253 緋桜奇譚・滅
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[渦潮の中心にいた大蛇は特大の雷を受け>>3:238地に伏せる。
咆哮 悲嘆 怨呪
人身の姿を棄てた後悔が募る。 頑なに拒否した変化は、死の兆しを前に唐突に起きた。
雷鳴に打たれてあげた金切り声は未だ女の声色。 白き身は半身に穢れを宿し、尾の先まで真っ黒に染まっている。]
(20) 2018/11/14(Wed) 12時頃
|
|
────みっともない。 [理は知らない。 この黒は、怨呪>>3:228をかける度に大きく身を蝕む。]
(21) 2018/11/14(Wed) 12時頃
|
|
[見せたくなかった。見せたくなかった。
特大の雷に焼かれ視界奪わるも なんとしても抵抗せんと、 雷気の来た方向に、身を取り巻く大潮の全てをぶつけた。
──ざぁ ────ざぁ
──────ざぁざぁ
──────────────────ざざざざざざざざぁざざざざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
押し流す潮が西へ向かって木々家屋を薙ぎ倒し、路を作る。 そこに敵対者が巻き込まれていようとも、>>4 逃亡を望む大蛇には気づかぬこと。]
(22) 2018/11/14(Wed) 12時頃
|
|
[西へ、鴨川へ行こう。 海水なんて塩辛い、薄汚れた水を洗い流すのだ。
尾から滴る、濁った臭い水を洗い流すのだ。
穢れを移した鴨川がどうなるかなんて 知ら な い**]
(23) 2018/11/14(Wed) 12時頃
|
|
─鴨川─
[河水の匂いに惹かれるように西を目指す。 蛇の巨体をくねらせながら。
落雷に視界を奪われ河を目指す最中 耳にした悲鳴の方向に尾を振れば、 潰れる手応えと共に その声のことごとくは聞こえなくなった。
屍人との争いでの消耗分を、これまでの空腹を満たすよりも、 身に纏う不快感を洗い流したくて、ひたすらに進む。]
(76) 2018/11/15(Thu) 13時半頃
|
|
[たどり着いた鴨川の二条大橋の上、 身の丈八間ほどの大蛇が鴨川に 落ちた。
────ざばんっ
飛沫をあげた先から広がる濁った臭水は、 辺り一面に広がり川の流れに従って、 ゆっくりと範囲を拡大する。
あちこちに焦げ跡と木々家屋をなぎ倒した傷を付けた大蛇の身から、 へどろの黒が和らぐ事はなく、 いつまでも、いつまでも、 血の管を水に浸したかの様に、辺りを染め続けていた。]
(77) 2018/11/15(Thu) 13時半頃
|
|
[どれくらい経ったか、
ずっと、ずっと佇んでいた。
あの時の事を思い返していた。
到底敵わぬ相手に呪をかけた。
殺しても構わない、 敵対者にすら見せる事を避けていた変化が、 死の予感の前に勝手に起きた。
見えぬ中、屍人へ向けて大潮を放った。 あれで消滅していたなら己の溜飲もさがろうものだが…────]
(78) 2018/11/15(Thu) 13時半頃
|
|
[────何故我が身は清められない。
鴨川に汚水を流しても、それはいっときの事。 京を潤す涼やかな流れは、身に宿る黒き穢れを、消す事は出来なくても癒す事は出来る。 筈だった。
京の半分を覆う紅い桜。>>3:73 赤を通り越して緋く。
上空から時折はらりと水面に落ちるそれは、癒しとは遥かに遠い存在。
障りとなりて、水妖を癒さず。]
(79) 2018/11/15(Thu) 13時半頃
|
|
[どれくらい経ったか、そこに唐傘の妖が訪れていた。>>73
黒い汚水の元を辿れば橋脚にすがるように巻きついた、 穢れに染まった白い蛇が居るのが分かるだろう。
視力の戻らぬ蛇は声など掛けられない限り、その場を動かない**]
(80) 2018/11/15(Thu) 13時半頃
|
|
[音もなく落ちる花びら。 河面を揺蕩う黒。 近づく妖の気配。>>81
一向に楽にならない我が身。
綺麗か、風雅か、 閉ざされた視野ならば追手が来たのかとの恐怖心が何より勝る。
大蛇の周囲を取り巻くように双珠が回りはじめ、波が渦潮を描く。]
(83) 2018/11/15(Thu) 18時頃
|
|
その声は………………凛?
[穏やかな声、人前に見せぬ変化を見ても動じない。 凛以外に誰がいようか。]
凛、凛なの…? 見たの…見てしまったのね…
真っ白な白蛇の筈が、こんな風に穢れているの。 醜いでしょう?
[友から石英の髪に赤加賀地の瞳>>1:158と褒められる事を、密かに誇っていた。 愛らしい少女の姿でいれば爺などもちやほやしてくれた。 容姿しか縋るものを根底に持たない自分が他人に姿を見られたからには、 生かしておけない。]
(84) 2018/11/15(Thu) 18時頃
|
|
[醜いかと問う声は涙声。 余裕ぶった声が笑いに来たのかと。 ならば凛であっても許さない。
返事が返る事すら恐れるように、 凛の声の方へ人間の手を模した黒水が立ち上り、 捉えようと*]
(85) 2018/11/15(Thu) 18時頃
|
|
[手探りで、縋ろうとした黒い手は彼女を捕えられず、 締めることも、抱くことも叶わず。>>92
降ってくる下駄をかわすことは出来ない。 身に数多の衝撃を受けながら、火気は纏う水流の前に掻き消えた。]
痛いわ 痛いわ。
やっぱり貴女、私を虐めにきたのね。
貴女も真っ黒に汚れてみればいいのに。 死ぬよりも辛い羞恥が、 貴女にはあって?
[一息には殺さない。 ちょこまかと飛び回る声の元を捉えるにはどうすればいいか。]
(101) 2018/11/15(Thu) 21時半頃
|
|
[黒い水柱をいくつも立てる。 次に返答があれば、声のする方にと網のように投げ、 覆い被せるつもりでいる。
貴女だけ綺麗なままでいるなんて、 冷たい臭い水に溺れて、 死んで*]
(102) 2018/11/15(Thu) 21時半頃
|
|
[飛ばした網も彼女を捉える事が出来ない。>>104]
そう、ないの… 貴女に私の気持ちは分からないのね。
…でも、お姉さまなら────
[考えに耽る間に大口を開けた傘が身の周りの水分を焦がしていく。 身を焦がしていく。]
(106) 2018/11/15(Thu) 22時頃
|
|
[焦げる。深い火傷。避けられない直接攻撃。 痛さにのたうつ尾が跳ねる。 滅茶苦茶に身を振る。 縮ませた身が、一度高く伸び上がって、干しきれない水場に飛び移ろうとする。]
お姉さまならこんな事しない! きっと私を助けてくれる。
ずっと子どもを探している、優しい人よ。 私をいい子だと言ってくれた お姉さま、 お姉さまに会いたい。 今、どうして───
(107) 2018/11/15(Thu) 22時頃
|
|
凛、知ってる?
[お姉さまとは凛の店で会った。 凛の店の近くに宿を取ってると言っていた。 彼女ならいえが今何処にいるか知っているかもしれない。]
(108) 2018/11/15(Thu) 22時頃
|
|
[凛に問う。 今目の見えない大蛇なら、表情は見えず、 どこかへ去ったと言ってしまえば穏便に済むかもしれない*]
(109) 2018/11/15(Thu) 22時頃
|
|
───────────────っ!
お姉さまが、 死んだ。
どうして。
[誤魔化しのない声音は、凛が嘘などついていない事を確信させて]
こちらとあちらの扉って事は、緋桜の…。 見過ごせる筈はないって
どうして。
(114) 2018/11/15(Thu) 23時頃
|
|
お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さま会いたい会いたい会いたい来て来て来て来て来て来て手を取って、抱きしめて、お願い────もどして
(115) 2018/11/15(Thu) 23時頃
|
|
[大蛇の目がカッと開く。 それは視力を伴ったものではなく、 無理に開いた目からは赤い血を流していた。] お姉さまはね、龍神様もお嫁さんなのよ。 虹色に輝く、綺麗な鱗も持っていたわ>>0:253
お姉さまはね、私がいい子でなかったら「おなかにもどす」>>1:79って約束してくれたのよ。
私、いい子でないわね。 私から会いに行かないと…
(117) 2018/11/15(Thu) 23時頃
|
|
[お姉さまに会うためにちゃんとした格好をしなければならない。 お腹にもどすためには大蛇の姿ではだめ。
大蛇はその身を縮めると、人の形となった。 商人の娘の着物があちこち破れ、血は滲み、 顔色は白を通り越した青白さ。
陸地に降り立ち、凛の場所を探る。 探り当てられるならば、 何の防御もなく、凛の方へ手を伸ばす*]
(118) 2018/11/15(Thu) 23時頃
|
|
戦うの。 そうもいかないって。
どうして。
[頑なに拒否するも、だんだんと分かってくる。 分かっていた。
彼女へと伸びる手が、首筋を掴み、女の力で力を込める。 いえの無念を晴らす為に力を込める。
でも、凛。あなた、大事な人を──妖を、京の暮らしを守る為なのね。
────その中に私も含まれて、 いる?]
(131) 2018/11/15(Thu) 23時半頃
|
|
私、凛まで失ったらどうすればいいの…
[震える声。 混沌とした京の町。 諸々の妖怪も巻き込まれて消えていく。
誰が、どういう目的で戦っているか分からない。分からない。
悲嘆にくれながらも、嘘をつかないでいてくれた目の前の凛は信用出来そうな気がする。
お姉さまに会えるなら、凛は置いていこう。
手に力を込めた力を急に緩め、振り落とした。 そして、その場にぺたんと座り込み。 泣いた。 声をあげ、幼子のように泣いた。 会いに行くとしても一時このぐらいなら、 泣いていても許されるだろう。*]
(132) 2018/11/15(Thu) 23時半頃
|
|
[愛しい人。優しい人。 自分が想いを捧げる相手がいなければ、生きている価値は無いと思った。
後追いをする強さを手に入れる前に、 一時一人で泣こうと決めていたのに、
不意に抱きしめられた。
温かい腕の主が大事な妖だと、 そして、まるで責める気のないように、 諌めてくれた。
一度泣き出した自身の身体は興奮を逃すことが出来ず、しゃくりあげ、声が枯れるまま、泣いていたけれども、
彼女の言葉には、ただ無言で、何度も頷いていた。]
(141) 2018/11/16(Fri) 00時頃
|
|
[それまでずっと彼女から滴っていた臭水は、 身の穢れはそのままに、滴る事をやめていた*]
(142) 2018/11/16(Fri) 00時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る