人狼議事


18 Orpheé aux Enfers

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【人】 奏者 セシル

― メインホール ―
〔しかし、所で隣の最年少の彼は
 相当肝も据わっているようだ。
 そうでなければ、ゲストに選出されもしないかと
 明らかにバーナバス先輩に対し
 嫌そうな顔を見せる様子に、小さく苦笑してしまう。

 ……ただ、そのまま、そこが亀裂に
 なったりするわけにはいかない、のだけれど

 練習中貰った五線譜で取ったメモを
 楽譜に並べながら、またシャーペンが走る〕

(261) 2010/09/05(Sun) 22時頃

【人】 奏者 セシル

― メインホール ―
〔そうして、全曲通し練習も終わっただろうか。〕

〔本当はすぐにメモした箇所を浚いたいんだけど
 どうやらそのまま懇親会を兼ねた夕食になるようだ。〕

〔興奮冷めやらぬメインホールの一団は
 それぞれ、談笑しながら
 楽器のアフターケアをおこなっている〕

(263) 2010/09/05(Sun) 22時頃

セシルは、楽譜の筆談の前半に頷き後半に小さく噴いた

2010/09/05(Sun) 22時頃


【人】 奏者 セシル

― メインホール ―
〔癖のある一団〕
〔僕の練習後の感想は一言でこれ。
 南校出身者が多分多いいんじゃないかな?そう思いながら、
 そんな癖のある一団をまとめるのだから
 なるほど、部長の指揮の腕前は凄いなと
 ……近づくのは、怖い、けど、別の理由で。〕

〔そう、内心何時もどおりに練習を反するけれど
 どこか、心は落ち着かない。

 先程携帯で長文を打ち示した。
 その答えは練習後に……示されるはずだから。

 僕は楽器を片付けながらも
 強く手を握り締めた〕

(265) 2010/09/05(Sun) 22時頃

【人】 奏者 セシル

〔緊張に足が竦む。
 自分から答えを聴きに行くべき、なのに。
 理由を知らせる前に、理由を知れば
 彼は自分より他を優先しかねないから
 そうならないように、指定したのに……〕

〔その緊張の中楽譜をしまおうとする
 その指先に走り書きされた幾つかのこと
 その相手の様子を思い出して
 少し、緊張が楽になる。〕

(269) 2010/09/05(Sun) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

― メインホール ―
〔盛り付けをと言うジェレマイア先輩の声には
 僕は申し訳なく手を合わせていれば
 駆け寄る姿が目の端に映る。〕

 …………

〔そう、いまだ練習室放置の荷物なのだ。
 友人の声に頷いて……僕は微笑み頷いた。
 緊張が解けて思わず
 椅子に座りなおしてしまったけどすぐに立ち上がる〕

 ”もちろん”

〔差し出された手に一言、
 文字を綴ってからその手を取る。
 まだ、行ったことはないけれど、
 その部屋に向かうべく相棒と譜面台を抱えながら〕

(273) 2010/09/05(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

― メインホール ―

 …………――――

〔笑いを零されて僕も照れ笑いを返しながら
 緩くはねる髪を数度かいた。

 握られた手を握り返す。
 お互いの手を痛めない強さで。
 お礼の言葉には僕はゆるく首を振りながら。
 何時も、助けてくれる。
 優しくしてくれるのはサイラスだから。

 ただ、僕は帽子姿を探して……見かければ
 一つ、頭を下げた。〕

(279) 2010/09/05(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

〔練習室Cには既に楽器ケースと荷物は
 僕の分しかなかった。

 楽器ケースに相棒をしまい背負い込む。
 荷物は冬服な分ちょっと多いけど
 サイラスが手伝ってくれたから重くないまま
 バーナバス副部長に交換してもらった部屋Fに
 行ったことはないけれど、説明頼りに向かう〕

〔向かった先には、
 まだバーナバスの荷物はあっただろうか?
 見知らぬ部屋だけれど、
 見知った……それもサイラスと一緒になれて
 僕はほっと息を吐きながら荷物を部屋に置いた〕

(280) 2010/09/05(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

― F部屋 ―
〔部屋に来る途中、本当にこれで良いのかなとか
 けれど、選択に何か言うことも
 手を離すことも出来ない身勝手な自分を思いながら
 ……その、手の暖かさと視線の優しさに甘えて…〕

〔荷物を置いてもらえれば、僕は
 口パクで”ありがとう”と紡ぐ。

 サイラスが寝台の上で子供のように
 パタパタしているのには、つい、笑みを零して。

 ただ、視線がこちらに届くと、
 僕の心臓が、一度早くなる。〕

 ………―――

(288) 2010/09/05(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

〔告げられた言葉に、僕は自分の寝台ではなく
 サイラスの寝台に腰掛けて
 その眼を閉じる頭を一度撫でた後、
 背へと手を走らせて綴る〕

 ”……じゃぁ、今……聞いて、貰おうかな……”

〔決心から遅くなればなるほど気持ちは鈍るから。
 そう綴ってから、僕は携帯を取り出した〕

(289) 2010/09/05(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

― F部屋 ―

 『僕が、チェロを先生のところに行って
  レッスン受けているのは、サイラスも知ってるよね。』

〔エスカレーターとはいえ、学校だけ、
 独学だけでは上達に限度がある。

 だから、数多くの生徒は、個別に先生について
 レッスンを受けていて、僕も例外ではない。

 両親が友人の伝手でチェロ奏者に
 僕を連れて行ってくれたのがまだ、とても小さな頃。
 その頃からの先生に、その頃からの誼で
 普通のサラリーマンな両親故に高額じゃない
 レッスン料で手を打ってもらい
 今でもレッスンを受けている僕〕

〔見上げてくる視線に
 ……続く文字を打ち込むのに指が震える。〕

(294) 2010/09/06(Mon) 00時頃

【人】 奏者 セシル

〔短い分を打ち込み携帯を放って
 寝台の上で体育すわりをしながら

 返る言葉に僕は頷いた。
 ……今でも、先生の音を尊敬している。

 僕は自分の膝に顔を埋めながら
 目線は僕の携帯を手に取る
 サイラスの行動を追っていた〕

(299) 2010/09/06(Mon) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

― 部屋F ―
〔サイラスに伸ばした両腕を受け止めてもらい
 僕はサイラスに抱きしめられながら、
 僕も縋るように抱きつく。

 その、暖かさに涙腺は我慢できず
 僕は声なく子供のように泣きじゃくる〕

〔蒼が見詰て落としてくれる言葉に
 僕は、一つ、二つ……頷いた。
 包み込んでもらった手が暖かい。〕

(308) 2010/09/06(Mon) 01時頃

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