171 獣[せんせい]と少女
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好きだよ。アヤワスカ
――ほんの少しお別れだ。また、幾星霜を超えて逢おう
(532) kakiki 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[…ねぇ、ユージン。
ちゃんと、聞こえた、かな。
――… あたしの、声。 ]*
(533) 螢 2015/10/22(Thu) 00時頃
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………はあい。
[確かに、吹き込む風はまだ少しばかり冷たいです。 はしゃぎすぎて風邪を引いてしまったこともあるし、 今のヒナコではなおさら、モスキュートに心配はかけたくないですし。
肩にばさりとショールがかけられれば、>>459 羽が生えたみたいに、気持ちが軽くなります。
お詫びだなんて思わなくていいのに、って言いながら受け取った、 ヒナコの髪の色とお揃いのショールは、 今となっては大きくなったヒナコの肩をすっぽり、 それこそ鳥の羽みたいに覆ってはくれませんが、 宝物であることには変わりません]
(534) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[獣が吠える
その声は鎮魂歌を込め、風に流されていく "獣"は"獣"なりに答えを導き出した。それは決して正しい訳ではなく、あくまで彼女が定めたものではあったけど
此処で一つが終わりを告げ、一つの新たな物語が始まろうとしている
そして、その道が何時か終わりを告げる定めであることは、未だあらず**]
(535) kakiki 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[周囲の空気が、風と、雷で ぱちぱち、ひゅうひゅう、振動して
どうしたって、コリンの口からは何も聞こえないのに >>528口を動かして笑うコリンの口からは、確かに]
俺も、だいすきだよ これからも、ずっと一緒だ。
[コリンの意識があるうちに、 その言葉は、伝えることができただろうか?
思うことは、同じ。 コリンが最期に見る自分も、とびきりの笑顔がいいから。 にっこりと、笑って、コリンの頭の後ろに手を差し入れると 笑顔のまま、顔を近づけていく。
コリンのほっぺたや手にはしたことはあったけれど …唇にするのは、これが初めてだった。]*
(536) kaomozi 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[かたりと音立てて窓を閉め。 ぼすりと音をたててベッドに腰をおろして。
そうしてモスキュートを呼びました。
呼ぶ声に応じ、そばにいてくれるモスキュートをいとおしそうに見つめ、>>461]
でも、ちゃんと食べてくれるんだよね?
[ぜんぜん心配なんてしてない、って風に笑います。
ヒナコは知りません。モスキュートの胸の裡を。 知ったとしたって、気のきいた言葉なんて求めはしませんが]
(537) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[―― 君は何者なんだ。
ブローリンが時々わたしに問うたこと。 結局、その答えは最期まで告げぬまま。
わたしはミツボシよ。 あなたのお星さまになりたかった、 ただのミツボシ。
ねえ、ブローリン。 わたしはあなたのお星さまに、なれたかな?*]
(538) fumifumi 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[ヒナコたちが今いる街の外れには空き地があって。 まだ溶けきらない雪のせいで雪原といっても差し支えない風になっています。
終わりの時にはそこに連れていってもらって。 いつか雷をこわがるヒナコに、うたってくれたメロディを口ずさんで。>>149 さいごのちからで、虹と、光の雨を降らそうって考えているのは、 その時までの秘密です。
モスキュートを驚かせるかもしれないけれど、 最後には笑ってくれたら、それでよしとしましょう]
(539) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[ヒナコはわかっています。 きっと、モスキュートは知らないふりをしてくれていると。>>460
あの時以来、モスキュートに、 このちからが好きになったか訊いたことはないですが、 気持ちに変化があるにしろないにしろ、 ヒナコのおわりはモスキュートにとってはひとつの区切りです。
――わたしは、“わたしたち”といういきものの摂理に従い、 モスから一つの喜びを奪ってしまう。
ヒナコは死ぬことがこわいのではありません。 大事な“きしさま”に忘れられるかもしれないことをこわがっているのでもありません。 こわいのは喜びが絶える、ただそれだけなのです。
でもそれ以上に、食べられることを喜びにも感じていて]
(540) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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ねえ、モス。………。
今年も綺麗に咲いたね。待雪草。
[言いかけた言葉を飲み込んで、花に視線を映しました。
願わくはこのまっしろな花が、 モスキュートの『希望』となってくれますように*]
(541) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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― そして花が散り、鳥が飛びたつとき ―
ねえ、わたし、ちょっと怖いかもしれない。
…………しあわせすぎて。
[いつか言いかけた言葉をちゃんと言ってから。 手を広げて、ヒナコの方から抱きつきにいきます。 振り回してばかりでごめんなさい、でも、]
(542) Akatsuki-sm 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[コリンはやっぱり、林檎のような味がした。 最初は、涙を流しながら食べていたのだけれど
長い時間をかけて食べ終わったときには その涙も、なんとかおさまって。]
―――ごちそうさま。 コリン。林檎が成る頃に、また………な。
[少女を喰らった後の獣の髪の色は 力が漲って、元々の金色に戻るはずだったのだが
どういうわけだか 茶色に、赤が少し混じったような
赤茶色になってしまっているのにその獣が気づくまでには もう少し………後の、話。]*
(543) kaomozi 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[久しぶりに呼ばれる「せんせい」と言う呼び名は 甘く心地よい…──が 大人、その表現に一瞬首を傾げるも 続く「ゆびきりの約束」に>>469 嗚呼、と小さく頷く。]
約束…、覚えていますよ。 クリスのお願いは絶対ですからね…。
[せんせい、と呼ばれたので自分も以前していた ような丁寧語で受け答えする。 呼び名だけは特別なままで。]
(544) miduno 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[君は知らない物語。 君の星。 自分にとっての星。
それは空で輝く大きなオリオン座ではなくて。 傍に確かにあった星こそが、自分にとっての一番星。]
… ……、選べなくなった。
なぁ、今更になって思うよ。
(545) 24kisouth 2015/10/22(Thu) 00時頃
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─聖誕祭─ [その街並みは大きくは変わっていなかったが やはり5年前、少女が降りてくると言われていたその年に 比べると、幾分か客足は少なかった。
隣を歩くクリスはあの時に比べて大きくなったけれど それでも大人というにはまだ少し早い。]
[いつかの時のように 買うのはハニージンジャー。 愛想の良いおじさんが何の気なしに尋ねた言葉>>487 に、お互い顔を見合わせた。 久しぶりに面と向かって覗く彼女の瞳は 確かに自分の持つネイビーブルーのようだった。]
お揃いだ。 今まで気が付かなかった。 …今度から自分の目を見るのが好きになりそうだ。
[それに気をよくしたのはきっと自分だけではない。]
(546) miduno 2015/10/22(Thu) 00時頃
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ヴェラは、クラリッサに感謝を込めてぎゅってした。
lalan 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[共通点があるということが嬉しい、なんて言ったら 子どもっぽいだろうか。 それでも、陰る瞳に従って笑顔も陰りがちだった クリスの眩しいばかりの笑顔にかつてのあどけないクリスマスを見た。]
今日は大人の繋ぎ方、教えてあげる。
[そういって手を差し出すと いつものように握ろうとする相手の指を こじ開けて滑り込ませる。
お酒の入ったハニージンジャーを片手に、もう片手はしっかりと繋いで。
お揃いの瞳を見つめ合って時折笑って。 終わりの時が近づいている、そう思えばこそ その時間は甘やかでそして残酷だった*]
(547) miduno 2015/10/22(Thu) 00時頃
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― めぐるいのち ―
とくり とくり
静かな鼓動が 細くしなだれた枝を揺らして
あるはずのない樹木の瞼が、長い睫毛を持ち上げる。
がっこうを囲む森が獣の身震いのように夜露を落とせば
いのちを包む暖かさが、森厳な沈黙の中で育ってゆく。
或る朝、椋鳥が啼く足元で
ふつり、 と
神木の真白な枝に ちいさなふくらみが顯れた。
(#1) 2015/10/22(Thu) 00時頃
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− そして獣は喰らうのだ −
………そう、か…。
[雪の溶けた春の野に、不釣り合いな黒い影。 その腕には、今にも飛び立とうとしている、一羽のヒナを抱いて。
しあわせすぎて怖いと言う少女に>>542
不器用に。躊躇いがちに。 答えたのは、たった一言。
表情の乏しかった男の顔は、今は、見守る様にひっそりとした笑みを浮かべて。 抱き付く少女の身体を、取り落とさないよう強く抱きしめ返す。]
(548) souya 2015/10/22(Thu) 00時頃
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―― 数年後 ――
[麒麟の獣が林檎を食べに来たとき
袋を開ければ、中からは色とりどりの花火が飛び出て 辺りを舞った。
それは大小さまざま、色んな色で。
コリンをびっくりさせようと 「雷の花火の種」をずっと作ろうとして 彼女の目を盗んでは練習し、失敗して]
まだ樹は、コリンみたいにちっちゃいけど 美味しいし………見てるか?
俺、こんなに綺麗な雷、出せるようになったんだ
(549) kaomozi 2015/10/22(Thu) 00時頃
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それは1年後 獣の手に生まれ落ち
ちいさな手のひらと、無垢な笑顔を花咲かせる。
全ては繰り返す。
繰り返し、繰り返し、 何も変わらず、 繰り返す。
生まれ 喰われ ( 育んで 喰らう )
連鎖は一体いつ、どこで始まったのか
其れを識る者は、もう居ない。
けれど
唯ひとつ確かなことは、少女はうまれたときから
「せんせい」が大好きで
「せんせい」に守られて
「せんせい」にたべられる って、知っているんだ。
(#2) 2015/10/22(Thu) 00時頃
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[空を見上げ、林檎を齧るのは一匹の獣。 これからこの獣は、故郷を恐れることもなく 能力を嫌うこともなく、獣の姿も好きになった。
それは…鈴のように笑い、話す 「コリン」という少女のお陰だということは この獣の心の中に、未来永劫、忘れずに残り続ける。
手紙を見れば、くすりと笑った。]
(550) kaomozi 2015/10/22(Thu) 00時頃
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……どうしてだろうね。
(#3) 2015/10/22(Thu) 00時頃
不死の獣はひとりとて、喰らった少女を忘れはしない。
交わした誓いも、繋いだ手も、包み込んだ温度も
背に乗せた重さも、笑顔も、泣き顔も
覚えている。
「 ……ねぇ、「死ぬ」って なんなのかな。」
「 ……せんせいは、ずうっとしなないの? 」
(#4) 2015/10/22(Thu) 00時頃
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