15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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こんにちは。
[歌いながら歩いてくる女性が見えて、微笑みつつ挨拶を]
初めて見る、方ですが…。 どこかに行かれるのですか?
[なんとはなしに、そんな問いかけを]
(22) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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―城下の通り― [>>21二人の人は、柔らかそうな髪の青年と年上の男性。 灰色の髪をゆらり、と揺らして。
彼らの側で立ち止まる]
こんにちは、お兄さんたち。 あなた達も、ここの人?
[広場のラルフに向けたのと同じ問い。 色のない瞳がぱちりと瞬き。
紺青の眸を持つ男を見上げる]
(23) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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[>>22柔らかそうな髪の青年の声に、色のない瞳を向けて]
はじめまして、お兄さん。 あたしはお城に。 水の噂を聞いて。
[にこり、微笑んだ]
(24) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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[問いかけられて、少し考え]
…ここの人、と言うほど昔から住んではいませんが…。 いつ来たか忘れるくらいには長くいます。
はい、初めまして。私はセシルと申します。
水でしたら中庭ですね。 あっちにありますよ。
[それから、いつものように]
ところで…ここに来るまでの間に、私の妹を見ませんでした、
[妹のことを尋ねようとしたが、けほっ、とまた咳き込んで言葉が止まった]
(25) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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私は、先程此処に辿り着いたばかりの者です。 私の名は、チャールズと申します。
[色の無い眼は、しかし不思議なことに視線は感じるものであった。 見上げられた紺青は、微笑の形に細まったまま。]
水をお求めですか。 私も、その理由で此処に立ち寄りました。
嗚呼、ところで、血の匂いがするのですが 貴女は何か心あたりありませんか?
[咳こむセシルを無意識に背に庇う体勢をとりながら 女性に問いを向けた。]
(26) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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『なんで聞こえないの』 『わたしはここにいるの』
[どん、どんどんどんどん]
[叩く。"妹"は"なか"から、抗議の声を上げて、叩く]
『もう、探さないで… あなたの本物の妹が万が一…万が一現れてしまったら……
わたしは、誰になってしまうの?』
[どん、どんどん、 叩く。 叩く叩く。 内臓(なか)から、叩く]
(*3) 2010/07/17(Sat) 23時頃
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セシルは、咳き込みつつ、大丈夫です、と苦笑した。
2010/07/17(Sat) 23時半頃
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[応えがあるまで、Lalalaと口遊むのは変わらない。
考える様子>>25に微笑み]
あたしは、来たばかり。 お兄さんは、先輩ね。
[あっちに、と示すのはラルフが示したのと同じ城。 続く問いには不思議そうに、言葉が途切れる様子も不思議そうに。 見つめたまま首を振る]
あたしは一人。 一人じゃないけど一人なの。
[知らない、というように応えて]
(27) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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[警戒するように見える男性>>26に色のない瞳を瞬かせる]
チャールズ。そちらのお兄さんと仲良し?
あたしはコリーン。 血の匂いならラルフ。
[咳き込んだ青年を庇護う様子を見ながら歌うようにこたえる]
刃の腕で異形を切り裂き。 道を教えてくれたの。
(28) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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― 中庭・泉の傍 ― >>9 …私と、同じね 私も――さっき起きたところだったの
[寝ていたというよりかは 意識を失っていたという方が正しいのかもしれない。 水筒の話にはこくりと頷いて]
ソフィア… …名前を忘れた子がいるの…? 私、今までに会った人はみんな名前があった
だから――…まだ、その子に会えてないのね…
[花のように笑う、どのような子だろう。]
――…名前、見つかると、いいわね…
見つけたら…また、教えて…?
(29) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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[ソフィアへとそう言った時、 ホリーはヨナの傍で水を飲んでいただろうか、
>>#0 エンジェルシイラが ないた。
水面を震わすその声に、ひくりと肩が強張って]
―――…ぁ、
[細く 長い、その音色に―――… 塞ぐように、庇うように、両手が耳に添えられる。]
[それは、すごく――――… すごく、哀しい…]
(30) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/17(Sat) 23時半頃
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先輩だなんて。 …ここには、もっと大先輩がいますよ。
[思い浮かべるのはヨーランダや、何人かのひとのこと]
一人じゃない、けど…?
[謎掛けのような言葉に首を傾げたが、彼女が妹を知らないということは理解したらしい。 …そこでようやく、彼女の瞳の奇異さに気づいた。 チャールズが警戒しているのもこのせいだろうか、と推測する]
(31) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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……ニムス……
[助けを求めるように呟いたのは、箱仙人掌の異形の名。]
私…
わたし…
……行かなきゃ……
(32) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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コリーン。
[名前を反芻する。覚えるように、飲み込むように]
ラルフさん…が。 そうですか。教えてくださってありがとうございます。
[だったら、心配はないのだろうか。 血の匂いのする方向を見て、少し思案する]
(33) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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『コリーン』
["妹"も、同じように反芻する。飲み込むように、覚えるように]
『きれいな歌声。 わたしもそんな声がほしかった。 そうしたらきっと、セシルに気づいてもらえたのに』
[くすくす] [くすくす]
『泣いてちゃだめね。 セシルは可愛らしく笑う妹を望んでいるんだもの。 笑わなきゃ。 くすくす』
(*4) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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─中庭・泉の傍─
それなら、一緒にあの子に会いに行こうよ。 きっと、喜ぶから。
[>>29見つかったら教えて、というマーゴに、名案、と言わんばかりに手を打ち鳴らしながら言う。 けれど、気楽な様子は束の間。 高い鳴き声に、耳を押さえるマーゴの仕種>>30に、ひとつ、ふたつと瞬いて]
……大丈夫?
行くって、どこに?
[>>32誰かの名前を紡いだ後の呟きに、首を傾げて問いかけた]
(34) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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―城下の通り― そうなの? セシルより先輩な人。
[>>31セシルの言葉に首をかしげ。 色のない瞳を瞬かせて彼を見る]
あたしはいつも、歌を歌う。 それを望まれてるから。
だから一人じゃないの。
[さわり、風もないのに灰色の髪が――影がにじむように、揺れる]
血の匂いのラルフ。 怪我してても強かった。
[お礼を言われることじゃないとゆるく首を振り]
(35) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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[警戒を示したのは、コリーンの眸の色彩にではなく。 血の匂いに、だ。 彼女に殺気がないのと、ラルフの名に警戒を解いた。]
ラルフさんが……―――。 嗚呼、コリーンさん、情報をありがとうございます。
[セシルと仲良しなのか?との問いかけには 曖昧に微笑んでセシルに一瞬視線を向けるのみ。]
―――……。
[ラルフの元へ向かうべきか否か。 逡巡の表情を見せながら、コリーンとセシルの会話を聴く。]
(36) 2010/07/17(Sat) 23時半頃
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―城下・広場― [>>#0 それは聴こえない音だった。 ――けれど、硝子を引っかいたような不快感、にふと我に返る。 異形の姿は既にない。]
………ああ、もう血が止まったのか。
[乾いた右腕に、納得したように呟く]
[モノクロームの世界でただ一色、鮮やかな赤。 赤の中心に突き立つ刃は、その赤を吸い上げるように脈動する]
――……、
[まだ続けるか、躊躇うように一度腕を見た]
(37) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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―古城・小倉庫―
[這い回っていた蛇が、はらりと解ける様を見届けた。 雨上がりの風に乗って散り散りになって行く。
それが最後に向かおうとしていた倉庫の扉を見遣った。 少し開いていた隙間をそっと押し開き。 ひょこりと中を覗く。]
(38) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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はい。一番先輩なのは…多分、ヨーランダさんですね。 いつも泉の傍で大きな…あれは何と例えればいいんでしょう…大きな異形のモノと一緒にいますから、すぐにわかりますよ。
望まれて、いるんですか…。 それは……素敵ですね。
[望んでくれるひとがいるなら幸せなことだと。 コリーンの髪に潜む何かにははっきり気付けないまま、思う]
そうですか…強いんですね…。 ああ。でも…怪我の様子は…どうでしたか?平気そう、でしたか…?
[行くかどうかは、おそらくその返答次第。 ベネットも、フィリップも、妹も。心配なのには変わらなかった]
(39) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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――…チャールズさんとは、さっき会ったばかりですし、ね。
[一瞬の視線>>36を感じて、そんな風に言った]
(40) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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[Lalala]
[話し終えれば歌を口遊み。 警戒を解く>>36チャールズに色のない瞳を向ける]
お礼はいらないの。 あたしはなにもしてないから。
[言葉をかわす合間に歌を歌う。 微笑んで応えないのも気にしないようす。
>>39素敵だと聞こえた言葉に首をかしげ]
素敵なこと。 そうなのかな。
(41) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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―古城・小倉庫―
[うつらうつらと、未だ夢の中を漂う。 時折痛みに小さく呻くのは、内側から少しづつ喰われているからか。
借り物の大きな外套にくるまって眠るその前に、手のつけられていない未開封の缶詰が二つ。 中身が何かは、開けてないので判らない。>>0:@53]
(42) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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望まれ。 強制されて。 生き続けるの。
[歌うように続ける。 それは歌か、コリーンの言葉か。 どちらに聞こえるだろう]
会ったばかりでも仲良しなのね。
ラルフは大丈夫。 あたしがいなくても平気な様子。
[心配そうなセシルの問いには、先ほどの姿を思い返しながら。 言葉足らずに応えた]
(43) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/18(Sun) 00時頃
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― 古城・中庭 ― [シィラがなかなければ、 ソフィアの誘いには頷いて答えていただろう。 引き摺る足を無理にでも動かして向かおうとすれば >>34ソフィアに声を掛けられて、 振り向く顔は今にも泣きそうな表情になっていて。]
…ニムスのところ、 棘だらけで見た目は怖いけど、優しい子なの… 雨が降る前にって、急いでて あの子が無理してるの わかってるのに
[取り乱した様でぽつぽつと喋るのは未完成な言葉の羅列で]
…あと少しで 辿りついたの… でも、私 一人じゃ運べなくて…
…雨やどり…間に合わなくて…
[話している内にゆるく、首を横に振る。]
(44) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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―――…もう…間に合わないのね…
[哀しげに呟くと、ソフィアを見て微笑もうとして]
…ごめんなさい…、
……なんでもないの
……ごめんなさい、
(45) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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強制されて…。 そうだったんです、か。
[あまり喜ばしいことではないのだろうか、と気づいて。 申し訳なさそうに眉を下げた]
平気そう、でしたか…? …だったら……。
[先にベネットとフィリップの為の物資を調達したほうがいいだろうかと、チャールズを見る。 少し、見上げる格好になったか]
(46) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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[倉庫の中では男が一人眠っているようだった。 そこで、音>>#0が響いて。]
…………――
[そう遠くない場所からだと感じる。 耳元を軽く押さえ、少しの間だけ後ろを振り返った。]
(47) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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─古城・中庭─
え、う、あ、ええと。
[>>44泣きそうになりながら、綴られる言葉]
……大事な、おともだちと。 一緒に、これなかった? ……雨、ふられちゃったんだ……。
[言葉の断片から知れた事。きゅう、と眉を寄せる]
ええと、謝らなくて、いいと思うの。 大事なものとあえないのは、いやだもの。 ボクもいやだったもの。
……だから……うん。
……その子のとこ、行ってみようか? 一緒に、行くよ?
(48) 2010/07/18(Sun) 00時頃
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[風の生ぬるさは薄れてきた。 ひらり舞う青い風花――あれも泉に向かっているのだろうか]
――……、 戻ろうか な。
[傷ではない箇所が疼いたから。 侵食の状況をもう大分確認していない。 そんなこと今まではさして、気にも止めていなかったのだけれど]
[ずるり、左の刃を引きずるように重く歩み始めた]
(49) 2010/07/18(Sun) 00時半頃
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