人狼議事


244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】

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【人】 森番 ガストン

[男が家に辿り着いたのは、日もとっぷり暮れた頃でした。変身の魔法を解いてから無我夢中で山を駆けたせいで身体中が血と汗と泥に塗れていましたが、そんなことは気になりません。

憎くて、悲しくて、痛くて、苦しくて……
扉の向こうの存在に、会いたくて、会いたくない。

ぷらんと厚みを無くしたシャツの下は肘から先を赤黒く染め抜いていて、決して見せたいものではありません。]


 ……どり………………戻った。


[扉を開けずに中に呼びかければ、そこに少年はいたでしょうか。]*

(264) 2018/06/14(Thu) 23時半頃

森番 ガストンは、メモを貼った。

2018/06/14(Thu) 23時半頃


【人】 森番 ガストン

[開いた扉から差し込む明かりに目を細めて、青い顔の男は小さな少年を見下ろしました。

ああ、いつぞや血を渡し与えた時に誰かが傷付くのを嫌がっていたじゃないか……悪い事をした、と男はぼんやり考えて、包帯を取りに行こうとする背中を目で追います。]


 魔法も薬も、便利じゃない。
 欠けたものは、戻せない、どり。


[点々と赤い跡を床に残しながら、男は椅子に腰掛けると、寝る前の物語を読むように優しい声を出しました。]

(273) 2018/06/15(Fri) 00時半頃

【人】 森番 ガストン


 ヤマネとカッコウの話、覚えているか。


[父親と母親の話。これまでいろんなことをおしゃべりしてきましたが、彼らがドリベルの前に現れる事はありませんでしたし、男もまた、人間と一族の因縁の話はしたことがありませんでした。]


 皆、殺された。この力を嫌い、憎む人間に。
 おれ、家族で守ってきたこの山を護ろうとした。
 何としても、この山に人間を入れたくなかった。

 ……どりが、来るまで。

(274) 2018/06/15(Fri) 00時半頃

【人】 森番 ガストン


 おれも、どりに嘘ついた。
 冬眠明けたら腹ぺこになるから危ないって言ったけど
 本当は……冬眠の間にここ見つかったら
 おれは、どり、守ってあげられない。
 だから、出て行けって、言った。


[嘘ついて、ごめん。と、まるで盗み食いを詫びるような口振りで。

乾き始めた傷口はまだ涙のように血を滴らせていたけれど、傷の痛みや身体の喪失より、男はずっと一緒にいられる道が見えなくて、迷子のように泣きました。]

(275) 2018/06/15(Fri) 00時半頃

【人】 森番 ガストン

 どり、大好きだ。ずっと一緒にいたい……!


[汚してしまう、と思う気持ちより、どうしてもその小さな身体に縋りたくて……残った右手を伸ばしました。

どうしたらこの願いが叶うのか。
男は、そんな魔法を知りません。]**

(276) 2018/06/15(Fri) 00時半頃

森番 ガストンは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 00時半頃


【人】 森番 ガストン

[腕の中に飛び込んできた少年を残った腕で抱き締めましょう。
涙を拭って、頭を撫でてあげたいのだけれど、どうにも一本だけでは足りません。]


 うん、おれも、離れたくない。


[もしかしたらずっといられるかもしれない可能性を探して、ドリベルの口からたくさんの方法が飛び出してきました。
落とし穴、なんて今まで男は考えてもみませんでした。
冬眠しない動物になれるなら、男だって寝ずに静かな日々を過ごすでしょう。

涙でぐしゃぐしゃになった顔についた赤い汚れを指先で拭って、男は静かに問いかけました。]

(302) 2018/06/15(Fri) 17時頃

【人】 森番 ガストン

 ……妹、会いに行けるのにか?


[手紙でのやり取りも叶わないなら、直接会いに行く他ないのではないのでしょうか。
男が与えた変身の力は、ドリベルの手に与えられたチャンスです。

血と脂汗で滲んだシャツの下の傷を露わにすることもなく、男はもう一度問いました。]


 よく、考えなければならない、ドリベル。
 お前の『家族』に、会いに行けるんだ。
 家族が欠ける悲しみ、おれもお前もよく知っている。


[ほんの数か月共に過ごした男と、生まれてからの数年と血をを分かった者と。
ここにドリベルがいて欲しい気持ちに変わりはなくとも、それを決める権利は男にはありませんでした。

傷の手当てをしたいと言われるなら、黙って首を横に振るでしょう。]

(303) 2018/06/15(Fri) 17時頃

【人】 森番 ガストン


[でも、もしどうしてもと食い下がられるなら渋々汗と血で張り付いたシャツを脱ぐのでしょうが。

何せ慣れない片腕の暮らしです。止血をしてから傷を洗って薬を塗って包帯を巻いて……
あれやこれやと治療を済ませたなら、疲労に任せて寝床で眠ってしまうでしょう。

ドリベルはどうしていたでしょう……
気になるのに、瞼が重 く 重  く  …………]

(304) 2018/06/15(Fri) 17時頃

【人】 森番 ガストン

― ある日の事 —

[怪我の治療をしながら、男は一通の手紙をしたためました。]


  カリュクス様

此方の山は次第に木陰に在っても汗ばむような時期となりました。其方の森は如何でしょう?お身体壊されていませんでしょうか。

実は先日、恥ずかしながら山に仕掛けられた罠を踏み抜き、手を少々痛めてしまいました。
無事に快方には向かっておりますが、夜になると少々痛むことがあります。痛み止めを調合していただくことはできますでしょうか?持ち合わせが多少はございますので、ご都合のよろしい時で構いません。

独り身で過ごす時間を、人間相手に恨み辛みを重ねながら過ごしておりました。
最近では運命の神の気まぐれか、人間の子どもに力を分け与えて過ごすようになり、これまでの荒んだ心持ちがすっかり和らぐようになりました。

追伸:胡桃の蜂蜜漬けが出来ました。お口に合えば幸いです。

              ガストン

[獣除けにかからぬよう、そっと瓶入りの贈り物を添えてポストにいれましょう。果たして無事に届くやら。]**

(305) 2018/06/15(Fri) 17時頃

森番 ガストンは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 17時半頃


【人】 森番 ガストン

[問い掛けに応えた沈黙に、男は瞼を閉じました。
分かりきっていたことです。男だってドリベルに出会うまで、何十年も前に亡くなった両親を思い続け、一族のために森を守り続けてきたのですから。

もしかして……などと、年端も行かない少年に期待するなど、酷と言う他ありません。
だから、きっとこれでいいのです。

これで、覚悟を決めて送り出せるでしょう。]

(336) 2018/06/15(Fri) 20時半頃

【人】 森番 ガストン

[醜い傷を見せたくなくて嫌だと拒んだお手伝いでしたが、結局1人で薬も塗れずにもたつき、ドリベルに任せっきりになってしまいました。

1人きりなら傷の手当をしながら、二つ並んだ黒い塊を瞼に思い浮かべて憎々しげに唸るだけだったに違いありません。

ドリベルが涙も見せずに包帯を巻いていくのを見て、心の中に燃えた炎は弱く小さくなっていくのでした。]

(337) 2018/06/15(Fri) 20時半頃

【人】 森番 ガストン

[そうして、ドリベルが傍らで羊皮紙を広げたことにも気付かず、深い眠りについていきました。

熱に浮かされ鈍痛に呻きながら幾晩を経て……

また元通りに動けるようになった頃には、もう無花果は盛りを終えたことでしょう。]*

(338) 2018/06/15(Fri) 20時半頃

森番 ガストンは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 20時半頃


【人】 森番 ガストン

[いい香りの藁に寝っ転がって、燦々と降り注ぐ朝日の下で過ごす朝のなんと心地良いことでしょう。鼻先をパンのいい香りがくすぐれば、尚のこと。

男はぼんやりと朝を過ごしておりました。

欠伸を一つ。ベットの上でうんと伸ばした手は、もうひどく痛むことはありません。たくさん助けてもらって、食事で栄養をつけて、順調に回復した証です。

そろそろ起きなくては、せっかくのご飯も冷めてしまいます。]


 ううん……どり……。


[ご飯が食べたい……でも微睡んでいたい……
たっぷり時間をぐずぐずに過ごしたら、結局空腹に負けて寝床から顔を上げるでしょう。]

(359) 2018/06/15(Fri) 22時半頃

【人】 森番 ガストン


 うう……起きてる……ほんと……


[ただでさえ小さな目を糸のように細めて家の中を見渡すと……

姿見の前にドリベルはいました。

寝ぼけ眼でよくわかりませんが……頭から何か生えているような……?]


 あれ、どり……角……?


[もそもそ寝床から起き上がって、眠たい目を擦りながら姿見の前に行くでしょう。]*

(360) 2018/06/15(Fri) 22時半頃

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