232 いつかの、どこかの、だれかの話
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、クラリッサ、アシモフ、ハワード、シルクの4名。
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[少女から飛び出た棘が心臓を刺し貫いた時、『悪魔』はくすくす笑みを漏らした。]
『俺は被虐の趣味は無いが、死ぬことも出来ないまま苦痛だけ味わい続けるなどというお前の趣味は到底理解し難いよ』
[好き勝手に言ってくれる。 男も好きで死ぬほど苦しい目に遭っているわけじゃない。]
浅はかな願いだったと、死ぬほど後悔しているよ。
[男の冗句に、悪魔は高らかに哄笑した。]
(*0) 2018/01/27(Sat) 09時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2018/01/27(Sat) 11時頃
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≪gi、gi gigi…≫
はろー はろー ぷらねっと
[これは暗号から始まる物語。 今日は32776回目の送信テストの日。
あの人は、12313回目の送信テストの日。]
(0) 2018/01/27(Sat) 14時頃
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[今日も私はガラクタを拾う。 どっかの誰かもガラクタを拾う。 拾ってアンテナを伸ばして、大きくして。
誰かを求めて発信をする。]
≪pi……gaga、ga…≫
[奪われたノルジスタ。 奪った大地の上には星が踊る。]
人は、失ってから知る生き物だから
[失ってからでは遅いのに 失ったからこそ求めているんだ]
(1) 2018/01/27(Sat) 14時頃
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…ぴー、がががー…
[不謹慎な真似っこ。 ガラクタの上からこんにちは、お星様。 歯車ぐるぐる回る、無人機械の金の音。 遠くから放たれた流星群は、 私のそばに落ちて螺子が飛び跳ねた。]
ひとりぼっちは寂しいから
[誰かの声を求めて。 寂しいから、誰かを願うの。 手を伸ばしても触れられないけど 少しでも貴方の心に触れるため。]
(2) 2018/01/27(Sat) 14時頃
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……。
…あ、……うん…
[たまには、たまにだけど。 ふと思い出すことがあるから。 私はふとこの指を動かすんだ。]
(3) 2018/01/27(Sat) 14時半頃
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≪これは さんまんにせんななひゃく ななじゅうろく かいめのそうしん てすと です
おもいだしたこと あったので きょうの てすと そのはなし します≫
(4) 2018/01/27(Sat) 14時半頃
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──── ── ー
(5) 2018/01/27(Sat) 14時半頃
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『私は、シルク。学者でした。 沢山沢山、戦争をするために機械を、 壊すためのロボットを作ったのです。
私たちが戦っていた戦争を『れいせん』と 誰かが言っていましたが、 もう誰も『れいせん』の意味を知りませんでした。 かつて存在していた言葉は、失われていました。 わたしは知っていましたが、口を出すものなら 殺されることも知っていました。
それでも、戦うように命じられていたから 私たちは機械の身体を動かして、戦いました。』
んん…と、えっと…
『…わたしは、何故やめなかったのでしょう』
(6) 2018/01/27(Sat) 14時半頃
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『かつて向日葵と呼ばれたそれも、 かつて虹と呼ばれたそれも、 かつて太陽と呼ばれたそれも、
とっくに見えなくなりました。 奪われてしまったから、 名前もわからなくなりました。 向日葵とは、どんなものなのでしょうか?』
(7) 2018/01/27(Sat) 14時半頃
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『私は、国を守る為に機械を作りました。 人の手が減って来たので、ロボットの手で数を 補うことにしました。
あの国は、悪だから。 滅ぼさないといけない、そう、習いました。 そこに私たちと同じ人間が住んでいるとは 習ってはいませんでした。
システムエラーが起きるまで、私たちは お互いの正義と理由と、自己欲の為に 科学を利用し、星を、資源を利用しました。
きっと、天罰なのだわ。 …お偉いさんがそう言って、身を投げました。』
(8) 2018/01/27(Sat) 15時頃
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『…システムエラー名は、叛逆、でした』
(9) 2018/01/27(Sat) 15時頃
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『ロボットはロボットを襲いました。 何処の国の所属でもない、“ノルジスタ”を名乗って。 戦争のためにロボットがロボットを作るようにして いましたから、ロボットは止まらない、止まらない。
“ノルジスタ”は敵たる人間を滅ぼすと言いました。 だから、人間の作るロボットをロボットで壊し、 全人類を敵に回しました。
怪音波でおかしくしても、それは思う壺。 落ちたガラクタは大地を抉って、 “ノルジスタ”の上で暮らす人々を殺すのです。』
(10) 2018/01/27(Sat) 15時半頃
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……ええっと、それから…
『ノルジスタは知っていたのです。 人間が人間を殺すために作った機械で 戦ったとしても、それは人間を追い詰めるだけだと。
その大地にある機械に異常を起こして壊し、 壊れた破片や爆発で人間を殺すための機械が 私が作った物でしたから。』
……ノルジスタ、は…幸せ? だったのかしら。ノルジスタは嬉しかった? 分からないや、ノルジスタ。
『もう、この大地は死んでいます。 今はロボットがお互いの命令を続行しているだけ。 私は…わたし、……あれ…』
(11) 2018/01/27(Sat) 15時半頃
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…なんの、はなししてたっけ?
≪めーでー のんさーち おーばー≫**
(12) 2018/01/27(Sat) 15時半頃
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≪Pi──ga、gagaga…≫
…?、……あ…
[新しい、着信だ。 ぼんやりしていた私は、アンテナを見上げた。]
(13) 2018/01/27(Sat) 16時半頃
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[送信テストは終えたけど、 着信はまだ聞いてなかった。 忘れてた、忘れちゃう。覚えられない。
今日はあの人の12313回目の送信テストの日、 新しい話が聞こえるかな…って、 そう思って再生ボタンを指先で沈めたの。
高く高く、聳え立つアンテナよ。 夜空の奥深くから求める電波よ。 誰かの歌声をどうか、私に聞かせておくれ。
もう、壊れた世界で誰かの温もりを感じたいから。]
──めーでー、めーで、 はろー はろー ぷらねっと
[カチリ──…]
(14) 2018/01/27(Sat) 16時半頃
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『…だれか、だれかッ──たす、…』
(15) 2018/01/27(Sat) 16時半頃
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『どっかの宇宙船に告ぐ どうか我が星を助けてくれ
SOS SOS SOS──どうか、どうか…! 空の彼方から機械の進軍がやってきて、 彼等はこう言ったんだ。
この星は我等が植民星とする、と
我等は我等の生きる術があるというのに 奴等は己の生活の為に全てを奪おうとする! 私達はどうしろというのだ、どうしろというのか 見様見真似で作り上げたロボットマシーンも 抵抗すればするほど降り注ぐ雨で消えてしまう』
(16) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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『もうおしまいなのだろうか、 奴等の残骸の一つから私は対抗策として 電波塔の設立を提案し、それを受理されたものの 私の提案は人々をより苦しめただけなのだろうか。
い、ろ、は、に、ほ、へ、と… 奴等に突然生み出された怪物は人々を飲み込んで。 戦車や戦闘機を突撃させたが全て撃ち落とされた。 人々が、文明が、なにもかも飲まれていく。 次々と全てが無に飲まれていこうとする。 ああ!どうして、抵抗するならば 抵抗の心を根絶やしに潰そうとしているのか!
最後の最後に、電波塔の音波で怪物は 苦しげに動きを止めたものの、 人々は既に多くが奪われ、大地はガラクタにまみれた。]
(17) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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『怪音波の影響で、奴等は未だ狂った動きをとる。 同士討ち、だろうか。敵味方も分からずに お互いをお互いで追い詰めている。 いつ、奴等の第2軍が来るか分からない。 分からないから、私は今日も怪音波を流して 大地にいる機械たちに破滅をもたらしていく。
でも、そろそろ、どうにもならないだろう。 怪音波は私が思ったよりも素晴らしい動きをしたが 原因不明のエラーにより動きを止めることができない。 もう、もう…機械たちによる戦争は終わらないのだ。 今日も私の子供がミサイルで死んでしまった。 既に死んだ妻の墓も、この前の大爆発に巻き込まれて 綺麗になくなってしまったのだ。
どっかの宇宙船に告ぐ どうか我が星を助けてくれ
SOS SOS SOS──どうか、どうか…! まだ家族がいる人々だけでもたす…』
(18) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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『…』 ≪gi、gi gigi…≫ ≪Pi──ga、gagaga…≫
『──ッ、…──!!』
≪Bi BiBiBi、Bi…BiBiBi──…≫
(19) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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── ────
(20) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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[あとはそれっきり。 あの人の今日の送信テストも無かったの。]
≪めーでー のんさーち おーばー≫**
(21) 2018/01/27(Sat) 17時頃
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ああ、痛いな、これは。
[男はまるで他人の傷を思い図るような声音を出した……その心臓をまっすぐ棘に刺し貫いているのに、である。口の中に塩辛く苦い液体が溢れてくるのに、男は顔を顰めた。]
っ、すまないね、 ……君の願いを聞いてあげられなくて。
[「しんで」と呟いた少女は、男の腕の中で酷く驚いた顔をしている。無理もない……普通の人間なら喋ることの出来る状況ではないのだから。 少女は可愛らしい顔を歪め(実に人間らしい仕草じゃないか!)その身体から生やした棘を更に二本三本、男の身体に突き刺した。]
(22) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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ねえ、話を聞き給えよ。 死ねないだけで、痛くないわけじゃないんだ。 ……君は、この施設の被験者なのかな?
[新たに腹のど真ん中と眉間を、長い長い棘が貫通していく。腕の中の少女に、どす黒い血がぼたぼたと垂れていくのが哀れで仕方が無い。 ……少女の目は、今や恐怖を宿している。
男はほんの少しだけ申し訳無い気持ちになった。 死ねない化け物と気付かれてしまった時、相手は大抵こういう顔をするのだ。]
(23) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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『可哀想になァ』
[けらけらと悪魔は笑う。]
『気持ち悪い死に損ないめ。』
[悪魔は男を罵る。]
『こんなに吃驚しては可哀想だからお前、ひとつ死んでやれよ』
[莫迦を言うな、と男が返した舌打ちに、悪魔は腹を抱えてみせるのだった。]
(*1) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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