29 Sixth Heaven
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……誰かと、き……キス、した事あるの、もしかして。
[むっと湧き上がった感情の名は嫉妬。 しかし、注がれるよりはずっと軽い。 だが、自発的に生じた感情ゆえに内心一瞬はっとした。
そうして、台所の方へ着く頃には 顔も上げられるくらいには平静を取り戻しており。 タオルを受け取ると、台所を覗き込んだ]
ベルナデットお姉ちゃん……? じゃなくて。
[そこにいたのは、フィリップが声をかけたのとは別の人物]
(316) 2011/04/20(Wed) 23時頃
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― 台所 ―
[ネタだとかお芝居なんて事は解らないので、 小さな嫉妬は悶々と解消されないまま、 けれどその感情の受け流し方を心得ているためか それは酷い感情へとは至らない]
つわり?
[また聞きなれない単語が出てきて、それとレモンの関係も解らずに首を傾げる。 そうして、チャールズ>>321にはふるふると首を振り]
ううん、そういうわけじゃないけど。 荷物を纏めてって……何か、あったの?
[接続の準備をしているのだろうか、それとも、帰るのか……。 そして、彼の問いには、何かを既に決めたように言う]
不幸じゃ、ないわ。 不安がないわけではなかったけど、 フィルは私の事大事にしてくれるって、解ったから。
(328) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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[よくわからないが、2人の間で会話は通じているらしい。 その事に、少しだけ劣等感を抱きながら。 タオルは、2人して泣いた後始末。 よくよく見ればまだ少し2人共目元が赤かっただろう]
レモンが、インク代わりになるの……?
[不思議そうに、首を傾げた。 炙り出しなる遊びもやった事がないようで]
(331) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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マーゴは、柔らかくその手を握り返した。
2011/04/20(Wed) 23時半頃
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[フィリップの説明を聞いて少しもじ、として。 しかし、それでチャールズに妻子がいる事、 その上で色欲の器とならねばならない事を知り、 表情に影が落ちた]
……チャールズおじさん。 接続、するの……?
[拒んでも良い、そうシステムは言っていた。 半ば脅迫的ではあったが。 チャールズの立場で受け入れるにはこの任はあまりに酷に思えて]
(340) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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[問うのと入れ違いに、接続の意志を聞かされる。 また、同時に管理者たるベルナデットを地上へ 戻す意向であるという事も]
お世話する人がいなかったら、壊れちゃうわ。 一人でなんて、行っちゃだめ……。 受け止めてくれる人がいないと、 すごく……すごく、苦しいんだよ。
[器としての寿命もすり減らされるだろう。 それ以前に、管理者なしの接続を今まで見た事はなかった。 システムはそれを許すのだろうか。
タオルを手近な場所に置くと、 引き止めるようにチャールズの袖の裾を掴もうとした]
(342) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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……こうそく、ぐ。 動けないようにするための、ものの事なら。 ある、けど……。
でも……ずっとそれじゃ、すぐに壊れちゃう……。 だめだよ、せめて次の管理者が決まるまで待って……。 器は壊れるために生きてるんじゃない……そんなの違うよ……!
[大きくかぶりを振って、言い募る]
チャールズおじさん、なんだか。 自分から壊れにいってるみたい……。 ベルナデットお姉ちゃんは、それで良いって言ったの……?
(351) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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[>>355との言葉には口を噤んだ。 しかし、管理者とてすぐに限界がくるような者が 選ばれるはずはないと思って]
壊れたまま繋げられるなら、器の入れ代わりなんてないよ……。 壊れたから、皆……此処からいなくなっちゃったのに……。
[器の末路の事を知っているのか、いないのか。 この様子では恐らく知らないのだろう。 しかし、ベルナデットを汚す事を恐れている彼に、 その事を告げるのは逆効果のような気がして言えなかった]
ベルナデットお姉ちゃんだって、 怒ったのならちゃんと覚悟してたんだよ、きっと。 だって、でないと怒ったりしないもの。
どっちにしたって、お姉ちゃんは傷付くよ。 自分の手で傷付けないですむだけだよ、そんなの……。
(366) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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[フィリップに宥められれば、遣る瀬無げに俯いて。 ペラジーの声がしたのには]
ペラジーお兄ちゃん?
……ベルナデットお姉ちゃん、は? 帰っちゃった?
[チャールズの言うように、大人しく出て行ったとは思えなくて。 何か知らないか、問うてみた]
(370) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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[チャールズの言葉に押し黙る。 確かに、見ず知らずの間柄ならば 何処までも相手に献身できるわけでもないし、 される方とて気遣いもあるだろう]
……でも。 ただの偽善者なら、そんな事しない。
[すり抜けるように戸口へ向かうのにはぎゅっと拳を握った。 そうして、ペラジーの答え>>375を聞けば]
逆……? もしかして、先に接続に……?
[それはまた的外れな問いだったが。 ペラジーの答えは恐らくチャールズにも聞こえただろう]
(378) 2011/04/21(Thu) 01時頃
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ごうよく……は、ラルフお兄ちゃん……?
[一緒に部屋に入っていった。 どういう事だろうか、会話を聞いていなかったから推測はできない。 ペラジーが言い淀んでいる理由が自分にあるとは知らず。 ただ、何も言わずチャールズを見上げた]
(382) 2011/04/21(Thu) 01時頃
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[フィリップの暗喩が理解できなくて困惑するも。 何かあまり良くない事のような気はした]
チャールズおじさんは追い返そうとして、 それでベルナデットお姉ちゃんが怒って……。 帰らないで、ラルフお兄ちゃんと?
[帰らない、という事は管理者として留まるという意味で。 それとラルフとが結びつかない]
ラルフお兄ちゃんの管理者になりに言った?
[全く持って見当違いである]
でも……選ばれたのと違う役目に着くなんて、 これまでは……。
[なかったはずだ。 わけがわからなかった]
(387) 2011/04/21(Thu) 01時半頃
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[管理者の話には、確かにそうだと頷く。 管理者のトレードなどできるとも思えなかった]
殴る……。
[誰が、誰を、かは解らない。 ただ、チャールズが出て行くのには 少し安心したようにフィリップとペラジーを見て]
ベルナデットお姉ちゃんのところに行った、んだよね。
[やはり何やらすれ違いが発生していたのは確からしく]
……仲直り、できたら良いけど。 ここで器としてやっていく以上は。 管理者がいないなんて、無理な話だもの……。
[転がったレモンを、何とはなしに拾い上げる。 微かに酸っぱい香りがした]
(393) 2011/04/21(Thu) 01時半頃
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[首をふりつつも言葉を紡ぐペラジーに ゆるやかに首をかしげながら。 ただ、彼がチャールズを見送ったという事は これで大丈夫なのかとも思って]
ベルナデットお姉ちゃんは、チャールズおじさんの お世話をしたい……んだよね。
[怒った、という表現をチャールズから聞いた時にそう思った。 それはどうやら間違いではなかったようで]
……あまり知らない人同士、より。 知ってる人同士の方がやりやすい、のかな。 やっぱり。
[気持ちの疎通という意味合いで。 つ、とフィリップを見やる。 自分達の選択はシステムの望んだ結果なのかどうか。 それはさておいて]
(399) 2011/04/21(Thu) 02時頃
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[間に合う、という表現にはまた首を傾げる]
……こんな場所で、こんなお仕事だけど。 できれば哀しい事は、少ない方が良いから。
[当人達の間でだけでも、上手くいけば良い。 そう願いながら]
……え、と。 ずっとここで立ってるのも難だね。 一度、待機室に戻る?
[レモンだけが残された台所。 それを見詰めるフィリップに“欲しいの?”と それを差し出しながら]
(400) 2011/04/21(Thu) 02時頃
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[最期、の事については口を噤んだ]
……そう、だね。 でも、私は最期の相手がフィルで良かったと思ってる。
でなきゃ、覚悟も決められなかった。 ただ諦めるだけで終わってしまったと思うから。
(406) 2011/04/21(Thu) 02時頃
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[頭を撫でられて、フィリップを見上げた。 もう互いに目の腫れも引いてきた頃合いか。 手から手へと移ったレモンは、微かな残り香を指先に移して]
じゃあ、行こっか。
[ぺたぺたと待機室へと戻っていくペラジーの後ろを ゆっくりと着いていく事に*した*]
(407) 2011/04/21(Thu) 02時頃
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