122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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それは――……そう、だけど。
[ああ――確かに、あるのだろう。 そういう"可能性"も――みんなが笑って終わるハッピーエンドも。 運命の糸が、数百数千数万の針孔を見事に通した先には、あるのかもしれない。
だけど――そうだね、とは頷けない。それは、頷いちゃいけない]
でも……"可能性"のうちに摘めば……そんな未来は、ないのに。
[あくまで"可能性"でしかない無数の因子を、無慈悲に刈り取ってきた統制局の一員が。
そんな言葉に、頷いていいはずがない――のに。ないはずなのに]
(557) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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――……不思議よ、ね。
あなたがそういうと――……なんだか、大丈夫な気がしてくる。
[はは、と笑って]
じゃあ、期待してるわ。
(558) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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お前に何が分かる――――アイブリード!!!
[>>532男は再び、激昂し、叫ぶ。]
こいつは痛みを感じる事もなければ 感情を感じる事もない、そう云う人形だ。
だからこそ、アイザックに創られたという 悪の象徴≪シンボル≫が刻まれたこの人形を
正義の為に使う事が、俺の、奴への反抗だった。
[>>548人形が止めても男は止まらない]
(559) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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――世界のついでに私も救ってね、ベネット。
[冗談めかして――心底、そう願った]
(560) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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分かって、………ッ い
[>>550言葉を重ねる人形。 見てしまった、その顔を。
今までどうして気付かなかったのだろう、その顔は ――――……何処か、自分にも似ていて]
……――――― かあさ、
(561) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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――――― よくやってくれたなァァアア My Sweet……
(562) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゴゥン]
(563) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゥ グォァ……]
(564) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゴ ゴ ゴ ォォ ゥ……]
(565) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[闇の中から、男のものでない声が聞こえたのは一瞬。
次の瞬間、世界の悪という悪を凝縮したような 黒々とした闇――それはまるで、ブラックホール――が
対峙する“悪”に襲いかかった。]
(566) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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俺は、そんな風に割り切れないから。 可能性を排除した後も、そうせずに済んだんじゃないかっていう可能性を考えずにはいられない。
[甘くて、優柔不断な考え方だとはわかってる。 それでも。]
んー……俺は、君や、今まで会ってきた人みたいに、世界みたいなでかい規模じゃ考えられないから。 俺にとっての世界は、俺が知ってる範囲だけ。
だから
(567) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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君のついでに世界を救うよ。
[そっちの方が、はるかに自分にとってシンプルでわかりやすい。**]
(568) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 22時頃
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――……うん。
[――信じても、いいのかな。
信じてしまって、いいのかな。
違う、そうじゃない――私は、信じたいんだ。
ベネットに救われると信じて、希望を抱きたい。
だから、未来視≪絶望≫よ――今だけは、未来を視せないで]
(569) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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―ところで―
――……ぁ、え、と。
[当然のことだが――この場には、いまひとり(一匹?)もいるのである]
……その、えっと。あの、あのね?
[そのことを不意に思い出して、動揺して]
(570) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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けへはははははぁぁあ! わかるぜぇジェイク!!
[激昂し、叫び、絶叫する、正義を求めた心の皹音が聞こえる]
てめえは今も尚アイザックの存在に縛られてる! 悪を、いやアイザックを憎み、アイザックを恨む心! そんな愛と光からかけ離れた状態で真の正義が名乗れる物か!
アイザックの血に、闇色の身体に責任を押し付けるんじゃねえ!
それはなぁ……てめえ自身の弱さなんだよぉおおおお!!!
[それがトドメの悪意。人形の言葉に瞳を奪われ、言葉を無くす男。 漸く気づいたか。 最期に漸く気づけたらしい。だが正義の心が壊れる、その前に]
(571) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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――…… なん だ と ぉおおぉぉ……??
[…いまの声は まさか]
(572) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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ハッ 冗談はよせ…てめえがよもや――…
[聞き覚えのあるその声は、禁断の予感を悪に感じさせる]
(573) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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えっと……、ケルベロス、だったわね。
[視線を、やって]
あなたは……何か、知っている? ヨーランダ=ノワール……湖の闇巫女のこと。
どうして、あの人を殺すと世界が救えるのか……いまいち、判らなくて。
(574) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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…てめえ、堕ちるとこまでぇぇええぁああ!!??
[間違いない、この声は まさか!!]
(575) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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てめえがジェイクの黒幕、そこにいやがったかぁああオ―――
(576) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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[>>552い、痛いのご主人、痛いよぉ と、なんと言うか明らかに殴られる場面じゃない所で飛んでくる本の角に、尻尾で床叩いてひっそり抗議 口に出さないのは、『馬に蹴られるから止めろ』という【弐ノ首】の声故に ……なにそれスレイプニルでも来るの?]
あ、うん……ボクは気にしなくていいよ、ホリー。いつも、こんな感じだもん。
[>>570困惑の声に、苦笑を返し]
(577) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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[闇の中から聞こえた、男の声に吼えたのも一瞬の事]
ぎゃぁぁぁあぁあああぁあああぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!
[世界中の悪という悪を凝縮した、真実の悪。 いや、それは既に悪と表現するよりも、純粋な混沌と破壊である。
全て≪∀≫を埋め尽くす黒々とした闇に、悪は呑まれ…]
(578) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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おっさぁああん、あとは アアあぁァぁぁ…
ヤンファァァァアアァァァ…
[呑まれる。己の肉体が、生命が、何もかも、闇に呑まれる。 底なしの死、出口の見えない暗黒の回廊に投げ込まれて。 悪の生命と意識は容赦なく、闇に刈り取られて]
(579) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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………………ア…………イ…………
…………―――――――― 。
[最期に、結局名前も知れず終わった女を思い返しながら。 アイブリード・フォード=アイザックUは闇に呑まれ跡形無く滅んだ…]
(580) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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[闇の後に残されたのは、正体も知れぬ、青く輝く光の霧。
銀時計と、虹色の想い、レインボーブレイヴを取り包み。 光の霧は、どこぞへと消滅した*]
(581) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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[私は静かにAの決断を待った。 私の中では随分早い決断だったが、 彼女の中ではどれ程の時間だったか。
ゆっくりと口が開かれ《機関》としてのAか それとも名は知らぬが、彼女自身の決断かが零れて]
駄目…か。
[そうだろうと断罪する彼女の言葉>>518>>519に大きく頷いた。
ふと、虹のおねえさまも同じ事を言う様な気がしたが]
(582) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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え?
[いま、 誰かに、呼ばれたような]
(583) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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黒《ノワール》お姉さま…虹のおねえさまの事…覚えている?
[忘れ去られ、私と黒《ノワール》お姉さまと 預言著者の記憶に残るおねえさまの事を 不意に聞いてみたくなった]
(*10) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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今の声、
[>>578上。 時計塔の上の方から、声がした、ような。]
それに…… あの、こえは……
[>>580もう一つ。私を呼んだ声は、 上というよりは、 まるで、耳元でささやかれたみたい、で。]
(584) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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──────── ナユタ?
[ふと、そんな気がした。 あいつの声はそんなに長い時間聞いたわけじゃないし、 あいつがあんなに弱々しい声をだすなんて思えなくて、 だから自信なんてこれっぽっちもなかったんだけど。]
(585) 2014/05/18(Sun) 22時頃
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