88 めざせリア充村3
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さってと、頑張って来いよソフィア!!
[叫んで。 モニカがこちらに狙いを定めて>>238攻撃してくる寸前。 立ち止まって、全力でそれまでの走ってた力も上乗せして。
ケイトへ向かって小柄な彼女をぶん投げた。 多少地面とキスするかもしれないが、さすがに自分でなんとかするだろう。]
(240) 2013/06/28(Fri) 00時半頃
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男女平等に扱う、とか言えよ。
[モニカの言葉>>246に軽口を返す。 身体にまとわりつく炎はマントの助けも借りつつ消して。 そろそろぼろぼろになってきたそれは、まだ脱がないけれど。]
――久しぶりだな。
[三年前より柔らかい口調で、モニカに声をかける。 彼女の傍らにいる狼からは視線を外さない。]
(251) 2013/06/28(Fri) 00時半頃
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後で? 後でをお前がくれるならな。
[ちらちらと舞う炎の勢いは昔よりずっと増しているのだろう。 淡々としゃべるモニカを見れば>>257手加減を望めないことはわかる。]
何もしないで帰ってもらうのが一番なんだが。
[答えながら剣を抜く。一本、そしてもう一本。 間合いは適当だが、はたしてモニカの炎にどこまで耐えられるだろうか。]
……俺は、帰らなきゃいけねぇからさ。
[それが答え。 真っ直ぐに刃をモニカへ向けて堂々と宣言を――などとは一切せずに、呟くのと同時に地面を蹴って突っ込んだ。]
(258) 2013/06/28(Fri) 01時頃
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[狼の攻撃は>>261避けずに、あっさりと左腕を食わせてやる。 噛みちぎった跡から発火するも、後は治癒力との戦いになる。そこはしばらく燃えていろ。]
やっぱ無理か。ライジは元気?
[モニカの様子には構わず喋る。 それは彼女を動揺させようとかそんな思いからではなくて、純粋に気になっていたことだから。 話しつつも、彼女の手に宿った爪の行く先はきちんと見きれるように集中力だけは欠かさない。 胸へ一撃を受ければさすがに致命傷になりえる。]
(268) 2013/06/28(Fri) 01時頃
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そうか元気か。……誰も、なぁ。
[その口調に、ライジとケイトのほかにも居ることを悟った。 元気ならいい。痛い顔をしていなければもっといいけれど。]
――っと。
[爪は右手首へと伸ばされ>>272、さすがに両腕の力を落とされると敵わない、と燃えたままの左腕を伸ばして体勢を変えようと――3 1.爪は左腕へ突き刺さる 2.左手の剣で爪を弾く 3.右手首へと突き刺さる。]
(274) 2013/06/28(Fri) 01時半頃
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[右手首に爪が突き刺さり、モニカの左手が刃を掴む。>>278 煙が上がるのを見れば、彼女の目的を察知した。]
……あんま無理するな。
[痛みに堪えている顔には、思わずそんな声をかける。 刃が折られる少し前――悲鳴>>284が聞こえて、そちらを向いた。
まだそこにソフィアの両足の腱を切った障壁>>276はあったか、それともゆらりと揺らめいて消えるところだったか。]
(286) 2013/06/28(Fri) 02時頃
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――世話の焼ける奴め。 ごめんなモニカ。
[刃が折られる>>278のとほぼ同時。 彼女の爪へ自らの手首を無理やり振り抜くと、意図的に自ら、すでに奥の方まで焦げ付いて脆くなっていた手首を、落とした。
そうすれば後は掴まれることもなく自由の身。 モニカにはいっさい目もくれず、真っ直ぐに叫び声をあげたソフィアのところへと。 近くにはオスカーや>>277ライジの姿>>271もあっただろうか。 二人ともなぜここに、という疑問は後回し。]
……大丈夫だソフィア。
[傍らに膝をついて、彼女の傷を確認する。 これぐらいならなんとかできる。 オスカーもいるし逃げ切れるだろう――ライジが見逃してくれればだけど。]
(287) 2013/06/28(Fri) 02時頃
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眼、閉じてろ。いいモンじゃねぇから。
[一言、彼女を紺の眼で見つめて呟いて。 まだ残っている左手が握る剣を、自らの身体に突き刺した。
ドク、ドク、ドク。 鼓動に合わせて血が噴き出す。それもすぐに勢いはなくしてしまうけど。 流れた血は剣を伝わって彼女の傷口へ。 唾液よりずっと治癒力の強いヤニクの血で、かろうじて立てる程度にはひとまず腱は癒えることだろう。
一方で身体のかなりの部分を燃やされて血を流したヤニクの身体は、そろそろ限界が近かった。**]
(288) 2013/06/28(Fri) 02時頃
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っ、う……!
[モニカの熱>>327に、マントと服は十秒も持たずに燃え上がっていく。 肌を焼かれ肉を焦がされる、その速度はこれまでよりずっと早い。 ヤニクの再生能力は身体に流れる血から来ているものだから、大量に出血した今はその力が大きく削がれるのは仕方のないこと。]
おんぶ、して欲しいって、か、
[広い範囲を焼かれる激痛に耐えながら、モニカの無邪気な問いかけ>>328に答えるのが精一杯。 後どのぐらい持つだろうか、とふっと頭の隅で考えて、ライジとの間に割って入って来たソフィアの肩に手をおいた。]
(341) 2013/06/28(Fri) 08時半頃
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[小声でソフィアに頼みごと。 逃げて欲しいという願いと、謝罪の言葉を言付けて。
こちらを何か言いたげに見ているオスカーの気配>>294には気がついていたけど、彼に何か叫ぶだけの力はもうなかった。]
わ、るい、な。
[誰に呟いたのか、くぐもった声で零す。 モニカの熱は背中の筋肉を炭化させ、肺を焦がしながら、いよいよ心臓に到達しようとしていた。**]
(342) 2013/06/28(Fri) 09時頃
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重い、だ、ろ
[モニカに抱きしめられた首>>350の皮膚がチリリと痛み、すぐに生ぬるい液体が胸へと伝う。 太い動脈を焼いて壊されて、目の前がくらりと霞んだ。
聞こえた声にはもう、手を動かすこともしてやれなかったけど。 かすれた声は、密着していたモニカにだけは届いただろうか。]
(352) 2013/06/28(Fri) 13時頃
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モニカの手が、ヤニクの心臓へと触れる。 痛みか苦しみか、唇は小さく動きかけ。
不死の再生力などもたない鼓動の源は、触れるまでもなく周囲の熱に侵され、壊されて。 最後に小さく数回打って、止まった。
ヤニクの身体は、背中と首はほとんど全てが炭化し崩れ落ちていて、モニカが抱擁を解けば首は胴体から離れて転がった。**]
(353) 2013/06/28(Fri) 13時頃
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