171 獣[せんせい]と少女
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[一歩二歩、スキップで前に駆け出す。 ふふふと笑いながら、ユージンを振り返って、]
…そしたらね! 何が起こったと思う?
[くるりくるりとステップを踏み、 両手を上げて、空を仰ぐように。]
(142) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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晴れてた空が、あっという間に黒雲に覆われて! 大粒の雨が降って、雷が鳴り始めたの!
ピカピカと雲の中で閃いた光が、 幾つも幾つも、大地に降り注いだそうよ。
[楽しげに踊っていた足を止め、 キラキラと瞳を輝かせ、ユージンを見つめた。]
(143) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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その光こそ神の啓示であろうと。 村人達は、光の落ちた場所に稲を植えたわ。
やがて春が終わり、夏が過ぎ、秋が来て、 ……そこには、黄金の海が広がっていた。
あぁ、神様は願い通り、恵みの雨を降らせて、 実りの種――稲の夫(ツマ)を下さったのだ、って。
それ以来、その地域では嵐が来るたび、 天の光をイナヅマ、雷を鳴神様と呼んで、 篤く篤く、敬っているそうな。
[まるで自分が褒められたかのように、 自慢げに胸を反らして、満面の笑みを向ける。]
(144) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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……どう?面白い話でしょ。 この地域では、嵐は破壊の神様じゃないの!
実りに欠かせない、素敵な神様なんだって!
(145) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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あはは、ユージン! だからね、嵐の力って凄いんだよ! 稲妻を落とせるユージンは、すごいの!
…ね、あたし達も、実りの神様になれないかな。 だって自然の雷より、ずっと強い力があるんだもの。
あたし、みんなを笑顔にしたい! これができたら…とっても素敵だと、思わない?
[物を壊すだけじゃない。 誰かを殺めるものでもない。 …この力だって、命を育むことができるんだ。
自然と異なり、狙って稲妻を落とせるのだから、 誰も傷付けることなく、人助けができるはず。]
(146) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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[その後、旅の合間に嵐の気配を察知すれば、 ユージンの背に乗っては繰り出し、 休耕地を狙っては稲妻を落としていたなどと。
…語るに足らない、小さな話だけれども、 その中で会い損ねた旧友がいたと知っていたなら、 あたしは地団太踏んで悔しがったことだろう。]*
(147) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
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― 雷の谷と山を眼前に ―
ほあぁぁぁ…!!
[森を抜けた先、開けた渓谷を目にした途端、 思わず感嘆の声を上げてしまう。>>131
何度か嵐の中を駆け巡っているあたしは、 もうこんな音を恐れることなどないけれど、 それでも間近に続く落雷には目を瞠る。]
(153) 螢 2015/10/19(Mon) 01時頃
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[離れないように、と手を繋がれて、>>132 またあのドキドキに悩まされる。
…いい加減、慣れてしまえば良いのだけれど、 意識すればするほど、それは加速していくみたい。
ばれたら嫌だなと隠していたのに、 いざ赤くなっているのを指摘され、 それが風邪なんじゃないかと疑われた時には。
『ばかっ、違う!放っといて!』と叫んだものの、 気付いてもらえなかったことに少し、拗ねてみたり。]
(154) 螢 2015/10/19(Mon) 01時頃
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[鈍感!間抜け!と張り倒してやりたい気持ち半分、 永きを生きる彼にとって自分など、と諦め半分。 …どんなに背伸びしたところで、所詮は子ども。
複雑な気持ちと戦う旅路となって早数日。 もはや、敵は己自身である。
頭を撫でてもらっても視線は逸らし気味、>>133 何かが喉に閊えるような感覚がして。 近頃は少し、口数も減ってしまったけれど…]
(155) 螢 2015/10/19(Mon) 01時頃
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…う、うん。 そうね、あたしの足でここを歩くのは、
[頬に触れる優しい手に、思わずびくりと反応して。 誤魔化すようにコクコクと、必要以上に頷いた。>>134]
飛ぶ、飛ぶ飛ぶ! 雷の実、すぐそこなんでしょ! あたしも早っ、…早く、食べたいし!
[途中で言葉に詰まり、慌てて言い直す。
――やだなぁ、あたし。 普通に喋れなくなっちゃった。 …恋って、思ったより厄介かも。]
(156) 螢 2015/10/19(Mon) 01時頃
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[急かすように、けれど優しく、 ぺちぺちとユージンの頬を叩いて。]
ほら、もう背中で箱は開かないから! 早く早く!
[ちょっと不自然だったかもしれないけど、 いつもと変わらない笑顔を心掛けて。
彼が姿を変えやすいよう、一歩後ろに下がった。]*
(157) 螢 2015/10/19(Mon) 01時頃
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[茶化すユージンには愉快に笑ってみせて、 昔から変わらぬ指切りも、素直に交わそう。>>184 …それでも、少し複雑な表情で]
もう。いつまでも子ども扱いしないでよ…
[などと、相変わらず子どもなあたしは呟いてしまう。 けれどすぐ気を取り直して、冗談を返した。]
いいわ、約束ね。
あ、でも…、お弁当のおにぎりは、 空を飛びながら、あたしが全部食べちゃうかも!
(193) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[お腹、空いてるのかな。…空いてるよね。
知ってるよ。 ユージンがもう何年も、空腹だということ。 普通の食事を口にしても、満たされないこと。>>0:93
あなたのお腹の虫を黙らせるには、>>0:310 あたしの身体が必要だってことくらい。]
(194) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[…だからこそ、言うことができずにいる。
好きだと伝えて、それに応えて欲しいけれど、 優しい彼を、その言葉で縛るのは本意でないから。
もし、彼があたしのことを愛するあまりに、 死後もその肉を口にできなくなったら――
…なんて。自惚れも甚だしいかな。 彼はこれまでにも大勢の少女に出会っているし、 その全てをきちんと喰らってきたのだろうから。
ふと、弱っていくヴェスパタインが脳裏に過るけれど、 ―――…今回だって、きっと大丈夫。]
(195) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[そうは思うけれど、 それでもあたしが死んだなら、 やっぱり彼は悲しむのだろう。
太陽のように笑む金の双眸、 優しく頭を撫でる温かな手。
嘘偽りなく、心から愛してくれる彼の、 …この笑顔を、あたしが奪ってはいけないんだ。
だから。余計なことは、言っちゃダメ。…だよね?]
(196) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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ちょっとだけ?なぁに?
[悪戯っぽい笑み、その意図が掴めずに>>185 小さく首を傾げて、麒麟へと姿を変えるのを見守る。
甘えるように鼻先を向けてくるのはいつものこと。 思わず手を伸ばし、くしゃりと鬣を撫でれば 心配そうに見つめる金色と出会ってしまった。>>186]
…あたしの、欲しいもの?
[困ったように一度、聞き返す。 彼は“最後”の前に、笑顔とか声が欲しいって。
…じゃあ、あたしは? あたしは、――…]
(197) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[自問自答の間にも、ねだるようにぺろりと舐められ]
ふ、ふふっ、ユージン、擽ったい! あはは!待って、ねぇ待ってったら!
[急に、悩んでいたことが馬鹿らしく思えてきて、 照れも何もかも忘れ、くすくすと笑う。 …心なしか喉の調子も良いみたい。
心は晴れたように思うのに、 ぽろぽろと、涙が零れるのはなんでだろう。]
(198) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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あのね、ユージン。
何でもないの。 何があったでもないんだけど、 …でも、そんな毎日が、一番だなって。
あたし、ユージンが好き。大好き。 だから、ユージンが欲しいな。 ユージンと一緒にいられたら…それで、十分だよ。
[久々に、視線を合わせて会話した気がする。>>187 涙を拭えば、以前と変わらない笑顔を向け。
―――好きだよ、って。…さりげなく言えたかな?]
(199) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[甘えるように、ぎゅっと首に抱きつき、]
……だかr、最期まで傍にいt、ね?
[調子が良いと思っていたのに、声が掠れる。
…でも、大丈夫。ありがとう、ユージン。 あなたがあたしの笑顔を、声を求めてくれるのなら、 あたしはそれをもって、全力で応えてみせる。
言いたいことも、こっそり伝えられたし、 これであたし、また前と同じように、 あなたと笑顔で毎日を過ごせるはず、だから。]*
(200) 螢 2015/10/19(Mon) 23時頃
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[淡い金の柔らかな毛並みに顔を埋めて、 その温もりを逃さぬよう抱きしめる。
耳元に落とされるのは、いつかの誓い。>>229 こくこくと何度も頷き、より強く引き寄せると、 首に下げた紅玉のお守りが、こつりと胸に当たった。
ふわりと輝く青い角に、そっと手を伸ばそう。>>230 もう一度、懐かしいあの日を振り返るように。]
(244) 螢 2015/10/20(Tue) 02時半頃
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[ねぇ、ユージン。ユージン。 大好きだよ、ユージン。
一緒にいたいって言葉も、>>227 最後まで傍にいてくれるって誓いも、 一欠片も疑ったりしないけれど。
あなたの全てを、本当にくれる? あたしの気持ちに、応えてくれる?
そんなこと願ったら、ねぇ、 あなたはどうなってしまうのかしら――…]
(245) 螢 2015/10/20(Tue) 02時半頃
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[ふわりと風が集まれば身を委ね、 いつものように、彼の背へ。>>231
空へと駆け上がる最中、返事を返した。]
嘘。食べるわけないでしょ? さっきのは、冗談。 一人で食べても、味気ない、でしょ。 一緒に…、 ユージンと、一緒に、食べるから、
…美味しい、nじゃない。
(246) 螢 2015/10/20(Tue) 02時半頃
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[ふ、と途中で息継ぎを入れながら。 長い言葉は、喋ってる途中で苦しくなる。 短く区切れば、問題ないのだけれど。
さっき調子が良かったのは、>>199 もしかしたら、ユージンの力だったのかな。
……困ったな。 たくさん喋ろうって、決めたばかりなのに。]
(247) 螢 2015/10/20(Tue) 02時半頃
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それに、ほら。 今は干し林檎 より、雷の 実!でしょ!
[でも、悩んでいても仕方がないよね?
そんなこと気にしても人生楽しくないって、 右手を怪我した時に学んだのだから。
…この喉の違和感だって、 たぶんそのうち、治るんじゃないかな。]*
(248) 螢 2015/10/20(Tue) 02時半頃
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―雷の向こうのてっぺんへ―
わぁ!ユージン、すごいすごいっ 嵐の中は何度か飛んだことあるけど、 こんなの、初めてだと思う!
[足元には雲の道、振り向けば虹の軌跡。>>231 そこまでは、いつもと変わらないけれど。
上下は黒々と広がる雲と木々に挟まれ、>>232 左右を数えきれないほどの稲妻が走り抜ける。
限られた空間を器用に駆ける麒麟の様子に、 思わず興奮して叫んでしまった。]
(265) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[一瞬で落ちる稲妻、真横を過ぎる衝撃。 全てを一度で追うことはできないけれど、 上へ下へと忙しなく目を向ける。]
歩くのも、悪くないけど! やっぱり、飛んで良かった!
だってこんな、すごい景色、 ユージンと、一緒じゃなきゃ、絶対! 見れないもの!
[示された獣道は、不思議なことに落雷もなく。>>233 上を目指して歩く動物の影も幾つか見える。
あの道を歩くことを選んでいたとしても、 遅かれ早かれ、飛んでくれとせがんだことだろう。
普段の旅では経験できない、危うさと紙一重の飛行。 こんな貴重な機会を逃す手などないでしょう?]
(266) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[高く聳える山へ至る頃には雷も止み、 雲の切れ間から陽の光が射す別世界に。>>236]
――――……っ!!
[本当に感動した時は、声も出ないんだ。 美しいとか、そんな言葉では全然足りない。
天へと伸びる山、それを覆う厚い雲。 幾本もの光の帯が七色に輝いてさえ見える。 人の手にかからず、永く護られてきた土地。
…この光景を表現する術を、 残念ながら、今のあたしは持っていない。]
(267) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[どれほど沈黙が続いただろう、 不安げに振り向くユージンに>>236 紅玉のお守りを握りしめながら、言葉を紡ごう。]
大丈夫だよ、ユージン。
…怖がらないで。 だって、あたしが一緒にいるじゃない。
どうしても怖い時は、 あたしが、抱きしめてあげる。 …泣きたい時は、慰めてあげる。 ……嬉しい時、には、…二人で、笑お?
[変わらず彼は、怖いと口にしたけれど。 その瞳に宿る感情は、怯えより決意の色濃く。>>237
それを見れば、励ますように笑顔で頷きを返した。]
(268) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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…だから、一緒に行こっ!
[この先に、何が待っていたとしても。 ――あたしがずっと、傍にいるよ。]*
(269) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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― 山頂 ―
[自分の目には一寸先も見えぬ白い闇を駆ける。 徐々に下がる気温に身震いすると、 より深く、柔らかな鬣に身を沈めた。
…ユージンが風で守ってくれているから、 本当は、そんなに寒いはずもないのだけど。
温もりを求めるにしても、 自分に言い訳が欲しいお年頃なのです。]
(318) 螢 2015/10/21(Wed) 00時頃
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