82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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……少なくとも、私は。 間違いなく感染る。
私はおまえの……、……
[「兄なのだから」 そう言おうとしたが、声にならなかった。
兄だから、弟だから……なのかと。 考えるほどに、胸が締め付けられる思いがした。 ケヴィンの背に触れさせていただけの手の指は、いつしか、その服をしっかり握っていた。]
(385) 2013/05/11(Sat) 23時半頃
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[弟は、自分の為にこの薬を飲むという。 ならば自分も……いや、もしケヴィンが飲まなかったとしても。 ケヴィンが、それがたとえ家族愛なのだとしても、自分を好きだと言ってくれた時点で、薬を口にするつもりでいた。]
……そうか。 なら、私も飲むよ。
感染るかもしれないのだろう? おまえに。
[おそらく、そう言いながら向けた視線は、僅かだけ嬉しそうでもあり。 けれど、寂しさも隠しきれず]
(394) 2013/05/12(Sun) 00時頃
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……ケヴィン?
[背中で、服を掴んでいた手を剥がされて、自分より少しだけ大きな手を握らせられれば、驚いて数度瞬いた。 やけに冷えた指先が、なのに汗ばむ掌が、丸分かりになってしまうのではと、動揺で、息が詰まりそうだった。]
(396) 2013/05/12(Sun) 00時頃
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……私が戻ってきたのは、おまえがいたからだよ。
[緩い呼吸を続けた甲斐あって、動揺はだいぶ退いた。 指先にも、体温が戻ってきた気がする。]
引退? あぁ、副作用……。
[必ず出るとは限らないが、もし出てしまえば、もうライマーとして、ラーマとして、戦うことは不可能に近くなるだろう。 けれど、もし副作用が出たのが自分だけならば? もしケヴィンの症状が、戦いに影響しない程度の軽いものだったならば? その時、弟は、新たなラーマを手にするのだろうか……。]
……いやだ……。
[聞こえるか聞こえないかの、掠れた声で呟いて。 握っていた片手にもう片手も添え、更に強く握った。]
私は、少しでも長くおまえの傍にいたい……。 置いていくのも……置いて、いかれるのも……、いやだ……
(406) 2013/05/12(Sun) 00時半頃
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……。
[もう少しだけ、と言うケヴィンに、緩く首を振って]
いい…… 離さなくて、いい…… いや……
離さないで、欲しい。
[握り合った手を、寄せるように引いて。 そこに、額を押し当てた。]
(411) 2013/05/12(Sun) 00時半頃
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他になど……
[はっきり、分かるよう首を振り]
行くわけがない。
今さっき、言ったばかりだろう? 私は、おまえがいたから戻ってきたのだと。 他の誰の為でもない、それだけ……だから。
私は、おまえ以外に使われる気など、はじめから、これっぽっちもないよ。
(418) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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そうか……。
[額はまだ、握り合った両手に付けたまま。 ケヴィンの言葉を聞くと、口元を綻ばせた。]
私は、実はずっと、不安だったんだ……。
今際の際に、あんなことを言ってしまって、もしかしたらそれは、おまえから、他のもっと優秀なラーマと出会う機会を奪ってしまったということなんじゃないかと。 あんな我儘を言って、おまえを、無理に繋ぎ止めてしまったんじゃないかと……。
おまえは、優しいから。 私はつい、それにつけ込んでしまって……。
[微かに声が震える。]
(429) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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……違う。 頼って、縋っているのは、私の方だ。
[寄りかかってきた、自分よりほんの少しだけ大きな身体を、握りしめていた両手から片手だけを離し、包み込むように緩く抱く。 触れる体温と、微かに感じる呼吸が、とても心地良かった。
あまりの心地良さに、塞き止めておこうと思った言葉が、するりと零れてしまった。]
ケヴィン。 おまえにとって、私は、ラーマで……そして、兄でしかないのかもしれないけれど…………
それでも、私は、愛しているよ。
(432) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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当たり前だ。 私は、おまえに使われることばかりを考えて、ラーマに……
…………。
[ついうっかり、口にしていた。 聞き返されれば、諦めたかのように大きな溜息をつき、身を引き離し、そのかわり真っ直ぐに視線を向けた。]
私にとって、おまえは、誰よりも優秀なライマーで、誰よりも愛おしい、自慢の弟だ。
けれど、もしおまえがライマーでなく……弟でも、なかったとしても……。 いや、違うな……そんなものは、どうでもいい。
(442) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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軽蔑されるかもしれないけれど。
私は、おまえのことを───……
(443) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[引かれてはいないか、不快に思われていないかと、その顔色を伺っていたが]
…………。
[ふっと、小さく息を吐き]
ラーマとか、ライマーとか。 ……兄弟だとか。
そんな枷、なくなってしまえばいいのにと思うほどには。
───愛しているよ。
(447) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[言い終えると、暫し諦念の表情で、ケヴィンのことを見つめていた。]
あー……。
[分かり易く、ケヴィンの顔が赤くなる。 そのあとに響く大声を聞けば、ああ怒らせてしまったかと。 力無い笑みを向けたまま、溜息をつき、肩を落とした。]
うん、すまない…… すまなかった……
[だからそんな、立ち上がって、睨み付けないでくれと。 今更ながらに困惑の表情で、少し泣きそうになって眉を下げるが]
…………。
ケヴィン?
(456) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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[今まで見たことがない、あまりの弟の動揺っぷりに、先程とはまた違う困惑が浮かぶ。]
あ、あれ……?
ケヴィン、あの、な……? 少し、落ち着け……?
[原因は自分にあるというのに。 こちらもまた、予想外すぎる弟の反応に動揺してしまい、抱えられた頭を撫でようと、手を伸ばしてみてしまったりもした。]
(458) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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[が、いきなり「馬鹿兄貴!」と罵りが飛んできて、ビクッとして腕を引っこめた。]
い、いや、それは……
[たしかに、こんなタイミングでうっかり口にしまったあたり、相当愚かな兄であることに間違いはないのだが]
おいっ、ケヴィ……っ! 待……っ!
[だが、先程の告白で、足はすっかり脱力してしまっていて、追い縋ろうにも、自由に動いてくれなかった。 テーブルに片手をついて立ち上がった時には、弟は、寝室の扉の向こうに消えていた。]
あー…………。
[頭を抱え、その場に蹲る。 今度は、こちらが赤くなる番のようだ。]
(461) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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[赤い顔で蹲ったまま、寝室の扉を見つめること暫し。 漸く、深呼吸をして立ち上がった。]
はーーー……ぁ。
はぁ。
[テーブルの上には、あの小瓶が置かれている。 手にとって、改めて見つめ……また、テーブルの上へと戻した。
それから、寝室の扉へと歩み寄り]
……ケヴィン。
[扉の鍵は、締められていないだろうか。 締められていたら、今夜はソファーで寝る羽目になるのかと思いつつ、ゆっくりとドアノブを回す。
どうやら、ソファーでの夜は回避できたようだ。]
(463) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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………。
[続いて聞こえてきた声は、やはりくぐもっていたが、聞き取ることができた。]
料理が下手なのはお互い様。 私は、おまえがいいんだ。 誰よりも強くて、優しくて……
けど……
(467) 2013/05/12(Sun) 03時頃
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─ 夜中 ─
[ひとつのベッドに身を寄せ合って眠るのは、どれくらい振りだろうか。 まだライマーもラーマも憧れでしかなかった幼少期には、いつだって、こうやって眠っていたのだろうけれど。]
……──、──スー……
…………
!?!
[何の夢を見ている時だったろう。 いきなり、腹に手刀をくらわされ、やや跳ねるようにして、ばちりと目を開いた。]
ケヴィ、ッ……!
[何事かと僅かだけ身を起こし、ぱちぱちと何度も瞬いて、弟を見る。]
(506) 2013/05/12(Sun) 13時頃
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[突然のことに怒ることも忘れ、いつもより若干容赦のない手刀をくらわされた腹を押さえたまま、呆然と、無表情なケヴィンを見つめていたが>>490]
え、あ、あぁ……
[大丈夫だと頷きかけ]
え?
[こんな時間に、と、少し驚いたようにすぐ顔を上げる。]
(514) 2013/05/12(Sun) 13時半頃
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どこへ?
[こんな真夜中、迂闊に出歩けば、魔物が現れないとも限らない。 それとも逆に、それらを退治しに行くのだろうかとも思ったが>>491]
草原……あぁ……。
[脳裏に思い浮かべるのは、柔らかな風が緑の草を揺らす、自宅近くの草原。]
私をうまくなど……そんなこと……
[手にしてくれるものが居なくなれば、ラーマとしての存在価値はなくなるかもしれない。 でも今は、ケヴィンと共に在れるのならば、それだけでいい。 ラーマがこんなことを思ってしまってはダメだろうと、僅かだけ自嘲を浮かべた。]
………。 唱わせてくれるか? おまえの手で。
[微笑みとともに差し出された手を、こちらも微笑みを浮かべ、取る。 身を起こすと同時に離されてしまった手に、少しだけ、寂しさを感じもしたけれど。]
(518) 2013/05/12(Sun) 13時半頃
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─ 草原 ─
分かっている。
[念の為と付け加えられた言葉には、そう返すが、口元は嬉しさを形で示す。
死期を悟ったあの時。 弟には、「もう一度唱いたい」と言いはしたが。 その時は、本当は、歌などどうでもいいと思っていた。 ただ、弟と離れたくない。 その思いばかりだった。
唱いたくないわけではなかったけれど、それよりも、ずっとずっと、強く。 半年足らずで戻ってきたのも、弟が、他のラーマに気取られる前にと思ったから。]
───いい、夜風だ。
[草原に吹く夜の風は、ほんの少しだけひんやりしていた。 けれど、微かな熱を帯びたままの頬には、それがとても気持ちよかった。]
(529) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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[差し出された弟の手を、笑みとともに、両手で包み込むようにして握る。]
風を 鋼に
アメノマの 加護を───
[すぅと目を細め、地面を軽く蹴って身を浮かせる。 その体躯からは想像つかぬほど、ふわりと浮かび上がった身は、見る間に鋼へと姿を変える。
柄にグレーの革が巻かれた、大ぶりな戦斧は、おそらくは並のライマーでは……いや、どんなに扱いに長けたライマーであったとしても、扱いきることは難しいだろう。 何故なら、そうあることを自身が望んだから。 ケヴィン以外のライマーに身を委ねるつもりなど、つゆほどにも考えていなかったから。]
(531) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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[斧腹に深く彫り刻まれた装飾は、風を奏でるためのもの。
大きく振るえば、低い音を響かせる。 素早く振るえば、高く、澄んだ音を奏でる。
一度は諦めた、風の音。 それを、もう一度感じさせせてくれた弟に、感謝と、秘めた想いを込めて、今までは唱っていた。
けれどもう、想いを隠す必要などない。]
─── ───……♪
……───♪
[奏でられる風歌は雄々しく、そして優しく。 おそらくは、今まで聴いたことがないほどに、歓びに満ちた歌声で。]
(540) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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『 ───♪
慈しみ深き 御手に委ね
この身も心も 日々の糧も
共に生くる 愛する者も
与えられし すべてを 心から
心の底より 深く 強く 』
[風を受け、愛する者の熱を柄に……両手に感じながら、斧は唱う。 今まで奏でた、どんな風より美しく。
できることなら、このままずっと、歌い続けていたかった。]
(548) 2013/05/12(Sun) 16時頃
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───。
[やがて歌が終わる。 戦斧の先、足が地に着けられたのを感じれば、また緩やかに、人の姿へと変わる。]
………ん。
ケヴィン、ありがとう。
[両手はまだ、弟の手を強く握ったままで。 満ち足りた笑みを向け……]
……ありがとう……
[凭れるように、身を寄せる。]
(549) 2013/05/12(Sun) 16時頃
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……それは褒めているのか、貶しているのか、どっちだ。
[ケヴィンの肩口に顔を埋めたまま、苦笑を漏らす。]
(554) 2013/05/12(Sun) 16時半頃
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私も、忘れない。 もしもう二度と、唱うことができなくなっても。
───忘れない。
[そう、耳元で囁いてから、唇を寄せる。
傍から見れば、満天の星の下で厳つい男二人が抱き合っているという、目と正気を疑いたくなるような光景かもしれない。 けれど、いま耳に届くのは、夜風が草木を揺らす小さなざわめきと、耳触りの良いケヴィンの声と、心臓の音ばかり。]
(556) 2013/05/12(Sun) 16時半頃
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[ここまでのキスは、触れるだけのものばかりだったけれど。 長い口付けの途中、僅かだけ、躊躇いがちに舌を伸ばした。
唇がやがて離されれば、名残惜しげに吐息を漏らして。]
……。 ん、戻ろうか。
黒玉病が防げても、風邪をひいてしまったら洒落にならない。
[迫り来る不治の病。 ひとりでは、きっと向き合うことなどできなかった。 けれど今なら、真正面からしっかりと向き合える。]
………そんなこと、当たり前だ。
[抱き寄せられれば、仄かな熱と、汗の匂いを感じた。 身を離されても、腕は、しっかり掴まえたまま。 振り払われたりしない限り、家まで、身を寄せて歩くつもりで。]
(562) 2013/05/12(Sun) 17時頃
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─ 自宅 ─
[家に着くと、軽い空腹感と、そういえば夕食をとらずに眠ってしまっていたことを思い出した。]
何か、軽く食べられるものを用意しておくから、ケヴィンは汗を落としてくるといいよ。
[パンは、作りたてがまだ残っている。 スープもまだ沢山あるから、温めればすぐ食べられる。 ついでなので、鹿肉も、たっぷりの香草とワインと一緒に、別の鍋で火にかけておいた。]
おまたせ。
[温まったスープを皿に盛ると、ケヴィンと、自分の前にひとつずつ置く。 テーブルの上には相変わらずあの薬瓶が置かれていたが、今はそれが視界に入っても、大して気にはならなかった。]
(564) 2013/05/12(Sun) 17時半頃
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[そして食後。 片付けを終えたテーブルの上に、ふたつの薬瓶だけが並ぶ。]
……見つめていたところでどうにもならないし。
飲もうか。
[そう言って、片方の瓶に手を伸ばし、蓋を取る。 においを嗅いでみたが、今までに嗅いだことのないにおいで、どう表現すべきかと顔を顰めた。]
………… ケヴィン、飲ませてあげようか?
[瓶を傾け、薬を口に含む前。 弟をちらりとだけ見て、笑い、冗談とも本気ともつかぬ言葉をかけたろう。
さて結局、どうやって飲んだのかはさておいて───]
(565) 2013/05/12(Sun) 17時半頃
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ホレーショーは、飲んだ薬の効果は1(0..100)x1
2013/05/12(Sun) 17時半頃
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…………。
[錬金術師から渡された薬は、お世辞にも、飲みやすいとは言えなかった。 無言のままひといきに飲むと、息つく間もなくグラスの水を一気に飲んだ。 それでも、まだ口の中がひどく不味かった。
そして、弟はといえば……]
……だいじょぶ、か……?
[今にも吐き出してしまいそうな様子の弟を、口元を手で覆ったままで見る。]
(634) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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