97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[あ、視線逸らした。顔を紅潮させた様子はありありと見られて]
……で、それはおいといて。 其処のコンデンス化けネズミ、お前は何者なんだよ……。
[突然人語を話し出した白鼠は、そも何なのだ、と似非神父の背中越しに睨み付けた]
(441) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[ちくちく刺さる薄い棘に眉を下げていたが、 人形遣いとセシルの続いたやりとりに 軽く目を丸くしてから。]
……セシルも、会えて嬉しいなら、なお、嬉しいです。
[この大聖堂に、現在以前から セシルを知っているのは自分一人で。 だから、それが誰か勘違いすることもなく、 赤くなったセシルに穏やかに笑う。]
(442) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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……?
[空気の色、いや震え方、声、どう表現するべきものかこのチェレスタにはわからないが、何かが問いかけた>>430。]
『だれ』っていった? だれかいるの。 ぼくは――ぼくはチェレスタ。なまえじゃないけど、そう呼ばれてる。
ひとを探してるんだ、だれか!
[空気に叫ぶ。思うままそのまま叫んで、それから違う、と首を振った。]
(443) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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वाताशिहा शुओसागाशितेइमासु ... 《私は、主を探しています。》
कामिनिमिचिबिकारे कोकोहेकिमाशिता ... 《神に導かれ、此処へ来ました。》
अनोकातागा नाइतेओरारेरुनोदेसु ... 《あの方が、泣いて居られるのです。》
कोकोओतोओशिते इतादाकेमासेन्का ...? 《此処を通して頂けませんか…?》
(444) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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だって…「アスラン」ってば、お子様なのよ…
痴情のもつれや修羅場以前に 多分…恋とお菓子の区別ついてないよ?
[コンデンスミルクがネーミングに出るセンスだし と、言外につけ足して]
(445) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[すう、と息を大きく吸い込んで、歌う。 歌う、歌う、歌う。自鳴琴のような、鉄片の鳴るような、妖精が笑うような、天使のささやくような、声で。 満足な言葉も知らない。あるのは、感情と、無垢な透明さ。]
I'm here《ぼくはここにいるよ》――――
[応える音は、駒鳥に届くか。]
(446) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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――……とっとと応えろ。"コンデンス化け鼠"。
[今、言外に、自分も恋とお菓子の区別すらついてないと言われた気がした。 お菓子は食べれる物。恋は食べれない物。誰でも付く区別だろうが]
(447) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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それについては…同意はやめておきます 自我は別でも、彼と私は魂で地続きなので…
赤の他人とも言い難いですから
[同じ主題を持つ変奏曲の別の章、くらいだろうか?]
(448) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[アスランの酷い言われように苦笑しか出ず コンデンスシュガーと改案を出したアルトが …………ああ、切れた…… >>447 背側に手を回して、 落ち着いてというように頭を撫でようとしつつ。]
……それはともかく、アルト…… 後ろの彼が言うように、 あなたは何者で、目的……《指揮者》の サポートとは、一体何で、、 それを行う目的は…………
(449) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[ああ、ほら、あの方が呼んでおられる、と(>>446) この森へ呼ばれたのだという盲信が聞こえる音を、べつの音へと書き換える。 高い高い、鈴のようなソプラノ。 それがこの森の向こうで呼んで居るのだと。
だから通してほしいと。
遠さぬのなら、と。
知らんと答える声に返す眸は、緩やかに射干玉を揺らがせ始める。 男の周りの木々が少し、風を受けて囁き始めた。]
(450) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[天鵞絨がちぎれては戻る。 7が砕け、破れ、バラバラになってなお7であり続ける。
はあ、と呼吸しながら、吐息と同じように破壊を繰り返しながら、 雛は>>443それを聞いた。]
『 チェレスタ 』
[聞いた名を指先で辿る。 楽器の名。 指揮持つものならば、演奏出来るだろうそのもの。]
『 ひと。 ここに、いるよ。
なにを したいの ? 』
(451) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[目の前の男は懇願する。 その声は次元平均化によって耳よりは頭へと直接とどく。 丁度同じような響きであると感じたが、 最終的には一点において許容を許しがたくしていた]
”…。 余計なことをすれば、即座に放り出す”
[こちらが説明するよりも、とりあえず検分させるほうが早い。 いざとなれば、放り出せばよい。 3音しか持たぬ自分とは言え、いざとなれば人の一人くらいなら息の根は止められる。 それ以上は、流石に敵わないだろうが。
あとは好きにしろ、というように獣は重い腰を上げて立ち上がる。 ついてくるもついてこないも、勝手にしろというように ふらふらと尾が揺れていた]
(452) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[この失礼な化け鼠、叩き潰してやりたい。 元々の鼠怖い意識も忘れて飛び出そうとしたが]
ちょ、止めるな似非しん――…
…………っ。
[さり気無く、髪に触れ頭を撫でられ、沈静化した。 抗議しようと拳を振りかけ、無言、表情を何故か赤くしたまま、結局後ろで引き下がる]
(453) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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ああ、《指揮者》のサポートね… 僕も詳しく知らないけど
調和《ハーモニー》を整える調律《チューン》かな?
[けろっとした物言いは 何処かアスランを彷彿とさせただろうか]
(454) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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クシャミは、神父の後ろのアルトをちらりと見た
2013/09/30(Mon) 00時半頃
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調和《ハーモニー》の調律《チューン》。 《指揮者》、俺の事も知って。
……コンデンス化け鼠。お前、『機関』の者か?
[随分と事情に通じている様子を受ける、化け鼠、いや、人形遣い《パペットマスター》。 まさか、少年と同じ響界機関の者なのか、然し姿名前聴いた事無いと思いながらも問い掛けた]
(455) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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……、
[風は答えたけれど、チェレスタは言ってよいものか、迷う。 けれど、チェレスタの《歌》に言葉を返す彼なら、と、どこか縋るような思いで。]
Help me《たすけて》 Make exit《出口を作って》
[歌う言葉は、稚拙な言葉。 詩篇そのものには何の技巧も凝らされない、幼子の欲求と変わらない単純なもの。]
Where are you《どこにいるの》――――、
[少しだけ、不安を滲ませながら。]
(456) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[当人に言ったら怒られそうなので言わないが 頭を撫でる先、アルトはちゃんと落ち着いたのか 飛び出そうな気配も、言葉を止めたから 内心で、いい子、いい子と思っておく。
アスランもセシルもいいこなのになぁ、と 人形遣いは、いい子が判断基準ではなく 成熟度?で見ている節に眉を下げた。] [人形遣い自身のことは言う気がないのだろう。 詳しく知らない その言葉はごまかしか、嘘かわからない。]
その、調和を整える調律 ……調律師のような役割を アルトか、明乃……こちらの話題に置いていかれて 某然としている少年に 行うため、セシルが……ということなんですね?
(457) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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イアンは、アルトの発言から天使は彼かと判断し明乃をみた。
2013/09/30(Mon) 01時頃
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さあ、コンデンス…こちらへ そろそろ、声《ヴォイス》で少し蔦を枯らしますから
[乗るように、と鼠へ肩を指差して]
(458) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[重なり合わぬはずの言語が不思議と交じり合う境界。 脳に響く獣の声を聞きながら、ふと息を吐いた。 声《ヴォイス》を使い、男が干渉することが出来るのは自然現象に近い。 生きた精神に影響を及ぼすでなく、風や光を操るもの。 それも、落胤の捺された一対だけの片翼では、相当の生命職を消費する。 なるべくなれば使いたくはないもの、だ。
男が思考する間、獣は重い腰を持ち上げて歩き出した。 通してくれる、ということだろうか。
揺れる尾の形は《三拍/ワルツ》。 残る七拍がその向こうにあるを、男は知らない。
誘われるようにして、踏み出す足もまた《三拍/ワルツ》。]
(459) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[化け鼠は、正体を騙らない。業を煮やす。 再びの飛び出しはしない物の、随分はぐらかす、飄々した風情に視線を強くして。
然し、先程の返答を、青年が噛み砕いて解釈した言葉に。 横合いから棒を突き出された様に、驚いた顔を浮かべた]
……えっ、俺? なんで、明之と俺が出てきたの……?
[調律師の役割、流石に少年もその大切な事を知らない訳ではない。 然し想定外なのか、突然喰らったそれに瞳を驚かせながら、鼠を招くセシルの事を見ていた]
(460) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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『 でぐち ? 』
[何のことだろう、と首を傾けながら、]
『 僕は、ここにいるよ 』
『 ここに、 シンリの森にいるよ 』
[名前はなんとなく浮かんだもの。 指先で創りだした言葉を届け、目を閉じればそこに、浮かぶ形。]
(461) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[ 白い鍵 ]
(462) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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いったつもりだったけど、忘れてたかな 知らない所では幻とかいわれたこともあるしね 『響界機関』の道化師《アルレッキーノ》とも呼ばれたし
あまり、メジャーじゃないと思う
[セシルに促されて肩に乗り、きゅっと鳴いた]
(463) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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え?……アスランが声を使われた……通じた。 先ほどの明乃声の時、でしょう?
[ゆえに >>429で天使と指揮者に当てはまる可能性は 3人、自分とアルトと、明乃 (明乃にどう作用させたかはわからないが) >>460に、自分を省けば あとは消去法ですと言って。]
”きょうかいきかん”
[アルレッキーノとコンデンスは名乗り、 アルトの言葉に >>455を肯定しつつ、 >>458に頷き、その行動を見守る。]
(464) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[イメージのそれは、開く力。 それ自身が何者か、封じたままで未だわかっていないが、]
『 ひらいて、 』
[少年の翼が、旋律を"捻じ曲げる。"
キィ コォ …… ン
『声』の届く先へ、歪に曲がった鍵の形が届けられた。]
(465) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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−どころも知れない森:大樹への道のり−
[獣の足音は三拍子。 尾の揺れるリズムもまた三拍子。 時折振り返ってみるものの、自分の後をついてくるらしいので そのまま好きに任せておいた。 ゴートリンゲンの烙印を持つ物に好き勝手されるのは好まないが 早々に見切りをつけて出ていかせれば問題ないと考える。
ちりちりと、鈴が転がるような音は続いている。 その音の求めるように、煉瓦の隙間から蔦が伸びる。 映像を早回ししているように円を描いて絡まる緑、 鍵が示されたとて扉がなくては差し込むべきものが無い。 音に合わせうっすらと蔦の描く円の中に黒が滲んで]
(466) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[歪んだ旋律の鍵は、開放された瞬間、そこに歪な円を描き出す道具。
ぼこりと空間を抉り、"どこか"へと侵入者を放り出すだけの脱出口。]
『 それなら、 道は、開くよ 』
[開く、ということしか、知らない。 目的までは明確に聞かないうちに作ったものだから、 其処からどうなるかは、考慮の外。
どうするかは、渡された相手次第。**]
(467) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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『響界機関』の道化師《アルレッキーノ》……?
[きゅ、と鳴く化け鼠の呼称に、記憶を手繰り寄せる。 然し、記憶に至ると、少年は驚愕に瞳を丸く]
……昔々に死んだはずの存在じゃないの? いや、二千年前にはもう記述に登場してるはずだよ?
それ以前に、やっぱりお前、『機関』の……っ。
(468) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[現出したのは、本当の扉を開く、本来のものとは違う「鍵」だ。
ただ、雛が力を形にするのに、最もイメージしやすかったのがそれというだけもの。
けれど、連なる、関わるものならば、鍵に近くある何かが動いたかも、と感じられるかもしれない。**]
(469) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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けど、僕以上に《指揮者》の方が 謎のヴェールに包まれてるんじゃないかな? しょっちゅう、行方くらますし
…まあ、僕は昔、よくしてもらった恩もあるから さすがに恩人の顔までは忘れないけどね
[えへん、というポーズ]
(470) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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