267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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─── は、此処には 無いの。
[ 継ぎ足して。 ]
(76) 2019/06/11(Tue) 23時半頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/12(Wed) 00時半頃
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[ 器を、ベンチに置き、 仲良しの集う真白の花へ歩み寄った。
──── 此とはまるで似ていないけれど、 "わたし"、 ]
(94) 2019/06/12(Wed) 13時頃
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「 だって貴方がそう言った。 」
(95) 2019/06/12(Wed) 13時頃
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[ はじめてのとき " "と 名乗った気はすれど、 貴方 覚えてないでしょう。
どうせ何処かに全部、 いっそわたしより詳しい "わたし"の何かが管理されているのでしょうし、
今更 なにを。 ]
(96) 2019/06/12(Wed) 13時頃
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[ アーチの下、また、笑った。 ……嫌味ったらしい顔の自覚は、あって。 ]
欲しいなら育てれば良いのに。 白菊の意味を誰かに押し付ける前に、 種でも見つけたら?
[ せいたいけい、とか。 そうでなくても他のなにか、とか。
苗床しか知らないわたしだったから、 難しいかもしれない何もかもを無視して。 ]
(97) 2019/06/12(Wed) 13時頃
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でも せんせい、 ─── しらぎくってこんなに話すのかしら。 黙って美しく咲く方がよっぽど、
[ そう思わない?って ゆびさき、唇をなぞった。
閉じてしまう 仕草。 ]**
(98) 2019/06/12(Wed) 13時頃
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「ミサ と、言います」
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(107) 2019/06/12(Wed) 22時頃
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「父が遠くの国から来たみたいで」 「分からない言葉が今でも多いです」 「……発音、合ってますか」 「でも、きっと死ぬまで此処に居ると思うので」 「これから覚えるのだと思います」 「今、XX歳で、───知っていますよね」
「せんせいたちは、頭が良くて偉いのでしょう」
「……これ以上何を話せば良いのでしょうか」 「わたしとおなじ名前の妹の話でもしますか」 「病気のことなんて、いきなり言われたから」 「わたしだってなにが悪いのかわからないんです」
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(108) 2019/06/12(Wed) 22時頃
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「サインですか?ここに?」 「LastName、きらいなんです、花の名前」 「……なんできらいか忘れちゃったんですけど」 「……でも、だから、明日のわたしは忘れてます」 「"そう"みたいです、わたし」
「もう両親の顔もわすれてしまいました」 「つい昨日お別れしたばかりなのに」
「……"これ"がそうなんですか?」
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(109) 2019/06/12(Wed) 22時頃
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「だったらきっと、わたしの名前は」 「もうここにしか無いんですね」 「明日のわたしは言ったことすら覚えてないです」 「なんの記録か、わからないですけど」 「一言一言記載して、何か面白いんですか?」 「こんなことが世の中のためなんでしょうか」 「わたしにはよくわからないですけど」 「そういう時には こう言えって聞きました」
おばかさんね! " You are being silly! "
─── Misa Shiragiku*
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(110) 2019/06/12(Wed) 22時頃
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[ とじた くちびるが、 はんたいから 開いてしまったので、 空気を吸った、その隙間から、吐き出した。
"─── 喋る花って御伽噺じゃああるまいし、"
人工のそらを向く、花を見下ろして。 残念、"しらぎく"らしい"わたし"は、 空にとんと興味が無かったわ、と また、呟き。
うつくしさも、なにもかも。 やっぱり興味が無いので無視してしまった。 一番お喋りなのはにんげんさんじゃあないかしら。 そう 思う。 ]
(111) 2019/06/12(Wed) 22時頃
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[ 日除けの花を 気まぐれに回し、 わたしの両目は陰から、声を見遣った。 ]
─── 誰かしらは居るでしょう。 ひとりぐらいは 人数だって多いんだから。
(112) 2019/06/12(Wed) 22時半頃
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[ 無責任な返事で終わった。
あなた の言う"みんな"が誰かも知らないし、 ……"誰か"の中にわたしが居るかどうかなんて、 客観的に見て保証できる話でも無いし。 抑、此処に歩むこと自体珍しい話だった。
何もかも曖昧だ と、思う。
わたしも、貴方も。 ]
(113) 2019/06/12(Wed) 22時半頃
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[ 暫く 黙って、 人工の ひかりを 静かに受ける。
正面、白衣のいちぶが煌めくから、 わたしの 黒は、……花たちとは違って、 眩しい って 細める表情。
花の下に隠れていたものだから、 きっと、つられて札を摘まんだ顔なんて、 わたしにも 貴方にも、 わかっちゃいなかったでしょう。 ]
(114) 2019/06/12(Wed) 22時半頃
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[ ……ほんとうにそうだか、分からないけれど、 只読み上げただけの、発し慣れない音。
Tの後ろも知らないわたしは、たった其れだけ。
のろいなんだか、しあわせなんだか、いわいなのか。 全く、気にも留めて無く。
花の下で、なまえ を 見詰めている。 ]
(115) 2019/06/12(Wed) 22時半頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/12(Wed) 22時半頃
ミサは、黒瞳が緩やかに*瞬き*
2019/06/13(Thu) 00時頃
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[ もういちど、 発して、なぞる。あなたのなまえ。 ……多分、植物の名前じゃなさそう。
瞳を 持ち上げ、 反対側から名札を引っ張って、 ]
(133) 2019/06/13(Thu) 21時半頃
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─── いいえ、ちっとも。
[ その"飾り物"、nonsenseね、と添えて。
─── 悪戯に千切ってやろうかしら、まで、 退屈なわたしは ちぃさく力を込めて、
……やめた。 ]
(134) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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……わたしが、 "しらぎくさん"なのとおんなじぐらい。 似合ってないわ、貴方の名前。
[ 名札を伝い、しゃがむと同時、 仲良しの真白一本へと、わたしの蒼白が伸びて、
─── 今度は、ぷつ、と 取ってみせた。 ]
(135) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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[ 片目を覆うよう に、白菊を添えて、 にんげんと、しょくぶつの、半分ずつ。
─── 見えなくたって、って貴方が言うから、 隠してみたのだけれど、残念。 わたしはやっぱり、光というものが苦手らしい。
仲良しをひとり、奪ってしまったことも、 景色を、にんげんのゆびさきで削ったことも、 やっぱりわたしは気にしていないで、 相も変わらず、日除けの花の下、 ]
(136) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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[ わらってみせた。 ] [ しょくぶつ、に、片足突っ込んだおんな! ]
(*19) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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そうかしら。 似合う?
[ 名付けられた だれかさん、の 名札を掲げ。 ]
(137) 2019/06/13(Thu) 22時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/13(Thu) 22時頃
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ある筈無いわ、そんなもの。
(*21) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[ 片目から真白を外し、 微妙な反応に、首を傾げた。
─── 貴方って随分細かいのね、面倒くさい。
そう 一言。二言。 適当、───とわたしは思っているし、 実際適当に名付けられたのだろう白菊"如き"、 なんだって良いじゃ無い。
だれの白菊だろうと、なんの植物だろうと。 ]
(142) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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どうせ何時か枯れるんだし、死ぬんだって、 そんなのはせんせいの方が詳しいんじゃなくて?
[ なんにもない日除けの足元へ、視線が 落ち、 ]
(143) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[ 希少生物をホルマリン漬けにするのと、 果たして、どう、違うのかしら。
答えも求めていないから、 只、わたしは、どうせ死ぬって聞いたから、 ……別にしょくぶつ呼ばわりされた自分のこと、 重ね合わせた、訳じゃあ 無いと思うのだけれど、
…………、 ]
(144) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[ 脚は、もう一度ベンチに戻って、 にんげんの 片手は、透明の満ちる器へ伸びた。
気まぐれに真白を浮かせてみる。 ]
(145) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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─── 此、明日返すわ。 偶にはわたしから返してあげる。
[ 珍しい、"しょくぶつさん"のお出かけの約束。 守るかどうかは置いておいて、 片手に日除け、もう片手に、花瓶に似た何かを持ち、 また 硝子の方へと戻ってゆく。 ]
(146) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[ "おやすみなさい、せんせい。"
幾ら、気まぐれにお出かけを終えたとはいえ、 その程度は言えたでしょう。 何せわたしは、にんげんですから、 うまれつき、囀るくちが備わっているのです。
挨拶を忘れない何かは覚えていましたし、 花を少し傍に置いておくことも覚えました。 ]
(147) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[ せんせい、と 言い終わって。 傘の持ち手を、手首に引っかけたところで、
また、何かを噛んだ音がした。
せんせいに背を向けたまま、 何処から出てきたのか知らない其れを舌先に乗せ、 出して 掬ってみれば、
くちびるから伝う糸の向こう、 ]
(148) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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──── …… せんせい、 わたしに名付けたみたいに、適当に答えて頂戴。
(149) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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