171 獣[せんせい]と少女
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[誰かに必要とされていたから、 誰かに願われたから、
愛されたから、星になるのだとしたら。
自分にとっての星は一体、 何者なんだろうか。
少女達の思い出と称して、鞄の中にある袋の中には記憶が詰まっている。 貝殻の耳飾り、漆の櫛。翡翠と頸飾に花の模様の刺繍が入ったハンカチ。
自分は必要としていた筈。 そしてひとりひとりに願ってきた。 けれど彼女達が星になることなど一度もないと思っていたし、なってなど欲しくはなかった。
そうか。なら、君はいずれ誰かの星になってしまうのかな。 戯れに返したいまより幼い君>>255 こうして傍に立つと実感する。 自分は銀の車など持っていないから、だから、手の届く距離じゃないと────…。]
(304) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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[秋風。 さらう髪に抵抗することなく晒した両目。 視力が落ちてから薄くなった瞳はどうやら気に入られたようだ>>256]
まぁ生憎と視力はよくない。 その内見えなくなるかもなぁ。
[そう、年々落ちていっているように見えるのは気のせいだろうか。 分からないけれど、大きな二つの瞳に見つめられるとそのまま射止められてしまいそうだ。 だから前髪をかき混ぜれば隠してしまう。
でも、もしも。 このまま見えなくなってしまえば。 星も見つけることが難しくなるだろうけれど、それ以上に。
届かぬ場所へと腕を伸ばす必要だってなくなってしまうかもしれないからそれはそれで、悪くはないのかもしれないから。]
(305) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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中途半端な色さ。 白でも黒でもなく、曖昧な。 日の元では目立たず、月の元では紛れてしまう。
………なんてな。 そんなに見ないでくれ。 気恥ずかしいだろう。
[瞳の色については“ナイショ”だよ、と人差し指を口元に当てがった。 強請られたらどうしようか。 やっぱり適当な誤魔化しを述べて逃げようとするだろう。
幼い瞳は時折、何かを見透かしてしまいそうな気がしたから。]*
(306) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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[慣れぬ人混みはその場にいるだけで波にさらわれ酔いを誘うから。 だから元気の良い返事>>257には口角を上げた。 その一言で安心してしまうなんて。そんな似たようなことを考えているなんて知らなかったのだけど。
“大切なものを壊したくないのなら大事に扱うこと” 自分はそれが苦手だから彼女の一言>>258に微妙に口端を上げてしまう。]
………そうだな。 落とさないよう、対策を練るか。
[言葉は差し障りのないことばかり述べるけれど、今だけは前髪が長くて良かったと思った。]
(307) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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[でも、大切に可愛がられていた少女>>259は問題に真っ直ぐと向き合おうとしているように見えた。]
そうか。なら早速実演だな。 お金は確かに必要だ。 自分の欲しい物、望むことを叶える手段の一つとして使えるだろうから。
お金だけじゃ手に入らない物だって、この世にはたくさんあるが。
[ならば自分も甘やかすだけではなく、彼女に伝えようか。 何処であろうと自分は彼女と共に連れ添うと決めたのだ。 先生であり従者でもあるのならば、尚更。
それにあんな風に言われて>>261加えてこんなおねだり>>262をされたら、肩を竦めて無言で髪の毛をぐちゃぐちゃにするしかないだろう。]
(308) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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………よし、任せとけ。
[勿論二つ返事で了承。 そのまま少し腰を折り身を屈めば、彼女の膝裏と背中に腕を回して抱き上げてしまおう。
所謂お姫様抱っこだがこんなごった煮を移動するにはきっと手間がかからない。 驚かせてしまったりもしかしたら怒られたかもしれないけれど、その時は俺に頼む方が悪いなんて返して。]
どんな歌を届けたい?
[猶予期間は思ったり短いかもしれないけれど、その合間に尋ねてみる。 彼女には子守唄以外にも教えた筈。 この場所で歌うならどんな曲を彼女は選ぶのだろうか。]
(309) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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[たどり着いた先は噴水広場。 子ども達が噴水を背に歌っている。 そこに少しのスペースをお借りすることにすれば、本来腰をかける場所に立たせ、楽器を手に持ち弾いている小さな楽団に割り込む。]
ちょっとこの子のためにステージを貸してくれないか?
[なんて気さくに楽器を強請る。 祭りの余興だと察したくれたのか案外快く貸してくれた六本の弦楽器を右膝に置いて、見上げる。
先程とは反転した視界で、]
(310) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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こんなに人がたくさんいて、楽しそうにしている場所で、君が歌ったらどんな結果になるかは分からない。でも、
そんなものはなんだっていい。 多少音がズレたって、君が楽しめるよう。 何、人でも何でも集めるのは得意なんだ。
[瞳を見つめれば弦を指で弾く。 流れる伴奏は彼女が選んだものにしよう。
誰かの耳に、心に、留まればいい。 奏でる曲の名は───…]**
(311) 2015/10/16(Fri) 11時頃
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──回想──
[まだ春の命が芽吹いたばかりの頃。 特に誰と絡むでもなく口遊んでいた。]
────Are you going to Scarborough Fair? Parsley, sage, rosemary and thyme Remember me to one who lives there ………For once she was a true love of mine.
[不可能な仕事を敢えて次々に要求する男の歌。 きっといつかのあのこと>>204>>255を思い出したからだ。
様々な謂れのある曲だ。 妖精と人間のやりとりだとかいう説もあるし、かつての恋人に向かって歌ったものだという説もある。]
(312) 2015/10/16(Fri) 12時頃
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[でも、自分にとって重要のことはその背景ではない。 何故実現不可能なことを歌にするのだろうか。 願うのだろうか。 あまりに浪漫に欠けた考えだということは分かっているけれど。
そこがまだ、まだ。分からなかったから問いかけていたのだけど、]
────And then she'll be a true love of mine. ……ん? 何だ。時間より早いな。
[その当の本人がここに現れてしまったら、一度歌うのをやめる。 片手を上げて挨拶することは今だって変わらぬまま。]
(313) 2015/10/16(Fri) 12時頃
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Boys and girls come out to play, …はもう教えたか。 将来旅に出るとしたら…どっちがいいだろうなぁ。
素直にお金を下さいって曲だって勿論ある。 I’ll sing you a song,Though not very long, Yet I think it as pretty as any; Put your hand in your purse, You’ll never be worth,And give the poor singer ♪ ってな。
[今日はどんな歌を教えるって言ったっけ。 みんなで一緒に楽しく遊ぼう。 だとか歌を歌ってあげよう。だとか。
ああ、でも確か。]
(314) 2015/10/16(Fri) 12時頃
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旅人には些か微妙だけども、こんな曲だってある。
[そうして口にしたのは故郷へ続く道を、故郷に連れてって欲しいという歌も少しだけ、口遊んでみる。]
Country roads, take me homeTo the place, I belongWest Virginia…なんて。 君はまずここを出たら何処に行きたいのかは知らないけども。
[さて、どれがいい?なんて尋ねた時、彼女が選んだ楽曲はどれだっただろう。
全部、なんて言われたらそれは、数回に分けて一つずつってことにしてもらったとは思うけれど。]**
(315) 2015/10/16(Fri) 12時頃
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[首の後ろに回される腕も、耳元で聞こえる声>>344も、冷えてはいないし、凍えてもいない。 昔から少しだけ多くを望むところは変わらない一面>>345 なのに始まってばかりの旅の行く末をこっそり考えてしまうのも悪癖だったけども。
彼女が選んだ曲に、頷く。 ならここを訪れた旅人に向けて歌えばいいさ、なんて言いながら。
───────全ての音は、無になる。]
(368) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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[軽快なリズムと、少しだけ寂しい歌詞。 どうして帰りたいのに帰れないのか。 そんな矛盾の含んだ言葉も並ぶけれど。 耳を、すませば聞こえてくる筈。 思い描く故郷の姿は違えど、きっと。
弾く指の音は少しだけ硬いもの。 もしかしたら柄にもなく緊張しているのかもしれない。 彼女の言葉>>346にあてられたかな。
でも足を止めてこちらを見る瞳の色>>353は様々だけれど。 もう少しだけ聞き耳を立てれば、微かに誰かが鼻唄したり、手でリズムをとったり、口の形も丸だったり弧を描いたり様々だけれど、]
(370) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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( あぁ、確かにこれは吸えない“命”だ。 )
[無限の命など欲しいとは思わないけれど噴水広場の一角を包む旋律は確かに奪えないものだ。
だから、ちらり、と見上げた。 いつもなら見上げる必要のない場所にある、瞳を。]
──────……、
[その時、また視線があったような錯覚。 反射的に上げた口角をそのままに、踵でリズムを刻んでは体を揺らす。
人前であるかどうかよりもただ、 自分が弾く音に声が乗る。 風に跨って誰かの耳に届く。 唇が閉ざされてしまうまで>>361
やがて訪れたのは拍手でも、ブーイングでもなく、沈黙だった。]
(372) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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[でもそれが悪い意味じゃないってことは知っている。 彼女が歌っている際に自分は見ていたのだから。
だから、にんまりと上げた口元をそのままに、パンッ!と手を叩く。
拍手というよりは、ほら、起きて! と告げるように。 呆気にとられたその表情へ語りかけるように、数回両手を合わせれば、────どんっ!、と湧き上がるような歓声と拍手が周りを囲む。]
彼女に拍手を!
[そう囃し立てれば足を止めていた若い男女が手のひらを合わせる。 働き盛りの男性二人が口笛を鳴らす。 立ち上がれば、先程よりは狭くなる身長差。 楽器を持っていない手で手を振っては笑みをばら撒いた。]
(374) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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「ねぇねぇ、さっきのうたはなぁに?」
[先程ここで歌っては踊っていた少女と少年がミツボシの近くに駆け寄ってくる。 彼女はどんな風に答えるだろう。 視線を向けながらも自分は帽子を脱いで挨拶をしておこうか、と。
結果は大成功!だったとは思う。 町の中の一箇所ではあるけれど誰かの心には響いた筈。 自分は楽器を返しながら「もう一曲やらないか?」なんて誘いを耳にはするのだけど。]
欲しいものがあるんだ。 首から下げられるような小さな袋を探しててな。
(375) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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[用件は先出し。 ああ、でも、もしミツボシがもう一曲望むのならば自分はバックミュージックを努めるのだけど。]
貰ってくるか?
[ひと段落つけば帽子を彼女に差し出してみる。 どんなものが入るのかは分からない。 もしかしたらキャンディやチョコレートなんてお菓子も混じっているかもしれないけれど、それもそれで素敵だろう?]*
(376) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
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