人狼議事


244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】

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【人】 酸味探し ドリベル


 ――――………

[なんだかとても広くなって閉まった小屋の中。
洞穴で親の帰りを待つ子狐は、こんな気持ちなのでしょうか。

何かをする気にもなれなくて
図鑑を開いてもすぐ、閉じてしまいます。

うろうろ、部屋の中を歩き回ったけれど
最後には結局もとの扉の前。
ぺたんと床に腰を下ろし、扉の向こうの物音をただ聞いておりました*]

(251) 2018/06/14(Thu) 22時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

[どれくらいの時間が経ったのでしょうか。

幾度も様子を見に出て行きたくて
でも、行ってはいけないと踏みとどまりました。
窓を叩く枝葉の音が、シンとした家にやけに響きます。

外から物音がするたび、ピクリと体を震わせては
頭を左右に振って

それでいいのだと、思おうとしました
だって、冬になる前にはここを出ないといけないのです
ガストンにはガストンの生活がある
だから、我慢した方がきっといい……けれど]

(270) 2018/06/15(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル

[ようやく聞こえた、待ち望んでいた声。
酷く憔悴したようなその声に、おかえりの声が紡げません。

それでも、震える手で扉を開けたなら]

 ―――っ!?

[真っ先に目に入ったのは、汗と泥にまみれた姿
それだけでも、何かがあったことはわかります。
でも、問題はそれじゃあなくて]

 怪我っ!血が出てる!!

[ポタポタ、滴る血が目に入ります
桑の実の汁よりもずっと濃い赤い色
左袖が不自然にぶらんとしているのです。

一体、何があったのでしょう
一体、誰にやられたのでしょう。
頭の中がぐるぐるして、考えがまとまりません]

(271) 2018/06/15(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル

[それでも、自分にできることといえば]

 手当てする。包帯巻くから

[そんな程度の怪我ではないことは、なんとなくわかっていました。

それでも、薬と包帯で治せる怪我だと
自分自身に信じ込ませるようにして
薬箱のところまで走っていこうとしました*]

(272) 2018/06/15(Fri) 00時頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 01時頃


【人】 酸味探し ドリベル

[薬で治せないような怪我を
包帯でも抑えられないような出血を
少年は見たことがありませんでした。
心臓がうるさいくらいに音を立てます
でも彼の方が、何倍も辛いはずなのです

それでも、血を分けてもらった時の怪我だって
お薬をつけて、眠れば良くなったのです
だから、今度の怪我だって治ると、思おうとしたのに]

 ―――っ!

[優しい声で告げられた現実は
少年が必死で目を逸らしてきたものでした。
お手紙を書く時、紙を抑える左の手
パン生地をこねる片方の手は、もうありません。
それなのに、どうして優しい声が出せるのでしょう。

大きな声を出した弾み
薬箱から包帯が床へと転がりました]

(290) 2018/06/15(Fri) 09時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

[それでも、欠けたものが戻らなくても
傷の手当てはしなければなりませんから
落とした包帯を拾い上げた少年は
椅子のところへ、とぼとぼ歩いていくのです]

 ……うん。おぼえてる

[ヤマネとカッコウの両親
教えられたその話を、忘れるわけはありません。

ガストンと同じ血を持つ家族
会うのを楽しみにしたこともありました
自分の家族を思い出しそうで
会うのを怖いと思ったこともありました。
けれど、ここにきてから一度だって
彼らにあった記憶はないのです]

 そっか
 ガストンのお父さんとお母さんも
 もう、いないんだ

(291) 2018/06/15(Fri) 09時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

[尋ねたことはなかったけれど
どこかで、予想はしていました。
けれど、人間が彼の家族を奪ったなんて
想像したことはありませんでした。

"人間を入れたくなかった"その言葉を考えれば
最初にあった時の反応も全て説明がつきます。

でも、それでもガストンは
少年を助けてくれた、ここに置いてくれたのです]

 つかなきゃいけない嘘だって、あるんだよ
 ボクのは、ついちゃいけない嘘だったけど
 ガストンのは、つかなきゃいけない嘘

 だから、ボクの嘘よりずっといい

(292) 2018/06/15(Fri) 09時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

 ボクも、ガストンと一緒がいい

[くっついたら血で汚れるなんて
どうして気にしていられるのでしょう。

伸ばされた腕の中、ぽすりと飛び込んだら
後から後から涙がこぼれ落ちてきます
手のひらも手の甲も、袖口も
どこを使っても拭き取れないくらい酷い有様です]

 ねぇ、二人なら大丈夫だよ。きっと

 家の前にさ、たくさん落とし穴掘って
 なんなら、冬だけ洞穴にすんだっていい
 ボクが冬眠しない生き物になれるなら
 冬中見張っててもいいんだから……!

 それに、それに……

(293) 2018/06/15(Fri) 09時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

[一緒にいられる方法
必死で探しても、確実なものは見つけられません。
それでも、片端から方法を並べ立てて]

 ……ボクはもう
 家族と離れるのは、嫌なんだよ

[方法が見つからなくても
それだけは、変えられない。と
絞り出すような声で伝えてから]

 欠けたのがもどらなくても
 代わりになるように頑張るから

 だからまずは、傷の手当てしよう?

[涙でぐしゃぐしゃの顔を彼に向けました*]

(294) 2018/06/15(Fri) 09時半頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 10時頃


酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 17時頃


【人】 酸味探し ドリベル

[男の問いかけに即答することは、少年にはできませんでした。

下の妹は駄々を捏ねる時
いつも、下唇を尖らせていました
少年は、妹のその仕草が大好きでした。

上の妹はニンジンが嫌いで
いつも、少年のお皿に移動させていました
少年もニンジンは嫌いでしたが
妹が残したものはちゃんと食べてあげました。

そんな時間に帰れるなら。と思っていました
だから、動物になりたかった―――
最初はそう、でした

答えられなかったのは
答えが見つからなかったからではありません
答えなんて、きっと前から見つけていたのです
ただ、それを認めることが怖かっただけ]

(313) 2018/06/15(Fri) 19時頃

【人】 酸味探し ドリベル

[手当てしようと言った時
ガストンは首を横に振りましたけれど
それでも、少年はしつこく食い下がりました

首を横に振った理由は、少年にはわかりません
傷口を見られたくなかったのか
それとも、他に理由があったのか。
それでも、手当てをしなければ
死んでしまうかもしれないと、思ったのです。

薬を塗る時に見た傷口は、それはもう
痛そうなんて言葉では足りないほどでしたが
自分が泣いては、元も子もないのですから
包帯を巻く間中、ぐっとこらえて

やがて、手当てが終わったならば
ガストンが寝床に行くのを見届けてから
そのすぐ横で羊皮紙を広げて
手紙を書き始めたのでした]

(314) 2018/06/15(Fri) 19時頃

【人】 酸味探し ドリベル

    名前も知らない誰かへ

 はじめまして。ボクはドリベルといいます。 

 この手紙を受け取るキミが、どんな人か知らないけど、お願いしたいことがあって手紙を書きました。

 ボクには、妹が二人いました。
 でも二人とも、もうどこへ行ったかわかりません。
 だからお願いというのは、もしキミの近くに小さな子がいて、その子が何かで困ってたら、出来るだけ助けてあげてほしいってことです。

 もしかしたら、そのなかにボクの妹がいるかもしれないし、もしちがっても、泣いたり困ったりするよりも笑ってる方がいいと思うからです。

 最初のお手紙が、お願い事でごめんなさい。
 もし叶えてくれたら、嬉しいです。

            ドリベル

(315) 2018/06/15(Fri) 19時頃

【人】 酸味探し ドリベル

[手紙が書き終わった頃には
ガストンは起きていたでしょうか?

もしまだ眠っているようならば
起こさないように気をつけて、ポストへと
投函した手紙は、いつか届くならペラジーの元へ**]

(317) 2018/06/15(Fri) 19時頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 19時頃


【人】 酸味探し ドリベル

[ガストンが怪我を負っても
時間は変わらずに、流れていきました。

少年は。というと
動物のことを学んだり、文字の勉強をしたり。

ガストンが熱にうなされている時には
水に漬けた布を持って行ったりしましたが
他にできることといえば、料理やお掃除くらい
大きな助けにはなれなかったでしょう。

目の前のことをこなす日々のなかでも
彼が腕をなくした日に決めた行き先は
揺らぐことはもう、ありませんでした

そして、無花果の実と入れ替わりに
日常が戻り始めた日のこと]

(346) 2018/06/15(Fri) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

[その日はとても良い天気でした。

あんまりにも朝の光が眩しくて
いつもよりだいぶ早く目覚めた少年は
コトン、コトン食器を並べ
一足先にご飯の準備を始めます。

パンを焼くのも出来るようになりました
最近ではこぼさずに上手に
果汁をコップに注げるようにもなりました。

そうして、一通り準備を終えたところで
いつも通り姿見の前に立って]

(347) 2018/06/15(Fri) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 ちゃんとある……!

[長めの髪を掻き分ければ
そこにあったのは、特徴的な丸い熊の耳

引っ張っても、取れたりなんてしません
神経もちゃんと通っているようで
動かそうと思えばきちんと動きます。

ガストンはもう起きている頃でしょうか?
大事なことを二つ、伝えなければと
家の中をぐるりと見回しました*]

(348) 2018/06/15(Fri) 21時半頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 21時半頃


【人】 酸味探し ドリベル

[もうそろそろ起きたかなー?なんて
あたりをキョロキョロ見回せば
寝床でごそごそする大きな大きな影。

どーんと、飛び乗りたいところですけれど
治ってきているらしいとはいえ
怪我人相手に流石にそれはできません。

だから、ガストンが起き上がるのを待って
自分からも、飛びつこうと走りよります。

もし、目測を外したら?
きっと床にぺしゃんとなるでしょうけれど
それはそれで1日の話の種になりますから
それでも良いと思っているのです。

そんな企みが上手くいったかどうかはさておき]

(373) 2018/06/15(Fri) 23時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 ツノじゃないって!!
 耳だよ!ほら!

[おはようよりも先に言ったのは
ツノではないと言う自己主張。
ぴこりと丸い耳を動かして
怒ったように頬を膨らませました*]

(374) 2018/06/15(Fri) 23時頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2018/06/15(Fri) 23時頃


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