192 【R18薔薇】対魔忍キルロイ
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が8人、聖痕者が1人、人形使いが1人、首無騎士が1人、人狼が1人いるようだ。
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人殺しと一緒にいるなんてごめんだヨ!へ…へっ、部屋に戻らせてもらうヨ!
(0) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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[キルロイ部隊救出作戦から、一週間が経過した。
彼の扱いには議論が紛糾したが、
紋の除外や力の遮断が不可能な点、
調査の結果呪いの効果に嘘偽りがないことが判明した点、
現状彼の体調――性欲の増進以外に問題が生じていない点などから、
医療施設の充実した本部で預かることとなった]
[あれから目立った「魔」の動きはない。
事後処理等に人員が割かれたこともあり、直円の潜伏先の調査は遅れている。
キルロイが耐え抜きさえすれば勝手に死ぬ相手――そんな楽観的な見方も多かった]
[昼過ぎ、キルロイ救出時のメンバーが本部に集められ、キルロイを除いた者達で、現状の情報共有が行われた。
彼の現状の説明の途中で、医療班の一人がこんなことを言った]
「彼の症状は日に日に悪化し、薬でも抑制しづらくなっている。
人の手で解消させることが、呪いの抑制にも繋がるだろう」
[会議はつつがなく終了した。しかし――**]
(#0) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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[キルロイを陥れることは目的ではなく手段。 彼や手篭めにした者達を起点に自身の魔力を拡げ、離れた拠点にいながら気付かれずに基地を「魔」に侵食させるため。 一週間かけて、本部全体に干渉出来るレベルに呪いが進行した]
[ちょうど会議が終わった直後、本部の入ったビルごと、魔力が包んだ。 結界が発動し地上への出口が封鎖され、外部との連絡も不可能になる。 さらに、媚薬に似た効果が彼から施設全体へと侵食し始める]
[淫靡な気はすぐに広がり、常人のスタッフなら隠れて処理をしたくなる程度まで進行する。 時刻は昼過ぎ。大半の戦える対魔忍は仕事に出ており、残っているほとんどは非戦闘員だった。 術の出元は建物全体でありキルロイでないことは調べれば容易に分かること。 一度溢れた力は止まらず、徐々に強くなるだろう]
(1) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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[寝台の上、微睡む彼に声を届かせる。 目覚めた彼は、身体の強い疼きとともに、急激な喉の渇きを覚えるだろう。 通常の飲食物では満たされず、何もかもが不味く感じる。 彼の渇きを満たすことができるのは、ただ精液のみとなる**]
(2) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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――廃病院・地下――
[聖ゲイル病院。 本部から数十キロ離れたその廃病院は、以前から拠点として利用していた。 人払いの術を越えて一歩そこに踏み込めば、異界と変わりないほどの禍々しい空気に変わる。 その地下の一室、複雑な紋様が書かれた円の中心に、男は胡座を掻いていた]
……ふう。
[敵の前ではけして晒さない、笑みのない力の抜けた表情で溜息を吐く。汗の滲んだ額を手の甲で拭った。 眼鏡もなく晒された真紅の魔眼は、キルロイの淫紋を通して本部を見ていた]
一週間はさすがに疲れますねえ。
[約束通り、リツと「遊んだ」後は、術にかかり切りだった。 力を集中した結果、身体は半分本性を晒している。 肌の下に根のようなものが伸びた痕がつき、着物の裾から覗く脚は茶色く堅い。場には無数の赤い花びらが散っていた。些か大きすぎる、椿の花弁。 遠隔で場を掌握するのに、無防備な状態で一週間を費やした。 この状態で攻められれば一瞬で死ぬだろう。キルロイとその呪いは、囮としての意味も合った]
(*0) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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キカ。 煙管下さい。後眼鏡。
[魔眼の影響下に置かれぬよう眼は逸らして、傍らにいた彼にぞんざいに強請った。 一服しながら、ヘクターを通して見た現状の報告でも聞こうと**]
(*1) 2016/06/07(Tue) 07時頃
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和算家 直円は、メモを貼った。
2016/06/07(Tue) 07時頃
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[……改めて、俺の術は無力だと感じる。身体の傷は消すことは出来ても、それは彼にとっての救いだろうか。
手に何者のものとも分からない性が付くのも厭わず、意識のないキルロイの身体に手を翳していく。 額から鼻梁、顎から鎖骨、胸元から臍を通過して……ふと見慣れない紋を見とめて手を止めた]
……。
[刻印に対して意味は無いと分かっていても、消えるんじゃないかって莫迦な望みのままに手を翳す。何度も、何度も。
治療の間、耳には亀吉の慟哭がずっと聞こえていた。 仲間達の生存を希望に、山を調べ始める五月雨とラルフの声も。
俺はただ、消せない傷が多すぎることに重苦しく息を吐きながらただ黙して力を使い続ける。 凌辱を受け、悪魔に紋を刻まれ、この後どれだけ苦しもうと、それでも生きよ、と]
(3) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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和算家 直円は、メモを貼った。
2016/06/07(Tue) 07時半頃
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[解放されてから七日が経った。 最初の三日は死んだように寝ていたらしい。その後は隅々までのメディカルチェックと、隔離されつつ体力回復のためのトレーニングに殆どの日数を費やした。 体力と共に気力も回復し、また以前の威勢の良さを取り戻しつつあったが、首元に何かが触れる度に腰が抜けそうな快感がキルロイを襲うため、いつも着用しているフードは取り外されていた。
身体の疼きは薬で抑えていたけれど、最初は経口薬だったものが、注射、点滴へと変化している。その点滴の液体の色もだんだん濃くなってきていることに、キルロイは一抹の不安を拭いきれずにいる。]
(薬で抑えきれなくなったら……俺、どうなるんだろうな。 考えたくねぇけど、あの眼鏡の言いなりにだけは死んでもならねぇ……!)
[あの三日月のような紅い目が、今でも脳裏に蘇る。そしてあの目を見た後に行われたことも。 後から紋を身に受けたことをかなり糾弾されたが、検査だろうがなんでもしろ、耐えりゃいいだけだろと意地を張った。不安が無いわけではない。それでもこの呪いに耐えきり、弟を救う。使命感と対抗心を燃やすことで、心に忍び寄る影を払おうと決意していた。]
(4) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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― 病室 ―
[その日も眠気に誘われるままに、昼前から自室のベッドですやすやと寝息を立てていた。が、]
――――!!はあっ、はぁっ、はっ、……
[夢現つの微睡みの中、忌まわしい男の声が聞こえた気がして飛び起きた。 壁を背にぐるりと室内を見渡すが、人の気配もない。]
(……夢、か?クソ、最悪な目覚めだな)
[夢にしては、いやにリアルだったが――いや、気のせいだ。ゆるく首を振って、声の名残をかき消した。 見渡した時に見つけたが、ドアの近くにトレイが置いてあった。その上には、カツサンドと、お茶のグラス。時計を見ると、眠っている間に昼食の時間は過ぎていたらしい。 医師は性欲を睡眠欲に変換させているとか言っていたが、全く効いていないと思えるほどに身体は熱い。]
んぅ……っ、……これ。四井か?ありがとな。 いただきます。
[起きてから飢餓感のようなものが激しく、心遣いがありがたい。 誰にともなく礼と食前の挨拶をきっちりとしてから、トレイのカツサンドに手を伸ばし、かぶりついた。]
(5) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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[戦闘から帰って来て、四井は正式に、対魔忍への復帰を司令部へと申し出た。 過去のことや、途中はぐれたりしたことに対する説教も受けたが、現場で共に戦った忍の証言などもあって、ひとまず復帰は受理された。
しかし、ブランクのあるものをすぐに現場に出すわけにはいかない。また、料理人を急に辞めて、その穴がすぐ埋まるわけでもない。
そのため、四井が現場でも耐えうる戦闘力を持つまで、また料理場の新人が、四井がいなくても使い物になるまでの引継ぎとして、 しばらくは前と同様料理人を続けながら、対魔忍時代のような訓練に励むこととなった。
……キルロイを救出してから、一週間。 決して無事に助け出せたとは言えない。彼の首元には、くっきりと魔の紋様が刻まれてしまった。
当時救出に当たったメンバーが会議で招集され、 そこにはもちろん、四井も含まれていた**]
(6) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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…………?
[おかしい。味が殆どしない。 食感は確かに大好きなカツサンドの筈だが、噛めば噛むほどなんだか不快な感覚に思えてしまう。ごくり、と一口目を飲み込んだだけで、これが本当に食事なのか分からなくなった。]
……なんだ、これ。
[医療班が追加の薬でも入れたのか、悪くなったのか。飢餓感は一層増してしまったような気さえ覚える。 傍の茶を飲んでもそうだ。えぐみのようなものが強くなりすぎて、とても飲めたものではない。]
まともなメシねぇのかよ……。
[これが医療班の治療だとしたら、さすがに文句も言いたくなる。今日は身体の疼きも酷い。 ――実際は、最早点滴程度では抑えきれぬものになっているのだが、針を抜いた途端、薬で抑え込んでいる本来の欲が彼に襲い掛かるだろう。それに気付かぬまま、この点滴も効かねぇじゃねえか、と舌打ちをした。 トレイを右手に持ち、左手で点滴スタンドを押して、ひとまず部屋を後にする。]
(7) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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っ……ふ、……
[からからから、とスタンドが転がる音を響かせ廊下を彷徨う。熱に浮かされたような疼き、喉の渇きはますます強くなっていく―― 扉を挟んだ隣の部屋の中、近くのトイレ。彼が通った付近では、その淫気に当てられたスタッフたちの方がより酷い有様だった。 彼が通った後の廊下には、人々の荒い息遣いや控えめな水音が漏れ始める。 まともな食事か、疼きを抑える薬。それらを求めて今は歩くだけ。**]
(8) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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――一週間後・本部――
[全身を拘束具に包まれて、尋問を受けた。 いかに拷問まがいのことを行われようと、少年に行われたことへの言及になると、口を噤んで話さない。 しかし四日目になると、おずおずと喋れるようになった。 曰く、痺れ薬を投与された、血を抜かれた、性器を嬲られた、部隊や本部の情報を尋問された、耳と尻尾をひたすら愛でられた、等。 日を重ねるごとに喋れることは多くなり、落ち着いた様子になった]
[つまりは完全な掌握を受けて真実は語れず、ヘクターという男の精神は声無き咆哮を上げていたが──誰も気付くことはない]
[いくら検査をしても、身体、脳ともに異常はまったく見当たらない。 やがて魔の軛から徐々に離れ、正常な受け応えが出来るようになったと解釈された。 怪我も完治し、会議の当日ぎりぎりに、要監視の状態で隔離が解かれた。 あの夜の手錠よりも強力な、肘から指先までを覆う拘束具で後ろ手に縛られ、口元から顎までを特殊な鉄のマスクが覆っているが──喋ることと自分で動く程度は許された**]
(9) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
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― 七日間の間 ―
[諸般の検査や尋問を終え、監視付きで隔離を解かれるまでには丸々三日を要した。 それでも三日で済んだのは、キルロイのように目に見える紋もなく、尋問にも協力的であったこと、理性が欠けた様子もなく、何より非戦闘員である故に己の状態は然程重要視されなかったのが要因だ。 それに加えて、キルロイに刻まれた紋の解析の為に使える人員は多い方が良いという組織の意図もあっただろう。
監視者として割り当てられた者は、早々に己の傀儡にした。 それ以外は組織の指示する通り、キルロイの紋の解析に協力をした。 日に日に強くなる薬の成分の調整も己が受け持った。 研究者の中でも特に長く、キルロイに接している人間であったからだ。 彼の食の嗜好も、生活習慣も、己が最も良く知っているし、それに見合った適切な処置が可能だから。 薬の効果は組織の望む通りのもの。余計な混ぜ物もしていない。
――――独断は、七日間の間に、一度だけ。]
(10) 2016/06/07(Tue) 08時半頃
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[キルロイが目覚め、諸々のチェックや面倒な手続きを終えて解放された最初の日。 性欲を睡眠欲に置き換える薬でぐっすりと眠っている彼の病室を訪れた。
彼が本部に戻った時から、ずっと己を煽るものがある。 それは、彼の首に刻まれた淫紋。直円の魔力が宿るもの。]
……はぁ、 はぁ、ッ……
[眠るキルロイの腹の上に跨り、その首に舌を伸ばして紋の上を粘膜でなぞる。 そこに込められた魔力を――直円の気配を掬い取ろうとするように、何度も何度も、紋の上を唾液で汚していく。
紋に触れられる度、キルロイが快感を覚えることはバイタル値の計測で明らかだ。己の行為が眠る彼にどんな影響を与えるのか興味深くはあるが、それよりも収まらない熱を収める方が優先される。 ちゅ、ちゅ、と痕を残さぬよう柔く唇を落としながら、紋に宿る直円の気配に欲情し、自らの中心を晒して手を添える。 既に硬く張り詰め、どくどくと脈打つそこを扱くと、すぐにぐちゅぐちゅと淫らな水音が響き始めた。]
(11) 2016/06/07(Tue) 08時半頃
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ぁ、ああ、ッは、ぁ、直円、さま、ァ、あ、―――!!
[幾らか抑えた嬌声が届く扉の外には、己が傀儡とした医療スタッフが控えているだけ。 キルロイの首をどろどろに汚しながら、愛しい名を呼べば、呆気なく絶頂に辿り着く。 射精の間際、重い腰を持ち上げて、紋を己の精液で汚した。
もしキルロイが目を覚ますようなら、一度そっと唇を重ねて、ほんの少量の毒を含ませる。]
……僕が此処に来たのは、君の様子を見る為だ。 僕は、君の様子を見るだけで、立ち去った。 君は、何事も無かったように、再び眠る。
[精神を縛るまでには至らない微かな毒でそう暗示をかけ、この一晩の記憶を消す。 己の痴態を知るのは、直円だけで良い。 吐き出した精液を、再び紋を舐りながら舌で清めてしまえば、後に残るのは微かな青臭い匂いだけ。]
…………おやすみ、ロイ。
[そう囁いて病室を去る姿に淫らな行為の名残りはなく、今の己は間違いなく、彼のよく知る幼馴染そのものだった。]
(12) 2016/06/07(Tue) 08時半頃
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ー 一週間後 自宅 ー
[ごとり、と床を打ち付ける鈍い音に、暗闇の中目を開けた。 仕事から帰った後酒を開けたのは覚えているが……ワインを3本ほど飲んだ辺りからの記憶が無い。身体を横たえていたソファから身体を起こし、頭を掻く。 今しがた手から転がり落ちた空のワインボトルが床に転がっているのと、ローテーブルの上には酒瓶やら缶やらが所狭しと並べられている]
……ゥ、
[胃からせり上がってくるものを感じて慌ててその辺のビニール袋をたぐり寄せると、胃の内容物を思いっきり吐き出す。何も口にせず酒ばかりを入れていたせいか、思ったほどの量も出ず、モヤモヤとした感覚だけが胃の腑に残った。
まだ夜明けも迎えぬ空は、一筋の光も与えてくれない。どう、とまたソファに倒れ伏して目を瞑り、ただじっと、音のないリビングで一人朝を待とう。 固いウレタンのアームレストに頭をもたせかけながら、いつも自分を受け入れてくれる柔らかい膝の感触をぼんやり思い返していた]**
(13) 2016/06/07(Tue) 09時頃
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― 一週間後 ―
[この一週間の間で、己の解析は大凡終了した。 毒を含む体液の中で、最も用いやすいのは唾液だが、最も効果が高いのは血液だということが明らかになった。 つまり、この神経毒を含むのは、血液と同様の成分を含む体液と考えて良い。
己の身体から抜いた血液の成分を解析し、相性の良さそうな魔物の体液と掛け合わせて薬も幾つか作成した。 最も重要視したのは、決して揺るがぬ鋼鉄の心をも溶かす薬効の強さだ。 それを含んだ者の精神が最終的にどうなるのかまでは考慮していない。]
(14) 2016/06/07(Tue) 09時頃
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[己はキルロイの救出に関わるどころか、キルロイと共に捕われていた側だ。故に会議に呼ばれたのは、キルロイ救出当時のビル内の状況説明についての証言の間のみ。 議場に己の席はなく、証言さえ終われば外に出される。 正確な情報共有を目的とするならば、それは正しい判断だ。
普段の通り己の研究室に向かう途中、>>8スタンドが転がる音が響いてくる。 己の傍にいたはずの監視者は、キルロイの姿を認めた途端に何処かへと去っていく。 毒を含ませた者は皆、暗示がある以外は普通の人間と同様だ。 彼の発する淫気に充てられたことは容易に知れる。]
……ロイ。どうした? 何があった?
[気遣う素振りで様子のおかしいロイに手を伸ばし、腕を掴もうとする。顔色を伺おうとするように、顔を近づけた。
丁度、会議の終わる頃合いに広がる魔力の気配。 それを察しながら、今はまだ、顔色一つ変えぬまま。]
(15) 2016/06/07(Tue) 09時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2016/06/07(Tue) 09時半頃
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>>15 [朧を、――正確には男を見た瞬間、ずくり、と腰に甘い痺れが走った。 掴まれた腕がびくりと跳ねる。]
っあ、 ……おぼ、ろ。
[覗き込まれた顔を見られるのも、若干の戸惑いがある。目元は潤み、息は弾んで、既に欲を抑えきれていないことは明白だと自覚していた。 それを隠すように俯くと、今度は彼の下半身から目が離せなくなる。
(食べたい。食べたいって何を。……分からない。分からないけど、はやく、欲しい。たくさん、ほしい。)
見つめるうちに口内に唾が溜まり、ごくりと硬い音を立ててそれを飲み込む。どくり、どくりと鼓動の音は増すばかりで――だめだ。おかしい。きっと、きっと薬が効いてないせいだ。]
くすり、……ッ、全然、効いてねぇじゃねえか……っ も、っと、……、、つよいの、くれ……!
[カタカタと食事を乗せたトレイが震える。掴まれた腕を振り払うこともできずに、スタンドにしがみつくように立つのがやっとだ。 それでも顔は伏せたまま。薬を処方したのは朧だ。彼も自分の欲の高まりを知っているのはわかっている。しかしそれを幼馴染の前で剥き出しにすることは、まだまだ抵抗が強かった。*]
(16) 2016/06/07(Tue) 09時半頃
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―あの後/1週間の間に― ……いいえ、
[詫びるヘクターに小さく答え、首を横に振る。こういうところが甘いと謂われるのだろうが。>>0:624 Jと共に本部へとヘクトールを捕縛・確保した後のこと。ラルフより通信が入った。
「>>0:644キルロイ隊長を発見 四井や亀井、五月雨らとも合流してます 魔物かに凌辱された様な痕あり」
(……キルロイ……)
――当然、予期していたことだったが実際に聞くと悔しさに臓腑が焼かれるようだ。
ベネットは指示を出すJの表情を密かに気づかわしげに窺う。――グレイの双眸の色は、常の、静かな冬の曇天のようであったか。 きっと、悔しいであろうに。心情を思い、ヘクトールの手錠に魔力を込める手を、握り締めた。]
(17) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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[指示は直ちにキルロイを拘束、 本部へ帰還せよ――といったところ。
魔にさらされ続けたのだ。 念には念を。浄化をし、回復を以って尋問を試みることになろうが。 ――すでに本部の施設が、朧によって魔の手に堕ちているとはまだ知らない。
救出より帰還した一行は、 顔色が悪い者も多かっただろう。 キルロイを心配し、飛び出した四井などその最たるもの。
>>6 だが、彼の力は確かなもの。 対魔忍への復帰については、 ヤナギ・ベネットも賛成と、その理由を述べて援助したのだ。]
(18) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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[――げっそりと、死んだような顔をしていた中でもう1人、ベネットが特に気にかけたのが布袋だ。]
――椋さん、 大丈夫ですか。
[回復術を使う彼は、 人一倍、死に敏感であるように思う。 今回の現場はあまりに死が多かった。 戻ってきたとはいえ目の前でヘクターが消えて――キルロイと坂町以外の部隊のメンバーは、皆死んで。
大丈夫ですか、なんて 陳腐で無責任な言葉だと思いながら そっと内緒話の様にささやく。]
……酒でしたら…付き合いますよ?
[――答えはどうだったろうか。酒ばかり飲んで、ダメなところばかりだが、ベネットは彼に少し甘い*]
(19) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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ー 会議終了後・廊下 ー
……何だよ、これ
[力の強くない四井でも分かるほど、廊下は異様な空気に包まれていた。 ぎこちない足取りで足早に廊下を歩く人々。 男子便所では個室が満室な時点で異質だが、更にはどの個室からも微かな水音が漏れ聞こえていた。
かく言う四井も、会議が終わったあたりから、体の奥が熱く疼き始めるのを感じていた。
会議中に医療班が放った言葉……『人の手で解消させることが、呪いの抑制にも繋がるだろう』>>#0 その意味が、振り払っても振り払っても頭を占めてしまう。
一週間前、扉を蹴破った際に目に飛び込んできたキルロイのあられもない姿が、脳内を駆け巡る]
勘弁してくれよ……
[明らかにおかしい。自分だけではなく、本部全体が。 その原因が何かまでは、四井には分かり知れない。 煩悩を打ち払うように頭を振って、厨房へと向かった*]
(20) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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―あれから/本部・会議前― [坂町の様子は、人づてに聞くだけ。 明確に向けられた敵意が、酷く堪えているらしいと自分で分析し、額を覆った。どんな顔をして向き合えばいいというのか。否、なんでもない顔をして、冷静に対処すればいいと、そう、頭ではわかっているのだが。]
……、駄目だな、 こんなのでは、J様に叱られる…
[重い溜息。叱られる、とは謂ったものの実際そんなことがあれば冷たい眼で見られ、正論で諭されるだろう。
ふと聞こえる足音に顔を上げた。]
――ヘクター、
[>>9 厳重に拘束された]
出歩いても、良くなったのですね。 …話せるようになったと聞きました。…体調は、如何です?
[彼の精神の叫び、何も知らず。隔離が解けたことを、喜んでいた。会議の時間となれば彼も朧と同じく証言を求められたろう。>>15]
(21) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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戦闘の技術が無い分、知識を蓄えることに労を惜しまなかった結果として、己が修めた分野は多岐に渡る。 秘密裏の組織はその分人員にも限りがあり、与えられる裁量も多い。つまり己は正しく、組織にとって必要な人材となったのだ。]
……苦しそうだね。 でも、今はそれ以上に強い薬は無い。
[>>16言葉に偽りはない。 今、キルロイに投与されている薬は、彼の紋の効果を押さえる成分が最大限に配合されている。]
もしかしたら、紋の働きが活性化しているのかも知れない。 少し、見せて。
[あくまでもキルロイの様子を伺う姿勢を崩さず、腕を振り払われないのを良いことに、空いた方の手をキルロイの首に伸ばそうとする。 伏せられたままの顔はそのままに、黒く短い髪を梳くように指先に絡め、指の腹で頬をなぞり、耳朶を擽り、焦らすような手付きで、ゆっくりと。
彼の視線が己の下半身に向いていることは分かっている。 彼に刻まれた紋の作用の所為だろう。]
(22) 2016/06/07(Tue) 10時頃
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[太陽は翳り、光は弱まる。 それに伴って薄らぐはずの影は既に闇に沈み、一層深さと濃度を増していくばかり。 今のキルロイに眩しさはなく、>>0:616長く己を脅かし、導いた苦しみはもう何処にも存在しない。]
……ロイ、もう少しの辛抱だ。 きっと、みんなが君を助けてくれる。
それとも、僕に出来ることはあるかな。 君を助ける為なら、僕は何でも出来る。だから……
[紋が指先に触れれば、耳元に唇を寄せて、ふぅ、と息を吹き込んだ。そうしてゆっくりと、唇を開き――――]
教えてくれ。 君が、何を望んでいるのか。
[その淫気に引き寄せられている素振りで、甘く、甘く囁いた。]
(23) 2016/06/07(Tue) 10時半頃
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―後:会議終了後― [会議が恙なく終了した後のこと。 急に全身を違和感が包んだ。]
――なに……?
[坂町ほどではないが、 魔の気配を察する能力――半魔故の力があったがゆえに敏感にその気を感じた。>>(1
その場で立ち上がり、あたりを窺う。 妙に体が熱っぽい。]
何か、……おか しい、……
[胸の前できつく手を握り締めた。この感じ、あの淫液を受けたときに少し似ている。だが、影響が広い。周りの役職持ち――特にJに目くばせをして。]
……調べてきます。
(24) 2016/06/07(Tue) 10時半頃
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