155 【身内】砂煙の村
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[――嗚呼。深い翡翠色の、なんと美しいことか。
自身の目に掛かる濁った灰色がうっとおしくて、乱雑に前髪を退かせば。少し上の位置にある、彼の瞳を覗き込む。 黒の手袋に包まれた自身の手を、彼の顔へと近付けたそのとき、はた、と動きを止めたと思えば、その手は再び自身の前髪を掻き上げるにとどまったことだろう。
……どうも何かに気を取られると、それしか見えなくなってしまう。
少し距離を取って、気まずそうに彼を見上げれば、その様子はどうだっただろうか。]
……いや、本当、すまない。 ベネットの瞳が、その、綺麗で。
[言い訳じみた、けれど確かな本音を口に出せば、今度は自身が視線を下へと遣ることだろう。――折角仲良くなれそうだったのに、嫌われてしまったかもしれない。いつもそれで失敗するものだから、項垂れてしまうのも、仕方のないことだろう。]
(28) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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[カシャ、カシャ、カシャ。 >>24風変わりな白フードはカメラを向けるのに夢中なようで。フードの人、と声を掛けたところで漸く。こっち向いてくれた。]
珍しい?
[旅行者だろうか、そんな憶測で写真を撮る彼女に訪ねて。覗き込んだフードの中に表情が見えれば、案外歳近いかなって年齢を推測する。]
一つどう?要らない?
[茶の皮手袋で一本のニンジンを取り上げて顔の近くまで寄せれば、首を傾げてみせ。今朝取れたての新鮮だよ、と売り文句もつけたし。 もし答えが渋られるようなら、押し付けるように差し出し渡すつもりだけれど。]
(29) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[後ろから覗きこんで聞いてみれば 呆れたみたいな声>>23が返ってきたから、不満顔で。
待ってほしいなら、待ってって言えばいいのにね。 おねだりの仕方も 知らないのかしら。
それでも、頭に乗せられる手に、満足しちゃったものだから 口元をゆるめながら、しょうがないなって また品物に目を向けて ]
……にあわないの。
[おじちゃんの見ていたたなを見ながら ぽつり。 缶詰はわかるけど、駄菓子だなんておじちゃんには似合わないよ。
……もしかしたら、おじちゃんは こういうお菓子の方が、好きだったのかなあ。 せっかく、お酒にあうお菓子を買ったのに。
そんな事を考えてたら、唐突にこずかれる頭に目を丸くして 不満そうにふり返れば、そこに居るのは案の定おじちゃん ]
(30) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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――ん?
[なんでだろうって 思いながらも、ぼくは 口をあける。 ん って。さっきみたいに、ベロをだしながら
口に入ってきた甘い味に、ぱちり 目を瞬いて 舌の先でそれをなぞってみれば、よく知る形に首をかしげておじちゃんを見る。
――ピィ、 ラムネの間から、かすれた音がこぼれた。 どうしておじちゃんが、これをくれたのかは わからないけど ]
……ありが と。
[この人の前だと、お礼とか あやまったりとかが、ちょっとだけ難しい。 なんでかは、よく わかんない おじちゃんは、わかんないことだらけだ]
(31) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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[口の中で、ラムネを転がしたり ピィ、って 息を吹きこんでみたり 喜びのままに、そんなことをくり返して ]
はなやさん? おはなをかうの?おじちゃんが?
[でも 次の目的地>>25を教えられたなら、また不思議顔。
そういえば、教会のすみにお花が飾ってあったっけ 今まで全然気にしたことなんてなかったけど あれって、おじちゃんが買ってたんだ。
おじちゃんにお花って、お菓子よりも似合わないよ。 思ったけど、口をつぐんで。 いいよ、って こっくりうなずいてみせる ]
(32) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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[だからこれを くれたんだ。 別にお駄賃なんてなくても、ついてってあげるのに。
そしてぼくが買ったお菓子への感想には、にっこり わらって ]
きょうから、すきになるんだよ。
[チョコ以外は あんまり食べたことなんてないから、すきかどうかなんてわかんない。 おじちゃんはどうだろう。こういうの すきかな。 すきじゃなかったら、買った意味なくなっちゃうや。
おじちゃんが歩きだしたなら、ぼくも それに続いて 当然みたいな顔で、その腕に腕を組んでみよう。 嫌がられたらやめるけど、きっとへーきだよね ]
(33) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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おはなって、きょうかいに おくやつだよね? いつも、おじちゃんがかってるの? なんで?
[お花屋さんに向かいながら、そんなことを聞いてみる。 だって 全然興味なさそうなのに、花を飾ろうなんて 何か理由があるのかなって思ったから
答えられなくても、理由がなくても 別に気にしたりはしないけど 似合わないよねって、それはわざわざ 言わないまま。
歩いてたら、香ってくる花の匂いに うっとり 目を細める。
ぼくも あのこに買っていこうかな あのこは、お花すきだったっけ。――よく おぼえてないや ]
おじちゃん、どれをかうの?
[お花屋さんの前まできたら、上の方にあるお顔を見上げて お花の種類なんてあんまり知らないから ぼくも おじちゃんと同じのを 買おうかな ]
(34) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 00時半頃
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[影を背負った彼(>>111)を見送って。]
お酒って16から飲めるんだっけ。18? 18は煙草だっけ。20かな?わかんない。
[少なくとも彼女はもっと幼くして酒の味を憶えていたから。
いいこだなんて誰にも思われてないとわかってはいるけれど。 あまりいい顔されないことだともわかっているもんだから、そこは隠れてお家でひっそり愉しむことにする。 大人にしか許されない素敵なことは、存外多い。]
発泡酒と、ドライフルーツがほしいな。
[彼女は市場へと歩き始めた。足音は先ほどとは違う、尖ったもの。]
(35) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 01時頃
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[ああ、この人は。 その長髪が纏う雰囲気と、ぱっと変わる表情とのギャップがきっと、美しいのだと。 人を見ること、関わりあうこと、それが素敵なものだと、数年前のそれ以来、久しく感じたものだった。]
っと…、おれ、と?
[仲良く、とこの男>>26は言っただろうか。まさか、このおれと? 自分と仲良くなっても、いいことなどないはずで。 ――なんだろう、この。 その不安を言葉として表すのなら。]
おれなんかと、いいの…?
[仲良くなりたいなど、普段言われない言葉に戸惑い、思考回路がうまく繋がらない。 目の前で仲良くなりたいという男性を疑うほどの余裕は彼には残っていなくて。 ああ、胸の底から湧くような、この感情はきっと、嬉しいと言うのだろう。 自然と笑みが込み上げて、ああ、いややっぱり、急に笑い出したら気持ち悪いかな。]
(36) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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…うん、仲良くしてくれたら、…嬉しい。 あ…、ヴェス。 えっと、ヴェスと呼んでも構わないかな…?
[少しだけ口角を上げて、笑みを作ろう。 だが、にっと、控えめに笑ってみれば、普段歯を見せた笑みを作らないからかわからないけれど、上手くできなくて。 ああ、このおれは、彼にとってどう映るのだろう。]
(37) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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[目を覗き込み、前髪をのけていたかと思えば、ふと伸ばされる手に、一瞬からだが強張る。 触れてくる、のだろうか。 手袋をしているとはいえ、少しの恐怖と、消えないに決まっているという安堵が混じる。 その手は彼に触れることなく、また自身の前髪の元へ。 この胸の高鳴りはなんだ。 触られそうになったことに対する恐怖だろうか。 それがまた別の理由だったとしたら? なんて、考えるだけの余裕は彼にはなくて。 瞳が綺麗だ、なんて言われれば、その余裕も更になくなってしまって。]
えっ、あ、…ぅ、えっと…、
(38) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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[言われなれない言葉ばかりを投げかけてくるこの男に、調子を狂わされてばかりだ。 自分の瞳に自信なんてないし、まじまじと見たこともない。 少し垂れた目と、母親譲りの色の瞳。 頭が真っ白、それでも顔は急に赤くなってしまって。 言葉なんて出てこなくて、慌てて視線を逸らす。 それでも、少しだけ。]
…き、君だって、その美しい瞳がある…。 髪だって、不思議な、色で…。本当に、綺麗だ。
[目線を上げて彼の鋭い、それでいて憂いのある瞳と、先ほどかきあげて耳にかかっている髪をみれば、自然と口から出る言葉。 ああ、何を言っているんだ。こんなに、思っていることが正直に口から出てしまうなんて。 この言葉で目の前のが気味が悪いと思って去ってしまうのなら、彼に呼び止めることはできないだろう。]
(39) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[控えめな忠告は、彼女>>35には聞き入れては貰えただろうか。 どのみち自分に言えることなんて限られてはいるだろうから、曖昧に言葉を濁しては、別れを告げることになったのだっけ。
自分も目的を果たさなければと、並ぶ商店と人々の間を、縫うように抜ける間。 連れだったふたりの男性>>19>>21を視界の隅に留めては…珍しい組み合わせもあったものだ、と。ほんの少しの間、凝視してみたり。
青年の方は先程、どうにも複雑な面持ちで別れたばかり。 もう一人の男の方は――仕事柄、何度も世話になったことはあったはずだけれど、…本能的、と言うべきか。 人相にそぐわぬざっくばらんとした振る舞いには、無意識の内に身構えてしまうものだから、自ら声を掛けるのは憚られる。
――そんな訳で、彼らからも早々に視線は外して。 人混みを避けるように、歩を進めることになっただろう。]
(40) 2015/04/08(Wed) 02時頃
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[ようやく目当ての剪定鋏を見つけて、店主への軽い挨拶とともに紙幣を差し出す。
――今度は、どれだけ保つだろう。
丁寧に研がれた新品の鋏は、時に体重の掛け方を間違えただけでも折れてしまう樹木の、…その枝を切り落とすことができるのに。 柔らかな樹木よりもずっと、早くに朽ちてしまうのだから。 おかしな話もあったものだとぼんやり考えながら、袋に詰められる鋏の刃に目を細めた。]
……"触れただけ"で砂になってしまうなら、 ひとは、それよりもっと脆い、 と、…いうことなのかな。
[腕に抱えた荷物はさらに増えた。 ぼんやりと街道を進みながら、鋏を入れた包みが嫌に重たく感じる。
その重みから、それから連鎖するように浮かんだ嫌な想像から、逃避するように視線を逸らした先。]
(41) 2015/04/08(Wed) 02時頃
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[店番の少年>>29と、それから見慣れない真っ白な影>>24。
何度か目にしたことのある、村の少年の姿。 に、向けて、まるで珍しいものを見るかのようにカメラを構える少女。]
カメラなんて、久しぶりに見たな。
[……を。 自分は物珍しげに眺めながら、ゆらゆらと足を進めていたものだから。]
――――…ゎ、あぁ…、
[意識の逸れた紙袋はぐらりと傾いで、中に詰められた飴玉が、ばらばらと道端に散らばった。]
……はあ。 なにやってるんだ、おれは…。
[やり場のない居た堪れなさを吐き出すようにぶつぶつ呟きながら、きらきら光る飴玉を拾うためにそそくさとしゃがみこむ。 急に姿勢を変えたせいで、ぐらりと視界は歪みかけたけれど――これ以上道端で、失態を晒すわけにもいかない。 後始末は、なるべく早く。]
(42) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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[純粋そうな彼女>>2を見ることが非常に楽しい。いや、この感情は嬉しいと称すべきだろうか。 チョコレートを夢中で頬張る彼女に微笑みかけて、残りのチョコレートを箱ごと手渡す。彼女が受け取れば、その意識はチョコレートへと集中する。 簡単なことだ。 そうして、彼女の意識がそれているあいだ、手袋を密やかに外して。 久々に外気に晒された彼の手は、まるで外気の気温、風、湿度を楽しむように、握ったり、開いたり。]
…ソフィア。
[その手を彼女の頬へと、]
こっちを見て。
(43) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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変な世界だと思わないのか?
(*0) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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ん?お?お??
[反応するのは数秒ほど遅れたけれど。 白フードの彼女を挟んだ向かいに、カツカツ、と小さい物音が疎らに聞えれば、顔を傾けて覗き込む。]
あー…
[異変にガタガタと椅子を鳴らして立ち上がり、手に持っていたニンジンは、つい反射的に女性へ押し付けてしまった。彼女が再び机に置こうが咎めはしないけど。 さっさと拾ってあげようと、最も近くに散らばる玉を屈んで摘み上げ。]
ん、飴玉?食える?これ? あ、と、お兄さん大丈夫?
[最初はガラス玉かと思った。一つ摘んだ赤い玉の軽さで、飴玉を光で覗きながら矢継ぎ早に疑問符を並べる。 そして見た>>42彼が墓守だと判断するのは一瞬にして容易だった。時々野菜を買っていたはずだ。それに容姿が目立つ。]
(44) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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こっち来なよ、日陰んとこ。
[さっき言った>>44大丈夫?ってのは飴玉の心配だったけれど。しゃがみ込んだ彼が青白い顔をしてたから、ぐいと肩を引く。 嫌がられるか拒まれるか。いずれにせよ、余程の抵抗がない限りは強引にも木製椅子のそばの日陰へ、引きずるように御案内するだろう。]
(45) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[仲良くなりたい、と言った反応は、どこか不安げなものだった。 おれなんか、と放たれたその言葉>>36は、彼の自信の無さを如実に現していて。 何故そんなに自分に自信がないのか、不思議に思う。――自分は、彼だから話し掛けたのだというのに。]
……ああ。君と、仲良くなりたいんだ。
ふ…、私の名前は長いからね。好きに呼んでくれ、嬉しい。
[君と、と心なしか強調させて、言葉を紡ぐ。 目の前の彼が作る笑みは、どこかぎこちないものに見えて。ふ、と軽く吹き出せば、冗談っぽく続けただろう。 ――いやしかし、親しみを感じるその呼び名はなんだか、照れくさいものだな。]
(46) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[彼に手を伸ばしたとき、不安そうに揺れる瞳と、強張った表情が見えて。 ああ矢張り駄目だった、と肩を落としていたのだけれど。 彼の言葉>>39に、驚きで目を見開くことになっただろう。]
私が、綺麗………、?
(47) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[もらした声は、思いのほかか細いものになってしまった。信じられない、とばかりに彼の顔を凝視するけれど、その赤く染まった顔はどうも、嘘を付いているようには見えなくて。 ――そもそも、自分に世辞を言ったところで、と思うのだけれど。 ああ、彼の視線がこそばゆくて仕方が無い。]
………そんなことを言われたのは初めてだ。 君は何というか……物好きだな。
[何と無く彼の顔を見れなくなって、視線を外すために自身の髪を一房掴み、それを眺めてみる。 ……矢張り、くすんだ色にしか見えないのだけれど。瞳だって、華のないただの茶色。 彼の澄み切った翡翠色とは、比べるまでもなく。
けれど彼に嫌われていなかったことに安堵を覚えたためか、口元には柔らかい笑みを携えながら。]
(48) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[君と。 確かに彼はそう言って、その言葉は自分の胸の中へすとんと落ちた。彼の口から出るのは、言われ慣れない言葉ばかり。 ああ、どうして初対面に近い自分にこんな。こんなに美しい人が、自分なんかに。]
ん、えっと。 じゃあ…、改めてよろしく、ヴェス。
[彼が呼びたかったニックネームを拒否されなかったことに安堵する。 だが、いきなりのその呼び方は親しすぎただろうか。他人との距離の詰め方がわからなくて、どうにも不安になるが、彼の優しげな表情を見れば、緊張の糸は少しずつ解けていく。]
(49) 2015/04/08(Wed) 04時頃
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[自分が言った言葉のあと、ヴェスパタインは驚いた表情を見せる。 ああ、失言してしまったかと、きゅ、と心臓が締め付けられる。だが、その後の相手の彼の表情は、特段嫌と感じているわけではなさそうで。 物好きと言われてしまったが、はたして本当に自分は物好きだろうか。 目の前にいるのは、こんなに整った顔をした美しい人であるというのに。]
っ、えっと… だめだった、かな。 おれは…君のこと、綺麗だと思ったし、それに。
[おれは、好きだな。 と、その言葉だけ小さくなってしまう。 髪を弄る手だって、綺麗だと思うし、それを見る目だって、美しいと思う。 ああでもやはり、彼が自分を見てくれている時の目が一番好きかもしれない。なんて。 なんだかこそばゆい感覚がして、彼に向けていた視線をまた下に落とす。 顔が熱い。目の前の彼にとって今の自分の顔は、酷く紅潮しているのだろうか。それを考えるだけでも、恥ずかしい。]
(50) 2015/04/08(Wed) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 04時頃
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[先程まで自分が見ていた駄菓子の棚を見る坊主(>>30)へと近付いていく。何やら呟いていた言葉は聞こえんかったが、まぁ大した事じゃあ無いだろう――大方、どの駄菓子が美味だのとそんな事だろうと決め付けて。
素直に開かれた口には、今度は指の代わりに笛ラムネを。掠れた音が聞こえて来れば、ふ、と目元を和らげ少しばかし満足そうな顔をする。 小さく聞こえた礼の言葉には、"ん"、と短い返事を返し。"これなら煙たく無ェだろう"、と自分もひとつ笛ラムネを口に咥えれば、残りは勝手に坊主の籠へと放り込んだ。]
……似合わんとは言ってくれるなよ、自覚はしてるんだ。
[花屋に向かうと告げたのなら、ピィピィラムネを鳴らしながら不思議そうに首を傾げる坊主(>>32)に眉を寄せる。そりゃあ三十路もとうに過ぎ、四十路になろうかというオッサンが――そのうえこの性格の自分が花を買うなんざ、似合わん事は百も承知だ。 だからこそ、あまり言いたく無かったのだが……でもそれ以上坊主が何も言ってこないのは助かったから、こっくりと頷いた頭をくしゃりと撫でてやった。……こうしてやると、嬉しそうにされるのは思ったよりも悪くはないモンでね。]
(51) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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[そうして籠の中身についての話をしたのなら、返ってきたのはこれまた不思議な返答だ。 "今日から好きになる"って事は、今までは大して好きじゃあ無かったって事だろう。 ならどうして態々、そんな菓子を。今度はこっちが不思議そうに坊主へと首を傾げつつも、質問の代わりに口にしたラムネをピィと鳴らす。]
……スルメやらより、そっちのチョコレートの方がずっとお前さんらしいんじゃあないか。 酒のアテには丁度いいが、餓鬼が好んで食う菓子じゃあ無いだろうに……そいつは、オレンジジュースやミルクには合わんぞ。
[坊主がどうしてそんな菓子を買ったかなんて、自分にわかる筈もない。その上返ってきた答えがそれなのだから、まったく分からん事ばかりだと――まさか坊主も、同じような事を思っている事など露知らず。
ピィ、ピィ。甲高い音を鳴らしつつ、組まれる腕はもうとうに諦めて。鎖さえ当たらんのなら、別に不便な訳じゃあるまいし、と理由を付けて、片腕は坊主の好きにさせてやる。 大の大人と餓鬼が二人で腕を組んでピィピィ笛ラムネを鳴らす姿は、道行く人には異質に映ったかもしれんが……まぁ構わんか。]
(52) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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[そんな中、バラバラと何かが溢れるような音が耳に入ったんでそっちを向けば、何やら丸っこいモンを道にばら撒いている青年の姿(>>42)が目に入る。]
……なァにやってんだ。珍しいな。
[ピィ、とまた笛を鳴らしつつ、呆れたように言葉を落とし。あれは確か墓守だったか、仕事柄良く顔を合わせはするが、あまり親しく話した覚えは無い――と言うより、自分はあまり好かれちゃいないようだ。 呆れた声は、きっとあの墓守には届きはしないだろう……しかしあいつが街まで来るのは中々珍しいと、眉は少し寄ってしまったが。
しかし、久々にこのラムネを食ってはみたが、なかなか悪くは無いじゃあないか。 煙草の代わりにはならんでも、それとはまた違った味があるだとか。そんなどうでもいい事を考えていたのなら。]
(53) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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――……別に大した理由は無いさ。ただ、昔俺の居た教会には良く花が飾ってあったモンでね。 無いと落ち着かん、それだけだ。
[坊主の問い(>>34)に、少しだけ答えにくそうな声を出す。 この村に来る前、まだこのカソックも持って居なかった頃。良く行った教会には、何故だか花が飾ってあった。いつの間にかそれが当たり前になっていたのか、この村の教会がどうにも寂しく感じられてしまい。悩みに悩んだ末に花を買いに行き、それが習慣付いてしまっただけの事なのだけれど。
それでも未だ、花を買うのは慣れやしない。花屋の店主とも既に馴染みではあるものの、その店を潜るのは今でも少しだけ勇気が必要だ、とうっとりとした様子の坊主へと視線を向けた。]
白百合だ。……そこでお前さんに頼みたいんだが、店に入って白百合を二輪買ってきてくれ。
[ここからが本題だとばかりにピィとラムネを鳴らし。取り出した紙幣をこれまた勝手に坊主のポケットへと突っ込み、ぽんとその背を叩く。 どうにも、花屋は落ち着かん。だがこの坊主なら、花屋に入るのもそう苦じゃあ無いだろう、と。 ラムネひとつでお使いまでさせるのはどうかと思うと言われるかもしれんが、ね。]
(54) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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頼むぞ、坊主。余ったら駄賃にしていい。
[余ったとしてもほんの僅かだろうから、と。そうして店の入り口の壁へと背を預け、ひらひらと坊主に向けて手を振って。そうすりゃちゃあんといい子にお使いをしてくれるかね……もし断られたのなら、仕方なしに自分で行く事になるだろうが。 小さい村だ、店の店主も坊主の事は知ってるだろうから、まぁ悪いようにはせんだろう――お使いに行かせたのが俺と分かれば、次に行った時に咎められくらいはするかもしれんがな。]
(55) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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[足音に気付いたらしい彼>>44がこちらを伺っていたのなら、二人のやり取りを眺めていた自分は、目を合わせてはしまっただろうか。 もしもそうだとしたら、咄嗟に逸らした視線に比例して――手のぶれは更に大きくなった、程度。 結局ひっくり返した自分が無様なことには、変わりない。]
ぇあ、………あ、 えー、と…、…はは。
[間髪入れずに近付いてきた声に、思わずびくりと肩を揺らして。 鈍い頭痛に顔を顰めながら、そのまま苦笑で、返答にならない返答を。]
ぁ、…た、食べてもいいよ?
[近くに転がる飴玉を慌てて拾い上げながらの回答は、的を外していたかもしれない。 少年の手の中できらりと輝く飴玉は、一つ一つ個包装されているはずだから……なんて、きっとそういう問題でもないのだろうけれど。
おまけに、爪の先まで包んでしまう手袋は、小さな飴玉を集めるのにはこれ以上ない程に不向きだった。 動揺で目標を誤る指先も手伝って、回収しきれない飴玉はまだ、ちらほらと残っていた、…のだけれど。]
(56) 2015/04/08(Wed) 06時頃
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