246 とある結社の手記:9
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[見慣れた宿の床にすっかり蹲ってしまったベッキーを見下ろしながら、>>294 ノアから戻ってくる声にいちど顔だけを上げた。]
えー。そっか。 オレはノアノアと飲みたい〜んだけどなァー 一杯ね。一杯。
[残しておいて。と言われてへらりと笑う。]
でも、あんたとオレとで、 さしのみもしばらくしてないよねェ?
だいたーいスージーとか、リンダお嬢さんとか お嬢さんにくっついてきたロイエとかー ラルフやピスティオにも、声かけられたら わーっと声かけちゃうじゃないー?
[釣り仲間だって、連行できるならやってしまう。なんならマリオだって担いで酒場に入るまであるぐらいに、舟守のモラルは、基本的にがばがばだ。]
(300) 2018/07/28(Sat) 16時半頃
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でも、そっか。うーーん… 酒が入ってたほうが、いいかなと思ったけど
[ユージンは、坊主頭に芝が生えただけのような自分の頭をわしわしと五本指で掻いてから]
ノアはさ。
……今、人狼の事、どう思ってる?
ていうか、… 知ってる? 人狼がわかる力がある。っていうなら。 自分の力がそういうのだーって
… 知るような出来事って、なんか、あった?
[自分と同じように、10年前に外からやってきた庭師に、 そんな風に質問を投げた。]
(303) 2018/07/28(Sat) 17時頃
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[向けた言葉に肩を跳ねさせたベッキーの様子を、視界の端にとどめながら>>304、小さな小さな言葉に正面に顔を戻した。]
……。
[ベッキーの手が、きつくきつく腕を握るのが見える。血が止まって、色が変わってしまいそうなくらい。]
(310) 2018/07/28(Sat) 17時半頃
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[>>305 ベッキーの小さな小さな声は、確かに目の前の男に届いた。 聞こえた言葉に眉を下げて、目を眇める。唇が横に長くなった。口角の片端だけがあがる。苦笑めいた──悲しそうな。それでいて羨ましいと思ってでもいるような。 男が浮かべられたのは、なんともいえない左右非対称の曖昧な笑みだった。]
… それは結局、誰かに預けるって。 …… そういう選択だと思うよ。
[ぽつ。とそう言葉を紡ぐ。同じように小さな声はきっと、ベッキーにしか聞こえない。それは、昨日したことと──男にとってはあまり変わりがない。ほかのだれかが──結社が"選ぶ"に任せる。そういうことだ。]
(311) 2018/07/28(Sat) 17時半頃
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[苦笑のまま、憔悴した顔を見る。
当然だなあと。 正しいなと。
──頭のどこかでそんな風に思う。 正直なところ、おかしいのは、自分の方だろう。 受け入れられないって方が、当然だ。 人が死んでるだなんて。
この中に、人を殺したものがいるなんて。]
……
[すっかり憔悴した彼女が立ち上がって、キッチンに行くのを追いかけはしなかった。正しくは、できなかった。 グラスをもらいにいかないとならないなあと思いながら、すぐにそうすることはできないまま、はあああ。と大きく大きく息を吐いた。]
(312) 2018/07/28(Sat) 17時半頃
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[>>314 小さな声に、答えた言葉にいちど上がったベッキーの顔は、また床に落ちてしまった。朝、結社を責めたけれど、自分だって結局──追い詰めているのに、そんなに。変わりはないんだろう。]
…… ごめんね。甲斐性なくって。
もーちょっと。 … 皆で逃げるの。 強く押せばよかったかなー
[浮かぶのは苦笑だ。燃やしてでも、全部捨てても。家を燃やしても。──この中の誰も選ばないことを、選ぶなら。それを願う人間がいたなら。]
……
[はあ。と息を吐いて、わしわしと頭を掻いた。]
(318) 2018/07/28(Sat) 18時半頃
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─ ロビー ─
[ベッキーがそれ以上を言わずに、キッチンに向かうなら、 男もそれより言葉を重ねることはなかった。]
…… 保身だよねー。結局。
[背中を見送ってから、ぼやくように独り言を口にする。サイモンの占いの結果が出るなら、この中の誰かが、連れてかれるだろうというのは、昨日の時点で読めていた。
読めていて、強く押さなかったのは、自分だ。]
…………。
[はあ。ともう一度ため息が出た。]
(321) 2018/07/28(Sat) 18時半頃
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[深々と肺から息を吐ききってから。よっこらせ、とおじさんじみた掛け声をひとつ、膝に手をかけてまた立ち上がる。上下運動の多い日だ。まあ足腰については、まだ若い方だろう。腰に来たりはしていない。]
占い師だって言ってる人たちのうちさ。
ローザスの奥様には、正直。 オレは、あんまり疑問がないんだよね。
いろいろ、聞いてみたりはしてるけど。
[>>130>>246 いろいろを思い返しながら、 立ち上がった男は、こき。と首を軽く鳴らした。]
(322) 2018/07/28(Sat) 18時半頃
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人狼は、旦那さんの仇。 打ち果たしたい相手。
でも、身内がそうだったら? …… 不安になるのも、占ってみたくなるのも。 どっちもオレはわかるかな。
[イヴォン本人がどう思って口にしたかは知らないが、彼女がなした答えは、それなりに男に届いているようだった。]
許せない相手がいて。 自分にそれを確かめる術があったらさ ……オレなら、まず。
相手がどうか、確かめたいって、そう思うだろーしね。
[だからまあ、そうだよねって感じです。と、そんな風に相変わらずの調子で舟守は言った。]
(323) 2018/07/28(Sat) 18時半頃
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─ ロビー ─
…… んで、ティオとノアは──…
[占い師。と名乗った二人をそれぞれ見やって はー。と息を吐いた。]
…… ノアにも聞いたけど。
ティオは。
… 人狼について。どー思ってるん?
ばけもの? 怖い? 人殺し? …行方不明者さんの話は。 リンダが話してくれてたけど。
(326) 2018/07/28(Sat) 19時頃
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結社の人も、死んだけど。
おまえさんにとっては、……今日も。 …いつもどおりで。いーわけ。
[>>206 パトリシアに拗ねたように言った言葉を引いて、ピスティオにもノアに聞いたのと似たようなことを尋ねて、そちらを見た。]
(327) 2018/07/28(Sat) 19時頃
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[尋ねかけて、はあ。と何度目なんだか息が漏れた。 どっちもよく知った──友人だ。
年の差があっても。ノアの寂しがりやなところも、 ピスティオの単純で明るいところも、嫌いではない。 この村に二人が来てから飲んだ回数、釣りをした回数、 どちらも両手両足の指では足りない。]
……。はあ……
[下を向いて、わしわしと頭を掻いた。]
(330) 2018/07/28(Sat) 19時半頃
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…… うん。ふたりで、ぐっでんぐでんで くだんない話するのも、たのしーでしょ。
[>>348 ノアの声に、すっかり下を見ていた鼻先をのそりと上げた。さしのみ。グラスはとりに行けないままでいたけれど。びし。と指でスコッチ・ウィスキーの瓶を弾いた。 それから。沈黙と、表情の変化を見つめて]
… 怖い、 かーー……
[人狼をどう思うか。その話にそう言葉を繰り返した。逃げる話に、うん。と、少し複雑そうな顔で頷く]
ほんと、……ごめんね。
[強く、もっと。逃げようと押していたら違ったかもしれない。なんなら今からでも。一瞬よぎりはしたけれど、口には出さずに、代わりに謝罪だけを告げた。]
(371) 2018/07/28(Sat) 22時半頃
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[そうしてから、続いた昔話に黙って耳を傾ける。
──人狼の噂。奉公人と、コインの話。 静かに、疑問を挟まずにおしまいまで聞いていた。 きまり悪そうに、頭を掻く庭師に、 うん。とひとつはっきり頷いて]
ありがとー。…知ってる風だったから なんかあったのかもな。とは、思った。
… うん。オレが聞きたいことは、だいたい。
[>>351 問いかけてくる視線に感謝を添えて、]
ノアに聞きたいのは、 …… あと、ふたつ、かな。
[指を折って、自分の頭の中を整理する。]
(372) 2018/07/28(Sat) 22時半頃
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…… 連れてかれちゃった使用人さんとは あんまり親しくはなかった感じみたいだけど、
避けてたってことはその人のことも、 …怖かった?
… もし今みたいな状況で、 人狼だってわかったら。
…… その人のこと …… 告発できたと、 思う?
[首裏に手を当てて、ゆるく首を傾げて、 それが、質問のひとつめ。]
(373) 2018/07/28(Sat) 22時半頃
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ふたつめは。 もし、 ノアが占って。
──例えば、オレが、人狼だったりしたら。
[そうして、首にあてていた手を外して、 正面、友人と向き合って、]
(374) 2018/07/28(Sat) 22時半頃
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怖いって 思う?
騙してたんだって思う? 人殺しめって思う? 人を、殺さずにいられないような生き物は
やっつけちゃうべきだ、とかって、 …… 思う?
[二問目、ノアをじっと見たままで口にした。]
(375) 2018/07/28(Sat) 22時半頃
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[ノアの方を見ながら、隣に来たノイエに、 気づいて、ん。と小さく笑った>>400。]
…あ〜〜… どーもありがと。だいじょーぶ。 いいタイミングだよ。
自分で、とりにいくつもりだったんだけど。
[結局、話し込んでしまった。こんな話で。 少し、息を吐いてグラスを受け取る。]
… しんどいねえ。
[ぽつ。と、被りをふる様子に、 感想のような、独り言を零した。]
(414) 2018/07/29(Sun) 00時頃
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[>>423 酒の誘惑に勝てない友人に、笑みが浮かぶ。 相手のことを怖いとは、思えない。 ──思えていない自分を、自覚する。]
…… そーしよっか? オレもノアと、飲みたいし。
[謝罪に不思議そうな顔をするのには、 曖昧に笑うだけで、その場では言わず]
(451) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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そっか。まあ、ふつーだよね。 子供が人殺し、怖いとか思うの。
[>>424 そう、ひとつ目の問いに答えてくれたノアに頷く。それは当たり前の感覚に思えた。]
なるほど。まあ、確かに。
へんな力があるとか言っても 信じてもらえないかもしれないっていうのは ……そう思うだろーしなァ
[結社だとかなんだとか、こんな組織が言い出さなかったら、そんなものかもしれないと、その点については納得して]
(452) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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[>>426 そうして、二問目については。]
…… そっか。 怖いかー……
[少し残念そうに笑って、]
オレはね。 …… もしノアが人狼でも … 怖いとか、思えるかは怪しいなと思う。
今、こーやってノアを疑ってても。
[自分の側の話を、そっと添えた。]
(453) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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騙してたとかは、……オレも思いたくない。 っていうのが、正直なところかな。 オレと話してた顔も、 ホントだったと思いたいでしょ。 やっぱり。
…… 裏で何してたとしてもさ。 やっぱり身近なやつに手をつけるのは、
ちょっとは。
[手にした酒瓶の封を切る。いつも通りのなんでもない日常繰り返した動作だ。]
…… 人狼でも。いやだったのかなあとか。 思いたいような、気しない?
[封じていた紙を剥がして、ロイエが置いていったグラスに酒を注ぐ。]
(454) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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[そうしてから、>>435 ノアが ラルフに向かっていくのを、 ──止めずに見守ることになった。]
(458) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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[ノアが離れていったあと、状況を見守る。 ──リンダの言葉と、ラルフのメモを遠目に見て]
……
はーい。
… 全員。 ちょっといい?
[ぱんぱん。と注目を集めるように手を叩いた。]
(465) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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[そうしてから、大きく上に手を挙げる。]
オレに"も"。
──普通の人には聞こえない声が聞こえます。
なもんで、票を入れたり、 ついでに、占ったりしないでほしい。
……人狼をどうにかするって意味では。 無駄になるから。
[霊能者だと名乗ったリンダの方を見たまま、 あえて。暈した曖昧な言い方で、そう言った。]
(466) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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リンダお嬢さん。 あのね。
ノアはさっき、自分が占い師だって … 証明する方法はないっていったけど。
[>>363 ノアがパトリシアに答えた言葉を引いて、 息を吐きながらリンダに顔を向ける。]
…… 霊能者は、それができる可能性がある。 すごく、上手くいったらだけどね。
── 占い師が見つけた人狼が、 霊能者の目でみても、実際人狼なら。 かなり、信じられるでしょ。
(479) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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[注目を集めて、ガラじゃなさすぎるなあ。と 一瞬ばかり、天井を仰ぎ、]
リンダお嬢さんの話ね。 声が聞こえるからとかじゃー なくて。
… できる仕事があるかもなのに。 助けられるひとがいるかもなのに。 … 泣いてる人がいるのに。
死にたがる霊能者って。
[ぐるり。ロイエとスージーを各々。 少し長く見て溜息をひとつ。]
(488) 2018/07/29(Sun) 02時半頃
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いつでも殺してください。 準備万端です。みたいな風だと。
… …ちょっと、 いってるコトが、 信じられないかなー。
[リンダの信用をけり落とすようなことを、 皆の前で、そう口にして。]
─── オレなら、やらないからね。
[霊能者が自分なら。と、そういう前提の話として。 強調ぎみに、そう言った。]
(489) 2018/07/29(Sun) 02時半頃
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[スージーからじとり…と、そういう視線が来るのには気づいて、目元の様子にも。少し目を細めた>>493。 うつむくなら、それ以上は追わないまま。] >>490
うん。……死ぬべきなんて誰かは、 オレは、ここには…… いないと思うよ。
[少し苦い表情でリンダに言って]
そうだね。 他に、霊能者が、いないなら。 ── あんたにも、お嬢様でいる以外に、 できる仕事が、あるってコト。
[>>495 そういう言い方は、少し。 言い含めるようだったかもしれない。]
(499) 2018/07/29(Sun) 03時頃
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[リンダがこの場を離れるなら、 追うまではしない。 呑むといっていた酒を横目に眺めて頭を掻く。
近づいてきたモンドの静かな声に>>491、 うへー。と少し舌を見せた。]
…… …… わー。お客さん、 やなこというなあ。
[軽口か、世間話か。そんな調子で忠告に返す。]
…だよね。うん。まあ、アリガトゴザイマス。 そうだね。…… できるだけ、まあ。
警戒しといては、みようかな。
[告げられた危険を、否定はしない。それでも、手にした酒をグラスに注いで、のんびり飲む男にしてはぐっとそれを煽った。]
(501) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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