193 ―星崩祭の手紙―
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ん、んんんんんん〜……っまーーい!
やーっぱオバチャンのバーガーは最高だなー!!
[安い早い美味いの三拍子が揃った小さな店のカウンター。 そこを陣取るは、山積みのバーガーと取り取りのフライ]
(18) 2016/07/14(Thu) 02時半頃
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[この辺りの名産である湖底で取れる魚と、新鮮な野菜。そこにほんのりと掛かった柑橘の香りが楽しめる一品。 練り上げた挽き肉をじっくりと焼き上げ、迸る肉汁がこってりとしたソースと絡み合うボリュームたっぷり肉食系の一品]
[甲乙付け難く、また双方ともに後を引く、定番中の定番のバーガー類。 甲乙付け難く、また双方ともに後を引く為、二個ずつ頼むのは必然というもの]
[その四つに加え、日替わりでもう一品。 大抵は旬の食材を使った物で、 今日は、とろりとした食感が魅力の季節野菜を油と甘辛いタレで炒めた変わり種の物を選んだ]
[計五個のバーガーと山盛りフライが一皿。 ――これが通称、ナユタセットである]
(19) 2016/07/14(Thu) 02時半頃
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[星空を眺めて佇む少女がひとり。 そらの色を映し出した藍色の髪が 星の色を反射したかのように、光を帯びた]
(20) 2016/07/14(Thu) 06時半頃
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ハーイ!そこのオニーサン!ワタシのお店見てクダサーイ! 星貝でできたランタンに時計! 島時間と星時間両方載ってるスグレモノ!
[ワタシの居る星はとっても大きな星。 電子の成長が否定されたこの星は、空を飛ぶならドラゴンの背に、大海を渡るなら大鯨に船を乗せて、手紙を送るなら伝書鳥にお願いをするそんな世界。]
ホラホラ!オネーサンも星砂でできたネックレスがとっても似合いマース!
[そしてワタシのいるココは星の中でも随一の繁華街。 星崩祭に向けて街全体がキラキラと飾られ、観光に来た様々な種族で溢れるその中で小さな小さな雑貨露店を営むワタシ達も自然と気分が高揚していた]
(21) 2016/07/14(Thu) 13時頃
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[通称鉄クズヤード。 彼女の棲むBARのある街はそう呼ばれています。
街は相変わらずの錆と油の匂いを漂わせていて、彼女はその香りを吸い込みます。 匂い、というものは彼女にはわかりませんが大気の成分はわかるのです。
マスターに高級な油を首と手脚の関節に差して貰った稼動部は、軋みを立てずに滑らかに動きます。
BARのお酒を購入するおつかいの帰り道、行商が並べた品物を彼女の二つのガラス玉が捉えました。
灰色の街に広げられたキラキラとした綺麗な商品たち。
その中の、淡い輝きを放つ黄色のガラスペン。 それをそっと手に取って、彼女は首を傾げます。
行商から告げられたお代を払うと、彼女はまた鉄とパイプと螺子の散らばった街道を音も立てずに歩いていくのでした。]
(22) 2016/07/14(Thu) 13時半頃
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『起きて。』
(23) 2016/07/14(Thu) 18時頃
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[───どうして? 問いかけても、返答はない。 ワタシを包む繭糸を通して、思念は伝わっている。 けれど、他のワタシ達からの噛み殺した笑いが届くだけ。 意図は読み取れない。 眉は近くに寄るばかりで、瞳に光は映されない。]
(24) 2016/07/14(Thu) 18時頃
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『 数年後に、星が滅ぶ 』
そんな予言があってから、五度目の季節が巡ってきた。
もうすぐ星崩祭。 それから、
(25) 2016/07/14(Thu) 20時頃
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「 パパー!! 」
────シンの、誕生日
(26) 2016/07/14(Thu) 20時頃
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[ この日を、迎えるまでは。 ]
(27) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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[不意に、君の唇から飛び出す言葉。]
あのね。 星 が、流れるんだ。
[それは、私と君が存在するこの惑星外のコト。 宇宙プランクトンの大移動の生じる姿が、 まるで星の波のように見えるらしい。 君の声音は、何時もよりも高く。 酷く楽しげに見えるのだった。 そうして、何処か遠い世界を見つめるようで、 私は君が何を考えているのかを知りたかった。]
(28) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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[けれど、私は言葉を発せられない。 人型アンドロイド であったのならば、 人の言葉を音にして紡げたのだろうか? もしくは、 意思の念波 を、 君に飛ばすことができ得るのならば?]
この星の外の世界に、 ……文を流すことができるんだ。
[君の口角がやんわりと持ち上がるのが分かる。 目元も、とても柔らかい。]
(29) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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─── ねぇ、 星。 お前なら、どんな文を綴るんだい?
[文字を連ねることも、今の私にはできない。 まだ、星として形を得たばかりだから。
だから、 聞かないで。 でも、 もっとお話しして。]
(30) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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おー、ただいま。
[がしっ。 家に入るなり脚に抱きついてきた我が子を よいしょと両手で抱き上げる。 今まではしゃいでいたのだろうか。 触れる肌が、熱い。]
重くなったなあ、シン。
[腕に感じる彼の成長に口元を緩めながら、 壁にかかる電子カレンダーに目をやる。 丸く光の当たる日付は、 “あの日”から約五年の月日が流れたことを示していた。]
(31) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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[夜が明けることはなく、朝が来ることはない。 わたしたちを見守るお月様はいなくって、 空に在るのはきらきらと瞬く星たちだけ。
視線は空に向けたまま、隣に居る彼の袖を摘まんだ]
ねぇ。***年ぶりかしら。 なに、って。お祭りよ。
もう。前も、その前も。 一緒に観たでしょう。
[僅かに頬を膨らませる。 ゆらり、機械仕掛けの尻尾が揺れた。
碧い光を身にまとうわたしと、紅い光を帯びたあなた。 今やアンドロイドに限りなく近いわたしたちが ヒトと呼べる代物だったのは、遠い遠い昔の御噺]
(32) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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── 五年前 ──
《…近い将来、この星に小惑星が激突します》
[テレビで何度も聞いたあの言葉。 星の終わりを告げる大予言。 以前にも似たような発言から騒動を起こした 『予言者』のおやじを、誰もが鼻で笑い またあいつか、懲りないなあなんて言っていたのに その後、天文省が正式に発表をしたと知ると 世界中はパニックに陥った。
逃げ場などないこの小さな星で 人々は行き場のない怒りを、悲しみを 互いにぶつけ合い、傷つけ合い、涙し。 どうせ死ぬのならと命を絶った者もいた。
開発されたばかりの宇宙船は、 王族達だけを乗せ離れていった。]
(33) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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[そんな混乱と絶望のなか、 俺と、妻セトの間に赤ん坊が生まれた。
自らが破滅の運命にあるとも知らず きゃっきゃと楽しげに笑う我が子を見て 俺は、目が熱くなるのを感じながら 震える唇でへにゃへにゃと笑った。
真っ暗闇のなか、 俺たちに光をくれたその子に
── シン ──
遠い空の果てで、 “ ”の意味を持つらしいその名をつけた。]
(34) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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[ あれから五年。
俺たちは、 星は、 ────まだ 生きている。 ]
(35) 2016/07/14(Thu) 21時頃
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「クリスマス!あなた文流しの準備はしたの?」
[大きな翼を背に纏うお母さんがそう問いかけてくる。]
んーん!まだよ!後で買いに行くの!
「いいからいってらっしゃい。本当のお父さんに送るんでしょう?」
…っ!お母さん、ありがとう!……行ってくるね!
(36) 2016/07/14(Thu) 22時半頃
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[パタパタと喧騒の中をすり抜け、小さな体は街を駆け抜けた。 道行く人は皆頭から角が生えていたり、嘴や翼、尻尾に鱗…つまりは獣人だけの世界。 この星には様々な種族がいるけれど、唯一いないものがある。 その唯一の存在であるワタシは、幼い頃父と共にこの星にやってきて、そして父はワタシをココに置いて旅に出た。
『絶対に、父さんは戻ってくるから────』
ただその一言をのこして]
(37) 2016/07/14(Thu) 22時半頃
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[何故この星にやってきたのか、そしてワタシを置いていったのか。知っているのは本当の父だけ。 けれどもこの星に残され浮いてしまったワタシをお母さんとお父さん、街のみんなは暖かく受け入れてくれた。
この星に来てから10年経ち、父の事は忘れてこの世界で生きようと決めた矢先に知った星崩祭と文流し。 その瞬間頭に記憶の薄れた父の顔が真っ先に浮かんだのはまだ、父のあの言葉を諦めきれていない証拠だった。]
(38) 2016/07/14(Thu) 22時半頃
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お母さんお父さん…あのね――
[文流しの事を知り、両親に打ち明けた時、2人は顔を見合わせ驚いた顔をしたが、すぐに微笑んで了承してくれた。
「文が届いて、迎えに来てくれるといいな」
「やっぱり本当のお父さんに、会いたいわよね」
涙ぐむワタシにお母さんは大きな翼で、お父さんは逞しい腕とふわふわの尻尾で抱きしめてくれた]
(39) 2016/07/14(Thu) 22時半頃
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[場面は戻って街の露天商の並びの中。ワタシはその中の一角にある文流し用の品を扱うお店に来ていた。]
スミマセーン!このカプセルと便箋クダサイ!
[獣人の使う言語が苦手なワタシ。 両親はワタシが来てから人語を覚えてくれて、家では人語で話してくれている。]
「おや、クリスマスちゃんじゃぁないか。どんなのが欲しいのかい?」
[星で浮いた存在であったワタシはすっかり有名人。最初はよそよそしくて冷たい人たちもいたけれど今ではすっかり良くしてくれる人ばかりだ。 ワタシは並べてある商品をじっくり眺めた。 綺麗な水晶のような物、カラクリ仕掛けになっている物、そして]
これ!これにするわ!とってもカワイイの!あっえーっと……スミマセン!このキラキラカプセルと、サラサラ便箋をクダサイ!
[店主から貰った袋を抱えて、自然と顔が綻んでしまう。
例えワタシの送った文がみ知らぬ人に届いたとしても、それもとっても楽しいものだろう。 お返事はくれるのだろうか、ワタシにも手紙が届いたりするかもしれない。 そんな妄想をしているうちに自分の店へ向かう足が自然と浮き足立っていた。]
(40) 2016/07/14(Thu) 22時半頃
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[くるくる、くるり。
BARが開く時間まで。 新しい踊りの練習に彼女は勤しみます。 曲が流れ終わると彼女は今はまだ誰もいない店内にお辞儀をしました。
パチパチ、と響く拍手はマスターのもの。]
『良かったよ。 お祭りにもぴったりだ。
そうそう、カプセルにはどんな手紙を入れるか決まったかい。』
[マスターの問いかけに、彼女は小さく頷いて。 何かを思うように天井を見上げました。
彼女の二つのガラス球は天井を映します。]
(41) 2016/07/14(Thu) 23時頃
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[けれど、彼女の心は。
天井の先、灰色の空。 そのもっと先を見ているのでした。]
(42) 2016/07/14(Thu) 23時頃
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[もしも、私に文字列を並べては、 他者へと伝える手段があるのならば。
強く、強く、強く。 ただ、そう、願った。
しかしながら、私にとっての神は君だ。 君が私を作り上げているのだ。 だから、君のほんと気まぐれがない限り。 私は言葉を紡げやしない。]
(43) 2016/07/14(Thu) 23時半頃
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