169 きみがおとなになるまえに
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クラリッサに2人が投票した。
レオナルドに1人が投票した。
クラリッサは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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気をつけろ、と言ってるんだ。
[駆けまわること自体に文句をいう気はないのだけれど。 ゾーイ>>7:+18を地面におろし、立たせる。
と、彼女が何かに気がついた。 つられるように前を向く。 緑の近く。太陽の向こうに、黒い人影が見えた。]
(0) kazue 2015/09/28(Mon) 00時半頃
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いるな。 住人か。
[人影に向かって、ゾーイが声をかけた。 この街の名は、との問に、真っ黒な人影が赤い口を開く。
『タリン』
求めてやまなかったその地名に、思わず目を見開いた。*]
(1) kazue 2015/09/28(Mon) 00時半頃
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[ 世界一かわいい、みんなの女の子がこの世を去ったとき、
多くの人びとが、彼女の舞台を目当てに、
チケット・ブースに詰めかけているところだった。
そして、夜。
その日は、長い、長い列をつくって、
黒い衣裳に身を包んだおとなたちが、
皆、ハンカチを携え、静かに泣いた。]
(#0) 2015/09/28(Mon) 00時半頃
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<<”世界でいちばんかわいい、みんなの女の子”>> <<クラリッサ・トウシューズ>> <<ここに眠る 享年1■■>> *
(*0) nabe_kamone 2015/09/28(Mon) 00時半頃
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[ ──静かに、雨が墓碑を濡らす。]
**
(#1) 2015/09/28(Mon) 00時半頃
/*
村建てとしては、一応、こちらで〆とします。
以降は灰雑談なども、お好きにどうぞ。
長い間、おつかれさまでした&エピ終了まで、もうしばらくよろしくおねがいします。
(#2) 2015/09/28(Mon) 00時半頃
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― まだ、おとなになる前の日 ―
[ ――オーレリアの、誕生日の、少し前の日。 その日の朝は、窓を開いても。 鳥の声は聴こえてきませんでした。
刺繍の施されたリボンを揺らして、 窓の外の庭。居る筈の小鳥を探して、でも、居なくて。 首を傾げながらも、自然と空を、見上げれば。 ]
(2) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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[ ―― ぽたん ]
(3) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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[ 頬に、ひとつ、雨粒が落ちてきます。 続いてまた、ぽた、ぽた。 葉に、地面に、跡を残していくそれは。 なんだか、何時もの雨と違う気がして。 怪訝そうに、不思議そうに、 生きている筈のそれらを、じいと見つめます。
言葉を知らないながらも、言うならば。 涙を流すような、死を悼むような。 そんな様子だったのです。 …重い、灰の空に、オーレリアの灰を合わせ。 頬を雨粒で濡らしながら、息を吐いて。 ]
(4) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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………主よ、 永遠の安息を、彼らに与え…
[ これもいつか、ゆきから聴いた歌。 鎮魂歌っていうんだ。とも、聞きました。 悲しい灰に届ける声は、きっと、これが良いのでしょう。
でも、ほんとうは。 記憶を手繰って、たどたどしく歌うオーレリアよりも。 ゆきの方が、ずっと綺麗な歌声を、 遠く、遠く。空の向こう。 誰かの元まで響かせられる筈です。 ]
(5) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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[ ゆきと藤乃とは、あれからもう、会っていません。 巡り合わせが悪いだけなのか、 あるいは――ゾーイたちの様に、世界の果て。 自分のための場所に行ったのか。
それはもう、分からないけれど。 でも、彼らの居る地の空までは。 せめて繋がっていくようにと、拙い歌を、届けました* ]
(6) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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[ "世界でいちばんかわいい、みんなの女の子" クラリッサ・トウシューズ。 この世界で、百年以上。永い時を生きていた。 こどものままのおんなのこが、眠りについたと。
それを知ったのは、重い灰の空、雨のなか。 今日も用事があって出かけたキネーンで、 遺されたおとなたちが、 涙を流して、そう、噂しているのを聞いた時* ]
(7) mayam 2015/09/28(Mon) 15時頃
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[ ぽたり。ぽた。ぽた。 ]
(8) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ タリンに来て、初めての雨が、ゆきの頬をしとりと濡らした。 初めて雨を頬に受けたのは、いつだったろう。確かもう劇場には買われていて、その頃の雇い主に、今よりもっと幼い声で、ゆきはこう聞いたものだ。 ねえ、どうしたの?空が、泣いているの? 誰かがどこかで、悲しい思いをしているのだろうか。だから、空が代わりに泣いているのだろうか。 雇い主はその問いに答えてくれず、イライラとした舌打ちを一つ残しながらどこかへ行ってしまったけれど、ゆきは飽きもせずずっと、雨の下で濡れ続けた]
(9) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ ――それからずっと、ゆきは雨になると悲しい気持ちになる。誰かが悲しい思いをしているから、自分も悲しくなる。空を泣かせるほどの悲しみならきっと、とてもとてもつらい事だ。 藤乃と買い物にきていたゆきは、雨をしのげる屋根の下に入る事もなく、その頬、顔、全身に、空の涙を受け続けた]
(10) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ そういえば。]
[ ふと、思い出す。教会で出会った、聖女のこと。]
(11) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ 雨の日に一度、聖女と言葉を交わした事がある。 静かにお祈りを捧げる彼女の横で、ゆきは神父さまと話す藤乃の事を待っていた。 横の彼女のおとな、せんせい、も、藤乃とは違う神父さまとお話ししていて。 もしかしたら彼女も、おとな同士のお話が終わるのを、待っているのかもしれなかった] [ そんな彼女に声をかけたのは、多分気まぐれ。あまりに彼女がひたすらにお祈りをするから、だから、少しだけ気になったのだ。]
(12) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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ねぇ、
[ ふわり、と、聖女の瞳が開いた]
今日は、空は誰のために泣いてるんだろう。
[ 彼女からの返答が来る前に、もう一回、口を開く]
ねぇ、きみは、かみさまを、しんじる?
(13) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ その言葉にオーレリアは、なんて返したっけ。 でも、しとしとと響く雨の音に言葉をぽつりぽつりと乗せて、あの時初めて、聖女と御使いはおはなしをしたのだ] [ それから何度か、一緒にうたをうたった。彼女が知りたがっていた聖歌を教えたり、自分が好きな歌を教えたり。 毎回の礼拝で顔を合わせていたのに、言葉らしい言葉を交わしたのは、多分あの雨の日が一番だろう。 けれど、オーレリアとゆきは不思議と、一緒にうたう事は多かったのだ]
(14) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ ねえ、オーレリア。 今日は誰のために泣いているんだろう。 静かで悲しい。重たい雨だね。] [ ふと、歌声が聞こえた気がした。それはよく聞いていた彼女の声にも似ていて、ゆきはその声に合わせて、そっと歌声を雨に乗せた]
(15) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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”私の祈りをお聞き届けください すべての肉体はあなたの元に返ることでしょう”
[ あぁ、そうか。 この曲は鎮魂歌だ。** ]
(16) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃
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[ ―― うた が。 雨音に混ざって、声が。 そして、歌が聴こえてきた、気がしました。
透明なその声は、オーレリアの歌に続く様で。 オーレリアの知る、あの教会のおとこのこの声に、 とてもよく、似ていて。 ]
(17) mayam 2015/09/28(Mon) 21時頃
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[ …そう、確かその日も、雨でした。 初めて、白のおとこのこと言葉を交わした日。 誕生日よりも、ずっと前。 まだ、先生のことを知らなかったオーレリアだった頃。 何時もの様に朝を迎えたオーレリアが、 ひっそりと、小さな死を見届けた、日。 ]
(18) mayam 2015/09/28(Mon) 21時頃
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[ ぱちん。 ゆっくりと、まばたき。
数秒、押し黙っていたけれど、 みるみるうちに、目を丸くして、 傍らの男の袖を引いた。]
── タリン、って!
[ 驚きを隠せない表情で、男の顔を見上げて、 それから、勢い良く、人影に振り返る。]
ねえ!この町に、泊まれる場所って、ある?
[ そうして、逆光の中、小さな頭が頷いたのを見たなら、 期待に満ちた目で、男を見上げ、]
── ねえ、行くんでしょ
[ まっすぐに、視線を送る。*]
(19) nabe 2015/09/28(Mon) 21時頃
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[ 毎朝先生の前におはようを告げる、窓の外。 名も知らない小鳥の鳴き声を聴くのは、もう、日課。 その、何羽もいる鳥の中に。 一回り小さな、こどもの鳥がいたのです。 他のいきものに襲われたのか、どうなのか。 ちいさな脚に傷があるのを見つけたから。 先生に内緒でハンカチを裂いて、 こっそり、屋敷の裏口から庭に出て。 なにも知らないなりに、 処置として丁寧にハンカチを結んだのです。 ]
(20) mayam 2015/09/28(Mon) 21時頃
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[ ――その出来事が、少し前の話。 さて、何の運命のいたずらか。 あるいは、どうにもならなかったのか。 そうして数日見守っていたこどもの鳥が、 しとしとと降る雨の中、庭の端で死んでいました。
沈黙、は。きっと、数分。 はっとしたオーレリアは、思うに任せて。 先生が寝ている隙にと、屋敷の裏口からこっそり出て、 かつて脚へハンカチを結んだ時の様に、 スコップも持たず土を掘り、埋めたのです。
…もっとも、土だらけの手を洗う時に、 オーレリア捜しに来た先生に見つかってしまって。 何時もの様に厳しい口調で、 あれこれ、言われてしまったのですが。 ]
(21) mayam 2015/09/28(Mon) 21時頃
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[ そしてこれは、気まぐれ、でしょうか。 長くお説教をされた後、 お仕事に向かう先生に連れられた教会で、 オーレリアの分からない、おとなの話を待つ最中。 何時も以上にオーレリアは、祈りを捧げていました。
――何も出来なかった、名前もないこどもの鳥が、 どうか安らかに眠れるように、と。 せいじょさま、と言われたオーレリアに出来るのは、 きっとこれくらいなんだろう、と、思ったから。 ]
(22) mayam 2015/09/28(Mon) 21時頃
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