272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[俺はガキだった。 結局は自分が一番大事だった。
だってあの日、姉ちゃんが1人だったのは誰のせい。 遅い時間のバスを選んだのは誰のせい。
最初から一緒に買いに行っていれば 何も起きなかったんじゃないか。
菜摘の誕生日のサプライズだって もっと別の方法だってあったはずなんだ。
俺がぐずぐずしていたから。 俺が菜摘とデートしてみたいなんて言ったから。]
(251) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[菜摘が事件について調べるほど、 姉ちゃんがあの日どうしてあんな行動を取ったのかを 知られてしまうんじゃないかと怖かった。
だって、俺のせいで姉ちゃんは死んだのに。 そうしたら菜摘の笑顔は 二度と俺に向けられることはないだろうと、思って。
――本当に、なんて身勝手なガキか。]
(252) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[廊下に泣き声が響く。>>232 菜摘があんな風に声をあげて泣く姿を 俺は見た覚えがなかった。
菜摘はいつだって俺達姉弟を 守るように手を引いてくれたから。
すぐにでも駆け寄りたかった。 けど、足はその場から一歩も動かなくて、 葬儀場の人が寄り添うのを 廊下の端から見ているしかできなかった。
その背を支えられて去っていくのを 服に皺を作って眺めるしか俺にはできない。]
(253) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
ごめんな。菜摘。
[俺がお前を好きにならなきゃ。 そうしたら今も、3人で、ずっと。]
(254) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[あの日のネックレスは 本来の贈り先へ届くことのないまま、 骨壷に入れられるのを俺のポケットで待っていた。**]
(255) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[ あの子の落ち着いた色の毛並みが好きだった。 みんなはからかっていたけれど>>233 そんなのからかう理由にならないと思った。 みんなと同じ魔法が使えなくても使えても 私みたいに別の魔法が使えても良いの。 あの頃からあの子はどんどん強くなって 村の同年代では一番の剣の達人になっていた。 それでもまだ強くなりたいっていうあの子に 私がついていったのは。
放って置けなかったから? 離れたくなかったから? ]
(256) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[ でもそんな風に素直にいえなかった。 イェキンス一人だと心配だもの、って いつだってお姉さん風を吹かせてた。
あの子が帰ってきたら食事も用意するし 鑑定も錬金もあの子を優遇してきた。 お店を持てるようになってから それもずっと続いていたけど。
……まさかみられていたとは思わなかった。 あの時も。>>236 この時も。>>237 ねえ、だったらもっとよく見てよ。 私、悲しそうだったでしょう? 怒って毛が逆立っていたでしょう?
そんな事、あの子が見てたことも知らない私が 問い詰めることももちろんなかった。 ]
(257) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
[ でもイェキンスがそんなこと、言うから。 しばらく戻らないって。>>238 私はギュッと拳を握ったあと。 ]
………、そう。 それじゃ、しっかり準備しなくちゃね。 ちゃんと気をつけて行くのよ?
[ 迷惑かけちゃダメだよ、と笑いながら 食事を片付けて、必要なものは言ってねと 笑いながらその話を切り上げた。 ぺた、と伏せた私の耳は 気づかれない方がきっといい。
その日の晩。 私は、魔法石を持って外に出た。 綺麗な満月の光で石を浄化する為に。
(258) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
魔法陣を描いて、満月の見える丘で 魔法陣の上に石を並べて魔法を唱える。 あの子の旅路が良いものでありますように。 あの子が怪我もなく帰ってこれるように。 あの子が…………、 ]
……………っ。
[ 嗚呼、涙がこぼれ落ちた。 私の頬の上につう、と一筋。 ああもう、耳もぺたんと伏せちゃって 私はその場にしゃがみ込んだ。 寂しい、とても寂しい。 イェキンスが離れてしまうのが嫌。 この街に戻ってこなくなるのが嫌。
ううん、それはもっと前からのこと。 店になかなかこなくなる事だって 私はとても寂しく思っていたのに。 ]
(259) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
イース………。
[ 行かないで、なんていえない。 あの子の冒険に私は邪魔だから。 足手まといだから、この足では。 だから止めることもできなくて、 だけど行って欲しくなくて悲しくて。
だって私の方が、あの人より。 そんな事を思って、私は唇を噛んだ。 きっと今は、あの人の方が イースのことをよく知ってるんだろう。 今生の別れでは無いはずなのに、ああ、 涙が止まらないのは、きっと。 ]
(260) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
…あの頃に戻れたらなあ。
[ そんなことを呟いた私の側。 唐突に現れた黒い男に毛が逆立つ。 今どこから?と驚いているのも束の間 渡されたのは不思議な小箱。>>#1 あの日をやり直してみませんか?>>2 えっと、 その、 うん。 ]
(261) 2019/11/03(Sun) 23時頃
|
|
うさんくさぁ………。
[ 私は思わず、その小箱を検分した。 魔法がかかっているのか、それがどんなものか。 けれどさっぱりわからない。 巻いたら魂をとられるとか? それとも詐欺? 詳しく調べる道具がないけど 怪しさ満載のこの箱とこの男。 ぶわわ、尻尾は警戒に毛が逆立ち膨らんだ。 でもね。でも。 ]
(262) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
……まさかね。
[ こんなのただの、小箱でしょ。 そう思う気持ちと。 もしかしたら何かあるかも。 そんな期待とが混じり合って、 私はそのネジを回してた。
もし、戻れるなら。 無邪気な子供時代? 怪我をしたあの時? ううん、そうだね、それよりも。 ]
(263) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[ 二人で村を発つ、あの時に。 もう何年前になる? ね、あの時からやり直せたなら。
……きりり、きるる、きりり。 願いながら、私はネジを回した。 ]**
(264) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[落ち着いてから外に出れば もう、雨はやんでいた。 八つ当たりだけど、私はひどく腹が立った。
こころのお葬式なのに。 空が泣いていないなんて。
七年間皆に言われた言葉がよぎる。 ――もう忘れるんだ。 ――先へ進みなさい。 そう、大和だってそう言ってくれた。>>250
わかってる、わかってる。 こころだって今の私をみたら 同じことを言うと思うもん。]
(265) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[けどね。けど。
私だけは進みたくなかった。 私だけはずっと、覚えていたかった。
なのに時間は容赦なく こころを失った痛みを奪っていく。
今日は泣いた。泣けた。 でも、もうこの空と同じで零れてこない。
――さらに七年後、私は泣けるだろうか。]
(266) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[七年前のあの日。 最後にどんな会話をしたかもよく思い出せない。 こころはどんな顔で笑っていたのだっけ。
ぼろぼろ零れ落ちていく思い出は これからも少しずつ褪せていく。 それが分かってしまって私は 嗚咽を堪えながらその場にしゃがみ込む。]
やだ……やだよぉ あいたい、あいたいよ、こころ…っ
[戻りたい。戻りたい。 ああ、神様仏様。何でもいいから――]
(267) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[しゃがんでいる私の足元に影ができる。 顔を上げれば、帽子を目深にかぶった男がいた。
彼は私が立ち上がるのを待ってから 何かが乗った片手を差し出す。
顔がよく見えないし、声は知らない声で 会ったことがない人なのは確かで 私はそこから立ち去ろうとして
――「あの日をやり直してみませんか」>>2]
(268) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[振り返った私の形相に何も言わず 彼はただ、小箱を差し出しただけだった。]
やり直す……? どうやって?
[促されるままに小箱を手にする。 何やら説明をされていたけど 私は半分ぐらいは聞き流しながら 私の手の上に乗っている小箱を見つめた。]
こんなので、本当に……? ううん、いい。使う、使う。絶対。
[もしかしたら嘘なのかもしれないけれど 今日、この日に渡された「希望」が 本当に「奇跡」なのかもしれないから。]
(269) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[ ――そう。 初めは、ただの興味から。 ]
あちゃ、俺の聞き方が悪かったな 生徒会室の前に居るから、 俺の偉大なるお兄様の行方を知りませんか、 って聞いたつもりだった
[ ごめんごめん、って手を合わせる。 君の勘違いは大いに正しいものだと思う。
嶺二への要件は簡単なもの。 目的は最初から君だった、って 見透かされたみたいでちょっとは恥ずかしいんだ、 こっちだってさ。 ]
(270) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[私は男がいなくなってから オルゴールの蓋をそっと開けた。
戻りたい日なんて決まっている。
もし――運命を捻じ曲げることができるなら こころが笑っている未来があるのなら 私は、どんな犠牲を払ってもいい。**]
(271) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
へえ、真名っていうんだ。 宜しくな、マナ!
[ 確かに可愛いコだと思った。 兄弟だし好みは似てたって可笑しくはないよなって この時は誤魔化した。
別に兄貴の好きなコを取ってやろう…… ってつもりでもない。 ホントに、 ホントに。ただの興味だったんだ。 17年、間近で観てきた男の琴線に触れた君が。
焦がれてやまない人が、
どんなコなのかって。]
(272) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
じゃ、もし嶺二に会ったら 俺が探してたって言っておいてよ
[ ――それだけ、だったんだ。 ]
"柊季って綺麗な名前だね"
[ 大したことない一言だったし きっと君にとっては、なんでもない会話で。 その時の表情なんて覚えてないだろうけど。
声が、なんだかすっごい心臓に浸みてったんだ。 それが、心地よいんだってことに気づいて ]
(273) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[ ……ああ、こういうのを 一目惚れっていうんだろうけどさ。
よりにもよって、 兄貴が好きな女のコ。
――愚弟は心の中で、苦笑いを浮かべるんだ。 ほんと馬鹿だよな、って。
これが君との出会い、 一番初めの、高1の思い出。 ]
(274) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[じっと、見てたよ。 高本がみかんのしぐれ煮を食べるとこ 前もこんな事、あったんだよね。 あんたが「キャシー」になる前のこと。
最初に帰ってきた時は あたしの作ったしぐれ煮を食べて 「森崎のおばさんの味になるには まだ20点くらい足りないな〜」って 茶化すほどには、憶えていたよね
次に帰ってきた時には 見た瞬間に「懐かしい!」って 驚いてくれたっけ。
その次に帰ってきた時には 食べてから美味しいねって 褒めてくれたりもした ]
(275) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[次は?ねえその次は?ねえ……
だんだん高本が、 昔の高本じゃなくなってく
最初はあんたが都会に出たから あたしもあんたも、おとなになったから そう言って、気づかないふりをした
そうあたしはいつだって 気づかないふりばかりだった
今だって。私は。 気づかないままで、居たかった。
だけど、本当は違ったよね 高本が「別の誰か」を纏うたび 高本の人生が少しずつ、消えちゃうんだ]
(276) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[それに、気づけるくらいには
知ってるんだよ。高本のこと。 見ているんだよ。高本のこと。
ああ、嫌だな。 高本が、居なくなっちゃうなんて。]
(277) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[なんだかんだでデートの約束取り付けて それから夜しか眠れない一日をすごして(すや) 快眠快眠、目覚めたのは次の日の朝。
外は晴れで、気温は少し涼しいみたい。 スマホの天気予報を見ながらごろごろごろ。
朝早くからお母さんは洗濯をしていて アンタでかけたら布団干すからって言われてて 気づけば高本との約束の時間、5分前 ]
(278) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
[実はこの時、ちょっとだけハプニングが起きた
ど田舎少女は服なんてたくさん持ってなくて 特に「ずぼん」なんて、履きつぶしたGパンは1本 ド近所はジャージで行くし、 時々女友達と隣町に行く時だけ着るワンピースは もう3ヶ月くらいは余裕で着てない。
ぶっちゃけ高本とのデートでワンピースを着るなど そんな破廉恥なことができますか! ということでGパンを履いていくつもりだったのね
なのに!]
(279) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
|
おか、お母さん! 私のずぼん、洗濯したでしょ!
[外はいい天気、そうね、洗濯したくなるよね 週4くらいで履いてるもんね、わかる たまには洗ってあげないとって思うよねわかる でも今日洗わなくても良くないですか
待って詰んでる私の選択肢 臙脂色のジャージ or 一張羅のワンピース むりむりむりむりむりむりむり だって相手は都会人だけど高本 どっちも無理]
(280) 2019/11/03(Sun) 23時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る