人狼議事


278 冷たい校舎村8

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【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― 現在:病院前 ――

 まあ、そりゃそうだ。
 僕は氷室のお母さんでも何でもないし、
 僕の考えが絶対正しいなんて押し付けるつもりもないよ。
 どうするか決めるのは氷室だと思ってる。
 ……何笑ってんだよ。

[ こちらは真剣な話をしているというのに、
 怜の頬がなんだか少し緩んでいるように見えて、
 誠香は少しムッとする ]

 ……否定する権利なんか、僕にはないけど。
 自爆テロみたいなやり方だけは、僕は嫌いだ。
 そこだけは譲らないからな。
 次やったら、また切れるぞ。

[ 正しいとか正しくないとか、権利があるとかないとか、
 そういう問題じゃない。嫌なものは嫌だ。
 そのことだけは主張しておいた ]

(305) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 似た者同士と思われていることなど露知らず>>290
 誠香は、氷室は優しすぎるんだよなあ、
 なんて考えていた。
 自分とは違って、とも ]

 ……氷室はさあ、優しすぎるんだよ。
 優しいっていいことだけどさ、
 その優しさを向ける価値のない相手だっているんだよ。
 優しすぎるから、見た目だけで寄ってくるようなやつに、
 まともに対応しちゃって、だから苦しくなるんだよ。
 

(306) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 氷室の気持ちの全部が分かるなんて、僕は言わない。
 けど、僕だって、“高校生作家”っていう肩書きだけに
 寄ってくるようなやつだっていたよ。
 そんなのにいちいちまともに対応したって、
 こっちがすり減るだけじゃん。
 時間と自分の無駄遣いだよ、そんなの。

 自分の時間とか体力とか頭の中とかさ、
 有限なんだから、無駄なことに使うだけ損だよ。

[ そんな暇があったら僕と遊べばいいじゃん。
 誠香はそんな軽口をたたく ]

(307) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 分かっているならいい。>>293
 誠香はそう頷いて、
 けれど、なにやら言い淀む様子に>>294
 やれやれ、と肩をすくめる ]

 なまじ、顔が良すぎるのも考えもんだなあ。
 氷室、顔が良すぎるせいで、
 そこ以外の部分の自己肯定感低すぎ。
 氷室はいいやつだって。もっと自信持ちなよ。

[ そんなことを言ったけれども、
 続いた言葉に思わず目を瞠った ]

(308) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 いやいやいや、何言ってんの!?
 氷室、他にも友達いるじゃん!
 辰美とか、阿東とかさあ!
 氷室のことめっちゃ心配してたっつーの。
 なんならめっちゃ僕のこと応援してたし。
 氷室が思ってる以上に、
 氷室はいろんな人に大事にされてんの! 自覚しろ!

 大体、“たったひとり”って……

[ そんな極端な。
 そう言いかけて、ふと誠香は声が止まった。
 そのフレーズを、どこかで聞いたような気がしたのだ。
 いや、言った? ]

(309) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 ………………え?

[ いつだったか。どこだったか。
 考えて……思い出して、しまった。
 え、ともう一度繰り返す ]

 それって……その、もしかして、
 えーと……
 ……レンアイ的な意味、だったり……?

[ いやそんなまさか。
 そんなことあるわけないし、だったらこれはとっても
 恥ずかしい勘違い質問になってしまうわけだけれども。
 思わず聞いてしまった。
 うわあああ、やっぱり今のナシ! と言いたい気持ちを
 必死で抑えて、恐る恐る隣りにある顔を見上げた* ]

(310) takicchi 2020/06/26(Fri) 12時半頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― 少し未来の話 ――

 急に呼び出したりして、ごめんね。

[ 小さなカフェの隅っこの席で、
 誠香は千夏にぺこりと頭を下げた ]

 千夏ちゃん、何にする?
 このお店、紅茶の種類が多くて、
 ぼ……私、いつも迷っちゃうんだ。

[ はい、とメニューを手渡す。
 大学生になってから、僕という一人称を改めようと
 努力しているけれど、
 まだ高校時代の友人相手には、時折昔の一人称が
 出てきてしまう ]

(319) takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 千夏と2人だけで会うのは、珍しいことだった。
 女の子たちで集まってメイクレッスンしてもらったり、
 みんなでゲームをやったりもしたけれど、
 2人だけという機会はなかったように思う。
 けれど今日は、
 どうしても2人で会わなければならなかった ]

 ……ずっと、千夏ちゃんに、
 謝らないといけないことがあったんだ。

[ 注文した紅茶が届き、
 砂時計の砂が落ちるのを眺めながら、
 誠香はゆっくり話し出す ]

 何から話せばいいんだろう。
 ……そうだ。まずはこれ、見てくれる?

[ 鞄をごそごそとあさって、手帳を取り出す。
 その中から出したのは、一枚の写真だった。
 誠香と、兄が写っている ]

(320) takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 この人ね、私のお兄ちゃん。
 それで……千夏ちゃんが読んでくれた本の、
 本当の、作者。

[ ごめんなさい、と誠香は言った。
 中3の時、兄が事故で亡くなったこと。
 兄の夢は、作家になることだったこと。
 兄の残した原稿を誠香が応募したこと。
 そんなことをぽつぽつと話した。
 砂時計が落ちきったら、飲もうか、と言って
 紅茶に口を付けたけれど、誠香の話は続く ]

(321) takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 だからね、サインしてほしいって言われた時、
 どうしてもうんって言えなかった。
 それは、本当は私の本じゃないから。
 お兄ちゃんの本を、私のサインで汚すなんて、
 とてもできなかった。
 今まで黙ってて、本当にごめん。
 あと……お兄ちゃんの本を好きになってくれて、
 ありがとう。

[ 椅子に座ったまま、誠香は千夏に頭を下げた。
 それでね、とまた鞄をごそごそとあさる ]

(322) takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 ……これ、私の本。多分、最初で最後の。
 お兄ちゃんと、私の話。
 千夏ちゃん、受け取ってくれる?

[ 差し出したのは、出来上がったばかりの小説。
 当然まだ発売はされていない。
 著者献本として誠香が手に入れたもののうちの一冊だ。
 誠香は千夏に受け取ってほしいと思った、けれども、
 千夏はあくまでも兄の本のファンで、
 しかも誠香は千夏を今まで騙していたことになる。
 受け取ってもらえるだろうか。
 本を差し出した手は、微かに震えていた* ]

(323) takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃

鉄血の福音 セイカは、メモを貼った。

takicchi 2020/06/26(Fri) 15時頃


【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― 現在:病院前 ――

 なら良し。

[ 誠香のどうしても譲れない部分は、
 どうやら肝に銘じていただけたらしい。>>430
 参りましたという声音に、偉そうに頷いた。

 自分のことを客観視できないという発言に、>>431
 仕方ないやつだなあ、と眉を下げて、
 1から10まで教えてやろう ]

(453) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 あっは。何それ。
 自分の見た目が好きじゃないのにナルシスト?
 傲慢は……んー、どうかなあ。
 僕の方がよっぽど偉そうにしてる気がするけど。
 あー、でも氷室、自分の見た目のこと謙遜しないからな。
 僕はそれ、自虐が入ってる気がするけど、
 聞く人によっては傲慢ナルシスト発言に
 聞こえるのかもなあ。
 まあそんなのほっときゃいいじゃん。
 

(454) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 いいとこ?
 暴走しちゃうくらい友達思いなとことか?
 それくらい怒ってたしおちゃんのことも、
 必死になって連れ戻そうとするとことか?

 友達同士でいいところ褒めあうなんて、
 わざわざしないでしょ。
 口には出さなくても、こいつのこと好きだなあって
 思うから友達やってんじゃないの?
 

(455) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 氷室があまりにもわかってないみたいだから、
 僕だってわざわざ言ってるんだよ。
 僕しか言わないからって、
 僕しかそう思ってないわけじゃない。

[ 本当に世話がかかるやつだなあと言わんばかりに、
 誠香は丁寧に教えてやった。
 だって、辰美や阿東の気持ちが
 怜には伝わってないような気がして、
 それがとても歯がゆかったのだ ]

(456) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ だがしかし、色々ちゃんと伝わってなかったのは、
 誠香も同じだったらしい>>432 ]

 ……え。

[ そんなわけないだろって言葉が返ってきて、
 そうだよね! びっくりした! って返す心の準備は
 できていたのに。
 笑い飛ばされるはずが、返ってきたのは苦笑だった。
 差し出された写真に、
 わけがわからないまま視線を向けて、
 誠香はもう一度、え、と声を上げる ]

 これって、

[ それは、ここにあるはずのないものだ。
 幻と消える、とショックを受けた。>>4:402
 芸のないピースで笑っている誠香の写真。>>0:1415
 信じられないものを見る顔で、写真と怜の顔を見比べて、
 信じられない言葉を聞いた ]

(457) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ そして次の瞬間、がっくりと頭が膝のあたりまで落ちた。
 頭を抱えて喉の奥で呻く ]

 僕の、僕の今までの苦労は、なんだったんだ……。

[ 今度は、がば! とばね仕掛けのように顔を上げて ]

 僕はずっと、氷室が僕とは
 性別度外視の友達付き合いをしたいんだって思ってた。
 でもな……でも、それって結構大変だったんだぞ!?
 わかってるか!?
 

(458) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 氷室は完全に僕を女の子扱いしてさ!
 車道側歩くし!
 マフラーしてるのに追いマフラーするし!
 頭撫でるし!
 それなのに、僕が氷室を男扱いして照れたらヘコむんだ。
 おかしくないか!? おかしいだろ!?
 氷室、辰美と歩く時に意識して車道側歩くか!?
 僕が何の躊躇いもなく阿東に撫でられてたら
 変じゃないか!?
 そういう無茶苦茶な関係を、
 危ういバランスを崩さないように、
 僕がどれだけ……どれだけ……
 

(459) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ うあああああ、とまた呻いた。
 ちょっと涙目で、僕はな! と言い放つ ]

 言っとくけど僕はな!
 氷室に運命なんか感じてないんだからな!
 びびびっときたことなんてないし!

 なんとなく知り合って、
 なんとなく仲良くなって、
 なんとなく一緒にいるのが当たり前になって、
 そういう……そういう、空気みたいなもんなんだからな!
 

(460) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 ……空気だから、いるのが当たり前だし。
 空気だから……
 いなくなったら、きっと僕は息ができないんだ。
 だから……ずっと一緒にいろよ。
 前からずっと、言ってただろ。
 僕は氷室のこと、男子だとしか思ったこと、なかったよ。

[ 真っ赤な顔をプイっと背けて、言い捨てた ]

 ……男の格好、
 僕より先にしおちゃんに見せてんじゃねえよ、馬鹿。*
 

(461) takicchi 2020/06/27(Sat) 00時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― 現在:病院前 ――

[ 打ち明けるつもりなんかなかった、
 涙ぐましい(?)誠香の苦労は、
 当然ながら怜の知るはずのないものだ。
 食ってかかられて>>494
 苦労は苦労だよ! と返す。
 およそ告白の現場とは思えない、
 甘さのかけらもない空気だった ]

(501) takicchi 2020/06/27(Sat) 02時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 性別度外視なんだったらそんなこと気を使わないんだよ!
 辰美はでかい? それなら阿東なら、
 意識して車道側歩くんだな!?
 
 確かに阿東が僕の頭撫でるなんて
 全くイメージできないけど!
 今言ってるのはそういうことじゃないだろ!?
 僕が男子に照れもせず撫でられるのは
 変だって話をしてるんだろ!?

 無茶苦茶じゃないってんならあれだ、
 めっちゃ矛盾してたよ!
 僕を女の子扱いしながら、
 氷室を男扱いするなって、横暴だ! おーぼー!

[ それでも、その関係は居心地が良くて、
 苦労といいつつ、誠香はその関係が大事だったのだ ]

(502) takicchi 2020/06/27(Sat) 02時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 運命なんか感じてないと言ってやったら、
 運命かわからないと返ってきた。>>497
 それでもいいや、と誠香は思った。
 そんな劇的なの、求めてない ]

 ……お互い、一緒にいるのが当たり前なら、
 一緒にいるしかないじゃん。

[ 電流が走らなくても人は生きていけるけど、
 空気がなければ生きてはいけないのだし ]

(503) takicchi 2020/06/27(Sat) 02時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 零してしまった小さなヤキモチには、
 これからいくらでも独り占めできるときた。>>499
 それならそうさせてもらおう、と誠香は思う。
 なにしろ、怜の彼女は嫉妬されていじめられたり
 大変らしいし?>>1:693
 割り込む隙なんてありませんよー残念でしたー。
 それくらいのアピールという名の先制攻撃は
 必要だろうなあ、と思っている。
 ……とはいうものの、 ]

 照れる! 照れるから!

[ 頭を撫でられるのはやっぱり照れる。
 恥ずかしいものは恥ずかしい。ので。
 誠香は逃げる……のではなく、距離を詰めた。
 ぼふ、と怜の胸に顔を埋める。
 抗議するように、ぼそりと言った ]

 ……だから、顔見んな。
 

(504) takicchi 2020/06/27(Sat) 02時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ 背中に怜の手が回って、強く強く抱きしめられる。
 噛み締めるように告げられた言葉に、>>500
 怜が自分のことを大好きなのは知ってたけど、
 その大好きは知らなかったな、と思った。
 だから、ぐりぐりと怜の胸に頭を押し付けて、
 誠香も自分の気持ちを返す ]

 僕も好きだよ、怜。
 ……ずっと、好きだった。**
 

(505) takicchi 2020/06/27(Sat) 02時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― ゲームの話 ――

[ そのメールを受け取ると、>>410
 誠香はすぐに怜と連絡を取った。
 女子が来るか来ないかわからないので、
 怜も来ないのであれば行くのはよろしくない。

 怜の確認が取れてから、
 さくっと誠香は返信した ]

(557) takicchi 2020/06/27(Sat) 11時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


From:せーか
To:みんな

――――――

行くー!

――――――

[ 一斉送信にしたのは、
 少なくとも誠香が行くと判明すれば、
 他の女の子も来やすくなるんじゃないかな、と
 思ったからだ ]

(558) takicchi 2020/06/27(Sat) 11時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ

[ そして当日、
 誠香はエコバッグにお菓子と飲み物をしこたま詰めて、
 辰美の家へとやってきた。
 袋はそれはそれは重くて、
 あの校舎の連城と喜多仲をちょっと思い出した。
 でも、誠香はゲームは見る専なので!
 お菓子と飲み物は必須なので!

 あ、罰ゲーム用の激辛お菓子も持ってきました。
 誠香はゲームは参加しないので、
 高みの見物を決め込むつもりでいる* ]

(559) takicchi 2020/06/27(Sat) 11時頃

鉄血の福音 セイカは、メモを貼った。

takicchi 2020/06/27(Sat) 11時頃


【人】 鉄血の福音 セイカ

 ―― ゲームの話 ――

 腹が減っては戦はできぬって言うし!
 いや、僕は見る専だから戦わないけど!

[ 出迎えの挨拶より先に荷物の感想を言われて、>>574
 誠香も挨拶よりも先にそんなことを言って胸を張った。
 あ、千夏ちゃんも来るかな、と思って、
 0カロリーの寒天ゼリーなんかも用意しています。
 最近の誠香の夜更かしのお供です ]

 お邪魔しまーす!

[ 家、広っ! と内心思いながら、
 案内されるままついていく。
 和室の部屋に案内されて、
 さあまずはなんのお菓子を開けようかな、と思っていると
 流れるような動きでコントローラーを手渡されていた。
 反射的に受け取ってしまっていた ]

(656) takicchi 2020/06/27(Sat) 21時頃

【人】 鉄血の福音 セイカ


 えっ!? 僕は応援と冷やかし担当だよ!?
 やらないし!

[ 抵抗してみたものの、
 頑なに拒んで場の雰囲気を壊すようなこと、
 誠香にはできようはずもなく ]

 ぐああああああああああ……。

[ 誠香が持ってきた罰ゲーム用お菓子の被害者第一号は、
 めでたく持ってきた張本人になった。
 誰だこんな酷い食べ物持ってきたの! 僕だよ!! ]

(657) takicchi 2020/06/27(Sat) 21時頃

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