82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[トレイルにかかれば、鍛錬も楽しいイベントへと変わるのかもしれない。>>218 そんなことをふと考え。
かつての無骨者の面には、柔らかな笑みが浮かぶのだった。**]
(220) 2013/05/11(Sat) 19時頃
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[トレイルの言葉>>227を聞けば、笑顔で頷く。]
そうですね。 戻って、紅茶でも煎れましょう。
[先ほどケヴィンだけに出して、主には出せなかったからなと考えつつ。 こんな風だから過保護と言われるとは、自分で気付いてはいない。]
すみません、失礼しました。
[キリシマとトルドヴィンに声をかけながら、主と共に自宅へ。 差し出された手は、力強く握り返した。]
(250) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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―自宅前―
[主と共に自宅へと戻ったが。 先ほど別れた攻芸が先に着いていれば、苦笑いが零れた。 が、共にいるフード姿を認めれば、その目がスッと細められる。]
あぁ――… えぇ、あのお二方が村長宅にて見かけた客人になります。
[トレイルの言葉>>234に頷き、自らもその様子を見守っていたが。 手招きされれば>>235、警戒しながら歩み寄った。]
(251) 2013/05/11(Sat) 20時頃
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[黒玉病の話を聞けば、顰めっ面となりながらも。 主の温もりを感じれば>>254、こちらからもぎゅっとその手を握りしめた。 フードに隠された手を見れば、スッと目が細まる。 渡された瓶を怪訝そうに眺めながらも、ただ、一言。]
――――忠告には、感謝する。 薬に関しては、考えさせて貰おう。
[冷静な声音で錬金術師達へと応えた。]
(262) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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……えぇ。戻りましょう。
[トレイルの言葉>>255に頷きながらも。 浮かぶは、穏やかな表情。
かつての己>>263を知る者ならば、驚いたかもしれないが。 今の自分にとっては、主が全て。 悪戯に不安にさせぬようにと、努めて平静を装った。]
(267) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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―自宅にて―
[戻って息をつく間もなく、トレイルの問い>>270を聞けば。 棚に置かれた瓶を眺めながら、僅かに苦々しい声音で応えた。]
……あの手を見る限りでは、まったくの作り話という訳ではないのだろうな、とは思います。 ただ、全てが信じられるかは、また別ですが。
薬に至っては、服用するものですから……。 一応、警戒をするに越したことはないかと。
[慎重に言葉を選ぶ。]
(272) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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副作用が強く、また効能が不確かでは……。 病に罹るかもわからない以上、リスクが高いという印象は、あります。
[トレイルの言葉>>275に頷くも。 話をしようと言われれば、少し躊躇いながらも、示された椅子へと腰掛けた。]
いや、あの、謝っていただく必要は……。
[先ほどの落ち着いた様子は何処へやら。 しどろもどろである。]
(276) 2013/05/11(Sat) 20時半頃
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[並んで腰掛けながら、トレイルの話にじっと耳を傾ける。 主の言葉に、あぁ……と内心で呟きながら。
自分は、気付いた時から強さを求めていた。 ライマーであった頃のことを、記憶はなくとも身体が覚えていたのだろう。 気付けば、鍛錬を重ね。 実践でも、訓練でも、常に全力で取り組んできた。
主の発する温度に気付いたのは、いつ頃だっただろうか。 主が平穏を望むならばと、少しずつ、自らの挙動も柔らかくなっていったような気がする。 ただひたすらに。 トレイルがトレイルであってくれれば良いと――…。]
(290) 2013/05/11(Sat) 21時頃
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……ラーマになる為には、死を経るというのに。 死にたくないから、死を超えた存在になるとは。
不思議な考えを抱くお方だ……。
[トレイルの言葉を聞いても、その面は穏やかなまま。
戦士としてあれば、死は怖くはなかった。 だが、今は違う。 正確には、死が怖いのではない。 死の記憶が蘇ることが、自分を変えてしまいそうで、怖かった。]
(291) 2013/05/11(Sat) 21時頃
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[自分が記憶を持たぬことも。 その記憶を取り戻すことも。 どちらも恐れ、目を逸らしていた。
そんな自分が今も平穏に暮らせているのは、全て、 トレイルとの心安らぐ日々のおかげであると――。]
(293) 2013/05/11(Sat) 21時頃
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[そう、自分で知っていたからこそ。 死を恐れるというトレイルの言葉を聞けば、その頬に指を伸ばした。 その恐れを拭い去りたいとでも言うように、優しく撫でる。
そして、続く言葉を聞けば、 ――…主の身体を、力一杯抱きしめた。]
(295) 2013/05/11(Sat) 21時頃
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―少し前:キリシマ邸にて―
[トルドヴィンの言葉>>283には、軽く頭を下げる。]
すまぬな、トルドヴィン殿。 卿には色々迷惑をかける。
[続く言葉>>286に頷きながらも。 さらに主が抱きつこうとすれば>>288、溜息を一つ。]
本当に……。 常々注意は払ってはいるのだが……。
[皿を差し出されれば>>294、ありがたく礼を言って摘まむのだった。]
(306) 2013/05/11(Sat) 21時半頃
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[かつての記憶はないが、キリシマ殿は熟練のライマーと認識している。 なればこそ、彼の元に来るラーマも、やはり手練れと感心をしていた。
なればこそ、どちらの言葉にも重きを置いている。]
(307) 2013/05/11(Sat) 21時半頃
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―再び、自宅にて―
[トレイルの言葉>>298を聞けば、ゆっくりと首を振る。]
……俺には、貴方以外の主は考えられません。 他の人に使われるなど……。
[そう言葉を綴れば、腕の中の主の顔を覗き込むが。 続く言葉を聞けば、ゆっくりと目を閉じ、抱きしめる腕に力を籠めた。]
(308) 2013/05/11(Sat) 21時半頃
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[主が眠りに落ちたのを確認すれば、そっとその元を離れ、 毛布を手に戻り、トレイルの身体へとかける。 穏やかな表情でその頬を撫でた後、台所へと向かった。
やがて漂ってくるのは、甘いオレンジの香――。**]
(439) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[マーマレードが出来た頃には、オレンジを使ったパウンドケーキも焼き上がった頃だろう。 甘い香りが漂う。 トレイルが起きたなら、すぐに紅茶も煎れられるようにと準備を整え。
未だトレイルが眠っているのを見れば、そっとその頬に口付けを落とした。]
(481) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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――――… さて、と。
[柔和な表情は、棚に視線を向けた途端に険しいものとなる。 視線の先にあるのは、錬金術師が渡してきた小瓶。
あの手を見たからには、あのような症状になる薬か病かいずれかがあるのだろうとは思うが。 得体の知れないものを服用する気にもなれず。 実戦経験の中で身につけた僅かな薬学知識を頼りに、小瓶を手に取り、蓋を開けてその臭いを確認する。]
(482) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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……………………。
[紫黒の瞳が、僅かに翳る。
本当にそのような病があるならば、自分はともかくトレイルだけは被害にあわぬようにしたい。 となれば、まずは薬の安全性を試す必要があるだろうか、などとも考え。 再び瓶を棚に戻しながらも、苦い表情でそれを見つめるのだった。**]
(483) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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[ケーキが焼き上がったので、さて夕食の仕度をしようか……などと考えていると。 主の声>>568がして、表情を綻ばせた。]
ケーキ、召し上がりますか? 夕食の仕度もしてしまおうかと思うのですが。
[水を差しだしながら、問いかける。 ケーキの匂いに気付くあたりは、流石だなと感心しながら。]
(575) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[ふとトレイルの方に視線を向ければ、僅かに気恥ずかしさがこみ上げるも。 それ以上に満ち足りた気持ちとなり、笑みが零れるのだった。]
……お体は、大丈夫ですか?
[無理はさせていないだろうか、と心配しながら。 小さな咳を耳にすれば、不安そうな表情を浮かべた。]
(576) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[トレイルの言葉>>593に、苦笑いを一つ。]
修行の所為、ですか。 そちらもまたお相手いたしましょうか?
[悪戯っぽく笑いながらも。 そっと腰に手を回し、頬に唇を寄せた。]
(599) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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では、すぐに食事の用意をしますので、 食べて待っていてください。
[トレイルの前に切り分けたパウンドケーキと紅茶を並べ、自らは台所へ。 鹿肉のソテーと腸詰と野菜を入れたスープ、チーズのパンの夕食を手早く用意するのだった。]
(600) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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俺の修行は厳しいですよ。 言うまでもないかもしれませんが。
[腕の中の温もりから離れるのを惜しむかのように、額を寄せる。]
(605) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[食事の仕度を済ませ、テーブルへと皿を運ぶ。 トレイルが瓶を調べていることに気付けば>>604 僅かに眉を寄せた。]
……薬効のほどはわかりませんが。 副作用は、それなりに強くありそうな気がします。
もし、トレイル様が飲まれるのなら、俺が先に試して――…、
[そこまで言いかけて、口を噤んだ。]
(606) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[悩んでいる様子のトレイルを、じっと見つめる。 主がどのような結論を出すにせよ、それを受け入れようと。 眉を寄せたその表情>>609に、やはりそうなるかと思いながらも。
口にした言葉は、本心であった。 己が検体になるならば、と。]
(613) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[だが、その申し出も主によって棄却された。>>610]
……トレイル様は、どうなさるおつもりなのですか……?
[微かに震える声で、問うた。]
(614) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[トレイルの話>>617に、じっと耳を傾ける。 主の言葉を聞けば、躊躇いながらも頷いた。]
……貴方がそうおっしゃるならば。
[副作用がどの程度出るのか。 自分が罹った時、共鳴したりはしないか。 そのような心配は、常にあった。
だが――己の考えよりも、優先すべきは主の意思。]
(621) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[瓶を振る手を眺めながら。>>618 強く、拳を握りしめた――。]
(622) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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……もちろんです。
[トレイルの言葉>>627に、ゆっくりと頷く。 その表情に、軽さは見られない。 きっと、主なりに色々考えて導き出した結論なのだろう、と。]
俺が貴方の傍から離れることなど、ありませんから。 先にも言った通り。 壊れるその時まで、貴方の元におります……。
[目を細め、じっと主を見つめる。]
(635) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[瓶を開け、中の液を飲む様子>>629には、思わず自らも喉を鳴らした。 副作用が起らねば良いと。 また、起ったとしても、少しでも軽くあって欲しいと。
そう、祈りながら――…。]
(636) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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