人狼議事


204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う

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【人】 呉服問屋 藤之助

 ─ 十二月二十四日 ─

[ 藤の脚は、緑の無い冬の地を踏みしめます。
ひゅうひゅうと冷えた空気が頬を撫で、ほんのりと首を縮めました。
プレゼントを落としてしまわぬように、もう一度抱き直します。

ふと、小さな子供が此方を指さし、手を繋いでいる母親に何やらを訴えかけている様子が視界に入りました。
母親は申し訳なさそうに会釈をするので、藤は会釈を返しながら、小さく手を 振らせ ました。

あの二人は、仲良くしてるかな。
掌に触れる柔らかさを感じながら、公園にから出て行った後姿を思い浮かべて青空に描きます。
空以外はすっかり赤と緑に彩られ、街のはしゃぎように自然と心も浮つくもの。

今日は、クリスマスパーティ当日です。 ]
 

(24) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 ─ →サークル室 ─

[ 荷物を一度置いていこうとサークル室を訪れれば、どうやら鍵が開いているようですね。
軽いノックを打てば、躊躇せず戸を開けます。
中には斎藤が居ましたが、それ以上に目を引くのは部屋の装飾でした。 ]


  おはよう、ナオフミくん。
  飾り、すごいね。


[ すっかりクリスマス色に染まった室内をぐるりと見渡していれば、「お前のプレゼントもな」と返されます。
ふふ、と笑い声を溢しながら、藤は得意げな顔で両腕に抱く、実に大きなクマの縫い包みの両手を動かしました。 ]


  可愛いだろ?

 

(25) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ そう、このクマのぬいぐるみこそが藤の選んだプレゼントです。
淡い苺色の毛並みに、深い鴨の羽色の瞳が瞬き、その首には白のレースリボンが結ばれています。

テディベアをソファに座らせながら、藤はポケットへ手を伸ばしました。 ]


  皆が来る前に一服しようよ。


[ 非喫煙者のみでなく、サークル外の人間も来るのですから、臭いには気をつけなければいけません。
藤がサークル室奥の窓を開ければ、一気に冷たい空気が室内に流れ込みます。

斎藤は文句を言ったのでしょうか、どうでしょうか。
何方にせよ気に留めず、窓縁に凭れ掛かります。 ]
 

(26) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 火をつければ、冬景色の中にぼんやりと、小さな灯が宿りました。 ]


  ……ハグするとねえ、その日の
  ストレスが三分の一になるらしい。


[ 煙を肺から吐き出しながら、藤は言葉を落とします。
「だから大きい縫い包みが若干欲しかった」と、口元を緩めながら話すのです。 ]


  俺もいろいろ、調べてはいるんだよ。


[ 眸を細めては、その下に刻まれた隈を歪めます。
煙は寒空へと昇り、見えなくなっていきました。 ]*
 

(27) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 ─ 買い出し ─

[ 少々暇だったもので、時間よりも少しはやく待ち合わせ場所へと着いてしまいます。
物寂しい風が首を撫でつけていくのですから、藤は手をポケットにしまい込みました。

行き交う人を目で追っては、知っている人が居ないかとつい探してしまうのは何故でしょうか。
知った顔を見つけられず、視線を地に落とした時。
ふわりと、耳慣れた声>>70が落ちてくるのですから、藤は顔を上げました。 ]


  急がなくっても、あの人たちは逃げないよ。


[ 髪の尾を揺らしては、後輩の元へ近づきます。
冷え切った地を、靴がさくりと踏みしめました。

しまい込んでいた冷たい掌は、雪の様な少女の、けれど暖かい掌に温められるのです。 ]
 

(80) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 選ばれていくお菓子類に、特に文句のつけようもありません。
スナック類には好みは有りますが、藤は他人の好みを加味してやるような性格をしていないので、問いかけられたのならば自分の好きな方を選びました。

ただ、メンバーの好みの菓子を知っていたのならば、それをひょいと籠に入れる程度のことはしたでしょう。
途中、始田にも「うづ、これ好きだったよね」と、半ば尋ねる様に話しかける姿もありました。

飲み物も同じように任せてしまい、藤はひたすらカートを押します。
酒類の好みは知っているのですから、適当にぽいぽいと籠に入れてしまいましょう。
やはり二度目の買い出しは面倒でしょうから、多少多めに。
勿論、後輩たちに無理やり飲ませる様な人間は、このサークルには居ませんが。
……居ませんよね? ]
 

(81) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ ──── ちらちらと舞い降りる声色は、いつもと同じ。

変わらない響きを持って、くだらない話をするのです。
この前誰が何をした、久しぶりに会ったあの人は面白かった、某教授は気難しい人だから気を付けて。
そんな、 兄 と 妹 の会話を。 ]
 

(82) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ だけれどそれは、起こりもし得ない もしも の話。
貴女が貴女であったからこそ、決して見えない未来。

実らせる気も、叶うとも思われてもいないその想い。
踏み出す勇気も、伝える勇気もかけれらない、想い。

秘められたその気持ちにも気づけずに、藤はただ嬉しそうに笑っていました。
気心の知れた彼女と、買い出しに行ける事を単純に楽しんでいました。

重いものが詰められた袋>>70をさらりとした動作で持ち攫って、代わりにスナック菓子の詰めた袋を渡します。
分かっていますよ、貴女が女の子であることくらいは。
飲み物の詰め込まれた重い袋を運んでいれば、きっと腕が疲れてしまうだろうということくらいは、藤も。 ]
 

(83) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 23時頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  なに、うづ。


[ 久しく呼ばれていない名を呼ばれ、
  藤は溶ける様な笑みを浮かべました。

  あにの かおをして。 ]


  ────── 俺はもう楽しいけれどね。


[ 幸せそうに、目を細めるのです。 ]*
 

(84) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 23時頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 ─ →サークル室 ─

[ サークル室へと訪れる人々は、少々いつもよりお洒落な恰好をしている人が多いですね。
皆を見れば、藤は「俺も気合を入れるべきだったかなあ」と笑いました。

彼等の中でも一段と目立つのは、サンタクロースの格好をした彼女と、その隣のお姫様でしょう。
いつもとは少し違う格好をしてるな。
と、藤はふわりと思い、煌びやかな姿に目を細めました。

彼女の格好は、きっとみんなが声を上げてしまうくらい綺麗で可愛らしいのでしょう。
だって、彼女の為だけのサンタクロースが其の手を持ってして魔法をかけたのですからね。

だけれど藤は、彼女の格好よりも。
この日この夜に、同じ場所に居られるという事実が。
瞳が此方を覗いてくれるかもしれないという期待が。
何時もの様に心地の良い声が聞こえるという幸福が。

心に柔らかな灯を宿らせるのでした。 ]
 

(108) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ プレゼント交換では、渡ってきたのは黒い毛糸の手袋でした。>>54 ]


  いいね。
  丁度、欲しかったんだ。


[ 手にはめては、ぐーとぱーを繰り返し、送り主の後輩へ見せます。

……きっと彼の視線は、あの子の方を向いていること。
パーティの間、食堂で聞いた話を思い出しながら、気付いてしまうことでしょう。 ]


  頑張ってね。


[ 今は駄目でも、この先は分からないのですから。
藤は、手袋のはめたその手で背を軽く叩きました。 ]
 

(109) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ そして、プレゼントを渡す相手は新本の幼馴染のようでした。
じいと此方を見る瞳は、隠しきれない棘の様なものを感じさせたのでしょうか。

とはいえ、藤の意識としては“ハチの隣に良く居る子”という認識でしたので── ]


  あ、“りっちゃん”くんだ。


[ ──などと、軽い声を投げかけたのでしょう。

果たしてあの大きなクマが収まるスペースは、彼の部屋に残されていたのか否か。
テディベアを置くために部屋の模様替えをさせてしまったのならば、少々申し訳ない事をしましたね。
ですけれど、縫い包みに罪は無いのですから、どうか可愛がってやってください。 ]*
 

(110) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 藤は、ちらりと向けられた視線>>75に気付けるほど、人外離れした鋭さを持つ男ではありません。

普段から世話の焼いてくれる人が妙に素っ気無いと寂しいものです。
向ける感情が友愛で在れど、恋慕で在れど、それは変わらぬことですよね。

ですからこれは、想いに振り回された結果では無いのです。
藤は、彼女が一人でいる姿を見つけたのならば、声を掛けに行ったのでした。 ]


  ── ニモ、何貰ったの?


[ 後ろからひょいと顔を覗かせれば、いつものような軽さを持って、尋ねるのは交換したプレゼントの事。
新本の手には、可愛らしい縫い包み>>90があるのでしょう。 ]
 

(119) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 同じ様な質問を返されたのなら「俺は手袋」と、黒の毛糸に覆われた手を振ってみせました。
見せびらかしたのならば満足して、大切にしまっておきましょう。 ]


  みんな、楽しそうだね。


[ 彼女の隣へ居直しながら、サークル室の様子を見ては微笑みます。

きらきらとした飾り付け。
沢山の美味しい食べ物。
その影に、切ない想いが潜んでいたとしても──藤には楽しげに見えました。 ]
 

(120) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  ニモもおめかしして、すっかり人気者だ。


[ 視線をずらしては、話し相手の方を向きます。
煌びやかな恰好をした新本を、じいと見つめました。

先程から容姿の事を皆に彼女が褒められていることは聞いていましたから、ふと不思議になってしまうのです。 ]


  恋人の一人くらい、出来そうなものだけどなあ。


[ と、ともすれば、……いえ、恐らくは、かなり失礼な言葉をぼやくのでした。 ]**
 

(121) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

  
[ 藤は、その音が好きでした。

柔らかな心地で耳に届く、温かい声。>>130
彼女の声が自分の名を奏でれば、何だかとてもくすぐったい気持ちになるのです。

笑い出したくなるような。
やめてと言いたくなるような。
じゃれついてしまいたくなるような。

   ────…………… そんな気持ちに。 ]
 

(138) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ その顔が此方へと向いたのならば、藤はふふふと笑いました。
ちゃんと構ってくれて、喜ばしいのですから仕方ありません。
無視されていた訳でも無いようで、良かったですね。 ]


  俺?
  俺はね、  ── 嬉しいかなあ。


[ 楽しい、と聞かれて、嬉しい、と答える。
それは、何だか見当違いではありますが。
投げ掛けられた質問>>132には、そんな風に答えるのです。

一緒に過ごせることが、嬉しいのですから。 ]
 

(139) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  へえ、オグラちゃんが。
  器用なんだね。


[ 瞳がかち合えば、藤はそうっと微笑みました。
けれど彼女の視線は下に落ちて、つまらぬ心地になってしまいます。

折角楽しいパーティだというのに。
俺も素直に楽しみたいのに。
と、溜息を溢してしまいたくなっては、喉の奥で霧散させます。

新本の手元、見つめられている兎を、藤も同じく見つめました。
生きてもいない縫い包みに、羨ましさなど抱きたくはないのですが。 ]
 

(140) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 苦笑いと共に投げかけられた問>>134に、藤はこてりと首を傾げます。 ]


  褒めては……、いないかな?


[ ただ単純に思った言葉を口に出していたのですから、そこに称賛の意味は込められていませんでした。
何故その思考に繋がったのかと考えては、言葉を落とすのです。 ]


  俺にも、可愛いって褒めて欲しかった?


[ なんて、冗談を言うような声色で。 ]
 

(141) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ モテないよと言われたのなら、モテなくて良かったと思います。
彼女の手を引こうとする人が数多であれば、此方の事など放っておかれるかもしれませんからね。 ]


  二人も居たら、はたかれちゃうよ。


[ くすくすと笑いながら、仕返し>>135を受け取ります。

藤の手を引こうとする人は多かったのかもしれませんが、そんなものを気にする男ではありません。
面倒な声は、素知らぬふり。
この髪を揺らしては、ただゆらりと、手を躱してきたのです。 ]
 

(142) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ ── そして、声が落ちます。>>136

なんだか物悲しい様な、苦しそうな。
この楽しげな部屋には似合わないような音。
いつもの彼女とは、少し違う響きを持っていました。

どうしたのだろう。
と、藤はぱちくり、目を瞬かせました。

交わらない視線と声色に、ぼやりと、酷く漠然とした不安が心中に広がりました。 ]
 

(143) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  ── ふふ。
  何だかその質問、最近よくされるなあ。


[ ですから、そのつぶやき>>-165が耳に入ったとき、息を吐くように肩を撫で下ろしたのです。

なんだ、そんな質問か。
と、この前同じような質問をした後輩を思い浮かべます。
ほら、彼も楽しそうですね。
部屋の様子を眺め、藤はゆるりと笑いました。 ]


  俺は、好きな人居るよ。


[ きりと張り詰めていたような糸が緩むような心地で、言葉を紡ぎました。 ]
 

(144) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  ニモは?
  好きな人、居るの?


[ 後輩との会話を思い返しながら、声はステップを踏むような軽やかさで落とされていきます。
新本と話せることは藤の心を浮つかせるのですから、つい口も回るものです。

聞いたのだから、聞き返しても良い。
そんなことを、後輩は言っていたような気がします。

ああ、けれど、
自分で聞いておいて、なんだけれど、 ]


  居たら嫌だなあ。

 

(145) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 自分の溢した言葉を理解すれば、藤は口元に手を当てて「おっと」などと目を丸くしました。

──…… つい、落としてしまった言葉。
浮つく気持ちのまま、素直に零れてしまった言葉。

それは拾ってなかった事には出来ません。
藤は、時間を巻き戻せるような、魔法使いではありませんからね。

さて、少々困ったものです。
コントロールできぬものと思っていましたが、此処まで持ち主の言うことを聞かないとは、藤も思っていませんでした。
仕方がありませんから、新本の方を向き、眉を下げては微笑むのです。 ]


  そう、俺、ニモの事が好きなんだよね。

 

(146) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 21時頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ そのまま、ふにゃふにゃと形の無い笑みを浮かべては、すうと視線をずらします。

なぜかひどく申し訳ない気持ちになるようで。
居た堪れないような心地になるようで。 ]


  ──、ごめん。
  俺、煙草吸ってくる。


[ と、言っては、藤にしては素早い動作で立ち上がります。
新本の方をあまり見ないよう視線はずらしたまま。
サークル室の外へ出ようと、その髪を揺らすのでした。 ]*
 

(147) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 21時頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 一応、の話ではありますが。
このキャンパスは、全面禁煙です。
廊下でなど吸ってしまえば、注意されるに決まっているでしょう。
ですから、しんと静まり返った外へ行こうとすることは、極々自然な事なのです。

藤はサークル室から幾らか寒い廊下を通って、廊下からもっと寒い外へと歩いていきます。
先までの賑わいは遠く離れ、──……彼女からも。

玄関を開ければ、冷えた風が肌に触れていきます。
コートを着ることもせず外に出たものですから、吐く息は一段と白く見えるものでした。
手袋を持ってくればよかった。
と、藤は、置いてきた黒い毛糸の感触を思い出しました。 ]
 

(192) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 

  あ、煙草……。


[ ポケットに手を伸ばそうとして、そもそもポケットすらないことに気が付きます。
煙草はいつも、コートにいれているのですからね。
それを着ていなければ、煙草もライターも、何もありません。
冷えていく指先をほんの少しでも温める場所すら、ありません。

藤は何だか可笑しくなってしまい、ふふふと息を吐きました。
上手くいかないな。
と、心中でぼやきます。

ずうっと、ずうと、上手に知らないふりが出来ていたのに。
ひょいと顔を出した恋心というヤツは、藤の体をいとも簡単に操ってしまうのです。 ]
 

(195) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ ──…… 藤は、

  さらりと服の上を撫でて地に落ちるような、
  ふわりと肌に触れて水へ死んでいくような、

  ただ、自由気ままに空に漂う、
  そんな、雪の様な男でした。

  ですが、芽生えた想いこそが
  冬の夜に吹かれる風の様に
  藤のすべてを攫って行ってしまうのです。 ]
 

(201) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ 睫毛が、網膜が、凍り付いていく心地がします。
藤は星空へ、静かに目を瞬かせました。

新本がどんな顔をしていたのか、思い出します。
酷く驚いたような、呆然としたような。
そんな顔をしていた気がしますが、果たしてその記憶が正しいのかもわかりません。
平静さを失っていたことを改めて認識させられ、歯痒い気持ちになるのでした。

これだから困るんだよね。
と、藤は星へと目で声を投げかけました。
彼等は真摯にこちらを見つめ返してきます。 ]
 

(202) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

 
[ やがて、静かに瞬いたかと思えば。

──── 流れ星のように煌く声>>158が、藤の鼓膜を揺らすのです。

彼女はこちらへ駆け寄ってきて、藤の手を包み込みます。
何もかも溶かしてしまう体温が、じわりと滲んでくるのでした。 ]


  ……ニモ、


[ 心配するような声と、構ってくれる動作。
自然と藤の顔は、彼女へと向いていくものです。

その瞳は、うさぎではなく、藤を見ています。
凍り付いた睫毛も網膜も、雫になって消えていくのです。 ]
 

(203) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃

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