171 獣[せんせい]と少女
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─物見小屋─
[手を伸ばそうか逡巡していると背後に少女特有の高い声が響く。>>498 この、おっとりとしているけれど弾んだ声は]
クリスマスかい。
[何見ているのと尋ねられて 返事を返す前に重ねて掛けられる言葉に]
そうみたいだね。
[手を伸ばそうとするならば少し身を避けてその場を譲る。 澄んだ蒼い瞳は その光景を見て何と思うのだろう。 横目で少女の表情を焼き付けるように 静かに見つめて。
優しく包み込まれた命は その小さな手にすっぽりと収まっている。 トクトクと小さく鼓動を鳴らしながら。]
(513) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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……できるとも。もちろん。
[じっ と見上げられる 自分の顔はどんなものだっただろう。
その言葉はまぎれもなく真実だ。 ぱ と少女の表情が明るくなるのを見て 口を緩ませ、少し躊躇った後 続いて口を開いた。]
(514) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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きっと放っておけばその子は 死んでしまうだろうね。
いいかい、クリスマス。 聞いてほしい。 僕の力は、命を増やすわけじゃない。 持ってる命を使って、傷を治すんだ。
この鳥の命は今力を使わなければ 餌を取れずにすぐに耐えてしまうだろう。 だからクリスマスが望むなら僕はこの鳥を癒すよ。 僕が普段力を使うのを惜しむのは 君たちの怪我を治すために君たちの命を 擦り減らしてしまうからだよ。
すごい力は多用すればするほど 大きなしっぺ返しを食らうことになる…。 ……って、こんな話難しいかな。
(515) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[みんなが思い思いに日常を謳歌する中。 そこに紛れて見られていた>>493なんてことには気付かなかった。
自分にとってのモスキートと言えば本の虫>>25というイメージだった。 巨大書庫。元来からあまり文献に目を通さない自分からすれば本特有の臭いも得意ではなかったのだけど、ただ一度訪れた時に黒い手袋で覆われた手に、腕を伸ばして引き止めたことがあった。]
料理についての本を探しているんだが。
[それはかつて自分が料理にのめり込む前の話。 困ったように眉を寄せては今は隠している獅子の耳を丸出しに、]
何でも命の尊さについて学ぶべきだと言われてな。
[声を顰めたのは無意識。 まだ獣としても少し若かった時のことを彼が覚えているかどうかは分からぬところだけども、結局料理を始めるきっかけにはなったのはこの一件の後だった。]*
(516) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[ボケっとしていたら時間は案外早く経過しているようで。 そろそろ食事の準備をするならば、戻ろうか。
パティシアにとってもらった林檎でタタンタルトを作ると意気込んでいたクラリッサは上手くいっただろうか。 残ってたら後で分けてもらおう。
そんな矢先撫で付ける風の気配になんとなく振り返る。]
………よりにもよって君に見つかるなんて、なぁ。
[離れた場所に見える姿>>511 思ったより早い再会に黒ずんだトマトの処遇はどうしようか。
せめて肥料になるといいのだが。 少しの祈りを込めて地面へと置けば声を少し張って、]
なんだ。もうお誘いか?
[なんて少し昔の話を掘り返した。]
(517) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[小さな両手を覆うように自分の大きな掌を 重ねるようにかざすと 小さなお椀はすっぽりと 隠れて見えなくなる。
ぼんやりと角が光りを帯びると 少女の手の中の温もりが一層増す。
手の覆いを外せば 何事もなかったかのように翼を広げる小さな山雀。]
さあ、これで飛べると思うよ。 君が外に離してあげて、クリスマス。
[とその肩を優しく抱いて声を掛けた*]
(518) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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美味しい? よかった、嬉しい!
[褒められれば嬉しくて、頬を赤く染めながら笑った。 タルトタタンはもうちょっと冷やした方がいいだろう。 だから切り分けないでそのまま台の上に置いておく。 誰かがつまみ食いしたらそれはそれ。]
タルトタタン焼けたよって皆に知らせてくる。 お茶会したいの。 美味しい紅茶も淹れて、皆で食べたいな。
[言うと皆に知らせる為に厨房から出ていくだろう。 その様子はご機嫌で楽しげに見えただろうか*]
(519) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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――御意。
[ かがやかしいものへ眩しげに細めた目は、 両手でぶみっと伸ばされた頬>>501に阻まれて 目の前に唯一つの笑顔が見えれば、陰りも消える。
彼女からの「オーダー」あれば、尚の事だ。]
身につけられるような「おまもり」なら お土産に持ってきても大丈夫かもしれませんよ。
[ 外への扉を開きながら、そう呟いて 白い胸元を飾る青い石を とつ、と指す。
「あの日」に彼女の部屋で贈った誓いの石。 ”いちばん強い力” で磨き上げたラピスラズリは 風の加護を含んで、ずっと彼女を守っている。]
(520) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ 明るい陽光と空へ向け すう、と伸ばした腕と指先は そのまま伸びるように風切り羽を生やして 躰の質量自体が、倍では済まない単位で膨れ上がる。
ざわりと風が騒ぐ頃には、巨大な怪鳥が がっこうの石畳の上に影を伸ばしていた。
好きな所に乗れと、いつもどおりに躰を伏せて
主人を乗せた大きな大きなオジロワシは 太陽と月を背に 蒼い空を切り取りながら、旋回する。
まなびやのまわりではためく洗濯物がちらちらと光って 空の散歩が済んだなら、久しぶりにアレをやるかと ほくそ笑んでいたのは獣の表情には現れない。]
…ミィ。 ついでに街に買い物いきましょう。
[ …明日用のハム。 俺は誰かさんみたいに、菜食ではないのだ。*]
(521) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 授業中にて ―
まもる……。
[エフがまるで本の中に出てくる“きしさま”みたいなことを言うものだから、 びっくりしてちょっとだけ目を丸くしてしまいました。>>508
朝ごはんの前に、ミッシェルに、 “きしさま”が剣を持ってたたかう部分の話を、 ちょっとだけしたものだから、よけいに。>>466
きっとヒナコの知らないところでたたかっているのだと、 何の疑いもなく思うヒナコです]
お金のかわりに素敵なものをもらえればうはうはなんですねー。
[それが何なのか、どうにもピンと来ないままでしたが。 お金の力というものにかなあり、意識が寄っていて]
(522) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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…… ええっ、もっと大きな、って、 スープのお皿くらいですかー? それともこの机くらい?
[淡々と応えるエフとは対照的に、あたふたしはじめるヒナコです。>>509 だってあんまりにも大きいと持てませんもの。
その日、ヒナコは「大きい」という言葉が、 物理的な物の大きさのみを指す言葉ではないと、 知ることになったのでした……*]
(523) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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―授業のあと・教室で―
[わたしの手には、銀色に光るコインが一枚。 授業でエフ先生がくれた>>335、お金。
お金の存在は、本でも読んだことがある。 先生が教えてくれたように>>336 お金がないと大変だってことも知っている。
だって、絵本で読んだもの。 お家にお金が無いからって、 捨てられちゃった兄妹のおはなし。]
そっか……お外に行ったら、 お金がないと、ダメなんだ……。
[お外にいけることは、 楽しいことだと思っていたけれど。 ちゃんとやっていけるのかなって、 なんだか、不安になってきちゃった*]
(524) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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−けものの姿を忘れたけもの−
[誰も居ない時間。 例えば、少女たちが皆。 他の“せんせい”の所へ、行っている時。
私は、書庫で独り。 何も書かれていない、白い紙の束に。 あるけものの記録を、封じ込める作業を、している。 時には。 その場にヴェラの、姿があった…、かも、しれない。
物語はいつも、少女と契約したけものが。 学校の外を、旅してまわる話しだ。
同じけものが、なんども、なんども。 変わらない風景を。変わる街並みを、巡り。 ひとりの少女と契ってから、彼女の死を、見届けるまでの。 始まりと、終わりを繰り返す、物語。]
(525) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ミッシェルがいた頃は、まだ。 終っては、いなかったが。 この物語も、もうそろそろ、書き終る…だろう。
私が、少女との旅を、終え。 一人、この学校へ戻ってくると。
たまに、過去に書いた、本が無くなっている…ことが、ある。 どこかの獣が、持ち去ったか。 それとも。 私がいない間に、旅立った少女が、連れて行ったか。
消えた本の、ほとんどは、二度と見ることが、ない。 けれど。 それを惜しいと、悲しいと、思ったことは… 不思議に思われる、かもしれないが。 一度も、私にはない…、のだ。]
(526) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[パティシアや、ユージンのように。 どこかに里の、あるわけでも、ない。
自分の顔も、形も。忘れてしまった。 その、けものが。
たったひとりの、少女たちと。 過ごした、長く、短い、記憶の欠片を。
誰かが、覚えていてくれるのなら。 心にとめて、慈しんで、くれるのなら。
書き終ることを、拒むように。 数百年を、かけて。 少女の、生まれてから、死ぬまでを。 始まりから、終わりを。
残した意味も、あったの…だろう。]
(527) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[食器を洗うクラリッサを少し手伝ってやれば、甘い香りがどんどん強くなって行くのを感じた そわそわする少女の様子にくすりと笑みが溢れれば、ああ、もう良いんじゃないかと言ってやる]
お、中々美味そうに焼けてるな。どれどれ………うん、美味い!
[味見のために差し出されたタルトを食べれば上々の出来だと感じられた]
それ、皆にも分けてやったら喜ぶと思うぞ
[先程物欲しそうに見てた他の少女や獣の姿を思い出しそう提案してみる]
(528) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[巨大書庫の、一番……奥。 扉のある、木の、棚の中。 ひっそりと、隠すように、ならべた。 ところ、どころ。 抜け落ちた、7]冊のノート。
そこに。 もうすぐ、新しい一冊が、並ぶ。
少女たちと、自分の顔も、本当の姿も。 忘れてしまった、新たな獣の。ものがたり…*]
(529) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ふうふうと冷まさなくても火傷しない舌を持っている自分は、出来たてをそのまま味わう。 嬉しそうなクラリッサに、美味しいよ、ともう一度言葉を繰り返した。]
……ああ。 いってらっしゃい。
[お茶会をしたいと張り切る背中を見送った。 さて、誰が呼ばれてくるのか。 自分は戸棚の一つに酒瓶とつまみを放り込んでおこう。
厨房で少し待ち、酒好きのせんせいのうちの誰かが来るならば、ウィスキーは冷やしたほうが美味しいのか、なんて、質問するつもりだ*]
(530) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 授業が終わって ―
[蜂蜜がだいすきなくまさんの本が返されるのを待つ間、>>441 ヒナコが読むことにしたのは、 “きしさま”と“はなのめがみさま”のおはなし、その8冊目です。
最初は“きしさま”が“はなのめがみさま”を助けにいくおはなしでしたが、 2冊目からはふたりがあちこち旅をしていくことで、 話が進んでいます。
ミッシェルにとっては懐かしい話だったでしょうか?>>466 ともかく、せっかくだから本そのものも見せてあげようと、 ヒナコの部屋でお留守番した本を抱えてまなびやの中を歩いていれば、 なにやらご機嫌な様子のクラリッサと出くわしました。>>519]
どーしたの?
(531) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 幕間 ―
[カリカリと、紙に文字が綴られる音を耳に、自分は古びた本の一冊を開いていた。
口数少ない獣が二人。 少女たちの居ない、静かな時間。 羊頭の獣が何を書き記しているのか、気にならないといえば嘘になる。 けれど、気にしないでいるべきだろうと、考える。
もしも、乾いた頁を捲る音の合間に、ふと彼が独り言を呟くのならば、聞き役の石にくらいはなれるつもりはあったけれど。**]
(532) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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−ある、本の虫の記憶−
[畑にいた、ブローリンの後姿に。 何故、あの時彼は。
「命の尊さについて学ぶべきだ」>>516
と、言われたのだろう…と。 随分前の、おそらくは、初めての。 会話らしい、会話を思い出す。]
………それなら。 探さずとも、色々あるが…。
[黒い皮手袋を、掴んで引き止められ。 突然のことに、驚いた私は、……]
(533) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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……………
[あぁ、そうだ。 その頃は、まだ…。 黒いローブを纏った、肩の上に。 乗せていたのは、羊の頭骨、ではなく…。
彼と同じ、人の顔…、だったはず、だ。]
(534) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[そう。 私……は、驚いた後に。 隠しきれていない、獣の耳を、じっと見て。]
料理を、したことはあるのか? 好きな食べ物でもいい。 どうせ読むなら、興味のあるものから入った方が続くだろう。
[そう言って、ふたつ、みっつ。 質問を重ねて。
後日、人間の子供が最初に読むような。 簡単な、料理の本を数冊。 彼の部屋に、届けたのだった…*]
(535) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ご機嫌で歩いていたらヒナと出会って。]
あのね、タルトタタンが焼けたの。 皆でお茶会やりたいなって、ヒナも食べに来てくれる?
[にこにこと笑いながら誘った。 場所は言わなくても分かるだろう、何時もの食堂だ。]
パティシア先生も、ヴェラ先生も褒めてくれたの。 だから自信作、美味しいと思うの。
[えへへ、と得意げに言って。 それからヒナの返事はどうだっただろう。 どうであれ、他の人にも声をかけるべくその場から立ち去るだろう**]
(536) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 23時半頃
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──せんせいと、獣──
[林檎が好きだ。蜂蜜も好きだ。勿論、砂糖だって。 野菜も好きだし魚も肉も好きだ。 自分にとって食物を摂ることは幸福なことだ。
なのに、満たされるのは、ただひとつ。 もっとも大切な存在の遺骸のみ。
髪を梳いて服を着せて足並みを揃えて街を眺め、ふっくらと丸い頬を夕陽色に染めた少女を、]
(537) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[育て、喰らう、獣のおはなし。]
(538) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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―畑で―
誘う前に、抜け駆けしようとしたのはどこのどいつだっけ?
[>>517まだ距離が遠く、その前の言葉は聞き取れなくて。 その後聞こえた、張られた声に返すのは、いつも通りの音量の声。 此方からブローリンの方に向かって、 少しばかりの風を吹かせれば。 その声は風に乗って、彼のもとに届いただろう。]
トマト、美味しいよなあ…うんうん、わかるわかる。 ………って、ありゃ?
[そうして、泥棒仲間が増えたと思って 機嫌よく畑に近寄って行ったけど、 黒ずんだトマトを見つければ、首を傾げた。
しかし、ブローリンの能力は、少しくらいは知っていたから。すぐにその理由に思い当ると、近くに寄ってきていた蟻が食べれるようにと、そっちの方へトマトを寄せて。]
(539) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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やっちまったのかあ。 仕方ないけど、もったいねえな
[と。苦笑いをするだけ。 不便な能力だ、とは思えど 自分の能力も「不便」という意味では似たようなもの。]
俺もよくやってたから…わかるよ。
[今は練習して、まずやらなくなったけど。 果物を取ろうと風を出そうとして、雷が出てしまい、丸こげにしてしまった時のことを思いだし、目を細める。
能力のもともあるが、生きるためには少女を喰らうのが必須という。 獣は…便利な存在なようで、なにかと苦労が絶えないいきものなのだ。]
(540) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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泥棒の誘い、したかったけど 俺、今日これ以上盗んだら怒られそうだ。
皆で食べる分を、とっていこうぜ
[食堂で出すなら、あの怖い狼も怒らないだろうという考えで。
食事に出せそうな、良く色づいたトマトや野菜をいくつか取るころには>>519どこからか漂ってくる、美味しそうなにおいに気づいて。
傾き始める陽の下で、 また、お腹を大きく、慣らしたことだろう。]
(541) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[干からびた腕が淡い光を放っていた。 太陽よりも柔らかい月明かりのような指先が笑みをかたどった唇に乗せられた。
やくそく。ないしょ。おねがい。 あの時、あの子はそれをどんな意味を持って口にしたのだろうか。
盟約通り、生まれながらに理解していることを後は成すだけで自分は生き長らえるだろう。 自然の摂理だ。悲しむことは不利益の筈。理解しているのに溢れたの一言。]
また、ひとりだ。
[明るい青空の下では何の役割も果たさない光。 暗くて澱んだ場所でしか照らすことが出来ぬその能力は、花を折るだけ。
それでも自分が忘れぬ限りはきっと。 語り継げば語り継ぐだけまたその中で生きていく。
それが少女らにとっての幸福なのかどうかは分からない。 ただいつか、選べなくなる時が来るのだとすれば自分は、──…]*
(542) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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