76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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ん……
[気だるげに重い身体を起こす。 まだ情事の痕は色濃く残り、甘い香りに混じり性の匂いが部屋を支配していた。 だけど、足りない。いない。彼の姿が無い]
……どこ? どこに……
[怖い。 彼と離れるのが、酷く恐ろしい。 それは間もなく訪れる渇望の一端か。 とても空虚で、足りなくて、埋めたくて]
どこ……
[衣服を身につけるのもそこそこに。 肌の痕も隠しきれぬ乱れた姿で廊下へと]
(44) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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ああ、…なるほど。 そういうこと、だったのか…
[胸を指差し彼は眠ったと語る其れを。薔薇を見て。 こぼした言葉は、安堵の欠片。 不安の根本に解が与えられたことと。 残るなけなしの理性を繋ぎとめていた罪悪感が、消えていくこと]
わかった。 くれてやるよ。こんな髪と身体で良ければ、いくらでも。
[軽く唇を重ねて、蒼い瞳の薔薇の髪を撫でる。 自己に陶酔しきっていたとしても、それで、良いじゃないかと。 だが。 気にかかることが、あるとすれば]
…此処で、良いのか? 見られたら…『お前』は、見られたとしてもいいのか? ヤニクは、まだ起きてるんだろう。
(45) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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― 夢の中 ―
[―ノックス。
聞こえてきたのは鈴を転がすような従姉の声。
優しく、賢い3つ年上の彼女が従姉である事が誇らしくて…恐らく、憧憬のようなものを抱いていた。
けれど中学生になれば、照れくさくて避けるようになった。そんな自分を彼女は笑って許してくれて。 ―ある日、彼女と一緒に両親への贈り物を買いに行く途中。
脇見をしていた車に轢かれそうになり、彼女は自分を庇って…杖をつかないと歩けなくない身体になってしまった。
―彼女は自分の事を責めなかったけれど、罪の意識がそれで消える筈もなく。]
(46) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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くれてやる?随分、投げやりなことで。 先輩は自分が嫌い?俺はこんなに好きなのに。
[見た目と裏腹の部分を持つエリアス。 薔薇が花弁の下に棘を持つように。 サイラス自身も先輩として好いていたことは 薔薇にはどうでもいいことだが。
軽く重ねられた唇、顎を捉えて深みを求め 撫ぜられる感触にチェシャ猫のように笑った]
いいよ、ここでも。誰かがくるのが怖い?
[寧ろ見られて欲と嫉妬を感じさせて欲しい。 それが薔薇にとっては甘露のようなのだから]
(47) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[礼拝堂の窓から射し込む月光は、ステンドグラスの色硝子に彩られて薔薇模様の影を落とす。
緋毛氈の上に横たわる姿は、まるでサバトの後のよう。 銀の髪と黒い服を乱されて。
白い肌に散る痕。白い肌に落ちる影模様。 苦悶に掻きむしったような傷が心臓の上に。 蔦のように絡みつくのは、魂捕らえた呪縛か。
目を閉じたまま、唇は淡く笑む。]
(48) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[自分の所為で姉さんの足が悪くなったのに。
選べたかもしれない選択が、消えたかもしれないのに。
ちゃんとしなきゃ。
しっかりしなくちゃ。
それからは、努めて優等生を演じるようになった。 ―全ては彼女の怪我を意味のないものにしたくなかったから。
家族は最初は驚いていたけれど、許容して…褒めてくれた。 けれど褒められる事を求めていない心はどんどんと冷めていって。 寮のあるこの学校を進学先に希望し、入学した。
家族や彼女の目を気にしなくて良い生活は、新鮮で刺激があって。 同室の寮生の真似をして酒を口にしてみたり、くだらない話をしたり、…そういった事を甘受している自分に嫌気がさした事もあった。
けれど段々とそんな感覚も麻痺していって。 ―あぁ、だからなのだろうか。]
(49) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[ごめんなさい。 ごめんなさい。
ちゃんとするから。
―これ以上、誰も傷つけない。
悲しませないようにするから。
だから どうか …。]
(50) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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― 自室 ―
[目を覚ました時には、一筋涙が零れていただろうか。それを手でごしごしと擦りながら]
…姉さん。
[夢の中の彼女は昔と変わらない笑顔で微笑んでいた。 嬉しかったけれど、願望が見せた都合のいい幻影だと何処か冷めている自分もいた。]
どんなに苦しくても…。 俺は皆を守るから。
[今の状況はわけも分からず、恐怖もあるけれど。 友人や先輩がサイモンのように覚めない眠りについてしまうのは嫌だ。 ―シリィが既に眠りについている事は知る筈もなく。
この意思だけはしっかりと持っていようと決めた。
けれど薔薇の香りの誘惑がある中、その一点が崩れてしまえば、もう立っていられないかもしれない。]
(51) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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分からない。 でも、好きじゃあないのかもしれないな。 いつも無駄に考えて、結局なにもできないんだから。
[部屋が片付かないのも。 部屋に戻れないのも。 状況に流されているままなのも。
薔薇の言葉にばつが悪そうにほほ笑む。 後輩ではないのだと意識した瞬間に、口もまた軽くなったような気がして]
ー…俺、は。
[怖いか。 その問いかけに、あの穏やかな寝顔を思い出す。 掻き消すように薔薇の身体を抱き寄せ、再び口づけて囁く]
いいさ、どこでも。 どうせ夢になるなら、何だってかまわない。
(52) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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…誰かと落ち合った方が良いかな。
[原因だと思われる薔薇には今は近づかない方がいいように思える。 まだ…寮内の方がましなのだろうか。]
…エリアス先輩達は何処にいるんだろう。
[オスカーにも先刻は声を掛ける程度しか余裕はなかったけれど。 暫く休んだおかげで、多少はましに動ける気がした。
寝台から起き上がると、彼らを探しに廊下に出た。]
(53) 2013/03/28(Thu) 22時頃
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…そんな先輩が好きだよ。可愛いエリアス。
れじゃぁ君を貰うよ。 俺を、咲かせて。
[また深くキスをして、エリアスの衣服を剥いでいく。 白い肌が月色の下、浮かび上がるよう]
夢になる……そうだね。 なら、その夢を手放さないで下さいね
[ゆるり、エリアスの体を抱き上げて、 夜露にぬれていない場所に彼を寝かせるようにやわく押し倒す]
…好きだよ、先輩。
(54) 2013/03/28(Thu) 22時頃
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離さないさ。選んだことだ。 朝が来るまで、ずっと抱えるよ。
…。 好かれるのは、悪いことじゃない…よな。
[肌が晒されて、夜気を直に感じて。 それを心地よいと感じる身体。 抑え込んでいただけで、とうに薔薇の毒は身体を蝕んでいたのかもしれない。
視界に映る夜空。咲いた月の華。 それに照らされる金色の髪を、蒼い瞳を。綺麗だと、美しいと思う。
腕を上げて頬に触れ、ゆったりと撫ぜて。
ちくりと心を抉る罪悪感の刺すらも、心地よいものだと思った]
(55) 2013/03/28(Thu) 22時半頃
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― 廊下 ―
[廊下に出れば、ヤニクの姿を見つけたかもしれない。 もし見つければ、その様子に違和感を抱きつつも近付いていき]
…ヤニク先輩?
あの、服を直した方が…。 風邪ひきますよ?
[彼が抵抗しないなら、手を伸ばして衣服を整えただろうか。 行為の名残や褐色の肌に残った痕に気付いても、気付かないふりをして。 寮内の薔薇の香りが強くなっている所為か、彼自身から香りがしている事には気付かない。]
その…、大丈夫ですか?
[そっと様子のおかしい先輩の様子を窺った。]
(56) 2013/03/28(Thu) 22時半頃
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[頬に触れる掌にキスひとつ。 指を絡めて、やんわり手を握る。 徐々に落としていくキスはその軌跡に赤い花を]
…先輩…、綺麗だね。 眼が覚めても、サイラスのことは嫌わないでやって。
[花のような唇に深く口づけを落とすのと同時、 少し冷たい手が 月の下、彼の肌を外気に晒す。
また「あいしてる」と繰り返しながら]
(57) 2013/03/28(Thu) 22時半頃
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[中庭の無惨に折れた枝の下、 新緑の新芽はひっそりと開き、小さな蕾は微かにほころぶ。
けれど、まだ足りない。 春を告げるにはまだ足りない。]
(58) 2013/03/28(Thu) 23時頃
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……嫌いになんか、なるか。 好きだよ。大事な後輩だ。だから…
[握られた手、不器用に握り返しながら薔薇の唇に酔う。 現と幻の境界に放り出された意識は、 ただ後輩の柔らかな肌を求めて彷徨った]
……だめだ。 それは、言っちゃ、だめだ…
[自暴自棄ともとれる衝動は。 手を、肌を、唇をねだってただ暴れ回っていたけれど。
あいしてる。
その言葉が耳に届いた時だけは、 僅かに首を横に振ったかもしれず*]
(59) 2013/03/28(Thu) 23時頃
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ノックス、さん……?
[ふらり、ふらり。 まるで夢遊病者のように廊下を歩く。 その瞳はまだ何処か夢見心地。 薔薇に蕩かされているその最中]
いないん、です……
[衣服に伸ばされた手に、そっと手を重ね。 指先で手の甲をなぞり弄ぶ]
何処に……何処に行ってしまったんでしょう。 ねえ、あの子を、知りませんか?
[微笑を浮かべ首を傾げる。 その笑みはいつもと違い、何処か淫靡で]
(60) 2013/03/28(Thu) 23時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 23時頃
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っ…せん、ぱい?
[手の甲に触れられれば、びくりと身体を強張らせて動きを止める。 頭の中で警鐘が鳴っているのが聞こえたが、夢遊病者のような相手を振り払う真似は出来ずに。
笑顔の質にも違和感があったが、薔薇の香りに当てられてしまったのかと思う程度で、目の前の相手が既に薔薇の手にかかっているとは想像もできず。
動揺する頭で、誰かを探しているらしいという事は分かったが。]
あの子って、サイラス先輩…? 何処かに行っちゃったんですか?
[努めていつものように接しようとしつつ、問いかける。]
(61) 2013/03/28(Thu) 23時半頃
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[眠り続けるシルヴァを見つめ続けた。 変化はない。 ただ、静かにそこにいるだけ]
なんにも出来ない……
[どうすればいい? 何をすれば、目覚めるのだろう?
目覚めなくてはならないのだろうか。 このままずっと、眠り続けることが もし、彼が――彼らが
望んだことだとしたら?]
(62) 2013/03/28(Thu) 23時半頃
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そんなの、わかんない
[首を振り、シルヴァの部屋を後にする。 浮かんだ考えを誰かに否定して欲しかった。 もしこれが、誰かの仕業だとしても、責めるつもりはない。ただ、話を聞きたかった]
エリアス ……いない、か
[部屋に残されたのは、トレイと水の入ったグラスだけ]
(63) 2013/03/28(Thu) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 23時半頃
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さっきまで一緒だったのに…… 一つだったのに…… いなくなってしまったんです。 彼がいないと、私……
[潤んだ瞳がノックスを見つめる。 息が触れるほど顔を寄せ]
……寂しいんです。 ねえ、一人にしないで下さい……
(64) 2013/03/29(Fri) 00時頃
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[一息に水を飲み干す。どこか薔薇の香りがする水は、喉を潤さず。もっと、もっとと喉を鳴らす。 空になったグラスを前にぼんやりと首を傾げ、トレイを持つと厨房へと向かうことにした。
嫌な予感からは、目を逸らして]
(65) 2013/03/29(Fri) 00時頃
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……。
[彼の様子から、ヤニクがどれだけサイラスの事を大事に思っているのかが伝わったような気がした。
彼の潤んだ瞳から目が離せない。 息が触れるほどに近い距離に顔が近づけられて、一層警鐘は強く鳴り響くけれど。]
…大丈夫。 一人になんかしませんよ。
[あやすように優しく笑いながら、そう言った。
だって、 こんな顔をしている人を振り払えるわけがないじゃないか。]
(66) 2013/03/29(Fri) 00時頃
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[階段を降りる。少しずつ薔薇の気配が濃くなっていく。 トレイの上でグラスは揺れ、擦れて悲鳴みたいな音をたてる。
もうすぐ厨房に着く、一階の廊下で 何気なく中庭に臨む窓を見やった]
………………え
[重なる二つの影。 満月は全てを照らしていた]
(67) 2013/03/29(Fri) 00時頃
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嬉しいよ、先輩。本当に…好き。
[微かに上がる息は唇がエリアスの肌を滑るからか。 それとも触れられる心地よさか]
先輩も。俺のこと、愛してくれる? ううん…愛してよ、先輩。
[触れ合うだで染み込んでくるものに 嬉しそうに喉を鳴らす。とてもとても心地よい]
あぁ…
[あえかな声が夜空にとける。 酔いしれ、溶け合うまで、そう時間はかかるまい*]
(68) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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[さざめく葉擦れの音が、中庭に満ちる。 ひそやかに囁くように、欲しい…欲しいと。]
(69) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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……本当、ですか?
[一人にしない。 その言葉に、嬉しそうに笑う。 何処か色を含んだ笑顔]
ね……少し、だけ。 一緒に、いてくれませんか? いいでしょう……?
[ノックスの白い肌を、褐色の指が滑る。 頬を包んで、顎をなぞり、首筋を伝い。 甘い甘い囁きを沁み込ませるように、 耳朶に舌を這わせて言葉を紡ぐ。 その吐息は、薔薇の香りを孕んで。 芽吹くまで、あと幾ばくか**]
(70) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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[――――ガシャン]
[それは確かに悲鳴だった。 トレイとグラスの破片が混じりあう。 踏み出した足、靴の裏に煌めきが刺さった。
廊下を抜け厨房を通りすぎ、人気のないほうへ――しかし、薔薇の香りはどこまでも濃く]
(71) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/03/29(Fri) 00時半頃
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[逃げ出すかのように駆けるオスカーを、 行く手を阻み、ふわりと包み込むように受け止めたのは、 夜の精とも見紛うような…]
…どうしたの?
[長い髪に表情は隠れ、色づいた唇だけが淡く微笑んだ。]
(72) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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なあ。 …愛って。 何だと、思う…?
[触れて。口づけて。息を吐いて。 薄れる自我の中で、薔薇に問う。 愛するということ。 求めるものを与えたのなら、 それは愛したことになってしまうのか]
…。
[黒い髪が記憶の中で揺れる。 遠くにガラスの割れる音を、聞いたような気がした**]
(73) 2013/03/29(Fri) 00時半頃
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