158 Anotherday for "wolves"
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落ち込み方か。 ドナルドの目には演技に見えなかったんだね。
[接して感じただろう事をドナルドから聞けば ゆると考えるふうに顎先に手を宛がう。]
――…ラディスラヴァは、 それほど親しくないからよくは分からないけど 犠牲者の死を悼む彼女の様子から この騒ぎは思いもよらないことだった。
[如何してこうなったかわからないという風に 首をゆると横にふるけれど ドナルドの続き>>237を聞けばはたと瞬き]
キミにはそんな風に見えていたんだね。
(240) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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[それでも、私の幼馴染は「なにか」と言葉をうながしてきたでしょうか。
少し。 ほんの少しだけ、考えて。
ポツリと呟く声が届くのは、きっと彼にだけ。]
(241) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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――…ルパートさんと一緒に 絵本を楽しそうに選びに来た女の子。
メアリーに対してはそんな印象しかもってなかった。 そんな子がオーレリアにあんなこと、するなんて 思いもしないよ。
[朧に耳にするまでは、本当にそう思っていた。 過去の思いを口にしてドナルド>>237に向ける。 また、偽りを重ねることに痛みを覚えるのは、 彼に対しての良心か、ただの矜持ゆえのことか。]
(242) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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[それから、どのくらいしてでしょう。 子供の彼女が、また顔を見せたのは>>238]
………。
[その声は、きっと裏表のない純粋な言葉。 だからこそ私を。
酷く、ひどく不快にさせるのです。
私は声を出しませんでした。 その代わりに、右手は首を絞めて見せるのです。]
(243) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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キミはキミだよ、ラディスラヴァ。 『魔女』なんて肩書きでは括れない。
本当は優しい女の子だ。
[鈴の音に、低く堪えるような音を響かせ]
(*26) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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謂ったでしょう、私は餓鬼なんて嫌いだって。
そうやって勝手に、いいように受け取って。 世の中全てから愛されていると思ってるの。
[か細い、純粋な主張も>>*11 一蹴してしまう、嘲笑と共に。 “味方”といった彼が、幼馴染へ弁明してくれていても>>240]
『本当は』?
本当の私なんて、もう何処にだっていないの。 やめて頂戴、吐き気がするわ。
[ころり、模造品の音一つ。]
(*27) 2015/05/21(Thu) 02時半頃
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[幼馴染みからの囁きに耳を傾け 少し苦い顔]
俺はよくても…向こうはどうだろうな 出来るなら、考えておく
[果たせるかは分からない 何故なら──]
(244) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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だって…。
寂しいじゃない。 みんなに苛められたままなんて。
[世界中のどこにも味方がいないだなんて、少女には 味わったことのない絶望や恐怖の話なんて わからないしきっと話されても貧しい想像の安っぽい共感。]
[だから少女は謳う。 若い自己満足を。]
(*28) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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― 幕間/『黒妖犬』の一族のはなし ―
[ ――― あの、星が。 少女が、散ったよるの日。
星々見守る天の下、 つめたく つめたく、
冷え切った腕は その躰は。 もう、物言わなかった。 ]
[けれど 弾けた恒星は、 ただ 黙して沈むことはない。
その華奢な矮躯から、 躰に刻まれた火傷痕の星陣より 魂とも言えるような黒狗が現れ ――、 トリガーを引いた 哀れな追っ手の その心の臓を、抉り食らいていった。]
(245) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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[ その光景に、
( ああ、 きれいだ、 )
なあんて、血錆に塗れた叢のうえで 星のかがやきと あかいろと、
透き通る、誇り高き黒妖犬のすがたに。 見惚れ、惹かれ ――― 、 ]
[ ―― ぼくも、いつか、 ]
[ それが、ねえさんであることを。 忘れても、その黒狗の姿は。
漆黒の毛並みの狼は。 脳裏に焼き付いたまま、 ずっと ずっと 離れることはなかった。 ]
[ ――― 冥府の黒妖犬<ヘルハウンド>。]
(246) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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[ぼくたちは、そう呼ばれている、らしい。
人狼族でありながらも 北斗の死棺の力を得た 特異の血統、と。 母が話してくれたのは、いつの噺だったろう。
力を継いだ末裔は、 北斗の星の名を名に、 身に七星を描いたよな 星陣を刻みて、続いてゆく。
他と混ざりあう中薄れ、 母さんはその血脈の呪縛を継がなかった。 けれど ねえさんが、色濃く継いだものだから、 ぼくは ほんの薄くではあれ。 ]
[ 身に、星の呪いを刻んでいた。 ] [ それは、散り際に、 ――― 死の国へ生者を連れ帰る、 死神のよな一族の、呼称。*]
(247) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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[>>242 ベネットから語られるメアリーは ただの無邪気なこども]
なるほどな…俺からしたら 何考えてるかさっぱり謎の跳ねっ返り?
だからって安易に疑いたくなかった
分からないなら知りてえし その為に、近づこうにも逃げられて そればっかりじゃ…疑いの方が募る
いい歳したって、全然ダメだよな…
[それは、多分信じたい者に 裏切られ続けていて、信じる事すらも 諦めかけているからだろう]
(248) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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[好きな人の死ぬところはみたくない。 好きな人に危害を加える人、いけない人。]
[命の重さに変わりはない、なんて 誰が決めたんだろう。
今もこうして思ってる。 仕方ない犠牲、失ってはならない存在。 みんな同じ命なのに。
それはきっとわたしだけじゃなくて ここにいる「善良な」村人もきっと、みんな、そう。]
(249) 2015/05/21(Thu) 03時頃
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