82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[ガチャン。 と響く、椀が落ちて割れる音。>>509]
っ、!!
[届く前にとは止まって、 二人して、少しの間沈黙していた。]
そ、……か、疲れてるのかもね
[少しだけ、気まずい気分になる。 いつかもこんなことがあった気がするけれど。 触られると、びくついてしまうのは、自分も同じ。
責めることも、問うこともしなかった。 指を切ったようにも見えたけれど>>510、 なんともなさそうだったので、声を掛けそびれてしまった。
それから、気を取り直すように、伯父の墓参りに誘った。]
(572) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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親不孝、か。
[>>515それは、俺も同じかな。と小さく笑い。 筍ご飯の最後の一口を口に放り込んだ。]
俺も、色々と報告したいことあるしね 伯父さん、喜んでくれると嬉しいけど……
[我が子を上手く仕えこなせないのが、ライマーで むしろ怒られるんじゃと、内心思っていたが、口にはしない。
食器を持って、攻芸の後を追い流しに置いた。]
それじゃ、洗いもの宜しく 俺は、風呂の準備してくるからっ
[台所から立ち去ると、入り口近くに置いてある 壺を二つ抱えて、家を出た。]
(573) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[井戸で適当に水を汲めば、 器用に片手ずつで持ち上げて、自宅まで持って行く。
他の人たちに比べれば、力は弱いけれど、 この程度はなんなくこなせていた。]
ただいまー
[水汲みに、そんなに時間はかからなかっただろう。 帰宅すれば、器用に足で扉を開いて、 風呂場の桶に水を灌ぐ。
さて、火を起こさなければと、家の裏手で 湯を沸かす準備を始めた。
薪を一つ、二つ、……]
(574) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[家の裏手で、薪をくべていると 近付いてくる気配>>578、馴染んだそれに警戒することはなく、 そのまま作業を続けていた。
小さく名を呼ばれて、振り返り。 少し言葉を交わせば、手伝ってくれて、 一緒に何ができることを喜んでいた。]
(579) 2013/05/12(Sun) 19時頃
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[だけど、ちょっといやかなり。 くべすぎているような気がしなくもない。]
こ、攻芸ストップ! これくらいで大丈夫だと思うよ 火を見てるから、先に入ったらどう?
[疲れているでしょ?と先に入ることを薦めてみた。]
(580) 2013/05/12(Sun) 19時半頃
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うん、ゆっくりしておいで
[頷き、表に向かう足取りが重いように見えて>>583 疲れているのだろうと、優しく声を掛けた。
さっきから、色々と考え込んでいるようにも見えて、 少しだけ心配だったけれど。
元来、悩みごとの少ない性質だから、 彼が何を悩んでいるのか、察することは難しかった。]
(586) 2013/05/12(Sun) 19時半頃
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[このままじゃ、熱いかなと 火の強さを弱くしようと、いくつか薪を掻き出して、
丁度良くなればいいのだけどと考えていた。 大分、弱火になったのを確認すれば、 あとは自然に消えるのを待つ。
ぱんと膝の汚れを払うと、攻芸が出てくるのを待つために 家の中へと戻った。]
(588) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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[風呂に入る準備をしてから、 出てくるまでに明日の朝食の下準備をしておく。
朝は、いつも野菜スープとケヴィンのパン。 質素に見えて、個人的にとても気に入っている組み合わせだ。
栄養もあるし、パンは美味しいし、最高だと 野菜スープの味は、毎日少しずつ違うけれど、]
(589) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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[下準備が終われば、寝室へ 簡素な寝床に突っ伏して、少しだけ、うとうとしていた。
今日は、色々な事があったと、脳裏に過ることだ沢山ある。 だけど、一番に頭の中を占めるのは、攻芸の事で、
薬の話をした時のことを思い出して、赤面して 一人でじたばたとしていた。]
(590) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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あ、……
[風呂場から出てくる音が聞こえて>>591 慌てて、タオルなどを抱えて、立ち上がった。
頬がまだ、熱い。 さっとふりにでも入って、落ち着いて来ようと歩き出した。]
(594) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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[湯船から出る音で、 もうすぐ出てくるだろうなと思い、風呂場の前に立つ。]
……攻芸? 大丈夫、熱くなかった?
[出てくる前か、後か。そんな風に声を掛け]
(597) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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チアキは、なにやら、そわそわしながら風呂場の前で立っていた。**
2013/05/12(Sun) 20時半頃
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―脱衣所―
あ、ご……めん、 急かしちゃった……かな?
[出てくる攻芸>>601 裸なんて、見慣れているのに、今は妙にどきまぎしてしまって、 声を震わせながら、言葉を交わして、
気を紛らわる為にも風呂に入ろうと、服に手を掛けた。]
(607) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[腰にタオルを巻くと、 さくさくと、衣服を脱いでいく。
背中や腕、足にあるのは、修行でできた細かな傷。 たまに打ち身もあるけれど。
4年前の傷は、殆ど治っていて、新しいものばかりだった。 ただ一つ、右肩に歪に残る牙の痕。 今も時たま、あの日のことを思い出させるかのように、 鈍く疼くことがあるけれど、痛みはないし、 別に女の子でもないので、傷痕については気にしていなかった。
肌を晒すことに抵抗はないけれど、 色々過るものがあって、あたふたとしつつ。 足早に、浴場に入って行った。]
(615) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[また、何か考え事をしていたらしい>>612]
悩みがあるなら、聞くよ 役に立つかはわからないけど……!
あ、あとでねっ!
[内心を悟られまいと、微妙に明るい声を掛けて 逃げる様に浴場へ>>613]
(616) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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うひゃっ
[逃げようとすれば、手首を掴まれて>>620 びくりとする。今の気持ちを悟られたらと思ったけれど、
問われる言葉に、一度視線を外して、小さく答えた。]
(625) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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う……
[簡単には逃げれそうもなくて>>628観念した。 攻芸のすることで、嫌がること等あまりないけれど。
今は、ちょっと逃げ出したかった。 色々と、知られてしまうと困ることが……。]
(633) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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うぐぐっ、……不覚、……
[何がどうとは言わないけれど。 両手で顔を覆って、啜り泣く。
しかし、じっと見上げる瞳には、 気恥ずかしさよりも、困惑と縋るような色。
村の中で起きていること。 それを知るのは、きっとまだ先の事。]
(697) 2013/05/13(Mon) 00時頃
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