38 蠱触の洞ーコショクノアナー
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テッドに2人が投票した。
ツェツィーリヤに5人が投票した。
ローズマリーに2人が投票した。
マーゴに2人が投票した。
ツェツィーリヤは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ソフィア、ドナルド、志乃、ヴェスパタイン、リンダ、テッド、グロリア、ローズマリー、バーナバス、マーゴの10名。
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[どれだけ歩いたことだろう。 洞窟の内部構造のせいか、それともかけられた暗示のせいか、 いくら歩いても深層には進めず、同じ道をグルグルと迷い続けるばかり。
諦めて一度街へ帰ろうとすれば、驚くほどすんなりと道は開けた。 外界の日差しの眩しさに、思わず目を覆う。
いつの間にか、夜は明けていた。]
(0) 2011/10/14(Fri) 22時頃
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―スタンフォード邸―
では、此方で待たせていただきますね?
[客間に腰掛け、タペストリーを下ろしながら女はメイドに尋ね、待つ事にした。]
……変わりませぬな、此処も。 妾が此処に来て間もない頃、仔を生ませる女を選んだのは此処でした。
[孕ませた相手の顔は今となっては覚えていない。だが、その結果グロリアが生まれたのだから人間の身で優秀な娘ではあったのだろうと思う、その程度。]
……感じます、我が仔らや同胞らの気配が以前尋ねた時の比ではない。何処におるのやら…
[窓の外を通りかかる人間を眺めながら、少しの間客間で過ごすまま]
(1) 2011/10/14(Fri) 22時半頃
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―教会―
[ソフィアの後をついて教会までの道のりは、 ものすごく長くて―…苦しくて。 必死で劣情を抑え、爆発させずに教会へ転がり込んだのが、ゆうべの話。
空き部屋を使わせてもらって、ベッドに倒れてからの記憶がない。 目を開けて、ここは教会だったと思い出し、起き上がろうとして―。]
(2) 2011/10/14(Fri) 22時半頃
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――ひ、ぁ、ぁ。
[目が覚めて、すぐに目に入ったのは… まるで臨月のように膨らんだ、自分の腹部だった。
一瞬、何が起きているのか理解できずに悲鳴をあげかけて、 モゾモゾと腹の中で蠢くモノの正体に気付いて―絶句した。]
う、ぐぅ…あ、ぁ…
[どこまでも貪欲に餌を求める欲望が…はちきれそうで、 今更解き放つにも、拓かれたことのないそこは狭くて、 本当に苦しくて、ベッドの上で力んでは呻いていた。]
(3) 2011/10/14(Fri) 22時半頃
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…戻っていてくれたら、いいのだが。
[あれは幻であって欲しい。 入れ違いで無事に帰っていてほしい。 そんな思いとは裏腹に、身に残る感触は鮮烈なまま薄れぬ。
もし戻っていなくても、ツェツィーが居れば力になってくれるだろう。 一縷の望みに縋るように、教会への道を重い足取りで向かった。]
(4) 2011/10/14(Fri) 22時半頃
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いた、…ぁ、ぅ…くるし、… だれか、たすけ……
破裂しちゃ、ぁ……。
[半泣きで助けを呼ぶ。 欲望ではちきれんばかりに育った触手が、 狭い孔を引き裂くようにして出口へ向かうのがわかる。]
(5) 2011/10/14(Fri) 22時半頃
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[グロリアに拾われて、少女は車の中でただただ泣きこぼした。 何も聞かない彼女に救われて 其の日は憧れていたグロリアの屋敷に泊まる事になった。
そして其の夜 少女はひどい悪夢を見る]
(どうして、どうして――――)
[映像のない夢だった。 数人の声が聞こえる。 聴くもおぞましい言葉の端々に、知らぬものの名と知った者の名 そして]
(どうして、グロリア様……!!)
(6) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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―昨夜・蟲触の洞―
……おや、やっと中締めか?
[バーナバス達が入口で話をしている頃、女は大広間のゆりが乗せられた台座の辺りにいた。既に大きな獣や蟲達は精を十分に喰らわせたからか、あるいは飽きっぽかったのか既に中心にはおらず、お零れにあずかるしかない微細な蟲や触手が巫女とシスターの衣装を纏っていた者の全身にへばりついて体液を啜っているぐらい]
……やれやれ。これでは中締めどころか宴もお開きといったところか。後片付けをしていかんとは躾のなって居らぬ奴らよ…
[溜息をつくと、ほとんど意識を失っている二人に、洞窟の清流で汲んできた桶の水を無造作にぶっかけた]
……これ、起きよ。 わざわざ起こしたのは他でもない、お前達の返答を聞きに来た。確かグロリアさんはお前に言うておったらしいな。終わったら戻してやると。如何する。
[顔を見知った敵を見てゆりは、或いは洞窟で快楽におぼれ続けたシスターは何と答えたか。しばらくして女はかぶりをふった]
(7) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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……左様か、ならば何も言うまい。 お前達は只今是より、妾達全ての住人の飢えを満たし、欲を満たし、考えうる全ての趣向を満たす、唯其れが為にのみ生きる家畜となる。是は其の証よ。
[そう言うと、二人の髪の生え際、額の中心にぶつりと指を挿し、脳髄に届くほどの長さの触手の欠片を埋め込んだ。それはグロリアが残した首輪、バーナバス達が残した痣と本質的に同じもの。瞬く間に紅に染まり、文字通りの奴隷の烙印となる]
(8) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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……では此処で、昼夜となく妾達が仔らと戯れて過ごすが良い。何、心配せずともわきまえれば興趣は授けてやろうぞ。飽きるほどにな…
[そういうと二人の元に肉の虚が開く。その先は洞窟のほとんど最深部へと、以前リンダを落としたような肉壁の空間のような場所か―――そこに二人の四肢を肉の中に埋め込んだ。辺りにはやはり蟲や獣や、触手も大量に存在するだろう]
では、な。
[そう言うと女の姿は虚に消えていった。後は洞の住人となった者しかあずかり知らぬ事*]
(9) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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―翌朝・グロリア邸宅、一室―
[少女は寝台の上で飛び起きる]
……夢……?
[酷い悪夢だった。 首を振った。 身体を隅々まで洗いはしても 体内に染みた触手の体液は残ったまま。 肥大した胸は未だおさまる気配は無い様子]
何処までが、本当なの
(10) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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ではケムシよ、そこな者達と折を見ては戯れる事を許します。頭 の 良 い お前の事だから、良い趣向を凝らしてくれると期待しておりますよ。
(*0) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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―回想/洞窟入り口―>>3:*4 [バーナバスからの“声”に成程、とローズマリーの状態を知る。 彼女が先ほどまで処女だった、というのには少し驚いたけれど]
いえ、構いませぬと(>>2:*17)申しましたもの。 もちろん、私も未通を散らすのは好みですが――それは身体よりむしろ、心の奥底を穢すため。 ドナルドへの褒美でもあったのですし、知っていたとしてもお止めまではしたかどうか。
[多分、しなかっただろう――状況には幾らでも使いようはある、と考えつつ]
リンダですわね。 怪奇事に強く興味がある娘ですから、驚かせ怖がらせてやればきっと悦ぶでしょう。
[そう、端的に了承の意を述べた]
(*1) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 23時頃
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…まだ、戻っていませんか。
[老修道女の返答に、男は落胆した。 ゆりが立ち寄った形跡がないどころか、ツェツィーも出ていったっきり行方不明。
すぐまた探しに行こうとするも、そんな状態で何処へ行くのだと引き留められた。 少し休んで行けと言われるままに、先日借りた客間へと通されたところで…
廊下に漏れ聞こえる、助けを乞うような呻き声。]
…どうした?大丈夫…か??
[耳の遠い老婆は気付かぬまま立ち去ってしまい、 男は心配そうに、その部屋の戸を叩いた。]
(11) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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―翌朝/スタンフォード邸・自室→客間―>>3:22>>1 [寝間着から着替える内に、使用人の一人が部屋を訪れる。 志乃の来訪を告げられ、手早く身支度を整えて其方へ向かった]
おはようございます、志乃さん。 ようこそお越しくださって、嬉しいですわ。
[会釈して、挨拶もそこそこに。]
……昨夜は二人とも、良くお休みになっていたようですわ。 もうそろそろ、どちらか起きてこようかという頃合ではないかしら。
(12) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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ああ……赤い首輪と謂うのはあの娘ですか。
[ほんの少し前に自分の元を尋ねてきた好奇心の強い少女の事を思い出した]
妾が申すのも如何なのかとは思いますが… なかなか殿方を喜ばせる育ち方をしております。
既に二度ほど罠にかけてあるので、自ら進んで洞窟には近づかぬとは思いますが… まあ如何とでもなるでしょう。妾のことを案じておるやもしれませぬから、其方の方に話を持ちやっても良いかと。 お任せいたします。
(*2) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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―教会・客間―
[ベッドの上で腹を抱えるように丸くなって肩で息をして―… 額には脂汗が滲んでいた。]
だ、れ、か……
[涙で霞む視界で部屋の中を見回した時、ドアをノックする音>>11。 ドアの向こうまで届く声はあげられず、懇願するような視線だけ向け、また、呻いた。
ドアには鍵をかけた記憶がない。]
(13) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 23時頃
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―スタンフォード邸客間―
お早う御座います、グロリアさん。
[起きてきた事実上のこの屋敷の主に、立ち上がって挨拶をした]
昨日は遅かった様で、バーナバスさんも。 …何人か此方に泊まっているとお聞きしました故、一つ様子を見に参りました。…それに、あまり意味のない呼び方とは言え。義理の娘の顔ぐらい見ても罰は当たらぬでしょうし。
…お待ちさせていただきましょう。
(14) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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リンダはあれでなかなかに初心な子のようですから、身体だけが発達してしまってどうなることやら。
[ソフィアもまた同様に、乳房をより大きく肥大させてしまっているだろう。彼女たちが直に会った時を想像するのは楽しかった]
あの子が洞窟に来ぬのでしたら、こちらで直接お会いなさっても良いかも知れませんわね。少し、様子を見てきましょうか。
(*3) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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− 洞窟にて −
[グロリアとマリーの感動の対面を横目に、姿を見せたシスター>>3:8と未だ人間であると信じようとしている同属の姿>>3:11をニヤニヤと見遣る]
こんなに美人が多いと俺照れるね。
[ぼそりと呟いて、2人をからかおうかとも思ったが、シスターが同属を連れて教会に戻ろうとする姿に出そうとした手をひっこめた]
(15) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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ドコまで人間だと意地を張れるか、餌を前にせいぜい頑張んな。
[それは同属を心配するのではなく、見下すようなモノ。 己達が仕え、奉仕する相手は誰なのか。本能に逆らう事がどんな事なのか、己の身体で味わうべきだと喉の奥で嗤った]
(*4) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 23時半頃
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左様で。おそらくその方が話が早うはありましょう。
……それにしても全く身体だけ見事に成長してしもうたものです。 いえ、別に欠片も羨ましうはありませぬが。
(*5) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 23時半頃
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[中からは苦しそうな呻き声だけが聞こえる。 一瞬躊躇するも、戸を開けて中へ踏み込んだ。]
……これ、は…………。
[苦しげに息をする清楚そうな少女は、臨月のように膨れた腹を抱えている。 ただの妊婦とも思えぬような異様な気配に、男は一瞬たじろいだ。 何故、こんな子がこんな風に……]
(16) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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―スタンフォード邸・客間―>>14 [しばらくの間、“ヒトとしての”諸々の雑談にしばし興じている。 志乃が持参したタペストリーを見ての感想や、ポーチュラカの最近の様子。リンダやソフィアと出会って“友人”になったこと―― そうしてふと、壁の時計を見やる]
リンダや叔母様は、まだ、起きていらっしゃらないのかしら? 少し気になりますわね、私、様子を見てまいります。
[と腰を浮かせ、ソファを立つ。もし良ければご一緒に――と、口にこそ出さぬものの瞳で志乃へ問うてみた]
(17) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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―屋敷内、客用寝室―
……どう、しよう
[昨日は動く事すら苦しかったけれど、今は幾分落ち着いて 少女は誰かが用意してくれていたらしい洋服に手をかけたが 胸がつかえて着られない。 途方にくれたまま、裸体を窓から差し込む朝の日差しに晒していた]
何か……借りられないかしら。 それで、グロリア様にお礼を言って ……嗚呼、でも あんな夢見ちゃった後じゃ、どんな顔して会ったら良いの
[ぺたぺたと素足で室内を行ったりきたり。 揺れる乳房が重くなって、途中で寝台に座り込んだ。 シーツの存在に気づき、ずるりとベッドから剥がす。 とりあえずと白い其れを身に纏うことにした]
(18) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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これは苦しいだろうに。 …医者を呼んで来ようか?
[それでも、腹を抱えて苦しげに息をする姿が哀れで、おずおずと傍らへよると、そっとその腹をさすった。 今にもはちきれんばかりにパンパンに膨らみ、時折ドクドクと脈打っているようにも見えた。]
(19) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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[グロリアからの屋敷への招待に苦笑していると、マリーが少し不安げに瞳を揺らしているのが見えた>>3:14
マリーが凌辱される切欠であり無残な事をされた男を信頼する様子に噴き出しそうになる]
(ほんとによいお育ちで)
[あまりに強烈な体験が現実と幻想の境を曖昧にしてしまったのだろう。 ならば暫くイイ男を演じたままの方が得か、と思えば、マリーに近付いて軽く頭を撫でた]
身内がグロリアさんとか、奇跡と言うか本当に運命かもな。 甘えてゆっくり休めばいいんじゃねえか。
俺は常に暇人だから、またすぐ会える。
[そう笑い掛けた後、グロリアとバーナバスに軽く一礼した]
(20) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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