246 とある結社の手記:9
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―― ――
[覚悟は、出来ていました。 出来ていたというよりも、そうあってくれるほうがいっそのこといいと思っていたのかもしれません。 今日も箱の中の名前は統一性がなく、狼さんたちが狙い澄ました誰かか、虚しくもどこかへ連れられて、命を絶たれるのでしょう。 ああ、と、あたしは深く息を吐きました。 もう、どうしようもないのです。これがこのまま繰り返されて、何をしたところで多数決の数は覆らなくて、あたしたちは無残に息絶えるほかないのです。
誰の思いをまとめることも出来ず、ただ独りよがりに、敵意を貫いただけのあたしに残された仕事は、唯一この命を捧げることだけでしょう。
願わくば、かの狼の牙に。食い千切られて苦痛にふるえる人間を、ひとりでも減らしたいと思いますが、果たしてそれは叶うでしょうか。]
(8) mmsk 2018/08/06(Mon) 00時半頃
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[いずれにせよ、おしまいです。 あたしから語れることは、もうありません。
本当は、こういうかたちで締めくくることは望んでいませんでしたが、今更動くことは、ないでしょう。
だからここで、筆を折ることにします。 願わくば、願わくば、あたしの愛する誰かが、あたしの愛するこの村が、なるべく苦しまずに済むように、あたしたちに牙立てた狼さんたちが、遠くに逃げて行き、その先で、討たれてくれればいいと思います。 ああ、こういう望みは、薄情でしょうか。 止められなかった無力なあたしの、最後に出来る村への配慮のつもりだったのですが。]
(9) mmsk 2018/08/06(Mon) 00時半頃
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[そろそろ、夜更けです。 末筆ですが、この記録をあたしの生涯の友に捧げようと思います。 とはいえ、もう出会えぬ友です。見つけたあなたが、好きにしていただいても構いません。 本来なら冒頭に書くべきだったのでしょうが、忘れっぽいのです。許してくださいまし。
それでは。]
(10) mmsk 2018/08/06(Mon) 00時半頃
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[鍵のかかっていない宿の扉は、ノブをひねられれば素直に開く。 傍机に向かっていた女は、その気配を察すると微笑みを湛えたままゆっくりと立ち上がり――]
(11) mmsk 2018/08/06(Mon) 00時半頃
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[傍机の上、一冊の日記帳が亡骸を見下ろしていた**]
(12) mmsk 2018/08/06(Mon) 00時半頃
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─ 朝、 ─
[いつもの朝だ。ここ数日の当たり前の朝。 今日も結社員が彼女を運び出していくのだろう。
毎日掃除をしていた、掃除夫は、 今日も、掃除はしたんだろうか。それとも。
……今日は、いつまでも血の臭いがなくならないな、と思った。]
(13) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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─ 朝、処刑連行時 ─
[がしゃん、解錠の音が響く。足音。
票は見事にバラバラだった。 拍子抜けしたくらいだったけど、これで終わりだ。 彼が最後の人狼だといって、おわり。おわる。
今日もまた、つれていかれて行く人を見つめる。 当たり前のように受け入れるその姿を、じっと。>>0
がしゃん。施錠の音が、響いた。]
……。 はあ。
[ひとつため息をつく。これで、これで…。 終わるんだろうと思う。思って、]
(14) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ぱっと、顔をあげた。 扉を見つめる。そわ、そわそわ。落ち着かなくて。
連れていかれたラルフ。 響く馬車の音、馬の嘶きが耳に残る。
えっ、あれ。そうか、あれで。おわりだ。 おわりだ。もう、会えないんだ。
自分で殺すよりも、全然現実感がわかない。 かわりにわいてくるのは焦燥感だ。]
(15) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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えっと、 …… もう、しんだかな。 まだいきてるかな。
[心の底が、落ち着かない。 どうして、彼には私の声が届かないんだろう。]
……。
[彼が連れていかれたら嘆くと言った。 でも、いつ嘆けば良いんだろう。いつ、いつ?いま?わからなくて、だって、本当に、ほんとうにしんじゃったの?]
(16) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ドンッ、 扉を叩く。]
ねえ、 あの、 もう、
(17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ドン、ドンドン、 また叩いた、もう居ないのは解ってる。]
ねえ、
[扉を叩いて、声をかけて、次に出た言葉は、]
(18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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─── 待って…!
(19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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まって、ねえ、おねがい、まって! まって、まだ死んでないんでしょ? だって見てないもの、ねえ、
[扉を叩く回数が増える。]
おねがい、お願いよ、まって、 待ってってば!きいてる!? きいてよ!! ねえ、 ── ねえ…!
(20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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ラルフを、つれていかないで!!
[どうして私は。 そんな事、心にも思ってなかったじゃないか。]
つれていかないでってば!! つれて、 つれていかないで、 ころさないで、…… ころさ、……
[最初に殺したのはどんな相手だったっけ。 もう全然覚えてないけど、小さい頃だったから、 たぶん相手も小さい子だったんだと思う。
食べたいなって思って。食べた。 相手は何て言ってたっけ。
全然、覚えてない。]
(21) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[かけられた鍵を力一杯引っ張っても、どうしようもならない。壊れない。びくともしない。早くしないと、ああでも、ダメだ。きっとだめだ、もうなんの音もしない。]
……、…
[大きく息を、吸って、はいた。]
ぁ、…
う。
(22) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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ううう、ううううううううううっっっつ!!!!
[両手で顔を覆って、膝が地面に突く。 そのまま座り込んだ。]
うああああああぁあっ、 ! いやだ!いやだ、やだ、いやだいやだ、 ラルフ! らるふ、らるふ、…ラルフ……、 うう、ああ、う、ぅううう、だ、や、 んぐっ、うう、や、ぐ、ううぅうう、ぁ、……
やだよぉ……
おいて、いかないでよ
[う、ぐ、うええ、と大声をあげて泣いた。泣いて、止まらなくて、途中咳き込んだり、鼻をすすったり、嗚咽がもれたり、とにかく泣いた。もう袖だってびしょびしょで、こんなに泣いたのなんてきっと生まれてはじめてだ。]
(23) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[嘆く。って解ってた。自分でも、そう言った。 解ってた。解ってた。わかって、
…なかったかも知れなかった。]
(*17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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いやだ、いやだいやだいやだいやだ。 やだやだやだ、やだ、いやだ、いやだ、 やだ、…なんで、どうして、ああでも、 いやだ、こんなの、なんで、いやだ、いやで、でも、
[あの紙に名前を書いたのは私もだし、 助けるチャンスをふいにしたのも私だ。
構わないって笑って投票したのは私だ。
解ってたじゃないか、こうなることくらい。 解ってたじゃないか、彼が死ぬことくらい。
わかってたじゃないか、もう会えない事も、 もう話すらできない事も。
わかってたのに。]
(*18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[大声で泣いた。 そうしたら、聞こえる声が慰めてくれた。]
(*19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[仲間を失っただけじゃなかった。 好きな人が死んでしまった。
だからかな、だからかも、こんなに悲しくて辛くてしんどくて、ああ、もう死んでしまいたいって思うのは。はじめてだ。こんな気持ちははじめてだ。もう、どうしたらいいかわからない。 いやだ、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。
どうして。]
(*20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ないて、ないて、ないて。 大きく深呼吸をして、また泣いた。
すん、
落ち着く頃には、どれだけの時間が経っていたか解らない。 最初に嘆くと宣言していたのだから、たぶんそっとしておいてくれるだろう。してくれてなくてもただただ泣いているだけだったのだが。]
……ラルフ。
[どん、ともう一度扉を叩く。口許が戦慄いた。 でもそこから漏れたのは泣き声ではなくため息だ。
深呼吸をする。]
(24) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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…… はあ。 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おちついた! すっきりしたあ。
[少しかれた声でそういうと、立ち上がった。 目元をぐしぐしと擦るとべしゃべしゃだ。すん、とまた鼻をならす。]
(25) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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殺さなくっても、結構すっきりするものね。 あんまり泣いたことってないけど、便利だわ。
(*21) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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じゃあちょっと顔洗ってくる。
[そういってその場を立ち去る様子は、きっといつも通り。 また、つるっとしてしまった。いつもの事だ。 いつも通りだ。そしてこれからも。 だけど、小石にぶつかる小石の音を、私は頭の奥のどこかできっと、たしかに、聞いていたのだと思う。]
(26) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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ノアは、物欲しそうな顔で見つめている!**
coqua 2018/08/06(Mon) 09時頃
パティは、ノアさんの分もホットミルクを作りはじめた**
mmsk 2018/08/06(Mon) 09時頃
マリオは、物欲しそうな顔で見つめている!**
7korobi 2018/08/06(Mon) 09時半頃
パティは、マリオの分はもちろん初めから計算に入っています**
mmsk 2018/08/06(Mon) 10時頃
マリオは、わーい、やったー!**
7korobi 2018/08/06(Mon) 10時頃
ノアは、甘いホットミルクをちびちびと噛むように飲んでいる。鼻をすする音が聞こえたかもしれないけど、きっと気のせいだよ。**
coqua 2018/08/06(Mon) 13時頃
ロイエは、視界がぼやけて前がみえない。
noko 2018/08/06(Mon) 13時頃
イヴォンは、おれもおさとういりぎうにうのみたい(ノアをじー**
mononoke 2018/08/06(Mon) 14時半頃
ロイエは、イヴォン奥さまにお砂糖たっぷりホットミルクを投げつけた。
noko 2018/08/06(Mon) 16時半頃
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[その夜は、怯えて震えるリンダを抱きしめ続けていた。
可哀そうなお嬢様。
彼女の視る世界は、彼らに信じられることはなかった。 彼女の清純さを彼らは、信じきることができなかった。
この世界に、彼女の居場所はなかった。
ロイエは、賭けに――敗北した。]
(27) noko 2018/08/07(Tue) 01時頃
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……どうして?
(*22) noko 2018/08/07(Tue) 01時頃
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視えないものは、信じない。 聴こえないものは、信じない。
確証がないものは――信じようがない。
(28) noko 2018/08/07(Tue) 01時頃
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……きこえないの?
(*23) noko 2018/08/07(Tue) 01時頃
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違和感に気づいたのは、 昏睡から目覚めてしばらくたった頃。
声をかけても、誰も返事をしてくれない。 気付いてもくれない。
モンドも、彼の仲間達も。 そして、あのパティでさえも。
『かわいそうに。 口が効けなくなったんだね。』
そう言われて、ようやく 口が開いていないことに気が付いた。 うなじに残った噛み瑕が、 じゅくじゅくと疼いた。(>>4:84)
(29) noko 2018/08/07(Tue) 01時頃
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