273 魔性の病院【R18ペア】
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[ 命じる声に身体が反応する。 深呼吸しようとする態で唇を緩めれば、鉱石の波動が舌に乗った。 黍炉の指を齧りたいとすら思った飢餓の衝動が引いていく。
大地が蓄えた力の結晶──
宝石としての価値や見栄えを自分の身体と比較されても聞き流せばよかったが、 わざわざ国から取り寄せたと聞けば、彼を見上げる。 言葉を封じられた口の中で月色のコモンオパールを滑らかに転がした。]
(*30) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 滋養を与えられ、大人しく彼が身体を触診するのを見守る。 懐柔されたつもりはない。治療のためだと感じたからだ。
黍炉の見立てでは、魔力が足りていないのだそうだ。 確かに、影にエナジードレインされた怠さをもっと酷くしたような空隙がある。 体力の有無とは似て非なる虚無だ。
黍炉はそれも予想していたとみえ、薬を用意してきていた。 挿れられた場所は想定外だったものの、抗議する間もあらばこそ身体は薬を飲み込んでいた。]
(*31) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 別段の痛みも違物感もない。 すぐに形が崩れたか。 オパールの方がまだしも硬い。
待つほどもなく、ふわっと熱風に煽られて身体が浮くような感覚に見舞われた。 顔を寄せた黍炉の目の奥が赤く輝くのを見、あの戦場を思い出す。
一目で惹きつけられた、あの紅──
示唆するように黍炉が囁く。]
(*32) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[ 外から魔力を補う方法… 黍炉のような吸血の業はないし、影を操ることもできない。
戦う以外の才など…
困惑する様子を見つめる黍炉の笑みが、別人のそれと重複した。 優しく妖艶で情熱的な──
そんな、
確かに己の血の半分は淫魔の母から受け継いだものだ。 淫魔は他者の精気を吸い取って糧にする。性交によって。]
(*33) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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何を、 考え て
[ まだ残っているオパールが歯に当たって硬質の音をたてる。
考えてしまったのは、自分なのだけれど。*]
(*34) 2019/12/14(Sat) 18時半頃
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[見上げてくる彼の眼差しが変わる。 薬が効いてきたのだろう。 歯の間で鳴る宝玉が、彼の心を代弁しているかのようだ。]
おまえの体は知っているはずだよ。 どうすれば、足りないものを補えるか。
[シーツを剥ぎ、彼の肌を空気に晒す。 足元へ回り、足首を掴んで左右に割り広げた。]
(*35) 2019/12/14(Sat) 22時頃
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[膝立ちで寝台に上がり、自らの帯に指を掛ける。 温泉では溶かすように消した服を、見せつけるように脱ぐ。 帯を解けば、深紅の間から白い肌が覗いた。]
私の国には、房中術という技術があってね。
[足の間から身を乗り出し、彼の両脇に手を付いて見下ろす。 片手で彼の喉に触れ、指先を肌に滑らせた。]
(*36) 2019/12/14(Sat) 22時頃
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性交に関する技だけれども、単に快楽を追求するものではない。 陰陽の気を巡らせ、体内の気を整え、高めるもの。 すなわち、よりよく生きる為のものなのだよ。
その一端を、おまえに見せてあげよう。
[指に続いて唇を下ろす。 耳朶を、首筋を、鎖骨を甘噛みし、舌先で擽って、膚の下に眠る熱を呼んだ。*]
(*37) 2019/12/14(Sat) 22時頃
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[ 身体を覆っていたシーツを取り除かれ、素裸に剥かれる。 あまつさえ、足首を押し開かれて、立てていた膝の奥まで黍炉の目の前に暴かれてしまう。 肌寒いと感じてしかるべきなのに、体はむしろ熱っていた。
彼もまた帯びを解き、衣を落として一矢纏わぬ姿になる。 身をもって対等だと示そうとした──わけでもあるまい。]
(*38) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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[ 房中術、という聴き慣れない言葉に耳が吸い寄せられる。 漠然とした理解しかできなかったが、治療技術の一環であるようだ。
それなら、と心が揺れる。
矜恃を損なうことなく魔力を得られるだろうか。 淫魔は相手を喜ばせ、より多くの精気を啜るために手練手管を使い、あられもなく媚び乱れるものだと聞くが、自分にはそんなことは無理だ。 無理に決っている。
黍炉の声、その抑揚、何もかもが欲を煽るのを感じながらも、認めたくはなくて、寝具を握りしめた。]
(*39) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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[見せてあげようとの宣言とともに指先が喉に触れてくれば、びくと肩が揺れた。 生殺与奪の紙一重におかれ、感覚が研ぎ澄まされる。
続けて唇が下りてきた。 いつもの挨拶のように唇を啄むのかと思えば、横にずれて耳朶を咥え、下へと辿ってゆく。]
…黍炉…っ
[ どうしていいかわからず、名を呼んだ。 制止の声は喉元まで出かかっているのに、先を望む気持ちがそれを阻む。*]
(*40) 2019/12/14(Sat) 22時半頃
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ここにいるよ。
[名を呼ばれ、応えて肌を吸う。 禁欲を貫いてきた彼の体が熱に浮かされ熟れていく。 それを全身で味わう。
この手で見出し選び取り手間暇かけた果実を、今もぎ取る。 その瞬間を引き延ばしたくて、唇の雨を降らし、指先で肌を爪弾き、柔らかな場所を擦りあわせて互いの熱を高めていく。]
(*41) 2019/12/14(Sat) 23時半頃
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[荒い息が零れ、肌が湿り気を帯びてくれば、指を足の間へと向けた。 薬を入れた場所に触れ、十分に柔らかくなっていることを確かめる。]
おまえに私を注ごう。 存分に貪るといい。
[膝裏を捕えて持ち上げ、彼の体を折りたたむようにしてのしかかる。 自らの剣先で彼の秘門に狙いを定め、斜めに体重を掛けて押し破った。
ゆっくりと、容赦なく力を加え、奥深くまで貫き通す。 そこで一度動きを止め、互いの温度が均衡するのを待った。*]
(*42) 2019/12/14(Sat) 23時半頃
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[ ここにいる──と、黍炉はいたるところに唇を触れさせてゆく。 狼煙が繋がるように彼のもたらす熱は全身を巡った。
どうして、こんな…
相変わらず自力で動くことはできず、彼の為すがままだ。 けれども、不安や警戒は感じなくなっていた。 より切羽詰まった情動に押し流されて、短い呼吸を繰り返す。 その合間合間に、無音で黍炉を呼び、その存在を確かめた。]
(*43) 2019/12/15(Sun) 00時半頃
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[ 膝を抱え上げられ、のしかかられても、逃げる算段をすることはない。 遊色の滲む目に黍炉を捉え肯く。
これまでの甘い接触から一転した強引さで怒張した男根に貫かれて初めて、のけぞり、雄叫びをあげた。
薬の効果で痛みはない。 だが、自分が犯されているのだとわかって愕然とする。 房中術というのは結局、女夢魔と同じことをしろということだったのか。]
く──…、
[ 喘ぐ声が揺れる。*]
(*44) 2019/12/15(Sun) 00時半頃
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[肌を吸われる間は瞳に色を揺らめかせて期待を示していた彼も、貫かれれば雄叫びを上げて戦慄いた。 愕然と見上げる彼に微笑みかける。]
そう身構えるものではないよ。 感じてごらん。自分の体がどうなるか。 どこが気持ちよくて、どこが響くのか。
[教え導きながらゆるやかに腰を使う。 最初は小刻みに揺らして存在を確かめさせ、次第に大きく深く抽送を繰り返す。 急ぐことはない。今は、感じることを教える時だ。]
(*45) 2019/12/15(Sun) 01時半頃
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口は閉じないで。声を出して。 その方がより感じやすいからね。 気持ちいい場所があるはずだよ。こことか、こことか。 内側が熱くなって、痺れるような心地がしてくる。 その感覚を逃がさないようにしなさい。
私と、息を合わせて。 もっと、感じて。
[言葉に合わせて動きに緩急をつけ、角度を変えて内側を摺り上げる。 未踏の沃野に、存分に悦びの技を施した。*]
(*46) 2019/12/15(Sun) 01時半頃
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[ 騙されたというよりはしてやられたのだとわかっている。 あえて口にしないことはあったとしても、黍炉は嘘はつかない。 こんな事態に陥っているのも、自分のせいだと、唇を噛んで目を閉じる。
けれども、身体を貫く質量は熱く、あまつさえ黍炉は掻き混ぜるように腰を使った。 臓腑を棒で貫かれるのと同じようなものだと思えば、ひどく乱暴な行為だ。 痛覚が麻痺しているとはいえ、負担は大きい──
そう思って耐え忍んでいるものを、黍炉は異なる見解を告げる。]
(*47) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[ 馬鹿な、と跳ねつけたが、繰り返される抽送は幾度も打ち寄せてきた。 狂おしさが募り、身体の奥が落ち着かない。
それに黍炉はこの方面においても熟練であった。 どこを攻めればいいか、その緩急をも心得ている。
波に攫われるように揺らされ、引き延ばされて、摩擦は火花を散らす快感に転じた。]
…っ! い…
[ 誘われるままに声が出てしまう。 後はなし崩しだった。]
(*48) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[ 苦しいのに気持ちいい。切ないのに止められない。 後悔しながらも感じてしまう。 自分の中に、こんな素質があったのか。]
…う、 くぅ、 ああ── そこ、を
[ 自分の掠れた声を聞いてよけいに興奮してしまうのだから救いようがない。 惜しむことなく費やされる時間の中、 催淫薬で蕩けた肉体は欲望のままに捧げられ、理性は淫夢に溺れた。*]
(*49) 2019/12/15(Sun) 02時半頃
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[頑なだった彼も、揺さぶり煽るうちに蕩けていく。 最初に漏れた声が陥落の合図だった。
快楽に身を差し出し、動かぬ体を悶えさせて求める言葉を口にする。 欲望に全てを明け渡したわけではない証拠に、眉間には苦悩の印が刻まれる。それもまた彼の色香を増していた。
愛しい。 溢れる思いごと彼を抱きしめて、昂る熱を繰り返し叩きつける。]
(*50) 2019/12/15(Sun) 09時半頃
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[愛しさは満ち、欲望は溢れ、体を臨界へ導いていく。 背筋を灼く甘い衝動に耐えながら、彼の胸へ手を伸ばした。 今まで触れてこなかった快感の釦を指先に転がして、もうひとつ上るのを促す。]
ああ───…もういくよ。 おまえの中に私を解き放つよ。
全部、飲みほして……っ
[声を上ずらせて告げるのと同時に深く突きあげる。 彼への思いが熱く迸った。*]
(*51) 2019/12/15(Sun) 09時半頃
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[ 痺れるような官能を呼び覚され、漏れる息はあられもなく乱れる一方で、 いまだ力の戻らない身体では顔を覆うことすらできず、黍炉の目から何ものをも隠すことができなかった。
全部、見られている。
人形めいて動けない身体に閉じ込められたまま犯される苦悶に羞恥が拍車をかけ、背徳は身を焦した。 身体の奥まで彼の形に作り替えられ、このまま抱擁が続くことを求めてしまう。]
(*52) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 一向に疲れも退屈も覚えぬらしき黍炉は、まだ先があるのだと、胸に凝った性感の兆しに指を触れて示した。 彼自身の喜びを伝え、解き放つ。]
──…ンぁっ!
[ 快感がまたひとつ弾け飛ぶのと同時に、吐き出された彼の情動を感じる。]
(*53) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 自分も雄であるから、黍炉の身に起きたことは把握できた。 達したのだな、と取りとめなく思う。
おれの身体で──満足したか。
良かったような、虚しいような、済んだのだという感慨。 だが、自分の身体の変化にはついていけなかった。
身体の奥から熱が広がる。 精液を糧として吸収したのだとわかった。
彼を包む臓腑が脈動し、まだ残っているものを絞り出そうとする。 それもまた淫魔のさがだろう。]
(*54) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ 終わりたくない──
もっと、 と言い出しそうな口に拳を当てて堪えた。*]
(*55) 2019/12/15(Sun) 11時半頃
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[ひとつの頂を極めたのち、緩やかに降りてくる。 彼の胸板に手を置いて、己の熱さを伝えた。]
満足してくれたかい? その様子だと、まだだね。
[口を塞ぐ拳を掴み、引き戻す。 両の手首をそれぞれ掴み、体重を掛けて押さえこんだ。]
(*56) 2019/12/15(Sun) 12時半頃
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─── もっと欲しい、だろう?
[彼の魂に囁きかけるように、深く密やかに問う。 肉体に眠るエゴを呼び覚まそうとするかのように。]
(*57) 2019/12/15(Sun) 12時半頃
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[腰を揺らし、中にあるものを思い出させる。 一度達したはずのそれは、未だ熱と硬さを保っていた。 吸血鬼特有の肉体再生力に加え、気を操る熟達した技が、未だ限界を遠ざけていた。]
今度はおまえの番だよ。 おまえの体は覚えがいいから、すぐにもっと感じるようになる。 中だけで達することもできるはずだよ。
さあ、いくよ。
[宣告と共に、再び腰を動かし始める。 先ほどよりも余裕をもって内側を探索し、開拓し、蠢く襞の間に潜む快楽を掘り起こしていく。 滑らかさを増した秘洞は、より強く快感の電流を導くだろう。*]
(*58) 2019/12/15(Sun) 12時半頃
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[ 黍炉から直接に注がれた魔力はたちまち効果をもたらしていた。 血を飲まされるより効率がいいことも明白だった。]
もう 動ける。
[ 目標が果たされたのだから、解放されていいはずだと声を落とす。 もとより、望んでこの方法で魔力を回復したかったわけではない。
もっとも、足りているかといえば、否であるのは認めざるを得ないだろう。 手首を押さえ込まれて、振り解くことすらできない。 心も、体も、まだ辛い。]
(*59) 2019/12/15(Sun) 17時頃
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