でもない、僕の青が好きなんて>>-224]
(69) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[言えない、と拒みながら震える手を握り返して。>>38 眼鏡越し染まる頬を覗きこんでリクエストすれば。
つれない答えに、口の中で溶けきったシャーベットを、ごくん、と飲みこんだ。 むむ、と眉を顰めたけれど。 こうしてはぐらかされるのも二回目となれば、今度は落ち着いて。]
どうして、無理なんだい。
[重ねた問い。 頭を振る仕草を瞬きせず見つめていたら。 徐に右手を引き寄せられ。>>39]
(70) SUZU 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[囁くように口から零れた瞬間。 不意に響いた古時計の音に、びくっと肩が揺れ。]
びっくりした……はは、情けないな。
[我に返れば、時計屋が時計に驚くとか滑稽すぎて。 気まずさや恥ずかしさから火照りだす顔で、苦笑した。*]
(71) SUZU 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[彼から重ねられた問いの解は簡単だった。>>70 秘めた全ての切れ端を繋ぎ合わせ覗かせるように、右手を引き寄せ、唇で触れた。彼をモデルとした物語に自分を書けない理由。其れは自分が―――登場人物に嫉妬をするから。其処まで参っている。
だから、視線は彼の言葉に彷徨い。 ぐっと喉を詰まらせた>>-272
君がいいなんて甘い言葉を告げる声に囲われる。 そんな感覚を味わいながら、息を深く吸い、吐いて]
(72) sudati 2019/08/08(Thu) 00時頃
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……星より、君に願う方がずっと叶いそうだ。
[告げたのは願い事を告げる先。 瞬きの間にも落ちる星などではなく、彼自身にと願えばきっと叶うう。掌を合わせるように握りしめる形へと変えて、その手を引き寄せよう。 叶うのなら、距離を詰めて抱きしめる。
頬が赤いのは赦して欲しい。 格好いい彼のその顔を至近距離、眼鏡と裸眼の距離に留め]
(73) sudati 2019/08/08(Thu) 00時頃
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[重なる手>>64。一度もヤニクの肌を辛いと感じたことはなかった] [ずっと、最初から]
[その後は? 頭の中に浮かぶのは、肌色の多さで選んだグラビア誌の中身 挑発的な眼差し、半開きの唇、 裸の女。 真似できないと思った。彼の好みがそういうものだとしても、と]
──そんなことしなくても?
[先回りしたような言葉に、ふつと懊悩の泡が弾ける]
(74) tayu 2019/08/08(Thu) 00時頃
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[手を引かれて顔を上げ] [掌に感じる熱に背筋が震えた。胸の上、心に近い場所]
わかるよ
[ずっと、視覚に偏重している自覚があった。それは触覚が主を裏切るから。 けれど今は、間近に見える肌の色と指先の感覚は同調して響きあう]
わかる
[熱い。脳から湯気が出てるんじゃないかと思うほど]
(75) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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[思考を辿るような言葉を聞く。 いや二度目に会った時のことは忘れて欲しい。忘れて。 ゆら、揺れるように頷いて、頷いて]
側にいたい?本当に? それは……ヤニクそれも恋愛感情なのでは──
[君も好きなのでは。という間抜けな発言は、 指先に感じた触に途切れる>>66]
……っぁ
[大きく揺れてそった指先を、離されてしまわれないように] [自由な方の手もヤニクの手に重ねた]
ああ
(76) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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俺も、知ってもらいたい できれば俺の嫌いなものや俺の過去じゃなくて 好きなものを……この先を
君が俺を変えるんだから
[君の隣でだけ、この触覚は世界に触れられた]
(77) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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じゃあ交代で星を見張ろうか
[そらした視線、流れた星の軌跡。 あれは運命じゃない。 それとも、目の前の運命が眩しすぎるのだろうか]
それから、 ……、
(78) 茄子 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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交代で見たら、同じ星を探せないじゃないですか。
[僕以外を見て欲しくないくせに。 同じ星を見たいと駄々を捏ねる。 まるっきり子供だと判っているが、 彼より年下のはずだから、特権とばかりに 水の膜を瞬きと共に露へ変えて口を尖らせる]
(79) pannda 2019/08/08(Thu) 01時頃
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……星を、
[ちょっとやりすぎたかな、ってサイラスの頬を少しぬぐって、片手は絡めたまま、もう片方で肩を引き寄せる。 肩口に額を擦り付けた、……いいだろ、甘えたって]
運命の星を見つけんだ 早く描かなきゃいけないし、
[目の前にあった首筋に視線が引き寄せられる。 口にした冗談に紛らわせた誘いと、 流星みたいな言葉に、完全に、のぼせている]
(80) 茄子 2019/08/08(Thu) 01時半頃
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うちにおいで。 本当に一緒に寝てくれるだけでいいし
「おやすみ」と「おはよう」を 言い合えるだけでいいんだ
[寝顔を見るために、どっちが先に起きれるか勝負をしよう。 負けたら朝食の準備だ。 先に起きたって、きっと互いに離れられやしないんだから*]
(81) 茄子 2019/08/08(Thu) 01時半頃
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― とある火曜日 ―
[流星は、日に日に数を増していた。 極大日は今週末。つまり、ペルセウスマーケットの最終日。 人形劇団『ゼロイチ』も、最終公演に向け、稽古に余念がなかった。]
「おーいフィリップ」
はーい団長、なんですかー?
[そんなおり、団長に呼ばれ、行ってみると。 レストランの招待券を渡された。 得意先から貰ったものらしいのだが、2枚だけでは家族で行くには足りないし、この先何かと世話になることが多いであろうサガラの工房へ、お礼という形で届けてほしい、と。]
(82) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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「話を持ってきてくれたのはお前だからな。 おそらく、お前から届けるのがいいだろう」
え、えぇ……そう、ですか?
[正直、劇団のためになるからというより、自分がサガラに会いたいからという理由のほうが大きかっただけに、若干の後ろめたさがありはしたが。 これを理由に、また彼のもとへ行ける。]
分かりました。 今日の帰り、届けてきます。
[別に、もう会いに行くのに理由なんていらないって分かっていても。 やっぱり、理由があるのは、なんだか嬉しい。]
(83) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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[そして、今日の稽古が終わり。 夕闇が迫る頃。]
お先失礼しまーす!
[後片付け帰り支度を手早く済ませ、意気揚々と、サガラの工房へ向けて自転車を飛ばした。]
(84) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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― 木彫工房『So』前 ―
[ちりんちりんチリーン。 開いた窓へ、自転車のベルを響かせる。
あの人はまだ仕事中だろうか。 それとも、うたた寝してるだろうか。 片想いだった頃も、いまも。 窓の外から眺める、彼の姿は、なんだか特別に愛おしい**]
(85) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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