158 Anotherday for "wolves"
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[ふたつ、返事をしながらも。 白布を取る、その手前。 ―― 『 …… そりゃあ、ね、』
苦みを帯びた笑み混じりに、 一年前のいまごろを思い出して、
とおく とおくを、みる。 ]
無理矢理助けられたとは言え、 命の恩人の、飼い主だもの。
[ そこは、まあ、お気遣いに乗らせてもらうよ。 …… ――― ありがたく、さ。 ]
(197) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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……ふ。
[ やさしいようで、儚い笑みのいろが。 昏い 天の蒼を、しとり、と、染める。 随分とまあ、突き放されるのを覚悟で。 言ったもんだから、おおきな目を開いたけれど。]
…… やっぱり、意地悪なんだか、 やさしいんだか。
わっかんないなあ、 アンタ『も』さあ。 ( …… スティみたいに。 )
[ ‟意地の悪い”ということばを、 そのまま訂正するのは癪だから。
スティにしてたように、 皮肉を 嫌味を 織り交ぜ、 黒い柱の合間から 天を仰いで、 ―― 星のない蒼空を、 みた。]
(198) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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なら 『どうしても』 ――― 、 って、アタシの我儘に付き合えよ。
いい酒を飲むためならねえ、 案外、気前はいいんだ。
…… 酒くらい、奢るさあ。
[そんなことを、言って。
死者を偲ぶ酒を、 まだ 『全てが終わっていない』としても。
…… 生きてるうちに、 盃をあわせようと思うなら、 きっと おそらく、 それは許されるだろう。
… ま、怒られても、気にしないんだけどな。 *]
(199) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[ 憎たらしいほどに、清々しい陽を浴びて。 かるく、 かるく。
…… 浮かび上がれた『借り』は、 酒の分ででも、チャラにさせてもらおう。]
[ こうして、『記憶を書き換えないでも』 まだ嘲ることのできる自分に。自分自身に。
どこか、安心できている、狗がいた。]
[>>155自重したよに、 留まる手には それをいいことに。
に。
『いつも通り』 ほくそ笑んでやる。]
(200) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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やだ。 アタシゃ、痛いのが趣味だとか そーいう嗜好は生憎持ち合わせてないからねえ、
… … それ以外もあった気がするけどなあ〜?
[ にやにや、 上っ面を、持ち上げて。 おっと 殴られてしまうまえに、]
… なあーんて、 『なかったこと』にしてやるよ。
[ ひらり、 ひらひら、 お手をあげて、痛いのは、勘弁と。 ひとみを、閉じる。
>>187気の利かない鴉に、 『まあ、気のせいってことでさあ』と、 ひとつ、適当なことばの球を放り投げた。]
(201) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[合間。 渡した銀に、惜しむよう目を凝らせど。
>>166見下ろす灰色が あんまり真剣だったもんだから、 面食らっちまって。 少し悩んだ、けれど。
──はふり、息を吐く。 ]
……そこまでアンタらが言うなら、わかったよ。
[ただしな。>>187鴉の人のわるい、 相変わらずの笑みには、報復を忘れない。
目を細め、軽さと同時に 戻ってきた悪戯心に、早速 口元をへの字の『逆』に歪めてやった。]
(202) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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……生憎、忠犬は忠犬でもさあ、 主の「仇を取る」役目を果たさない限り 死んでも死に切れないからねえ。
[ ゆらり、
ふらり、風のような戯言には 似つかわしくない、
熱するようで底冷えを誘う 本気のほのおが、蒼に過り、 ── すぐに、通り抜けた。 ]
それに、化けて仇を取る前に。
顔がわからないと 逆恨みで鴉の魂でも引っ張りそーだから、 ……大人しく、引くよ。
(203) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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[犯人が、わからない以上。 星陣は、鴉を向き続けたまま。
軽やかな音に紛れてはいるが、 これも実のところ、冗談ではなくって。
それに、『脅した』鴉は気づいてても 可笑しくない気はするけれど、 さあて 狗は気に留めもしない。]
[>>188掻い摘んで話される中。 メアの名を聞けば、
…… 蒼は、苦渋を宿しながら、 ふうん と、通り抜ける音に ひとつひとつ 咀嚼してゆく。]
(204) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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……そういや、あの子さあ。
ルーおじさんが…、処刑された日に。 スティを、悪魔呼ばわりしてたっけ。
[『死神』じゃあなく、『悪魔』。
やけに耳に残る悲痛が、 逆に、炎に焚き木をくべるように、 今となっては不快が増長されて止まない]
……そんなことを言う子こそが、 悪魔なんじゃあ、って思ったけど、
── アタシはな、 …少なくとも、スティを、…こんなっ…、 火刑にかけるような。
まるで、罪深い存在みたいな殺し方をするのは、 ……あの子以外に居ないと思ってるよ。
(207) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[他にも恨みを買ってたのかもしれない。 でも。確かな耳で聞いたこと以上に、 疑わしきが固まることは、ない。]
[噫、
あの、炎の柱を、 思い出す程に、 暗がりが喚ぶ幻聴。
それに抗う気もなく、 風に黒い澱みを載せたままに 軽さに反した重く、黒い感情を
ただ ただ、並び立てる。] 今日、投票があるなら、 少なくともあの子の名前以外には 書くつもりは、ないね。
(208) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 09時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 17時半頃
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あいにく、アタシは荒くれ者だからね。 …… まあ、でも。
[濡れ羽色へ手を沈め、 引っ掛かる、ぼさぼさの髪を思い出したように。 数日前、言われた身形の指摘がふっと浮かぶ。
他はどうしようも無いけれど。 髪くらいは、 と、手でがし、と梳きながら。]
どんなのでも売られた喧嘩は買うけどな、 売られなきゃ吹っかけはしないさあ。
…べっつに、やりあいたい訳じゃあないよ。 ただ、負かした面を見てやりたいって、 そう思っただけさあ。
( そういえば、)
(253) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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[普段は野良猫だとか。
呼ばれた名を、呼ばれた気がするけれど。 …… やっぱり、気紛れかねえ。
澄んだ青空には、濁った雲はひとつもない。 こーんな。晴れ晴れした天気でも、
心を変えて、雨でも降らないだろうな。]
(254) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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おっかしいなあ、 こないだ ぶあっつい辞書で 引いたばっかりだったんだけどねえ、
間違ってたのかねえ、アレ。
[>>228調べてみろ、なんてのたまわれれば。 唇に人差し指を ちょん、っと当てて。
わざとらしく、都合のいいことばかり書かれた あたまのなかの辞書を、開いてみせるポーズ。]
…… それは残念。 ―― 心はいつだって、少年なんだけどなあ
[きっぱり断れれば、ああ 残念。 大仰に肩を竦めて、軽口をひとつ。 止まった時計の盤は、強ち間違っても居ないけど。]
(255) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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…… じゃあ、 そういう事に『しといて』やるよ。
もの覚えは、おもしろくないことには。 そんなに、宜しくないからねえ、
[きっと、こんな絵画があるならば。
不吉と、不幸を集めたような、 黒絵具で塗り固めた、一面の漆黒か。 はたまた タロットの13番目か。] …… スティにも、 ボケてるって言われたくらいには。お墨付きだよ。
[呵、 普段 意地悪してる分、弱いときくらい、 ( 下に敷かれれば、手を噛むが ) 彼の言い分に付き合ってあげても悪くない。]
(256) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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…… そう、『仕方なく』ね。
[柔らかな。
―― 青白磁の染め色が、 繰り返しを ふんわり、包んで。 まぶたの奥に、それを持ち帰る。]
…… っくく、
そりゃあそうだよ。
アンタ『たち』よりも ずぅーっと アタシはこころやさしいからなあ!
[へん、と 煽り文句は、その辺りで自嘲を施して。 ついでに鴉も一緒くたに貶してやった。]
(257) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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[>>232遺品でもなんでもない。と。 言われれば、そう。と。
… なあんとなく、ふたりの口振りから そんな気はしたけれど、 ……。
顔を、伏せる。 ]
―― ま、 ね。
[外套の上から、『お守り』を、握る。 傭兵仲間から、聞いたことがある。 赤い 赤い 柘榴石は、兵士たちのおまもり。
…… 話半分で、そん時ゃ聞いていたけどな。 手元にある そんな石は。
どんな想いで どんな経緯で、 アタシがもっていたのか、空虚のまま。]
(258) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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[見るのが、辛かった。
億が一にも、そんなことはない。 ないと、思うけれど。
―― …… 犯人を許すまいと意気込む奥で。 微粒子の可能性が、 疑念が。
渦巻く泥沼に 自らの炎に。 紅蓮の石に揺蕩う赤炎に足を掴まれそうで。]
[そうして。 別のものに頼ろうしたけれど、 …… 分かってたはなしに、銀に、手を引く。
儚いひとひら、
散りかけた青い花弁は、 >>205聞き捨てならないことばに ぴたり。 落ちることを、踏みとどまった。]
(259) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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…… あん? 誰が、仔犬だって。 その眼帯の掛かってない目も 節穴なのかい、鴉はよ。
[ じろり。 ]
[犬歯をちらつかせるように、 ジョーに向けていたむくれとはまた違う。
天敵に対するよに。 薄らわらいに紛れさせながらも 鋭利を向けることを、忘れない。]
――― … 懐く、なんてさあ、
[ ちいさく漏れた、その先は。 赤毛の鴉にだけ聞こえるような、
…… 水のさざめき。]
(260) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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…… さあってねえ、
すくなくても、喜び勇んで。 突きつけられた牙に飛び交うような。
自殺志願の馬鹿を、 あんまり犯人には思えないだけだ。
[ 罪悪なく、投票はしてやったけど。 ] [ そこは、ちょっと、お口チャック。 ]
[ >>206破顔して、伸ばそうとする手には … まあ、拒みはしないけど、 ( 撫でられるのは、嫌いじゃない )
…… よく撫でられる日だなあ。 ]
(263) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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素直じゃあなくって、わるいねえ。 あいにく、可愛らし気もないのが性分だ。
… 男がかわいらしくたって、 どうしようもないし、別にいいだろ?
[ 傭兵によくいる、 男色の気の類のやつじゃあないんだから。 ちょっと、話だけ思い出して寒気がした。
[ 隻眼を見上げながら、
でも ちゃあんと 釘はさしてやる。]
… でもねえ、完全には信用してないよ。
(264) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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なんで、鴉の手から渡った銀の持ち主が、 みーいんな死んでいるのか。
[ そして、贈り主の鴉は。 なんで、死んじゃあいないのか。 ] [ 話のピースと、登場人物を 組み合わせてゆけば、そうなる。]
… 本当に、『目印』だとしたら、 それは。 …… 、 一番、仕込めるのは、アンタ。だろう?
……ま。 もうひとり、銀を手に取って死んでない メアが仕掛け人の可能性も、あるけど。 …… アタシもな、一人じゃあないってのは、 ジョーと同じ考えだよ。
[ 理由よりも、物理的に曲がりなりにも族長を。 ――― あの少女が殺せるとは、思わない。 ]
(269) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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[こんな風に、一点。 罪を、少女だと謳う。 それが おなじ方向であっても。
『共犯者が、仲間を売らない』とも思わない。 そもそも うまく手を繋いでるのかも、 見えはしないから 『疑う』。 ]
[ 仲間を信じたい。
だから、それと同じように 仲間を売る狼は、いないだろう。
――― そんな甘い考えは、炎に『消えた』。]
(271) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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[>>209追憶に 誰かを重ねるよに 細まる瞳を 狗は知らない。
ただただ、 いつものように、じゃれるようで。 猫目は 一々を、観ている。 ――― 見つめている。 ] [ >>210曇る顔に、
何故、雲がかかったのか分からなくって。 乱雑に梳いたばかりの髪が、揺れる。 ]
…… 、
[ 一拍。 ]
[爛々、意志の籠る闇は、耀る。]
(272) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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――― あってるけど、違うな。
[ まっすぐ、鴉の目を見る目は歪まない。 ]
…… 憎い。 憎いよ。 絶対に、犯人を殺してやるって『決めた』。 そこは、私情しかないけど、さあ。
[ どうせ、崩れた均衡は。 …… つり合いが無くなった秤は。 どちらが沈むまで、続く。 ]
[ そう。認めたくない。 認めたくなかったけど。 もう、 … 逃げられなくなった。 ]
…アタシは、『思い出した』だけだよ。
――― 『ルール』を破るやつは、 掟の元に、殺されなきゃなんない…ってな。
(276) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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私情以上に、そうでもしなきゃあ。 仮初の『平和』でも、取り戻すことは出来ない。
…… アンタが言ったみたいに。 平和ボケしちまってたけど、 アタシはな、戦場でようく、知ってたんだ。
[淡々と、語るひとみは、死天使の貌をして。
>>211わらう顔と同じように。 ほほえんでいて、『わらっていない』。]
っははは…。
甘くないかい、 ドナルド。
[ 初めて、名を呼ぶ。 ]
私怨を混じえなくっても。 …… 『こんなことになった以上』。
(277) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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終わるまで、続くのはおなじだろう? アタシの私怨は、『殺したやつ』に向いてる。
[ さも、なにがおかしい。と。 無実を罪に塗るんじゃあない。
殺したから、居もしない神の代わりに 『罰』を与える。 それだけ。
元々、こんなことを しでかしたやつらが悪いんだ。 そんな、大っ嫌いな免罪符を盾に。 ]
[大義があるだけで、変わらないのかもしれない。] [けれど。結局は、それ以外に道なんて。
――― 狗は、見つけられなかった。]
(278) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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私怨で、今回に関わらない無実を、 なにも殺そうとは思ってないよ。
アンタこそ、そんな綺麗事を言ってさあ。 こうやって、いたちごっこを続けて ―― 最後に残るのが、自分ひとりだったとき。
…… どうするつもり?
[ 純粋な 無垢な、 こどもの 赤子のよな、 そんな目をして。
戦の血で手を染めた狗は、 素直な面とも ひねくれた面ともちがう、
――― 不安定な『根底』の前に巣食う 狂いの燭台に、
漆黒の炎を ぼうぼう 燃やす。 ]
(281) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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――― アタシは、覚悟出来てるよ。
…… もし、 もし、 その上で。 自分自身も 『殺さなきゃいけないなら』。
( 乖離した 抜け落ちたピースが、 『罪』を背負っているなら。 ) ( ああ、とっくに穢れた存在だけれど ) ( それよりも、深い深い、罪を。 )
…… 自分だって、 殺せるくらいに、ね。
[懺悔はしない。後悔もしない。 神は居ない、祈りもしない。
自分さえ信じられない、 こんな世界で貫けるのは、
――― ただ、 強い 『意志』だけ。]
(282) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[ ―― 映りこむ、
永久の虚無も。 孤独の、夜天も。 ――― …… 取り戻して、
『蘇ってしまって』 いた。 ]
[ 『ねえさんは、もういない』 ]
[ そして、 飼い主もいなくなったまま。
どうあがいたって、 … 次の飼い主を乞うようで 求めようとしない 狗は。
ひとりっきりで、何れ弾けて消えるだけ。 ]
[ その星の爆発に、道連れを伴にするかは。 … 猫のような、きまぐれと星陣の向き次第。]
(294) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[ そうして、 サイラスが入って来たとき。
>>170確認するよな その言葉に、 黒狗は、すこしばかり。 寂しそうな目をして、うなずいていた。]
[ >>175祈りに落ちることばに対し。
狗を 燃ゆり 、 燻る炎は 、
――― 鎮やかで。 ]
[ またころころ 変わる顔で、 サイの見解を、 耳に過ぎさせてゆく。 去り際、>>250『花』ということばに。
そういえば、と 、 ひとつ 供えたい花を、頭に浮かべた。 *]
(306) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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