35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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――――――――…。
[小さく笑った兄を見上げる。 此方もほっとしたように笑みを零した]
はい。……絶対に絶対に、御無事で御戻りください。 そうでなければ。 今度こそ本当に、私が都へ駆けつけてしまいますから。
[見回りを再開、との声に頷いた]
…………兄様、兄様。 私の兄様でいてくれて、ありがとう。
[再びゆっくりと再会した歩みの中、小さな声で囁いた**]
(255) nekosuke 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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―あっち―
時空調査官になるんだからよ!
[...は今回の事件で その時代を変える可能性もあるのに、こうやって人を送り出すのはなぜか。影響はどういう風にあったりするのか。 いろいろ時空について興味がわいてきた。 こうしてそっちの道を歩む事を決めたらしい。 そっちのコースなら、またあの時代にも寄れるし フィールドワークが主だったりする…なんて事もあるしね←]
それじゃ、いっちょやってやりますか!
[カッツ=オオバヤシ少年編〜完〜 ...の次回作をご期待ください*]
(256) aga 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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日向は、一平太あら、イケる口なんですね…。
ebine 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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[神楽に挨拶をしにいくという二人を見送って。また1人になった部屋で、青い空を見上げる]
……お祖母様。あなたのいる世界も、彼女が行く世界も、空は、青いですか?
[眩しそうに、目を細めて。呟く口元には、笑みが浮かんでいた**]
(257) heinrich 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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―星降る海岸―
[兄弟の影が、寄り添うように海岸を歩くのが見える]
……何でえ、朧のやつ。 残るって聞いたんだろうに、動きが小せえな。 もっとこう、わかりやすく喜べってんだ。
[自分が思いきり少年の頭を撫でたのを思い出しながら、呟く。 源蔵が彼を抱きしめたことは知らないが]
ま、あいつらしいか。
[ひとり、合点する]
(258) roku 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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おみつは、ぱたり。
may-schnee 2011/08/23(Tue) 23時半頃
源蔵は、Σおみつさーん! (水とウコン茶もってあわあわ)
heinrich 2011/08/24(Wed) 00時頃
博史は、にゅるりと来てログよみ中
10347 2011/08/24(Wed) 00時頃
日向は、 お酒に弱いおみつさん萌える。
ebine 2011/08/24(Wed) 00時頃
日向は、博史 こんばんばー!
ebine 2011/08/24(Wed) 00時頃
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さて……。
[祭り会場を後にするとき、日向に声を掛けてはきたけれど。 振り向けば、ずいぶん離れてやってくるのが見えた]
見てみな、嬢ちゃん。星の道だ。
[少女との距離が近づいてから、そっと声をかける。 指さす先には、白い砂浜へ降り注ぐ星の光]
帰るやつも、そうだが…… ここへ残ると決めたやつも、新しい道を歩き出すんだなあ。 それを見送る方も、受け入れる方も、きっと、な。
[どこまでも続く空を、海を眺めながら、真面目な顔で言った後]
(259) roku 2011/08/24(Wed) 00時頃
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―祭りの夜― [その時代にしては長身の青年が、屋台の中を歩いている。 見た目はそう……議事のザックのような顔立ちである(こら)]
ほっ!、そりゃ! よっと!
へへっ、これで金魚は全部とったぜ! たいりょー、たいりょー。
[屋台の店主に見かけない顔だと言われ、都からやってきた事を話す。 子供の頃、苦戦したから散々やりこんだと話、金魚を一匹以外は元に戻した]
さて、次はどこまわろうかな。 おっ、これは怪しそうだな。 すごい奇抜な感覚しているなあ。
[何かがかかって黒くなっている棒付き茄子を見る。興味本位で買ってみた]
…来年は無いな。
(260) aga 2011/08/24(Wed) 00時頃
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おみつは、源蔵から水を受け取りごくごく。
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
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こうなったら、俺も、新たな人生目指して…… 本腰入れて嫁さん探すかねえ。
[さっぱり当ては無えんだがな、と付け足して、笑った]
[それぞれの場所で、それぞれの時代で。 人の生は、思いは、続いてゆく。
広い広い、空の下で**]
(261) roku 2011/08/24(Wed) 00時頃
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おみつは、ひろしー。こんばんわー。
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
おみつは、ああ!!成長したかっちんが居るーっ!
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
おみつは、志乃―ぉ。こんばんわー。
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
明之進は、賑やかですねぇ、とお茶飲みながら見守りもーど。
tasuku 2011/08/24(Wed) 00時頃
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―― 時間は飛んで、未来 戻ってすぐ ――
ここかな、発信機の受信先
[未来に戻った後、少しして 私は、先生から預かった、発信機の電波の先にやってきた
そこは、とある病院の、病室で 過去の地図と照らし合わせると、あの私塾の場所と重なった 部屋に、訪ねて行こうかと想ったけれど いきなり見ず知らずの子が来ても、びっくりするだろうから]
…――――
[看護師さんに、発信機を渡してもらうよう頼んだ ここが病院であった以上、過去に戻れなかった理由は想像がつき 過去改変の罪で、などと言う事はないとわかった それだけで、私には十分だった]
(262) rhino 2011/08/24(Wed) 00時頃
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日向は、>>-749 ら神…
ebine 2011/08/24(Wed) 00時頃
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――回想:お祭り当日 星降る海岸――
[月明かりの下、消えゆく光の道を眺めて、ぽつり佇む。]
最後まで口が悪いんだからさ。それに…
[袂から端切れを取り出す。]
そして、何さ?
[それは旅館で見つけた置手紙のようなもの。 その中途半端な内容に苦笑する。
さよなら、と書きたかったのだろうか。
そう考えたから尚更、またね、と言った。 でも、それに返されたのは自分と同じ…]
ってちょ…、成長するって聞いてない。
(263) may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
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[残された言葉に今更焦った。 勝丸は未だ子供で、この先成長することは当然と言えば当然なのだが。 今作っている着物は。]
作り直さなきゃ駄目かな…?
[抱いている真昼に困ったように笑う。
けれど、その表情は何処か嬉しそうにしていた*]
(264) may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時頃
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よし、よし
[過去で、子供を産んでも大丈夫だった 歴史の改変には、到らなかった 歴史は、その程度の傷なら回復してくれるのだ
だったら、きっと大丈夫 夕ちゃんの事、きっと大丈夫だ 過去に帰る事になろうと、留まる事になろうと その程度なら、歴史は許してくれるのだ]
一緒に、いられる、よね
[これからも*ずっと*]
(265) rhino 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―白石源蔵邸―
[祭りが終わり、皆を沸かせ無事に役目を果たしたからくりは、今は屋敷の片隅に置かれている。 主人へ御茶を運びに行く折、その姿が目にとまってふと足を止める]
……………………。
[羽衣伝説には諸説あるが、多くの場合、天女は男と子を残す。 子は天へ連れて行かれることもあるが、地上へそのまま留まってしまうこともある。
天女の子はその時代を必死で生き抜き、 その血は脈々と受け継がれていくのだろう]
――――――源蔵様が、未来人の子孫だと仰るならば。 私は未来からこの村に渡り、この地で恋をし子を為した、 その方に御礼を言わなくてはいけませんね。
だって、源蔵様が今ここにいるのは、そのおかげなのでしょう?
[書斎で御茶を出しながら、不意に思い出したように、口を開く]
(266) nekosuke 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―祭りの夜― [あの時は過ごせなかった祭りの夜をぶらぶらする。 ちょっぴり贅沢をしている博史を見かける。だが、この背格好でいきなり声かけてもわからないだろう]
いい祭りだねぇ。 こういう時は贅沢しないほうが罰当たるってもんでえ!
[単に祭りに訪れた客として、一言二言交わす。 それから別れて、からくりを見に行く]
おお、なかなかすげえな。 そういえば、どういう風に動いているってのは俺も持っていても知らなかったなあ。
[少年時に持っていた端末ではなかったが、今所持している機械がどういう仕掛けで動いているかは知らない。 そういう事を考えると素直に褒め言葉が出た]
源蔵せんせーもすごいな。 よし、かんぱーい!
[からくりを見ながら酔っているもの達の宴会に加わってその夜を過ごした]
(267) aga 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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未来は、いつ決まるのでしょうね。
此処には居ない筈の人間が、何かをすることで未来を変える。 未来を変えてしまうというのは、 とても恐ろしいことなのかもしれないけれど。
でも、少なくとも私は、その御蔭で救われました。
私は自分の我儘を通して、この村に残るのだから。 だから、せめてその分、源蔵様の御先祖様のように。 誰かを幸せにするような、生き方が出来たら、良いな。
[にこりと一度微笑むと、「御無理なさらず」と付け足して場を辞しかけて、ふと立ち止まり]
嗚呼、そうだ、源蔵様。 今日の御夕飯は、何にしましょうか?**
(268) nekosuke 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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団十郎は、未来にちょっぴり悲観的になっているw
roku 2011/08/24(Wed) 00時半頃
一平太は、団十郎の頭を撫でた。
nekosuke 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―とおい未来、ある病室にて―
[見舞客らしき少女から、見舞いの品を託されて。担当患者にそれを渡した看護師は、患者の表情にうろたえた。 食い入るように時計を見つめる、見開いた目から、ぼたぼたと流れる涙。 看護師が理由を尋ねると、患者は頬を拭うこともせずに、にっこりと微笑んだ]
『――…天使が来てくれたのよ』
[そう言って、時計にそっと口づけて]
(269) heinrich 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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おみつは、act間違えてる。>>-760だった…
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時半頃
おみつは、お疲れ様でしたー。
may-schnee 2011/08/24(Wed) 00時半頃
博史は、おつかれさまでした
10347 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―星降る夜― [砂浜には行かなかった。 行くと誰かを悲しませるような気がしたから。
星が月に向かって昇る夜。 ご先祖様の思いも、 未来から来た人の思いも、
星がその全てを輝かせて昇っていく。
海に映る月の中、魚影が揺れて。 月と星の空を魚が渡っていく。]
(270) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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………泣いたら、来てくれるかしら…えーん。
[寄合場の窓側から外を眺めて。]
なーんて…嘘ですけど。 琴、直らなかったんですよね…。 直ったのは4弦だけ、っていう…。 ふふっ、歯抜けの曲になっちゃいそう。
[奏でる音が星の光に乗るといい。 そんな思いで、足りない楽を奏でる。]
星ってなんで光るのでしょうか…。
[きっと、人が願い続けるからなのだろう。 そう、あの人は言ったのだろう、そう思って。]
(271) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―祭りの後・初秋―
朝と夕は遠くに行ったらしいですよねー。 日向さんも都のほうに行ったらしいですし。
[いつもの様に空き地で会議を開く。 新しくなった日傘の出番は季節の変わり目に向けて、少なくなっていくだろう。]
……今日の議題はそうですねー。 おょ……?
[見慣れない男と、いつも語らう子供の姿。 子供が帰ってきたんだよーと楽しそうに笑いながらこっちに来た。]
帰ってきた……?ですか…?
[目が少し悪くなったのか、近づいてきたやっと気付いた。]
(272) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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『やってるね〜。今日のお題はオレの素敵なところなんてどう?』
思い浮かばないですね、馬鹿野郎。
[一蹴。]
………じゃあ、今日の議題は。 人はどうして温かいのか。 手を触れて、抱きしめて。 温かくないと駄目なのか。
[出稼ぎで遠くに出かけていた男。 それは、操作された記憶だけれど気付くことはない。
けれど――――。]
(273) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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『―――――…。』
なに?
『いや、なんつーか…、』
ダサいよねぇ…、あんた…。
『え……』
かっこわるい、すごく。もう会うことなんてないと思ってたのに。
[子供たちと別れた後、空き地に残ったのは2人。 そして、ぽつぽつと交わされる言葉。]
(274) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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………おかえりなさい。
『……うん。』
ただいま、って言わないんですね。
『そうだな。』
……変な感じ。
『かもな。』
[何か昨日までとは違う。 それは村の皆も感じることなのだろうか。]
(275) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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空、青いですねー…。
『青いなー…』
遠いところも青かった?
[首を傾げて尋ねる。]
『秘密。』
……死ねばいいのに。
『あー、ひどっ!!』
["ときめき"が星とともに降りてきて。**]
(276) mituki_ka 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―お祭り翌日・道端― [昨日は少し呑みすぎたか、頭が痛い。 気がつけば道端に他の大人と一緒に雑魚寝していた]
さてと、もう今日になったからな。 影響を調べないと。
[周りの雑魚寝した大人たちを起こしながら 世間話のように、話を聞いては、調査をする。 無事に?未来へと行ったもの達の記憶は変わっており、居なくなった事に悲しむ事はないだろう]
さてと、後は…
(277) aga 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―お祭り翌日・道端― [旅館へと足を運ぶ。 何やらとても聞き覚えのある声が聞こえてきた。 何年ぶりだろうか。 久しぶりに姿を見れたのも嬉しかったが、伊綱は忘れた様子が無いのも嬉しかった。]
珍しい兎だな。 都にも、そんな兎は見た事ねえな。
[こらえきれず話かけてしまう。 もう、自分は少年の姿はしていない。 けれど、もう一度だけ自分に対して声をかけてほしかった]
(声を聞いたら、戻ろう。 流石に俺とはわかんねーだろうしな)
珍しいものを見せて貰ったよ。 そんじゃあ、またな。
(278) aga 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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―鳩渓堂・書斎―
[祭りの後、また以前とよく似た日常が戻り。 私塾からは生徒が何人か減ったけれど、それを訝しむ者はいない。 そのことを少し寂しく思うが、子どもの巣立ちとは得てしていつもそういうものである]
――…祖母に、礼を?
[茶を出しながら一平太が切りだした話に、目を瞬く。けれど続いた言葉に、眼鏡の奥の目は、ゆっくりと緩んで]
そうか。ぺーたがそうならば、きっと祖父も祖母も、救われる。
[懺悔に与えられる許しのように。震える子どもの背に添えられる、大きな手のように。 一平太がこの場所で、心穏やかに暮らしている。その事実が、温かく全てを包んでいくようで]
うん。人はいつだって、どの時代でだって、より良い未来を目指し、道を切り拓こうと、懸命に生きている。未来人だからって、それが許されないこともあるまい。
[いくらか願望含みの言葉]
(279) heinrich 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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ぺーたがそれを望むなら、僕も君の隣で、それに協力するまでさ。
――…ん、そうだな。 今日は焼きナスが食べたい。おかかと醤油で。
[穏やかに微笑んで。 まずは腹から幸せになろうかと、悪戯っぽく笑う。
一平太が台所へと立った後の部屋で、ひとり、空を見上げて]
……お祖母様。今日もこの村の空は、とても綺麗で。 僕は、とても、幸せです。
(280) heinrich 2011/08/24(Wed) 01時頃
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明之進は、壁|・)ひそっ
tasuku 2011/08/24(Wed) 01時頃
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─ 神楽邸・縁側 ─
……静かですねぇ……紫苑。
[縁側の柱に寄りかかり、小さく呟く。 あれから幾らか、時は過ぎて。 変わるものは変わり、変わらぬものは変わらない。
自分はと言えば──それまでと変わる事はなく。
ただ、ほんの少しだけ、関わる人を増やしたりはしたけれど。
病の方は変わらず──否、確実に、身を蝕んでいた。 治療の術は残されていたけれど、それが残された想いも感じなかったわけではないけれど。
かつての誓い──先の技術には、決して頼るまい、という決意が、それに頼る事を是としなかった]
(281) tasuku 2011/08/24(Wed) 01時頃
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まあ……馬鹿なんでしょうね、私は。 けれど、これだけは、譲れない、ですから。
[小さく笑んで、塀の方へ目をやる。 今は通る者もほとんどいない、小さな抜け道。 かつて、文の括られていた枝には、今は組み紐だけが括られている。 その意を知る者が、それを再び見る事はないとしても。 それは、そこ以外の置き場所を思いつかなかった]
……そう言えば、結局言わずじまいでしたねぇ、ひぃちゃんには。 私は、こんなですけれど。 『生きる』のを、諦めてはいなかった……って。
それを投げ出しそうになっていた時に、すっかり有耶無耶にして。 結果的に止めてくれたのは……塀から飛び出してきた誰かさんなんですよ……ってね。
(282) tasuku 2011/08/24(Wed) 01時頃
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[楽しげに笑って、呟いて。 当人のいない所で、構い始めた理由の種明かし。 聞いているのは、ただ、肩の上の小鳥と風だけ]
……そちらの、空も。 同じように、青いんですか……ね。
[ゆっくりと、視線を空に向けながら、誰にともなく呟いて。 傍らに置いた笛を手に取る。 奏でられる調べは風に乗って舞い散ってゆく]
(283) tasuku 2011/08/24(Wed) 01時頃
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[その音色が響かなくなるのは、それから四つ、夏が巡った冬の事。**]
(284) tasuku 2011/08/24(Wed) 01時頃
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