278 冷たい校舎村8
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[ 怜の隣は、いつも居心地が良かったのに。 誠香は今、とても寂しくて、居心地が悪い。 ふらりと視線が彷徨って、 そして、紫織をとらえる>>274 ]
しおちゃん。
[ なにやら躊躇っている様子の紫織に、 どうしたの? と首を傾げて、 おいでよ、って手招きをした* ]
(298) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 違う、と怜は言う。>>312 何が違うんだろう、と誠香は思った。 “たったひとり”を見つけなよと誠香が前に言った時、 そんな人は、怜にはいないようだった。 であれば、多分、 怜と紫織は付き合っているわけではないのだろう。 それが誠香には理解できない。 付き合ってるわけではないけれど、デートをした。 訳あって。 そして、やりすぎた? なんのことだかはわからない。 けれど、わかることもある。 それは、誠香の価値観とは相容れない。 だから、寂しかった ]
(314) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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うん。いちゃいちゃなんかしてないよ。
[ 誤解です。>>307 怜の言葉に賛同して、>>313 誠香は立ち上がる。 よくわからないけれど、訳ありなんでしょう? だったら、怜が話すべき相手は、 誠香じゃなくて紫織じゃないか ]
カフェオレ、ごちそうさま。 僕はもう行くから。
[ 自販機横のごみ箱に空っぽになった缶を捨てて、 じゃあね、と誠香は言った* ]
(315) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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―― 現在:購買→ ――
[ またデートする? と紫織が言った。>>323 そうかあ、紫織もそういう価値観なんだなあ。 誠香はそういう風に思う。 誠香が口を出すことではないので、 何か言ったりはしなかった。 誠香とは違う。それだけだ。
いちゃいちゃなんかしてないと言ったのも、 事実だから、そう言っただけ。 声が少し硬くなってしまったのは、 別に突き放すつもりなんかなくて、 寂しかったのだから、それくらい許してほしい ]
(332) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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[ 家庭科室の方に足を向けたのは、 廊下に心乃の姿を見かけなかったからだ。 掃除の手伝いをすると声をかけたことを>>3:763 今更ながら思い出したのだった。
どうせ寝る前にシャワーを浴びるのだし、 その前に一仕事。 そのくらいの気持ちだった** ]
(333) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 階段の横に差し掛かったところで、 地下から上がってくる辰美に遭遇した>>373 ]
あ、辰美。 ここのん見なかった? 掃除手伝おうと思ったんだけど。
[ よー、って挨拶を返して手を上げた誠香は、 元気なつもりだったけれども、 顔が暗いと指摘されて、 え、そうか? と眉を下げた ]
(374) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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あー……あのさ、 昇降口のとこで、まなっちがマネキンと交代してて。 ちょっとへこんでる。
[ またあとで、と挨拶をしたのが 地味に効いてるなあ、と誠香は思う。 あとで、の約束は、本当の世界に帰ってからしか、 果たせなくなってしまった。
落ち込んでいるように見えるとしたら、 きっと原因はそれだろう、と思うけれど、 いや、それだけじゃないよなあ、と誠香は苦笑する ]
(375) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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んー……あとは、まあ。 仲いいと思ってたやつと、価値観の相違っていうか、 ここは分かり合えないんだろうなって部分? そういうの、感じちゃって。 そうだな……うん、ちょっとへこんでる、かも。
[ あと多分空腹のせい。 美味しいもの食べて、ぐっすり眠れば治る治る。と思う ]
まあ……大丈夫だよ。 辰美は? 元気?
[ 表情筋が硬めのクラスメイトは、 疲れていることを悟らせにくい。 疲れてないかー? と表情を覗き込むように 誠香よりずいぶん高いところにある顔を見上げた** ]
(376) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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―― 現在:廊下 ――
[ それは全くの予想外で、 誠香は思わず固まった。 心乃がマネキンになっている。>>381
既に何人もクラスメイト達が マネキンに代わってしまったのを見てきた。 だから、心乃がそうなってしまう可能性だって もちろんあったのに、 誠香はそんなこと全然考えていなかったのだ ]
そっか。ここのんまで。 女の子、僕としおちゃんだけになっちゃったよ……。
[ 不意打ち過ぎて呆然とした誠香は、 はは、と乾いた笑いをこぼした ]
(385) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 辰美も昇降口のまなを確認済みだった。>>382 へこむよな、と言われてうんと頷く。 先に帰っただけだと誠香は信じているけれど、 感情はなかなかついていかない ]
まなっちとも、ここのんとも、 僕、「またあとで」って言ったんだよ。 どうせ寝る時には保健室集合だし。 すぐ後にまた会えると思ってたんだ。
[ 辰美は口数はあまり多くないけれど、 話を促すのが上手いと誠香は思う。 ぽつりぽつりと思っていることを、 しゃべらされてしまう感じがする。 顔が暗い原因としては、 まなの案件だけで十分だったのに、 もう一つの理由の方も話してしまったし、 寂しい感じ、と指摘されて、素直に頷いてしまった。 お疲れ、という労いが、なんだか染みた ]
(386) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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いやわかんないよ!
[ 無表情のVサインにはツッコみますが ]
ちょっと面白いから写真撮ってやろうか! あっ、ここで撮った写真って 元の世界には持って帰れないのかな!?
[ 全力でツッコんでから、 強がりを認める発言に、>>383 だよな、と頷いた ]
そりゃそうだ。 色々わけわかってないし。 この状況で元気溌剌すっきり爽やかなんてやつがいたら、 そいつの方がまともじゃないな。
[ しみじみとそう言ってから、 でも、と重々しく言った ]
(387) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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さっきのVサインはちょっと面白かった。
[ 大事なことなので二回言いました ]
(388) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 仲いいやつって誰? とストレートに聞いてきた辰美は、 誠香が返事をする前に、怜の名前を当ててきた。>>384 簡単に思い浮かぶくらい、 怜と誠香は仲がいいと周りにも認識されているらしい。 誠香だって、そう思っていた ]
うん。そー。氷室。 あーうん、やめたやめた。 こっちの方が自分らしいって言ってたけど、 僕もそう思う。
[ 女の子の格好をしていたけれど、 女の子になるつもりはなかったのだから、 見た目と言動にギャップが出るのは当然だ。 缶コーヒーを飲む姿は いつもよりもリラックスして見えたし、 やっぱり自然体でいられるのは本来の格好なのだろう。 ありのままの自分でいられるなら、 そっちの方がいいに決まっている ]
(389) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 話くらい聞くよ、と言われて誠香は迷った。 辰美は話しやすい。信頼もしている。 余計なことを他の人に言ったりはしないだろう。 問題は、誠香が辰美のことを、 紫織の元カレと認識していることだった。 元カノとデートしてるって噂の超絶イケメンが 怜でした、なんてことを言えるか? ……非常に非常に言い難い ]
価値観とか考え方が違うなんて当たり前のことだし、 僕の考え方の方が正しいって主張するつもりもないんだ。 だけど、僕の中では結構大きい部分で違ってる、って、 なんていうかさ……自分でもびっくりするくらい ショックだったっていうか……距離、感じちゃったんだ。
[ うーん、と誠香は考える。 話せるラインと話せないラインを思案する。 辰美はさあ、と誠香は言った ]
(390) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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辰美はっていうか、男子は? 好きでもなくて、付き合ってもいない子と、 デートしたいとかって思うもん? それで噂になったりして、楽しいもんなの?
[ 誠香が何気なく言った時、 怜はあっさり紫織のデート相手が 自分だと白状した。>>290 別にデートのことを隠すつもりはないんだろうと思った 誠香は、デート相手が紫織だということを伏せて 話してみることにしたのだった* ]
(391) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 教えてもらったことは良かったと思う。>>392 心の準備がなかったので不意打ちだったけれども。 マネキンに代わってしまった心乃とばったり遭遇、より よっぽどよかった。
これで僕かしおちゃん、どっちかが先に帰ったら、 逆ハーレムってやつだねえ……なんて 冗談を言ってみたけれどあんまり笑えなかった ]
先に帰って待ってるだけだって思ってるけど、 だからさ、むしろまだここにいる僕たちの方が、 先に帰ったみんなから心配されてたりするのかも しれないけど、さ、 でも、そう思っててもへこむもんはへこむな! 仕方ないな!
[ 元気に言ってみてもあまり元気は出ない。仕方ない ]
(401) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ やはり写真は持って帰れないらしい>>394 ]
あーっ! ってことは、 登校してきた時氷室が撮った辰美の写真、 ほらあれ、雪景色に映えるアンニュイ!>>0:1366 あれも幻と消えるってことじゃん!
[ 慄くキュートさの誠香の写真とかもあった気がする。 なんということだ、と割と誠香はショックを受けた ]
……辰美は自分の面白さをもっと自覚した方がいいよ。
[ 素ボケには割と本気でそう返す。 写真で持って帰れないなら網膜に焼き付けておこう。 あの辰美は面白かった(3回目) ]
(402) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ そして、友人である男の話である。 納得できる格好が一番、というところでは 意見の一致を見たが>>396 続きはちょっと違っていた。 誠香は文句を言ってもよかったらしい>>397 ]
文句っていうか、 僕はこう思うっていうのは言ったよ。
[ 大人の対応をした自覚はなかった。 怒らなかったのは、大人だったからではない。 多分、呆然としていたからだった。 相容れない。分かり合えない。 そのことに気づいて、呆然として、愕然とも、したのだ。 怒りの感情が追いついてこないくらい ]
(403) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ 辰美の身の覚えなど、>>398 もちろん誠香は知るはずがないので、 無表情の内側で駆け巡った思考など>>399 もちろん思いつきもしなかった。 無表情ってずるい ]
え、辰美がモテないってことはないっしょ。 辰美のこと、褒めてた子、いたよ。 優しいし、察してくれて、かっこいいって。
[ モテないという主張に誠香は瞬いた。 証拠も一応用意してみる。 そのコメントが元カノからだというのは>>1:191 元カレとしてどう思うんだろう、と思ったので、 証言者の名前は伏せておいた ]
(404) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ 噂になるのは嫌だと辰美は言う。 その気持ちは誠香にもわかる。 誠香だって噂話されるのは好きじゃない。 まして、隠し撮り写真なんて論外だった。 それが、普通の感覚だと思う。 ……それなのに怜は。 そう思った誠香に、一泊置いた辰美が、>>400 怜もそういう噂は嫌いだと思う、と言った ]
(405) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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違うよ。僕はそんなこと言われてない。 僕にそう言ったんなら、 多分僕はこんなに引っかからなかったと思う。
[ 誠香と怜は仲がいい。誠香はそう思っているし、 怜もそう思っている、と誠香は思っている。 怜が誠香に求めているのは、 性別なんか関係ない、気の置けない友達関係だ。 だからきっと、女の子が二人だけで遊びに行くのを 冗談でデートと表現するような、 そういう冗談だと誠香は受け取っただろうし、 それなら「デートじゃないだろ、ばーか」って返せば 済むだけの話だった ]
(406) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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僕じゃないよ。別の女の子とデートしてたんだ。 それで写真に撮られるくらい噂になってたけど、 うける、って言ってた。 そういう割に、あんまり楽しそうには見えなかったけど。
[ 正確には、マジうける。だ。>>291 でもそう言った時の怜は、 言葉ほど愉快そうには見えなかった。 少なくとも誠香には。
してみたいとか、したらどうなるんだろとか思う。 辰美のその感想は、とても正直だと誠香は感じた。 そういう、好奇心なら、まだ納得できたのだ。 でも、あの時の怜の様子は、 そういう好奇心とも違っていた。 それは、そのはずだ。 女装を考えるほど、色恋沙汰でうんざりしてきた怜が、 今更好奇心でそんなことをするとは思えない ]
(407) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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……うん、だからさ。 なんか……うん、 僕の知らないやつみたいに、見えたんだよ。
[ だから、寂しかったんだ。 そう言って、眉をハの字にして笑った* ]
(408) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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―― 現在:廊下 ――
だよなー。仕方ないよなー。 まあ僕らだっていつマネキンになるか わかったもんじゃないし、 愚痴るつもりが愚痴られる側になっちゃったり するのかもしんないけど。
[ 自分の死にざまはきっとろくなもんじゃない。 そう思っている誠香は、 愚痴られたらどうしよう……と少し遠い目になった ]
(449) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ 慄くほどキュートな誠香の写真のことを、 辰美も忘れていなかったらしい。>>429 しっかり指摘されて、そうなんだよーと眉を下げた ]
あれだな、辰美のアンニュイさと僕のキュートさは、 この世界のフィルムには収まりきらないあれなんだな。
[ あれってどれだよ。 しかし辰美は消えても構わないらしい。 もっと思い出を惜しめよな! でも地下での誠香のことは忘れてもいい ]
(450) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ ポーカーが得意な辰美と、>>430 ババ抜き最弱王の誠香。 勝敗は明らかだったがそのことに誠香は気づいていない。 圧倒的不利なのでハンデが欲しい ]
まじで。 それに辰美、聞き上手でいいやつじゃん。
[ お陰で結構洗いざらいしゃべってしまった誠香である。 褒めているのは本心です。 表情筋があまり仕事してないけど、 それでも見ていれば意外とわかる。 ほら、今ちょっと照れてるのとか ]
(451) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ ババ抜き最弱王は無理した顔もわかりやすい。 ごめんと言われて何が? と返すまでもなく、 頬を抓られて目を白黒させた>>432 ]
なにすんだよ!?
[ 予想外すぎて避けられなかったが、 我に返るとぺいっとはたき落とした。 このクラスの男子、 女子に触るのに抵抗なさすぎやしませんかね!?
でも、無理して笑うことをたしなめられると、 意図を察して、あー、という顔になる ]
(452) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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そっか。 僕らしくないかあ。
[ 笑うしかない、と思ったのだけど。 そういう風に言われたら、 どんな顔をしたらいいかわからない。 無表情してみる? うん、無理だ! ]
(453) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ 辰美にとっても友人だろうに、 “性格が曲がってる”という身も蓋もない評価に、 誠香は思わず噴き出した ]
あー……なあ…… そうかもしれないけどなあ…… うん、なんていうか、歪んだ目的でデートするとか、 それが既に僕の理解の範疇外。 ばっかじゃないのって思う。
[ そして誠香も仲の良い友人のことをばっさり馬鹿と 言い捨てたから似たようなもんである ]
(454) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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なんて言ってたか? えー……最初は全然悪びれてなかったよ。 なにしろ「うける」だし。 やりすぎだったかもとか言ってたけど、 その時も平然としてた。
[ 平然としてたから、 誠香の頭だって平気で撫でようとできたのだ。 ばっかじゃないの、と誠香は思う ]
何って聞いたら言葉に詰まってたから、 結局何にも聞いてない。 僕に聞かれるまで、 何にも問題だと思ってなかったんじゃない? [ 問題だと思ってないからこそ、 あっさり誠香に話したのだろうし。 その価値観の違いが誠香は悲しい ]
(455) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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