171 獣[せんせい]と少女
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[ ふ、と溢れるは笑み。 「楽しみに」はいまだ出来そうにないと、 弱い自分を嗤う。
腕の中の存在を、欲しいと思うことも 腕の中の温かな命を、惜しいと思うことも どちらも真実なのだと開き直るのが 数千を生きてなお 己の精一杯だった。
ゆっくりと、涙で浮いた薄青の瞳と向き合って 微笑みと指で 透明な雫をぬぐってゆく。]
こんなに白くて綺麗なミィだから きっと、美味しいだろうし。
[ 冗談めかして告げたことばは、 彼女の心を少しでも軽くすることができるだろうか。]
(324) 2015/10/12(Mon) 14時半頃
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[ 微笑みながら、ほんの少し困ったように眉を下げて 拭いきれずに湿った頬を両手で包む。
己の手と、白い頬と 彼女の「色」が際立って
目を伏せて 額と額を合わせながら、赦しを希う。]
ミィがいなくなっても、私は独りにはなりません。
……でも すこし落ち込むくらいは 赦して、( ほしい )
[ 語尾が消えた先は、彼女の濡れた目元。
腔内にひろがる淡い泪の味は、 どんな果実よりも甘かった。*]
(325) 2015/10/12(Mon) 14時半頃
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― 今:使い慣れた小屋の中 ―
[ コリンへ向けて風で小さなメッセージを送った後。 こちらも小さなため息と共に、小さな家から空を見上げる。
触れていく風は、明らかにいつもとは違っていて そわそわとどこか落ち着きがない。
旧友も、まだ慣れぬ若人たちも 皆がただひとりの主の手を取れるよう 祈り、願って。
寄りかかっていた出窓に 山雀が客として降り立てば 今朝も彼女のために焼いたスコーンの残りカスを ほんの少しだけおすそわけ。
ミィが居て、私はいま とても幸せだから 彼等の路の先に、もっともっと大きな幸があらんことを。
ミィの笑顔がひとつでも多ければ良いと、願って。*]
(326) 2015/10/12(Mon) 15時半頃
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−アヤワスカのドレス計画−
[衣服を想像する場合…。 正面から見たイメージだけでなく、横、後ろと。 全体の姿を、イメージしなくてはならない…。 それに、姿だけではダメ…、だ。 布の質感、触り心地。 布の服と、毛皮の服では、着心地が違う…ように。 そういったものも、イメージしなくては、ならない。
そうして、苦心してイメージしても…。 幻想を途切れさせれば、初めからなにも、なかったように。 霧散してしまう…。]
本当に…
[つくづく、なにも、残らない力…だ…。]
難しい…な… だが、繰り返せば…慣れる、さ。
(327) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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−生誕祭の日の朝・朝食後−
[少女たちが、食堂を出る…前に。 皆を引き止める、アヤワスカの傍に、さりげなく立つ。>>284 物理的な距離は、それほど関係ない…が。 やはり、近くにいたほうが、安心するのだろう。
アヤワスカに、ひとつ、頷き。 私の意識と、力を。 アヤワスカの心に、重ねる。
繋がる細い、力の糸を結び…。]
君なら、できる…。
[一年間。ひとりで、こつこつと、頑張った君…だから。]
(328) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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[クリスマスの雪のような白。>>285 ミツボシの瞳の色をした赤。>>286 ヒナコの白と色とりどりの花。>>287 クラリッサの薄い桜色。>>288 コリンの鮮やかな赤と白。>>289
アヤワスカの、一年の努力の成果を、たっぷり5分間、目と記憶に収める。
今までの誰も…。彼女だって…。 アヤワスカほど、短期間で、ここまで見事に、衣服を織り上げた少女は…いなかった、はずだ。
姉妹たちに、「誕生日おめでとう」>>291と。 満面の笑みで、だいすきと言うアヤワスカ、に。 私とパティシアに、ありがとうと、言うアヤワスカに。]
(329) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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…まだ、お礼を言うのは…。早い。
[取られた手>>295に、僅かな緊張。 少女の手は、やはり小さく。暖かい…。]
君にだって、ドレスが必要…だろう…?
[一年前。 巨大書庫で、君が言ったこと…だ。
灰かぶりの少女に、ドレスを着せた魔法使いを、指差して。 『この本にはせんせいがいるから』>>1:206…と。
魔法使いの、役は。]
(330) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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――― パチン
[魔法使いらしく。 指をひとつ、鳴らす。 表情を、浮かべることができれば。 少しだけ、何かを企むような、笑みを浮かべていた…かもしれない。
一年間。秘密の練習をしていたのは…、アヤワスカだけでは、ないのだ。]
……誕生日、おめでとう。
[パティシアに知恵を、貸してもらい。 想像したのは、アヤワスカの髪と、同じ色。 宝石のように、輝く、葡萄色。 丸いシルエットを描く、スカートには。 レースをふんだんにあしらい。 胸元には、穢れのない、白い一輪の薔薇を。]
(331) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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魔法は、3分間だけ……だ。
[クリスマス、ミツボシ、ヒナコ、クラリッサ、コリン。 5人の少女たちへ、順に視線を、巡らせて。
先ほど、アヤワスカがプレゼントしたドレスを。 “少女たち全員が、ドレスを着ている姿”を、想像する。
ずるいと。言われる…だろうか? けれど、最後にひとつくらい…。 せんせいらしいことをしても、いいだろう…と。
努力した、アヤワスカへのご褒美…。 その、つもりで。 姉妹たちの、元へ。アヤワスカの背を、押した。*]
(332) 2015/10/12(Mon) 16時頃
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―1000年前:雷の渓谷―
[自分は強くなったのだと 故郷を飛び出て暫くの後、また、故郷に戻ったことがあった。
高くそびえる谷を越え、山を越え 高い高い山のてっぺん。 そこは大小様々な木の実がなり 花が咲き乱れ、色々な動物が住む秘境]
「俺はもう、弱くない!強くなったんだ!」
『ヘェ?その力、見せてくれよ?』 『そうだぜ、臆病もんの、ユーリーン。』
[四足の、鹿のような獣達が囃し立てる。 黒いもの。青いもの。白いもの。赤いもの。 それさが黄色い麒麟を取り囲んで。 その角や、脚で、殴る、蹴る。 どうせなにもできないと…そう思っていたのだろう。]
(333) 2015/10/12(Mon) 17時頃
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「うる………さい!!」
[倒れ、うずくまる四足が淡く発光する。 これは、こいつが電気を使う前兆だ。 というのは一族の中では周知の事実で それも、対して強い電気をだしたことはなかったから みんな……特に警戒することもなく、俺を殴り続けた。
しかし、俺を含め全員が勘違いしていたことは… 麒麟・「ユージン」はただ、臆病なだけで その力は…一族のどのものよりも、 ずっと、強大だということだった。]
―――ばちばちばち、ばちっ
[麒麟に集まった光が増幅し、一気に放たれる。 力の暴走は…破壊を、嵐を呼んだ。 雷が地を焼き、風が動物や草木を切り倒し。 一族の者が対抗しようとしても 麒麟の風や、雷に打ち負けていった。]
(334) 2015/10/12(Mon) 17時頃
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[―――怒りが収まり、我に返って辺りを見渡したけれど
そこは一面、焼け野原。 動く動物は一体もおらず。 残っていたのは……一本の、雷の樹だけ。]
俺は………なんていうことを。
[最期に、此方をみていた黒の角端の目が、酷く怯えていたのが、とても悲しかった。 自分は…皆を怯えさせたかったんじゃない。 怖がらせたかったんじゃない。
ただ…認めて貰って、仲間に入れて欲しかっただけなのに。]
(335) 2015/10/12(Mon) 17時頃
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[もう、力を暴走させはしない。 特に雷は、生き物を痺れさせ、燃やすだけだ。
もう、生きるのにどうしても必要な時以外、いきものの命を取ったりしない。 俺は今日…取る必要のない大勢の命を奪っただろう。
もう、力を誇示したりはしない。 仲間に怯えられるような姿も隠そう。 風も、練習して。強い風以外を使えるようになるんだ。 俺は皆に、怖がられたくは…ないから。]
(336) 2015/10/12(Mon) 17時頃
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[―――それが、1000年も前の話。 それからは 一本の樹を残し、焼け野原になってしまった故郷を出て。 暫くは、暇さえあれば能力の繊細な制御の練習。 雷を抑えて、風だけを出す練習。その逆。 雷を喜んでくれる少女も多かったけど 拒絶する子も多かったのは確かで、悲しくて。
やっと、完全に分離して制御できるようになったのは ここ、数百年の間の話だ。
しかし。いくら制御がきくようになったとはいえ こわい、と思われるのがこわい…など。 臆病な性格は相変わらず。 変わることはなかったんだ。]*
(337) 2015/10/12(Mon) 17時頃
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―現在・忘れられた家―
[開け放したままの窓辺から離れ、 再び椅子に、膝を抱えて座る。
誰の声も聞こえなくて、とっても静か。 目を閉じれば、このまま消えてしまいそう…
そんな錯覚に陥りかけた時、一陣の風が吹いて。 舞い込む落ち葉が、文字を紡いだ。>>293]
――――……っ!!
[―――見つけてくれた!
こちらを気遣うような言葉だけれど。>>294 …でも、誰?いったい、誰が?]
(338) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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[風の力を使うといえば、 思い浮かぶのは、ユージンとパティシアの顔。]
…だぁれ?
[急いで窓辺に駆け寄って、辺りを見渡したけれど、 誰かがいたとしても、すぐには見つけられなかったから。 試しに小さく、問いを投げてみて、]
あたしね、最初に迎えに来てくれたせんせいと、 一緒に旅に出ようと思うの。
あたしがいないことに気付いて、 どこにいても、探しに来てくれるせんせい。
[一秒、二秒、…僅かな沈黙。]
(339) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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……でも、そんなせんせい、いるのかな。
(340) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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ねぇ、
………いるのかな。
(341) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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…せんせっ、
――… せんせいっ!
(342) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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ねぇ、ねぇ、
鐘楼の鐘みたいに、大きくもないし! 空飛ぶ鳥みたいに、通りもしないけど!
(343) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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……あたしの声、
聞こえてる…?
(344) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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[最後に、小さく小さく、唇が紡いだ名は。 風に攫われて、自分の耳にも届かなかった。
お願い、お願い、流れゆく風よ。
あたしの声を届けて。 あの人まで、届けて。
…このまま忘れられた子になんか、なりたくない。]*
(345) 2015/10/12(Mon) 18時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/12(Mon) 19時頃
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[なんで…自分の風の能力をあれだけ気に入ってくれていたコリンに、雷の力や、獣の姿について…全然、話してこなかったのか。
そんなの、簡単だ。 彼女の前では、最後まで 「風の力をつかう、優しいせんせい」 でありたかったから。
盟約をしたら、自分は、コリンにとって 「風の」せんせい、ではなくなってしまうかもしれない。 いや。空は飛べるけど。 それだけじゃないって知ったら…彼女はどう思うのだろう。]
(346) 2015/10/12(Mon) 19時頃
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[コリンには、地を駆け、空を飛んで。 きらきら輝く笑顔で、大冒険をしてほしい。
でも…それは、自分ではなくて、 他のせんせいでもできるのではないか。と。
そんな、臆病な、後ろ向きな考えで 本心は心の奥底に沈めて
自分はきっと、 コリンだけのせんせいにはなれないのだと 勝手に、そう……思っていたのに。]*
(347) 2015/10/12(Mon) 19時頃
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−巨大書庫・昼−
[用意した手帳は、思っていた以上に喜んでもらえた、ようだ。>>249 白で統一されたページ、は。 この先にある、少女たちの…。 ヒナコの、未来のように…。
その白紙のページに、なにを、記すかは…。 ヒナコの、自由だと。 どこへ行くのも。何を、見るのも。]
………いい、のか…?
(348) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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[渡した手帳ごと。 小さな手に包まれる、黒い皮手袋。>>250 無機質な皮ごしに伝わる、ヒナコの、手の感触と、温もりを。
握り返そうとして、まだ、躊躇う…。]
契約は、一度きり…だ。 本当に…。
[私でいいのか…?
その言葉を、飲み込んだ私は狡いのだろう…な。]
(349) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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[静かに伏せて、頭を垂れる。]
神木の枝に実りし果実より、 生まれた穢れなき御身よ…
我が身を盾とし、我が牙を剣とし 我が力の、全てを以って…
御身を守り、御心に従い…、 御身が朽ちるその時まで、
御守り申し上げると、誓約申し上げる…。
(350) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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我が誓いを、受け入れてくれると言うなら…
どうか、赦すと…。
[せんせいと少女から、少女と従者へと。 過去に、幾度となく謳った、誓文を奉げて赦しを待った。*]
(351) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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『…せんせっ、
――… せんせいっ!』
[ふわり。 >>342流れる風に乗って、小さな声が聞こえてくる。
それは、間違いようもなく 自分の風が大好きで どこまでも明るくて、
そして。そのくせ。 ちょっと……いや、かなり。寂しがりやな
自分の風が大好きな…コリンの、声。
>>344流れてくる声は、いつものコリンの声と比べて 酷く、寂しそうで、そのまま消えてしまいそうで。]
(352) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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…………っ!!
[がり。と奥歯を噛みしめる。 風を使って、速度を上げて。
いつも笑顔のコリン。 その彼女が、どんな顔で、この言葉を風に乗せているのか それを考えただけで、胸が苦しくて。]
[そうやって急いだものだから 忘れられた家の前に着いた瞬間 その窓は、風に煽られてかたかたと揺れ。 「なにか」が来たことを知らせたに違いない。
風とは、もう長年の付き合いで、腐れ縁のようなもの。 だから…もしかしたら。勝手に、俺の到着を知らせようと、ざわめいてくれたのかもしれないけれど。]
(353) 2015/10/12(Mon) 19時半頃
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