184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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カリュクスに1人が投票した。
デメテルに8人が投票した。
デメテルを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、カリュクス、櫻子、オスカー、ジェフ、ヨーランダ、ニコラス、リツ、ケイイチ、デメテルの9名。
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[少女が一番最初に覚えたのは優しい唄だった。]
The rose is red, (薔薇は赤い) The violet's blue; (菫は青い) Pinks are sweet, (ピンクは優しい) And so are you! (あなたもきっと、優しい人!)
[ 祖母が伝え、母が歌った唄を、幼かった少女もたくさん覚えた。物覚えの良かった少女の事を、母は自慢の娘だと褒めて、いつも笑っていたから。]
(0) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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[だから 母 が 笑わなくなってからも
少女はきっと、母には笑っていて欲しかったのだろう。
勉強を頑張れば褒めてもらえる 賞を取れば褒めてもらえる 良い子でいれば褒めてもらえる
そう信じていた少女だったが
現実は、あまりにも非情で。]
(1) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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(憎い……)
[テストで一位を取った日、自分は家に帰ったら父親の機嫌が悪かったので地下室に閉じ込められて一晩中"腹いせ"をされたというのに、二位だった子は大層褒められて家族で楽しく外食に出かけたということを聞いた時]
(妬ましい……)
[好きになった人が出来て恋人になれたと思ったら、口の軽い妹が父親にワザとバラして、彼との仲を引き裂かれた上に、その後一週間も地下室から出してもらえずに、慰み者にされた時。] (どうして私だけ……こんな目に遭うの……)
[堕胎をするために行った産婦人科の待合室で、幸せそうに大きなお腹を撫でる若い夫婦を見た時]
(不公平だわ。あんまりよ。こんな絶望的な人生ってないわ。みんな不幸になればいいのに。私よりも不幸になって地べたに這いつくばって涙を流して私の靴底を舐めればいいんだわ!)
[妬む少女は、人生の節々で他人の幸せと自分の不幸を比べた時に、狂っていった。]
(*0) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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[全てに絶望している少女の心の中に『いっそのこと殺してくれ』と願うほどの想いがあるのは事実>>1:*62。 しかしそれ以上に、妬む少女は、恨みを募らせている。
自分よりも容姿が優れた者 自分よりも頭脳が優れた者 自分よりも身なりの良い者 自分よりも愛されている者
その全てが憎くて、妬ましくて、たまらない。 ――本人でさえも気づかぬうちに、妬む心は彼女の中に深く深く根ざして巣食っていたのだ。]
(*1) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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(どうしたら他人は不幸になるのかしら?
私がこんなに不幸なんだもの、他人だって不幸になれるはずだわ。私は 親 切 に も 苦労を教えてあげてるのよ。そうよ! なんにも不幸を味合わずに生きてきたら、後できっと苦労するに決まってるものね???
だから私は悪くないのよ。 私は悪くない。
私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない――)
[妬む少女は、自らの死を願う。 けれどそれ以上に、他人の不幸を心から願うのだ。 どうせ死ぬのなら、自分よりも他人を蹴落としてからのほうが溜飲が下がるというもの。そうすれば自分は『底辺』ではないのだから。
そう、例えば。 もしも、あの黒髪の身なりの良い女が、舌を失ってまともに話すこともできなくなったと知れば、手を叩いて喜ぶほどには。*]
(*2) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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[ふわふわとした浮遊感。 誰かの温もり。 穏やかに抱きしめられたのはいつ振りか。 厳格な父は自分をそんな風に抱き寄せたことは子供の頃でも少なかった。 母は早くに亡くなった。 継母にそれを求めようとも思わない。
────兄様。
優しい温もりの記憶は兄とのもの。 頭を撫でてくれる大きな手。 それでも抱き寄せられるような事は終ぞ無かった。 気高くあれ。 美しくあれ。 そんな風に育てられてきたのだ。 そんな自分がこんな風に終わるなんて]
(2) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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自分も死霊として蘇られるならば あの男、赦さない
(*3) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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[ガチャガチャガチャリ、不快な金属音が耳に響く。 何故その音が今聞こえるのか、今自分はどうしているのか。 温かい。もう少しこの温もりに身を委ねていたいのに、なんて騒がしい。 不愉快な音に眉を寄せる。 睫毛を震わせ薄っすらと双眸を開き────]
────ひっ?!
[間近にあの憎い男の顔。彼方も若しかしたら、驚いていたのかもしれない。 自分が頭を預けていたのは裸の胸。瞬間、ジワリと涙が滲み酷く混乱してしまう。
何があった? 何があった? いったい何が?!
しかし相手も酷く驚いて自分を落としてしまったのなら(>>2:207ニック)]
(3) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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いあっ?! あいをああ……………っ!!??
[そのまま尻をしたたかに床に打ち付けては呻き、思わず相手に抗議しようとして気付く。 口の中に在るべきものが、無い。 それでも声帯は回復したものだから、声は出せるのだが不明瞭な音に目を見開き両手で口元を押さえた。 喉元を摩ってみる。痛みは全く無い。 だが動かそうとしても、口内に舌は無い。 さあっと青ざめ────ここに来て漸く、己が男にした事、男の身に起きた事、そして今まさに己の身に起きている事が合致する]
(4) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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(あ、あ────あああ!!!)
[目の前が真っ暗になる。此処では死ねぬのか。 死んだとて、一瞬の安らぎを得た後に蘇ってしまうのだ。 しかし、ならば自分はどうすれば良い? 目の前の男とて、刻んでも恨み晴らしても蘇ってしまうのではないか!!!
────あゝ、でもそれならば。 体の一部を失いながらも蘇ってしまうなら。 そんな化物になってしまっても、失いたくないものが、あった。
それは先程も守り抜こうとした魂、自尊心。 それならば己の声くらい、くれてやろう。 そう決意したからこそ、娘は青ざめながら暴れる事もなく、口元を抑えジッと目の前の男を見つめていた]
(5) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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[己の女体を弄ばれるよりは、余程良い。 未知のそれを為され、女子としての器官を悪戯に保存され、それでも生きねばならぬより。
余程、娘にとっては]**
(*4) 2016/02/28(Sun) 08時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/02/28(Sun) 09時頃
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[ノブを回してみたはいいが、どうやら中から施錠されているらしい。…あの男の仕業だろう。 困り果てて嘆息の息を漏らす。嗚呼、せっかくの美しい人形を床に放置しろと?────そう思えば、穏やかな性格の男には珍しく、やがて怒りも湧いてきたかもしれない。
だからこそ、彼女>>3が目を覚ますことに気づくのが少し遅れたのだ。]
「────ひっ?!」
……っ!?!!
[一度自分の身に起きたこととはいえ、すっかり忘れていた。 突然動き出し、涙を滲ませる"人形"を手から滑り落としてしまったのだ。…恐らくドサリ、と鈍い音が響いたに違いない。尤も、彼女が臀部から着地したのならそこまでの衝撃はなかっただろうが。
ああ、そうだ。すっかり忘れてしまっていた!
自分が何故あんな真似をしようとしていたのか。そう、この空間には「死」がないという可能性を考えてだったのに!]
(6) 2016/02/28(Sun) 10時半頃
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嗚呼!申し訳ありません、マドモアゼル…!お怪我は……?
[それでも相手が動くものだと認識したのなら、しばしの沈黙の後彼女の前に手を出そうとしただろう。その表情はひどく残念そうに眉が下がり、口元は笑みを浮かべようとしながらそれができずにいたが。
彼女の喉から漏れ出した声は、文字通りただ漏れただけで、ただの音の並びにしかなっていない。────ああ、より一層醜くなってしまった。
それでもこうなれば彼女>>4はその醜さを意識し、声を出さなくなるのだろうか?それならば僥倖だが。と口元を押さえる姿を眺める。]
…ああ、そういえば服の乱れを正すのをすっかり忘れていました…!これでは抱き締めて嫌がられるのも当然ですね…
[彼女は差し出す手を取ってくれただろうか?取ったならば立ち上がらせてからシャツのボタンだけでも締めただろうし、取ってもらえないのなら、シャツのボタンを締めた後にその手をこちらから取って立ち上がらせようとしただろう。]**
(7) 2016/02/28(Sun) 10時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/28(Sun) 10時半頃
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[ 再び覆い被さったとき、彼女は何かを枕の下へ隠すように仕舞っていたが、何なのか訊ねることはしなかった。
壊れない玩具を手に入れた喜びと。 今度は自らの手で壊せるという喜びで。 胸をいっぱいに膨らませていたものだから。]
ああ、言われるまでもなく お前の身体を作り替えてやるよ この身体は俺様のもんだからな
[ あなたの色に染めて(>>1:*63)、などと言われればそう返事を。
ワンピースを脱ぎ去った彼女は美しくてごくりと喉を鳴らした。特に傷痕の残っていない首筋が綺麗で、必要以上にキツく吸い付いては鬱血痕を残した。 ペン先で傷つけられた分の上書きのつもりだった。紅く咲いた華を確認しては口許に三日月。
一度使った孔は程よく解れていてズリュ、と呑み込まれていった。血の気を取り戻したそこは先ほどより温かくて心地よい。一度放っていることもあって、律動は緩やかに開始した。]
(*5) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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ああ、いいぜ よく許可を取れたな、良い子だ
[ 触れることにもキスをすることにも快く許可を出して頭をよしよしと撫でてやった。この玩具は特別なのだ。他の玩具ならば許せぬことでも大目にみてやれる。]
あー、気持ち良いな
[ 余計な肉はないのにすべすべで柔らかな女の太腿に腰を包まれれば、その心地よさに僅か表情をゆるくして微笑んだ。それとより深く彼女の内側を味わえて気持ち良い。]
……遅い、 んー、可愛いな
[ キスを所望された時はすぐに触れてこないものだから焦れったくなりこちらから重ねた。股を広げて誘えるのにその様子だけはやけに初心に見えて愛らしい。二度三度と唇の感触を味わい、可愛い可愛いと愛でる。隙間から舌を捻じ込めば、彼女の口腔から鉄の味が伝わり、やはり彼女は一度死んだ筈だと再認識する。
彼女だけが特別なのか。 だって死体が起き上がる筈ない。鍵の埋まっていた男のように、普通なら。]
(*6) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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( …………俺のナイフ )
[ か細い身体をぎゅうと抱き締め深く突き続けていれば、振動でズレた枕の下から覗くものがあった。その形状は自身の所有物に違いない。
何故彼女は隠したのか、などは気にならない。
ただ自然な動作でナイフを掴んだ。]
はぁ…ヨーランダ、大好きだよ…
[ うっとりと顔を見つめながら壊れない玩具に告げると、上体を起こして腰だけ振り続けて。目の前で刃を展開する。
彼女は肉茎をねじ込んだときなどの様に抵抗の姿勢など見せなかったように思う。
秘められた願望も背景も知りはしないけれど。
何度怒りをぶつけても壊れない玩具。 それを愛する自身が許されたように錯覚して。]
(*7) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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……愛してる
[ 逆手に握ったナイフで、彼女の胸を勢い良く刺した。心臓をひと突きしてやれば苦痛はなかったかもしれないが、反応が見たくて
あとやっぱり今度こそは本当に死んでしまうんじゃないかって
そうなったらやっぱり詰まらないから
彼女の内部を突き上げるのと、ナイフを突き下ろすタイミングを合わせて、幾度も心臓の周りを穿った。幾度も幾度も幾度も。]
(*8) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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あーまた射精る…! ヨーランダの膣内は気持ち良いなァ…!
[ 彼女が"自分が死ぬなら先に誰かを蹴落としてから"などと抵抗しても止まらなかっただろう。そうでなければ終始可愛い、と唱え続けて。何れにせよ恍惚と笑んでいたのには違いない。
埋め込んだ肉茎が一層質量を増し欲を体内にドクリドクリと放つ。それと同時に彼女の心臓に刃をグサリと突き立て──"壊した"。]
(*9) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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[ 絶命した彼女を見つめる瞳に篭るのはほんの少しの不安と、大きな期待。子供のように純粋な煌めきがあった。
動き出す彼女を認めては、胸に温かいものが拡がり、彼女への愛が高まったに違いない。
けれど、息を吹き返した彼女が真っ先に視界に入れるのは男のニヤリとした悪い笑みだろう。 他人の不幸と自身の死を願う彼女にそれはどう映ったか。]
嗚呼、お前は本当に可愛いな……、 さ、次はどうやって壊そうかなァ
[ ──────そうして、 幾度も破壊し、再生を繰り返させたことだろう。
相手はどんな顔をしていたか。 嫌がってはいないようなら優しく抱き締め幾度も口付け愛を囁きながら──男が疲労を覚えるまで最低でもあと五回は性交と破壊を行った筈。
死ねぬことに絶望して反応が薄くなるようなら死体とそう変わらず解放するのはそれよりやや早かったか。それでも初めて手に入れた玩具に対する愛おしさはきっと変わらない。
苦痛に歪む顔か、それとも花のような微笑みか。どちらも大切に気ままに愛でるのだった。]
(*10) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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[ 腹の虫は幾分収まった。全身に撒き散らし撒き散らさせた白濁と鮮血をシーツで拭ってやりながら唇にちゅ、とちいさくキスをして。頬を撫でる。
覗き込んだ先は相変わらず光の差し込まない瞳だっただろうか、それでも宝石のように貴重で愛おしい。]
……ヨーランダ、これからどうする?
[ 裸体のまま、問い掛けた。血塗れのナイフは枕元。
ここには幾つかの家具しかないようだ。囚われの身、何時迄も留まってはいられないだろう。運動をして、すこし空腹や口渇も覚えていた。
鍵の埋まっていた死体の背中に書かれた文字が未来を生きる男の中で真実味を帯びてくるのは、出口がどこにもないと気付いてからになるだろうか。 或いはどこからか、天の声でも聴こえてきたなら話は別だろうが。]
(8) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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[男の思う通り(>>7)、娘はもう言葉を発しようとはしないだろう。 口元を押さえたまま青い顔をして男を睨む。しかし、今ここで相手に手を下すのは憚られた。
どうやら死なぬ。 然し、相手は先程喉を狙っていた。 喉奥を傷つけ────声そのものを奪おうとしていたのかもしれない。 何故なら"人形"は喋らない、動かない。 まだ動きはするが喋らずに居たならば、恐らくはもう何も奪われまい。
────奪わせてなるものか。
先程男も言っていた。 ハンブラビ法典。目には目を、歯には歯を。 目玉を奪い、声を奪われた。 なら、自尊心を傷つけられた自分が相手に出来る事は?]
………………。
(9) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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[ゆっくりと息を吸い、吐き出して心を落ち着けていく。 そしてゆっくりと両手を口元と喉から降ろしては穏やかに笑みを浮かべて見せた。 差し出された相手の手を甘んじて受け立ち上がる。 そして袴の両側を軽くつまんで、優雅に一礼してみせたのだ。
"御機嫌よう"と言いたげに]
[このままでは相手に意思を伝える事は出来ないがそれでも良いだろう。 相手に背を向け歩き出せば、カツリと足で硬質な何かに触れた。 見れば、血塗れとなってしまったが己の小刀が鞘を抜き身のまま落とされていた。 それを、そっと拾う。 これで何とか、護身が出来れば良いのだが。 何かを話しかけられたとて、今の娘は己を脅かした男には極上の笑みしか浮かべて見せぬのだろう。 "これで良いのでしょう?"と言わんばかりに。 そして、コツ、コツ、と部屋の出入り口に向けて歩き始めるのだ。 生ける人形は、生きているからこそこの男にこれ以上従うつもりはなかったのだから]*
(10) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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[確か彼処にはこう書いてあったか。(>>#1:1)
───最も罪深きものを示せ。 ───その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。 ───『迷える七匹の子羊たち』よ、贖罪せよ。
つまりはその罪深き者は死ねるのだ。 その、罪深き者は死ぬのだ。 あの悍ましい色欲の者は最も自分にとって忌むべき罪を重ねている。 しかし、あの男。 自分を脅かし、その自尊心を傷つけた。 今、1人を示せと言われたならば。
相手に背を向けたその貌。 その瞳には復讐の炎が灯る。 最も罪深き者として、火浦の女を脅かした事を悔いるが良い─────*]**
(*11) 2016/02/28(Sun) 12時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/02/28(Sun) 12時半頃
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── 死体(>>2:209)を見つける ──
[ばさばさと資料を気ままに落とすのにも飽きてきてしまった。 何か楽しい事無いかな、と思うけど無い様なら仕方ない。 そろそろ主が起きてきてしまうかもしれない、と。
けれど有難い事に僕は今日はまだお役御免にはならないみたい。 目の前に転がっている男を見つけてしまったから。 分かってる、コれを見たくは無いだろうって。 だから代わりに僕が見てあげる。]
キヒ……!アハ………!! マッカッカ!
[男の近くにしゃがんでその血溜まりの赤を掬う。 そのままただ何と無く思い至って男の口に塗ってみる。 顔を覗いて"アハ!ニアウ!ニアウナァ!"と笑うつもりだったけど、 もし男が目を開けてしまったら…流石にびっくりして"ギャッ!?"と声を上げたと思う。 開けないならそのまま手を掴んでにぎにぎと遊んで飽きたらまた意気揚々と歩き出そう。]
(11) 2016/02/28(Sun) 14時頃
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──扉の間──
[資料の間を何とか抜けて、元々皆が集められていた扉がズラリと並ぶ間へと向かう。 其処に向かったのは他でも無い。あの死体に刻まれていた文字列をもう一度確り確認する為だ。(>>1:#1) 眉を顰めながらではあったが、首無し男の背後へと周り─────よもや首を切られた男が今更動き出すとも思えなかったが、先のニックや自分の一件がある。恐る恐る様子を伺いながらそのシャツへと手を掛け背中を剥き出しにした。
改めて、其処に並べられた文字列を確認する。 ─────推測ではあるが、この男が"最も罪深きもの"と示され"全ての罪をその命をもって贖罪した"のだとしたら。 他に居た誰かたちは、どうなった? 救われたと言うのだろうか]
(一体、だれがこんな事を─────。 全く、腹立たしい)
[その文字列を確りと頭に刻みなおしては、辺りをゆるりと見渡した。 そして順番にそれぞれの"罪"の扉を開いてみようとするが、何故だか自分では開けられないようだ。 開かれたままの"嫉妬"の扉。 そして自分自身が軟禁されていた"傲慢"の部屋は中を確認できたが…また、念の為に傲慢の扉をピタリと閉ざす]
(12) 2016/02/28(Sun) 17時頃
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(万が一があれば、己の閉じ込められていた部屋に逃げ込めばその身は助かる?)
[それとも。─────女の部屋だけ出入り自由とされた男尊女卑の配置なのか。 まさか、その罪に対応している者で無いと開かないとまでは想像が廻らずにそんな想像に至っては僅かな苛立ちを覚える。 女だからと馬鹿にしてくらるなと。 しかし、扉を順に巡ってみて、数が合わない事にようやく気付いた。 2人の女、5人の男。 1人の首無し男が出てきた部屋は大量の資料が存在していた。 その資料の部屋の奥には更なる扉。 だが、それとは別に、だれも出てきていないだろう扉がここにあるではないか]
(13) 2016/02/28(Sun) 17時頃
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(─────この先は?)
[もしかして、この奇妙な事に巻き込んでくれた張本人が居るのではないか。 もしかして、灯台下暗しで数ある扉のうち、ここが出口であったりしないか。 小刀を握る手に力を込めながら、胸を高鳴らせてそっと扉を開き中を覗き込んだ。 叶うなら、その中へと警戒しながらも足を踏み入れようとするだろう]
(14) 2016/02/28(Sun) 17時頃
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