人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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【人】 素顔連盟 シュンタロ

[折原さんは、俺の暴挙を拒まない。
いいのか、このままだと、止まらないよ。]

折原さん、やっぱ、綺麗で可愛い。

[トロンとした目で俺を見る折原さんは、扇情的だ。
唇を重ねて、舌を絡めながら胸をまさぐれば、服の上から突起に触れる事が出来るが、
それと同時にちょっとした違和感を覚えた。もしかして、ブラをしていない……?
脱がして確認をすれば、彼女はさらしを巻いていた。
胸を潰すさらしをゆっくりとほどいてみれば、採寸したのよりも大きな膨らみがそこにはあった。]

すげえ。こんな、隠してたんスか。
こりゃ、ドレス作り直しッスね。

[一緒に居る口実が出来た。]

(24) アサギ 2017/01/26(Thu) 21時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

本当……?

[綺麗で、可愛い。その言葉に、かすれた声で聞き返したのは、疑ってるからじゃなかった。もっと言ってほしかったからだ。
もっと言って。可愛いって。綺麗だって。私は、女の子だって。
もっと言って。もっと。もっともっともっと。
麻薬みたいだ。もらえばもらうほど、もっとほしくなる。
乾いて乾いて止まらない。
夢中で舌を絡めていたら、胸を触られて、鼻に抜けるような甘ったるい声が漏れた。
知らなかった。私、こんな媚びた声が出るんだ]

ごめん、言えなくて。

[あれだけ固執してたさらしが、今はまったく意味のないものに思える。
締め付けから解放されて、あらわになる胸の膨らみ。
標準より大きい胸が、嫌いだった。浅ましく必死で女だと主張してるみたいで。
でも今は、この胸に新井さんは煽られてくれるかななんて、そんなことを考えてる]

(25) takicchi 2017/01/26(Thu) 21時半頃

【人】 測量士 ティソ

[スープを飲み込んで動く喉に、
ゆるりと料理を眺める赤色の眼差しに、
そして、抱きかかえた腕から伝わる温度に、
何故だか、ひどく泣きたい気持ちになった。

かといって、彼女の主張を受け入れるかと言われれば、
それはまた別の話で。]

 ダメだよ。
 だって、今、卯月ちゃんを返したら、
 もう二度と会えなさそうだからね。

[彼女が離れるか、あるいは、自分が彼女に告発されるか。
どちらにせよ、それは好ましいものではない。]

(26) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[けれども、そうだな。
浮かんだのは、小さなウサギ、白い肌に浮かんだ歯形、
それから、力なく倒れた彼女の姿。

顎に手を当てる。暫しの思案ののち、再び、口を開いた。]

 一か月、いや、一週間でいい。
 一週間だけ、ここで、俺の料理を食べて過ごしてほしい。

 それが終わったら、卯月ちゃんをおうちに返してあげる。
 俺のことも、煮るなり焼くなり、好きにするといい。

[どうかな、と、彼女の反応を窺うように、赤い目を覗き込んだ。
どうだろう。彼女にとっても、悪い話ではないはずだ。]

(27) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[どういう風の吹き回しかと問われれば、
彼女の可愛らしさにほだされたとでも言っておこうか。

あぁ、もちろん、嘘じゃない。
突き刺さるような警戒が、自分の料理に
(少しではあるけれど)ほぐれただけで、舞い上がりそうになる。
もっと、自分の料理を食べてもらいたい。
彼女が望むなら、何だって作ろう。

それくらいに、俺は、彼女にほれ込んでしまったらしい。]

(28) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【赤】 測量士 ティソ

[そう、彼女を傷つけることに比べれば、
飢え死にするのも悪くない、って、
そう思うくらいには。]

(*0) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[渇きを訴える喉を摩る。
襟の下、無数の蚯蚓腫れが、ぴり、と痛んだ。*]

(29) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

本当ッス。折原さん、可愛いです。

[右手の掌で胸の突起を転がしながら、もう片方の突起を舌で転がしていく。
指に力を入れる度に、力を入れた指が沈み込む。
掌をぐるりと回して、刺激を与えて。]

可愛い声ですね。もっと聞かせてください。
俺は折原さんの喘ぎ声、好きッスよ。

[唇を重ねながら、胸を弄る。唇を離した時に顔を見れば、白い肌が赤く染まっている。
その様子が、堪らなく愛おしい。]

折原さん、俺の女になってくださいよ。
こんな、一線超えちまったら……一週間で帰したくないッス。

[舌を貪り、片手をお腹の方へと滑らせる。
ズボンの中に手を入れて、ちょっと焦らすように周辺を触っていく。
やがて、手はゆっくりと下着の中へと進入していくだろう。
湿り気を感じる。]

(30) アサギ 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[胸の頂を刺激されて、高い声が上がった。鳴き声とも泣き声ともつかないそれを、嬌声というんだろう。
噛み殺したくなる。だけど、聞きたいって言われたら。
新井さんを煽るために私は鳴く]

あっ、あぁん、やぁ……っ。

[嫌って言いながら、腕を伸ばして。新井さんの頭を胸に押し付けた。
足の付け根がじんわりとぬるくなるのを感じる]

だぁめ。

[何度目かもわからない口付けのあと、だけど私は新井さんの言葉にそう言って、薄っすらと笑った。
それって、普通の恋人同士になるってことでしょう? それじゃ駄目だよ。もうそんなのじゃ私は足りない。足りないよ。

ズボンの中に入った手が、焦らすように動く。
私は受け身でいなきゃいけないのに、早くって懇願しそうになる。言葉を封じるように、舌を絡めた。それでもきっと、誘うように腰がひくつくのは我慢しきれていない。

やっと下着の中に手が入ってきたら、びくりとお魚みたいに体が跳ねる。
しがみつくように新井さんの背中に爪を立てた]

(31) takicchi 2017/01/26(Thu) 22時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[折原さんの性器に触れれば、ぴちゃ、と手に愛液が付着して、折原さんの興奮を証明している。
そのまま、中の豆粒を指で捏ねる。触れて、捏ねる度に折原さんが感じているのが分かる。
背中に爪が刺さる。痛みが、更に俺を興奮させた。]

折原さん、綺麗です。ね、折原さん……全部脱ぎましょう、お互い。

[同意を得る前に、俺は一気に服を脱いで、一糸纏わぬ姿になる。
外気に触れた俺のモノは、ピクリと一度脈打った。]

(32) アサギ 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ そりゃあ 駄目だった。
  
  通報 までは考え切れてなかったけれど、
  卯月は彼から
  遠く離れることを考えていた訳だから。 
  それは彼にとって良いことではあるまい。

  スープを喉に通す。
  脱走、も きっと出来ないだろう。
  足元は未だ重い、から。 ]
 

(33) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ せめて大学には行かせてくれと、
  言い訳じみた"真面目さ"を出そうとして、
  卯月も暫し、考えていた。

  口を開いたのは彼の方が先。 ]
 

(34) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [  "一週間"。
 
   碧眼が語るには、
   たったそれだけだと。 ]
 

(35) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ どういう風の吹き回しだと、
  一瞬過ぎったのは言うまでも無い。
  …勘ぐったせいか、どういう理由か
  口には出さなかったけれど。

  一週間だけなら良いだろう。
  下手に口を出して機嫌を損ねても、
  卯月が不利になるだけだ。 
  
  だから卯月は、
  少しだけ目を合わせて 緩慢に頷くだけ。
  望むものは特に、無かった。
  ( 犯人に情を抱いてしまう
        被害者の話があったし )
  
  草食動物よろしく、
  警戒"だけ"は、持ち続けて。 ]
 

(36) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


   …一週間。
   逃げないから、これ、外してくれますか。
 
 [ ぴ、と。
  ひとつ指を立てた後、示すのは足元。
  此方からの要求が多い気もするけれど、
  きっと契約みたいなものだ。
  
  これも聞き入れて貰えたかどうか分からない。
  でも、奇妙な一週間の生活は、
  これから始まったのだと、思う** ] 
 

(37) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[水音がした。ぴちゃ、というその水音に、どうしようもなく羞恥を煽られて、思わず目を閉じれば感覚はますます鋭敏になる]

あっ、や、ぁうっ、んぁぁ……!

[与えられる刺激に体が跳ねて、どんどん追い詰められていく。
だらしなく開いた口から、飲み込めなかったよだれが流れた。
名前を呼ばれて、ゆるゆる目を開ける]

名前……芽留、って。

[呼んで。今ここでこうして抱かれてるのが、他の誰でもない、芽留って女の子なんだって。私に思い知らせて。
瞬きしたらこぼれた涙がなんだったのか、自分にもよくわからない。
新井さんの言葉に小さく頷くと、目を閉じたままズボンに手をかけて、下着と一緒に脱ぎ捨てた]

(38) takicchi 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

分かりました、芽留さん。
……じゃあ、俺の事も、俊太郎って呼んでください。
長いんでシュンとかでも良いッスよ。

[名前で呼んで欲しいと言う要望には、俺も呼んで欲しいと交換条件を出して。
芽留さんも俺と同じく一糸纏わぬ姿になる。]

すげえ綺麗だ……。

[ごくり、と生唾を飲み込む。自分の心臓の音がうるさい。
俺はまた芽留さんの性器に触れる。今度は、深く。
指を、入れる。
そのまま指の腹で搔くように触っていく。指が溶けそうだ。]

芽留さんの中、めっちゃ濡れてますね。
感じてくれてるんスね。嬉しいな。

(39) アサギ 2017/01/26(Thu) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ズボンをベッドの下に落とす。
煽りたい。だけど、私にだってもちろん羞恥心はある。視線から逃れるように体をよじった。
俊くん、って名前を呼んでみる]

恥ずかしい、よ。あんまり……見ないで。

[綺麗って言われてそう返した。恥ずかしいのは本当。だけど後半は嘘。
もっと見て。煽られて。そうして私の体を貪ればいい。私が女の子なんだって、思い知らせて]

あ……!

[俊くんの指を飲み込んで。また響く水音。
体の中をこすられるたびによがる声が大きくなる。ぐずぐずに体がとかされる気がする。
甘い甘い毒に痙攣のように体が震えて]

あ……! だめ、なにか、くる……来ちゃう……っ!
わたし、イっちゃ……!

[俊くんの背中にしがみつくように、私は高みに押し上げられて。
きっと、また背中に爪痕を刻んだ]

(40) takicchi 2017/01/27(Fri) 00時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[見ないで、と言われても見てしまう物は見てしまう。
指の腹で擦る度に、芽留さんが声を上げる。
それがなんだか嬉しくて、擦る速度を上げていく。]

芽留さんのここ、ヤバイッス。
もっと可愛い声出してください。

[しばらく擦っていれば、芽留さんがダメ、と声を上げる。
俺は更に指を動かす速度を早めて、芽留さんをイカせようとして。

ぎゅっ、と。芽留さんが俺の背中に爪を立てて、力一杯抱きしめてきた。
爪が食い込む。けど、この痛さは幸せの痛みだ。
芽留さんの身体が海老反りになるのを見て、俺は指を動かすのやめて、ゆっくりと引き抜いた。]

じゃあ、俺のも入れさせて貰おうかな。
イった後だけど、出来ますよね?

[口の端を吊り上げて笑って、そのまま俺のモノを芽留さんに押しつけた。]

(41) アサギ 2017/01/27(Fri) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[だらりと体を投げ出して、私はしばらくはあはあと荒い息をしていた。生理的な涙が耳の方に流れていく。
ぼんやりと、私は俊くんの顔を見上げた。今私を、組み敷いているひと。
私に、温もりという名の毒をくれるひと]

その……初めて、だから……優しく、して?

[腕を伸ばす。俊くんの顔を引き寄せて、口付けをして]

私で、気持ちよくなって。

[唇が触れそうな距離で微笑んだ。私にできる、精一杯の誘惑]

(42) takicchi 2017/01/27(Fri) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[そんな事言われたら、止まれなくなるだろう。
俺は、ゆっくりと芽留さんの中に俺のモノを挿入した。
異物を拒んで締め付ける感覚、とても気持ちが良い。
初めてと言うから、きっと痛がるだろう。けど、俺は無理矢理奥の奥まで突き刺した。]

すっぽり……、入っちゃいましたよ。
芽留さん、気持ちいいッスね。

[ゆっくりとピストン運動を開始する。肉と肉が当たる音が部屋に響き渡る。
腰を振りながら、唇を重ねて、舌を絡める。
空いた片手で胸の突起を弄りながら、舌を絡めて、俺のモノを芽留さんの奥に打ち付ける。]

芽留さん、イった後だから、マジ、締まり、ヤバイッス。
気持ちいい。

[更に奥に奥に、俺のモノは芽留さんの子宮口をノックする。
その度に締め付けられるような気がして、芽留さんの声が漏れて。
俺のモノが更に硬くなる。]

(43) アサギ 2017/01/27(Fri) 01時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[初めて受け入れる男の人は、当たり前だけど指とは全然違った。ものすごい圧迫感と異物感。正直痛い。
歯を食いしばって。だけど私は痛いともやめてとも言わなかった]

ちょっとだけ……待って。

[入ったと聞いて、詰めていた息を吐き出した。
浅い呼吸を繰り返して、体をこじ開けられているような感覚に少しでも慣れようとして。
それから、動いていいよ、と言った。

体のぶつかる音がこんなに生々しいものだなんて、知らなかった。
舌を絡めて、胸の頂を刺激されているうちに、私の中に痛み以外の感覚が生まれる]

ぁうんっ!

[声が漏れて、私は自分が感じてることに気づいた。
一度そのことに気づいたら、鈍い痛みは押しやられて、快感の波が押し寄せて来る]

あっ、あうんっ、あぁっ、あんっ、あっ、あっ、あ……っ、

[喘ぎ声も壊れたように止まらなくなって、がくがくと腰が震えた]

(44) takicchi 2017/01/27(Fri) 02時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[どれくらい腰を振っていただろうか。芽留さんの締め付けが半端なくなってきて、俺は絶頂に達しそうになっていた。]

芽留さん……イキそうッス……。
中に出しますよ……!

[腰を振る速度を早めれば、絶頂までの特急列車が終点のアナウンスをし始める。
肉と肉がぶつかり合う音が早く大きくなって、水音も混ざって聞こえてくる。]

イキそう……、あ、イク、イク……!
くっ……! あ、あ、あ……。

[ぐったり。繋がったまま、俺はその場でベッドに倒れ込む。すげえ疲れた。
けど、久々にしたから、とっても気持ちが良かった。*]

(45) アサギ 2017/01/27(Fri) 09時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[中に、と言われてまず頭をよぎったのは、今日って大丈夫な日だったっけ、ってことだった。
安全日だったか危険な日だったか、よくわからない。だけど、そんなことすぐにどうでもよくなった。
だって、妊娠って女性しかできない。
喘ぎ声の止まらない私の口が、だらしない笑みを浮かべる。

もし本当に妊娠したら?
そうしたら、大きなお腹で母に会いに行こう。お腹をさすりながらざまあみろって笑ってあげる。
残念だったね、お母さん。あなたが大事な息子だと信じていた人間は、どうでもいい娘の方だったよ。
そう思い知った時、母がどんな顔をするか、想像しただけで胸が踊った。
そのためだけに妊娠すればいいのにって思った。

中に出して。きっとそれは熱くて、私には毒になるから。
逃がさないように強く強く、俊くんの背中を抱きしめる]

ああっ、あんっ、ああ……っ!

[頭の中が真っ白になる。私の中で俊くんが跳ねるのがわかった。
お腹の中が、熱いもので満たされる。
考えればそれは、体温より熱いはずなんてないのに、体が中から焼かれるかと思うくらい熱く感じた。
倒れ込んだ俊くんの頭に手を伸ばして、そっと撫でる]

(46) takicchi 2017/01/27(Fri) 15時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ねえ、私に溺れたかな?
私なしではいられなくなるくらい、私にハマってくれたのかなあ……?]

(47) takicchi 2017/01/27(Fri) 15時半頃

【人】 測量士 ティソ

― 終わりの前の日―

[一週間というのは、長いようで、短い。
朝ごはんを食べて、ランチを済ませて、夕食を済ませる。それで一日。
繰り返せば、あっという間に一週間は過ぎる。
まだ振る舞えていない料理が数多くあるというのに、
終わりというものは容赦なく訪れる。

尤も、そういう約束だったから、仕方ないよね。
包丁を握った逆の手で、渇きを訴える喉を掻く。
長引かせるのは、お互いの為にならない。そうだろう?]

(48) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

[終わりの前の日、
文字通りの最後の晩餐は、彼女の大好きなシチュー。
あの店に来てくれた時も、注文してくれたよね。

ホワイトソースは勿論、玉ねぎの炒め具合にまでこだわった、
まさに、彼女の為に作り上げた料理。

彼女はそれを口に運んでくれたかな。
どちらにせよ、夕食の席で、俺は口火を切ることになったと思う。]

(49) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

 卯月ちゃん、ひとつ、お願いしてもいいかな。
 図々しい、って、思われるかもしれないけれど。

[前置きと共に、視線を遣ったのは、
未だ籠の中にいる、白いウサギ。
キャベツを食む彼ないし彼女を顎で示して、話を続ける。]

(50) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

 あのウサギを、君の家で、
 俺の代わりに育ててあげて欲しいんだ。
 どうもね、俺にはなついてくれないみたいだからさ。

[胃に収められた同胞の臭いを嗅ぎ取っているのか、
元々、動物との相性がよろしくないのか。
終始、自分に懐くことのなかったウサギは、
よく似た容姿をした彼女に対しては違うらしい。

鎖の外れた、卯月の足を見る。
幾重にもかけられた鍵のせいか、契約を守っているのか、
或いは、試みたものの、失敗したのか。
この日まで、彼女がこの家から出ることはなかったと思う。]

(51) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【赤】 測量士 ティソ

[けれども、明日にはもう、この家には誰もいなくなるからね。
鎖の外れた少女も、化け物も、誰も。

鎖が外されなければ、檻から出られなければ、
ウサギは死んでしまうのだから。]

(*1) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

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