171 獣[せんせい]と少女
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[暫くの沈黙。 とても長いように感じた沈黙も、 実際は、数秒のことだったのかもしれない。
最初に安心が訪れたのは、 ブローリンが笑ったとき>>3:374 パァン、と手を叩く音が響いた、その後は。]
ひゃっ………… !!
[湧き上がる歓声と拍手に、 わたしの体が飛び跳ねてしまう。]
(0) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時頃
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[聞いた事もないくらいの歓声と、 割れんばかりの拍手の音。
暫くなにが起こったのかわからなくって、 呆然と立ち尽くしていた姿を、 ブローリンが見たら笑われちゃうかな?
そんなわたしを現実に引き戻してくれたのは、 駆け寄ってきた、子供達>>3:375]
(1) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時頃
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あ―― いまのは、
[わたしよりも小さな子達に目線をあわせて、 曲の名前を教えてあげる。]
故郷を懐かしむうた、かな?
[故郷はすぐ傍なのに、 帰りたいって歌うのもちょっとおかしいけど。
わたしの歌で、故郷のことを 思い出してくれるひとがいたなら、 それはとてもうれしいなって、思ったり。
わたしはと言えば、故郷を懐かしむ気持ちは、 まだ、抱いたことが無いのだけれど。 いつかは懐かしく思う日が来るんだろうな。]
(2) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時頃
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…… えへへ。
[>>3:376ブローリンの傍に駆け寄って、 やったよ、って得意げに笑って見せた。
緊張の糸が切れたのかしら。 ちょっと疲れちゃったから、 アンコールは難しいかもって、首を横に振っておく。]
こんなにたくさんの拍手を、 もらえるとおもってなかった。 わたし、ここで歌ってよかった!
………… ありがとう、ブローリン。
[これも、ブローリンが居てくれたお蔭。 素敵な音楽を、一緒に奏でてくれたからこそ。]
(3) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時頃
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[ブローリンが差し出した帽子を受け取って、 わたしは、たくさんの人たちの中に飛び込んだ。
よかったよ、って声をかけられるたびに、 心がぽかぽかして、うれしくなる。 こんなにも素敵なせかいが、外にはあったんだ。 込み上げてくるものは、今はぐっと、こらえておいて。]
みんな、聞いてくれてありがとう!
[ブローリンの帽子に次々と投げ込まれるのは、 コインや紙幣だけじゃあなかった。 キャンディーにチョコレート、それにクッキー。 そんなお菓子の姿も少なくない。]
(4) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時半頃
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[聞いてくれた人たちにもみくちゃにされて、 なんとか、ブローリンのところまで戻った頃には、 わたしの髪の毛はぐしゃぐしゃだった。
帽子には、溢れんばかりのお菓子。 お金はお菓子に隠れてしまっているけれど、 決して少なくない量が入っているはずだ。]
おそとは、すごいのね…………。
[とっても楽しかったけれど、 こんなにもみくちゃにされるとは思わなかった。
たくさんのものが入って重たい帽子を抱えながら、 わたしは、気の抜けた笑みをブローリンに向けたわ**]
(5) fumifumi 2015/10/17(Sat) 01時半頃
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[>>15わたしの歌が、 みんなを笑顔にすることができた。
コインをたくさん入れてくれたおじさまや、 キャンディをくれた、かわいい子。 チョコレートをくれたお姉さんに、 頭をくしゃりと撫でてくれたお兄さん。
そのほかにも、たくさんの人。 ありがとう、って言うのはわたしの方なのに、 歌をありがとう、って言ってくれた人たち。
ぽかぽかと温かくなる心。 ブローリンと初めてがっこうの外で演奏した、 トクベツ>>16な日。トクベツな思い出。
この日のことは、一生、忘れる事は無いだろう。]
(60) fumifumi 2015/10/18(Sun) 01時頃
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ブローリンが撫でてくれたときより、 ぐしゃぐしゃになっちゃった。
[>>17跳ねている髪を撫でていたわたしは、 髪を耳にかけてくれたブローリンの手に、 えへへって笑う。
さっきはちょっとしか 撫でてもらえなかった>>14から、 あとで、いっぱい撫でてって甘えよう。]
ブローリンの演奏も、素敵だったわ。 楽器も弾けたのね。
[まだまだ、わたしの知らないことだらけだ。 これからたくさんのことを、 知っていければいいなって、思ったりもして。]
(61) fumifumi 2015/10/18(Sun) 01時頃
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ね、足りるかな?
[>>18広場を離れていくひとたちの中、 さっき少しだけ話した子たちを見つけて、 ばいばいって、手を振った後。
帽子を覗き込んで、ブローリンに尋ねる。 袋の値段がどれ程なのか、 実際見てみないと、わからないけれど。]
…… 財布も買わないとねぇ。
[今までお財布を持つ必要がなかったわたしは、 残念なことに、お財布を持っていない。 一先ずブローリンに袋を借りて、 落とさないように、鞄に入れておこう。]
(62) fumifumi 2015/10/18(Sun) 01時頃
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あっちのほうにね、 そういうの売ってるお店もあるよって、 さっき、教えてもらったわ!
[>>18わたしの指先は、 ブローリンと同じ方向を示す。
あ、おんなじだ。 なんだかおかしくって、 くすくすわらっちゃった。]
良いのが見つかると、いいなぁ。
[そういって笑ったわたしは、 やっぱり、ブローリンの手を握る。 はぐれちゃうのは嫌だもの*]
(63) fumifumi 2015/10/18(Sun) 01時頃
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あ、それじゃあ、わたしが初めて?
[>>69がっこうでは皆知らなかったなら、 そうなのかなって、ちょっと喜んだ。
ずっと知らなかった、っていうのは、 ちょっとくやしいけれど、仕方ない。 だって、がっこうで弾いているところ、 見た事が無いんだもの。]
プレゼント?ああ!あれ! えっとね、ひざ掛けをもらったわ。 これから寒くなるでしょう?
[肩にかければ、あったかくもなるし。 赤いチェックの柄がかわいいと思ったのも、 ひとつの理由だけど。]
(109) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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[繋いだ手をぶらんぶらん揺らしたのは、 なんとなく、楽しかったからだ。
歌うことはうまくいったし、 周りは楽しい空気に包まれている。 なんとなく、浮かれた気分にもなるものね。]
わ、ほんとう?それじゃあ…… 、
[>>71ブローリンの言葉に、わたしは足を止める。 彼が言うなら、『相場』も大丈夫なんだろう。
並ぶ商品のなかから、選んだ袋。 夜の色の布に、お星さまの刺繍。 わたしは、これだ!って思ったわ。]
(110) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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[気に入るものを見つけたわたしは、 ブローリンに、これにするって見せてみた。]
おさいふ?お財布…… 。
[>>71そうしたらお財布のことを聞かれたから、 わたしはまた、商品とにらめっこ。 お財布にするなら、どれがいいかしら?]
あ…… これ!これ、とってもすてき!
[わたしが選んだのは、 赤と薄い黄色のチェック柄。
何でこれを選んだのかって? わたしの瞳の色と、ブローリンの髪の色。 そう見えたから。]
(111) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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[あ、でも、コインは足りるのかしら?
鞄の中からコインの入った袋を探していたら、 それよりも先に、わたしが選んだものを、 ブローリンが持っていってしまった。
あれ、って。首を傾げていたら。 そのまま、包装紙に包まれたお財布を渡される。]
………… いいの?
[>>72きょとん、って目が丸くなったわ。 だって、ブローリンと一緒に旅に出られることが、 誕生日プレゼントのようなものだったんだもの。
だから、ちょっと驚いちゃった。 驚いた後は、じわじわ、心が温かくなってきて。]
(112) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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ブローリン、ありがとう!だいすき!
[両手を大きく広げて、ブローリンに抱きついた。 うれしいに決まってる! 足りないどころか、十分すぎるプレゼントだわ!
ぎゅって抱きついているわたしの頬は、 喜びで、きっと真っ赤ね。]
ずっと大事にするわ!
[ほんとうは、ほっぺにちゅーってしたかったけど、 ざんねん!わたしの背じゃあ、 立ってるブローリンには届かないのだった!*]
(113) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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[そうして、しばらく。
チュロスを頬張るわたしの首には、 お星さまを散りばめた小さな袋。 その中には、大切なお守りが入っている。]
わあ、とってもおいしい!
[カリッとした表面の中から、 じんわりと広がるバターの風味。 おほしさまは、こんなにもおいしいのね!]
(114) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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ぼうちょ……?ひょうめんせき…………?
[でも、ブローリンの説明は、 難しくってよくわからなかったわ。
チュロスを食べながら、わたしが首を傾げたこと。 ブローリンは気付いていたかしら。]
とにかく、すごいってことね。
[結局そういうことにした。 食べたところがお星さまの形になるのは、 いろいろ、工夫した結果なのね、って。]
(115) fumifumi 2015/10/18(Sun) 20時半頃
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うん。とってもすてきな、お星さま。 お外には、わたしの知らないお星さまが、 たくさんあるのね。
[日が沈めば、お星さまが現れる。 でも、お星さまはそれだけじゃあないんだ。
キラキラは輝いていなかったけれど、 こんなおいしいお星さまがあるなんて! ほかにも、食べれるお星さまはあるのかしら。]
次はね…… ――――、
[初めてばかりの一日は、こうして幕を閉じる。 これからどんなせかいを見て行くのか、 それはまだ、今のわたしは知らないこと*]
(116) fumifumi 2015/10/18(Sun) 21時頃
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―ある春の日のこと―
[がっこうを出て、初めての春。 星がよく見えるという国の展望台で、 わたしは夜空の星を指差した。]
あれが、しし座かしら?
[旅の途中で買った、星の本。 まだ買って数ヶ月しか経ってないのに、 ページの端っこはボロボロだ。]
(151) fumifumi 2015/10/19(Mon) 00時半頃
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[せんせいのお星さまを見つけてあげる。 あの日、わたしはそう言ったけれど。
ブローリンのお星さま。 キラキラ輝く、あなたの道を照らす星。 あなたの心を照らす星。
それはわたしでありたいって、 ずっとずっと、思ってる>>2:252]
まだ、さむいね。 ………… くっついても、いい?
[わたしがあなたの星になれるのは、いつだろう。 月に照らされたわたしの髪は、 気をつけて見なければわからない程度、 本当に僅かに、色が褪せていた*]
(152) fumifumi 2015/10/19(Mon) 00時半頃
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― 冬のこと ―
[冬の寒い夜は、部屋の中。 おんなじ毛布をかぶって読んだ、 お星さまの本。
これが見たい、とか。 ブローリンはどれが見たい?って。 そんな話ばかり。 でも、外でお星さまを見ることができたのは、 暖かくなってきてからだった。
小窓からしか星を見れなかったわたしは、 時折ふてくされる事もあったけれど。]
(207) fumifumi 2015/10/20(Tue) 00時半頃
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[外に出たいと強くワガママを言わなかったのは、 彼が、冬を怖れているような……、 ううん、なんか違うわ。 わたしに触れることを、かしら。
兎に角、冬はあまり好きではないみたいだったから、 無理に外に出たいって言うのは、やめた。
ほんとうは、わたしの名前の星を見たかったけど、 冬にしか見れないものでもないし。 それより、ブローリンが嫌な思いをするほうが、 わたしは悲しいもの。]
(208) fumifumi 2015/10/20(Tue) 00時半頃
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[ブローリンは気付いていたのかな。 わたしが、ワガママを言わなかった理由。 彼の躊躇いに気付いていたこと。
冬に対して何を思っているのか、 わたしにはわからない。
理由を問うても、 誤魔化されてしまったらかなしくなるから、 その理由を聞く事も、できなくって。
触れても大丈夫だよって言うように、 たくさん抱きついたり、 手をつないだりしたのだけど*]
(209) fumifumi 2015/10/20(Tue) 00時半頃
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………… きれい。
[>>173本で読んだしし座の神話は、 ちょっと怖い話だったけれど。 夜空に上がれば、とても綺麗。
わたしは指先で、星をなぞる。]
さむいものは、さむいの!
[>>174だって。 ブローリンが、ため息を吐いたから。 考えているのはきっと、楽しいことではない。
いつもなら言わずにくっつくところを、 言葉にしたの。]
(234) fumifumi 2015/10/20(Tue) 01時半頃
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[旅に出てからの約半年で、気付いたこと。 彼は自分の能力の事を、 結構、気にしているみたい。
能力と共に、枯れてしまう草木。 冬には、冬の寒さに枯れた草木に、 思うところ>>172があるみたいだったから。]
……―― せんせいは、やさしいね。 [そういって、ブローリンにもたれかかる。
弱いところを見せてくれない、 やさしい《イジワルな》先生。 あなたに寄り添えるような星に、 なりたいんだけどなぁ*]
(235) fumifumi 2015/10/20(Tue) 01時半頃
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―とある冬の日のこと―
ねえ、ブローリン。 ブローリンはじぶんの能力のこと、きらい?
[旅に出てから、一年とすこし。 宿の窓から夜空を見ながら、 そう、問いかけた。
一年も一緒に居れば、気付いているかな。 わたしが、能力をつかいたい、って。 あまり言わないこと。
時々、練習したいってお願いすることは、 あったけれど。]
(238) fumifumi 2015/10/20(Tue) 01時半頃
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[わたしは好きよ。 その言葉は一旦飲み込んだ。
そう言ってしまえば、 きらいじゃないよ、なんて。 あやふやな答えが、返ってきそうだもの。
わたしの赤い瞳が、ブローリンを見上げる。 窓の外から差し込む月明かりが、 わたしの髪を、月の色に染めた**]
(239) fumifumi 2015/10/20(Tue) 01時半頃
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…………。
[>>249ほら、ごまかした。 ブローリンが言葉を発してゆく度、 わたしの表情は険しくなる。
わたしはブローリンの事が好きだ。大好きだ。 彼の触れたりんごの一生を早送りしたかのように、 赤黒く、細くなってゆくこと>>250も。 嫌いになんて、なるはず無い。
わたしはブローリンのキラキラが好きだ。 彼のキラキラを、これくらい>>251と思った事は、 一度たりともない。
ねえ、ブローリン。 わたしが聞きたいのは、そうじゃないのよ。]
(277) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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ブローリンのこたえは、 わたしの望むものじゃあないわ。 だって、ぜんぶわたしの話じゃない。 ブローリンの話を聞きたいのに。
[ぐっと、手に力が篭る。 わたし、ブローリンは大好きだけど。 そうやって誤魔化すところは、かなしく思う。]
わたしは、
[下唇を噛んだ。
わたしに話してくれないのは、 誤魔化そうとするのは、わたしが子供だから?]
(278) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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わたしは一度たりとも、 ブローリンのことを嫌いと思った事はないわ! これくらい、なんて思ったこともない!
これっぽっちも、一度たりとも! 嫌いだなんて思った事はないの!
[知ってたけど。 やっぱり、ブローリンはいじわるだ。 今日も、こうして誤魔化そうとする。]
そんな誤魔化し、わたしにシツレイよ! ブローリンのばか!いじわる!
[皺が出来る程にブローリンの服を握って、 ぐいぐい引っ張った。嫌がらせ。 零れそうになる涙は、 もう片方の手でごしごし拭う。]
(279) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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